http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/405.html
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「第一波」と「第二波」の感染状況グラフ
「第三波」については、NHKのデータを参照してください。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/
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一週間ほど前、
「世界揺るがすコロナ研究不正疑惑 相次ぐ論文撤回 口つぐむデータ提供企業:トランプ愛用?抗マラリア薬“死亡リスク上昇”説も」
http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/296.html
を投稿したが、東京を中心に日本での「新型コロナ」感染増加傾向が続いている。
「第三波」の感染確認者ピークは、たぶん7月下旬から8月初頭にかけてだろう。そして、3桁台の感染確認者は、8月いっぱいは続くと思う。
■現状を“気の緩み”によるぶり返しと考える愚
この現状を正しく「第三波」と理解している専門家や政治家は少ないようだ。いいところ、「第二波」という認識である。
寡聞にして、「第三波」ときちんと認識しているのは、感染拡大動向を見定めるK値の提唱で有名な大阪大学の中野さんと国会でエピセンター説を打ち出した東京大学の児玉龍彦さんくらいである。
最悪の認識は、「緊急事態宣言解除から活動自粛要請の大幅な縮小による“気の緩み”や人々の接触増大で新型コロナがぶり返した」というものであろう。
このようなとんでもない認識では、まともな感染抑制対策も出てこないし、政府がいくら経済再生を願っても人々を消費活動に動かすことができない。
(給与も減らない公務員や年金受給者まで一律10万円を給付したが、それ以降、生活困窮者の状況は改善されていないのにまるで知らん顔の政府や国会は、くそダメのようなところだと言わざるを得ないことは脇においてだが..)
「“気の緩み”や人々の接触増大で新型コロナがぶり返す」という見解に対しては、それがほんとうに妥当性ある認識なら、4月中旬以降、ショッピングや観光で人々が活発に動き回っている中国ではとんでもないレベルの“感染再爆発”が起きていたはずという反論で済む。
中国は、ロシア国境満州や国際空港での帰国者の感染確認及び隔離失敗そして北京の市場に端を発すると見られているクラスター形成程度しか現象していない。
簡単に、「第一波」・「第二波」・「第三波」の分別を行う。
「第一波」は、1月中旬から3月初頭までの武漢型ウイルスの感染拡大時期であり、現状や「第二波」に比べると感染者の出現は極めて限定的なものであった。
※武漢型ウイルスは3月上旬に日本から消え去ったとされている。この経過も、気の緩みで感染がぶり返したという考えの誤りを示唆している。
「第二波」は、3月初頭から5月上旬までの欧米型ウイルスの感染拡大時期である。
「第三波」は、6月初頭から現在まで続く感染拡大期であり、やはりウイルス株は欧米型である。
この分別がなぜ重要かと言えば、グラフを見ればわかるように、「第一波」は、確認感染者数が地を這うような低レベルで推移しているのに対し、「第二波」・「第三波」は確認感染者数が指数曲線的に増加しているという決定的な違いがあるからである。
その決定的な違いが何に由来しているのかを見つけることこそが感染対策の要諦である。
簡単に言えば、新型コロナウイルスは感染力が弱く、ウイルスに感染していた中国人が日本に入ってくることで起きた「ヒト−ヒト」感染は限定的だったのである。(「ヒト−ヒト」感染と言っていいのかという問題さえ提起できる)
一方、「第二波」と「第三波」は、感染確認者が急激に増加している。
その理由は、「第二波」と「第三波」は、主要な感染経路が「ヒト−ヒト」感染ではなく、後述するように「モノ−ヒト」感染という“一次感染”をベースにしているからである。
(「ヒト−ヒト」感染も、突き詰めると、「ヒト−モノ−ヒト」感染と言うことができる。そのモノの代表はエアコンである)
第一波と「第二波」・「第三波」とでは感染拡大状況がなぜ違うのかということを探究しないようでは、医学界は怠惰と無能の誹りを免れない。
この問題は、別の機会により詳細に説明したい。
また、6月初めのホストクラブ関連クラスター発生後声高に叫ばれている「夜の街」感染という物言いは、感染抑制には少しは貢献するとは思うが、重症化抑制にはマイナスに働くものである。
ホストクラブやキャバクラで集団発生が見られるからといって新型コロナウイルスは「花柳病」ではない。
聞くたびに気持ちが悪くなる「夜の街」感染という打ち出しかたは、感染者は風俗関連者であり、感染はいかがわしい接触を通じて起きているという異様なイメージを醸成する。
そうなれば、風俗との接点がない人が感染・発症したとき、検査や診察に行きにくい気持ちを生み出し、重症化を進めてしまう可能性がある。
(PCR検査は、ほとんどのケースで感染力がなくなったときに検査結果がわかるので、感染予防にはほぼ無効の対策である。(ホストの集団“強制”検査は格別の早期発見もあり得るので感染抑制に少し効果があるかも)PCR検査は、医療観察下に早期に置くことで重症化を抑制することに意味がある)
ウイルス感染症には昼と夜の違いもなく、風俗的接待があるかないかで感染が決まるわけではない。
「夜の街」という物言いを善意に解釈すると、“不要不急”で“好ましい場所ではない”そうところに出かけて「新型コロナ」に感染してしまう人を抑えたいということだろうが、トータルに考えるとあまりお利口な策ではない。
特定の感染経路を別にすれば、感染力も毒性も弱いので、全員が感染者であるかもという自覚で必要な対応をする他ない感染症である。
■日本がベトナムやタイより感染や死亡の抑制に失敗しているワケ
「新型コロナ(SARS2)」は、同じコロナウイルス系感染症でありながら地域限定(せいぜい飛び火=トロント)の感染拡大であったSARS(中国南部・香港)やMERS(中東)と違い、まさに全世界的規模まで感染が拡大している。
だからこそ、「新型コロナ」については、世界レベルの感染動向をウオッチし、自国の感染状況がそこからどのような影響を受けているかなどを理解する必要がある。
欧米こそ感染症対策の先進国という“奇妙な”意識にとらわれている山中伸弥さんは、「新型コロナ」について、日本の感染者や死亡者が少ないという間違った事実認識(欧米諸国よりは少ないが東アジアではフィリピンとインドネシアのつぎに悪い実績)に基づき、“日本の被害が少ない”要因をファクターXと名付け探究したいと言っている。
しかし、重要なテーマは真逆で、日本は、「新型コロナ」の感染者や死亡者の抑制において、なぜ、ベトナム(9千万人近い人口で死者数ゼロ)や台湾そしてタイの後塵を拝しているのかなのである。
山中