http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/527.html
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冒頭に転載した図表は、次に示す資料から抽出したもので、感染したヒトが持ち込んだ「新型コロナウイルス」の感染力がとても弱いことを示したものです。
「COVID-19への対策の概念
新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する厚生労働省対策推進本部クラスター対策班
東北大学大学院医学系研究科・押谷仁 」
(2020年3月29日暫定版)
https://www.jsph.jp/covid/files/gainen.pdf
「新型コロナウイルス感染症」は、欧米を中心とした“豊かな先進国”で感染爆発と死亡者多発を生じているのが最大の特徴である。
逆に、サヘル地域のアフリカ中央部などいわゆる貧しい国での感染拡大や死者増加は、WHOの警告とは異なり大規模には起こっていない。
「新型コロナ」はなんとも不可思議な感染症で、公衆衛生インフラが整い、栄養状態もよく、医療体制も優れている“豊かな先進国”のほうが死者がバタバタと出ている。
北朝鮮は、ご存じのように、日本・韓国・中国・ロシアなど隣接する国々と比較すると人々の生活は圧倒的に貧しい。医療体制もお世辞にもいいとは言えない。
北朝鮮は、中国の「武漢封鎖」と同日(1月22日)に中国との国境を全面封鎖した。(むろん、物資を積んだトラックの往来は続いている)
韓国などは、感染者は出ていないとする北朝鮮でも大量の「コロナ感染者」が出ているはずと推測したが、新型コロナウイルス感染症の特性から、感染者は限定的で死者が出ているとしても一桁で収まっていると考えている。
なぜそう考えるのかと言うと、
北朝鮮は「電子タバコ禁止」だが、貧しい国の人々は、紙巻きタバコが数十円で売られており、高価な「電子タバコ」には手が出ないこと。
(先進国では、ニューヨークが典型だが、紙巻きタバコ1箱が1500円程度もするので、同等価格でポッドが手に入って1か月近くもつ電子タバコのほうがずっとお得感があるので電子タバコに向かう)
もう一つは、貧しい国の人々は、「新型コロナ」の二次感染のほとんどの原因であるウイルスで汚染された空気を循環させてその密閉空間に長時間いる人に大量のウイルス曝露をさせるエアコンをあまり備えていないこと。
につきる。
「新型コロナ」の一次感染は「電子タバコ」だが、二次感染以降のいわゆるクラスター(集団感染)は、換気がされていない(されていてもエネルギー効率を考慮して換気ペースが抑えられている)エアコン環境で“すべて”起きている。
「新型コロナ」は、押谷さんが分析しているように、「ヒト−ヒト感染」は極めて限定的で(かつ自然免疫により軽症で済む)、「モノ(電子タバコ)−ヒト感染」・「ヒト−モノ(エアコン)−ヒト感染」で感染拡大が起き、しかも、エアロゾル感染なので肺にダイレクトで感染する可能性が高く重症化しやすいのである。
病院や高齢者施設は、長時間それこそ24時間同じの空間に居続ける人が多くいるので、そこがウイルスで汚染され換気が悪いと感染者が多発する。
日本政府は、私が知る限り、昨年夏から秋にかけて起きた米国の「電子タバコ肺炎」による死亡者多発事件で国民に警告を出していないが、金正恩委員長=朝鮮労働党は、昨年9月の時点で、電子たばこの喫煙と関連して肺疾患で死亡した米国の事例などを紹介し警告している。
[追記]
脱北者が新型コロナに感染して北朝鮮に戻ってきたという今回の話は、南北の出来レースという匂いがする。
その脱北者は、韓国で先月脱北者の女性を性的に暴行したことで、警察の取り調べを受け、今月はその女性を殺すと脅迫したことで再び呼び出しをうけていながら、家を引き払って、泳いで北に戻ったという“韓国の無能ぶり”を示す経緯だからである。
このような経緯は事実なら、韓国の警察はとんでもないレベルで機能不全に陥っていることになる。
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北朝鮮 新型コロナ感染疑いと報道 ケソンを完全封鎖[NHK]
2020年7月26日 13時39分北朝鮮情勢
北朝鮮の国営メディアは、韓国に脱北したあと軍事境界線に近い北朝鮮南西部のケソン(開城)に違法に戻ってきた人物が新型コロナウイルスに感染している疑いがあると明らかにしました。
これを受けてキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、ケソンを完全封鎖したうえで、最大限の緊急態勢をとるよう指示しました。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、3年前に韓国に脱北した人物が、今月19日、北朝鮮南西部のケソンに違法に戻り、新型コロナウイルスの感染が疑われていると明らかにしました。
これを受けて、キム・ジョンウン委員長はケソンを完全封鎖するよう指示したうえで25日、党政治局の緊急会議を開催し、「新型コロナウイルスが流入したとみることができる危険な事態が発生した」と述べて危機感をあらわにしました。
会議では、国内で最大限の緊急態勢をとるとする決定書を採択したほか、軍事境界線のゆるんだ警戒勤務について厳しく指摘し、責任のある部隊を厳重に処罰することを話し合ったということです。
北朝鮮は、新型コロナウイルス対策としておよそ半年にわたって中国やロシアとの航空便や列車を停止するなど、人の往来や物資の移動を制限していることから国内経済が打撃を受けていて、さらなる影響は避けられないものとみられます。
北朝鮮は、これまで国内で新型コロナウイルスの感染者は1人もおらず、安定した防疫態勢を維持できていると主張していました。
韓国大統領府「事実関係を確認している」
韓国大統領府の関係者は報道陣の取材に対し、「関係省庁で現在、事実関係を確認している。今はそれ以上話すことはできない」と述べ、脱北して再び北朝鮮側に行った人物がいるのかや、北朝鮮側から連絡や抗議があったかどうかについて明らかにしませんでした。
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北朝鮮 新型コロナ感染者か 防疫態勢徹底を呼びかけ 党機関紙[NHK]
2020年7月27日 11時55分新型コロナウイルス
北朝鮮で国内に戻ってきた脱北者が新型コロナウイルスに感染している疑いがあるとして最大限の緊急態勢をとっていることを受けて、国営メディアは、「指示には無条件で服従し、応じなければ厳しく処理すべきだ」として、徹底した防疫態勢をとるよう呼びかけています。
北朝鮮の国営メディアは3年前に韓国に脱北した人物が今月19日、軍事境界線を越えて北朝鮮南西部のケソン(開城)に違法に戻り、新型コロナウイルスの感染が疑われていると明らかにし、ケソンを完全封鎖しました。
これを受けて、27日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は社説を掲載し、「新型コロナウイルスが国内に流入したとみることができる危険な要素だ」として、脱北した人物への検査結果が陽性だったかどうかは明らかにしていないものの、危機感をあらわにしました。
そのうえで「誰であろうと指示には無条件で服従し、応じなければ厳しく処理すべきだ」として、マスクの着用や消毒作業など徹底した防疫態勢をとるよう呼びかけています。
北朝鮮では制限をかけながらも中国との貿易は続けていることから国境に近い地域や港で新型コロナウイルスの流入に警戒しなければならないとしていて、水際での対策もさらに強化するものとみられます。
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「感染者はゼロ」の北朝鮮が感染事実を初めて内外に明らかにした理由は?
辺真一 | ジャーナリスト・コリア・レポート編集長7/26(日) 13:09
北朝鮮が突如、南北軍事境界線に近い開城市を封鎖する措置を取った。新型コロナウイルスに感染した疑いのある事例が発生したためだ。
今朝の朝鮮中央通信によると、先週日曜日(19日)脱北者(北朝鮮は「越南逃亡者」と呼称)が軍事境界線を越え、開城市に「帰郷」する事件が起きたようだが、この脱北者が新型ウイルスに感染していたようだ。
「数回検査を行った」と言っているので検査の結果おそらく「陽性」反応が出たのだろう。「白」「黒」が判別していないのに開城市を封鎖し、彼と接触したすべての対象者と開城経由者を徹底的に調査掌握し、検診、隔離措置を取ることは通常あり得ないからだ。政治局の最高幹部らを集め、緊急会議を開いたのは「疑いがある」からではなく「間違いない」からである。
一昨日に「摩訶不思議な北朝鮮 『コロナ警戒中』に平壌に老兵らを招集!『感染者ゼロ』なのにワクチン開発?」という見出しを掲げ、北朝鮮の新型コロナウイルスへの摩訶不思議な対応を取り上げたが、今回の対応もまた意外だった。
(参考資料:摩訶不思議な北朝鮮「コロナ警戒中」に平壌に老兵を招集!「感染者ゼロ」なのにワクチン開発?)
北朝鮮はこれまで「感染者はゼロである」と言い続けていた。今月初旬(7月2日)に開いた政治局拡大会議で「悪性ウイルスの侵入を徹底的に防御し、安定した防疫体制を維持している」と半年を総括し、「感染者ゼロ」は「党中央の先見的な領導力と党中央の命令指示に一つになって動く全人民の高度の自覚的一致性が手にした誇るべき成果である」と豪語したばかりだった。
しかし、国際社会では「感染者ゼロ」は嘘で、実際は北朝鮮国内でも新型コロナウイルスが蔓延し、多くの感染者、死亡者が発生しているとみなしていた。脱北団体や韓国のメディアが伝えていたように仮に「金正恩委員長の指導力」を宣伝するため、あるいは「社会主義医療体制の優越性」を誇張するため「感染者は一人もいない」と「嘘」をついていたとするならば、今回の事例も黙殺すれば済む話だ。なぜ、今回は内外に感染事実、それもまだ疑いの段階なのに公にしたのだろうか?
本当にこれまでは感染者がいなかったのか、それともこれ以上隠し通すのは限界とみて国際社会から医療・人道支援を受けるために公開に踏み切ったのか、どちらかであろう。後者だとすると、発生場所がよりによって先月に南北共同連絡所を爆破した開城であるという点が大いに気になる。偶然の一致か?
北朝鮮は中国と接している慈江道をはじめ平安南道、平安北道、江原道を中心に2万5551人を隔離していたと伝えられていたが、感染第1号がそれら地域からではなく、開城市から、それも脱北者が原因ということにキナ臭さを感じざるを得ない。
仮に脱北者が原因ならば、韓国政府は身元の確認だけでなく、19日までは韓国側にいたわけだから感染拡大防止のため経路を辿るだけでなく、迷惑をかけた北朝鮮に対して何らかの形の防疫・医療協力をせざるを得ないだろう。このように考えると、北朝鮮当局が今後、韓国政府に責任を取らせることを大義名分に南北交渉を再開させ、韓国からの医療、人道支援、さらには経済協力を得ることを目論んでいる可能性も否定できない。
(参考資料:土壇場での対南軍事作戦の「保留」は北朝鮮得意の「手のひら返し」外交!)
さらに、非常拡大会議では現在の国家非常防疫体系を最大非常体制に移行し、特別警報を発令し、「非常防疫指揮部の指揮の下、一つになって絶対服従し、秩序を維持する」ことが強調されていたにもかかわらず、相変わらず金委員長を含め非常会議の出席者ら誰一人マスクを着用してないことも気になる。
北朝鮮ではマスクをしてない乗客のバスや地下鉄の利用を禁じているほど全国民にマスクの着用を義務付けているだけに何とも不自然である。模範を示すべきトップを含む党の最高幹部がこれだと国民に示しがつかないのではないだろうか?
今回の騒ぎを金正恩政権が深刻に捉えているならば、今日にも平壌で予定されている朝鮮戦争停戦67周年に際しての老兵大会の開催を見送らざるを得ないだろう。朝鮮戦争(1950−53年)に参戦した兵士となれば、80代〜90代で、感染すれば危ない年代だ。開城から平壌まで160kmの距離である。
それでも、開催強行ならば、事態はさほど深刻でないということになる。
辺真一ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(〜15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(近著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20200726-00189974/
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金正恩氏は愛煙家だが… 電子たばこの有害性警告=北朝鮮メディア
記事一覧 2019.09.27 17:47
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが27日、世界的に有害性が取り沙汰されている電子たばこについて報じ、注目を集めている。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞はこの日、「世界的に懸念されている電子たばこ」と題した記事で電子たばこについて紹介し、一般のたばこに劣らず有害だと警告した。
同紙は、たばこメーカーが電子たばこについて一般のたばこより安全だと宣伝したために「電子たばこに惑わされた購入者は一酸化炭素やタールのような一般たばこの有害成分から自分を守っていると認識して大々的にこれを購入し、利用し始めた」と説明した。
その上で「しかし、昨今このような見解は完全に覆された」とし、電子たばこにも有毒物質があるとの研究結果や、電子たばこの喫煙と関連して肺疾患で死亡した米国の事例などを紹介した。
特に「電子たばこは青少年に非常に有害だ」とし、「電子たばこは未成年をはじめ、たばこを吸わない人まで喫煙者にする案内者の役割を果たす非常に危険な媒介物になった」と指摘した。
北朝鮮は外国産たばこの輸入を制限し、先ごろ改正された「たばこ統制法」によって北朝鮮内でのたばこ生産も中止するなど、禁煙政策を行っている。世界保健機関(WHO)によると、北朝鮮は電子たばこと無煙たばこを禁止している。
だがこのような努力をよそに、北朝鮮メディアには金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)がたばこを手にしている写真が頻繁に掲載される。金委員長が電子たばこを吸っている姿はまだ確認されていない。
ynhrm@yna.co.kr
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190927003900882
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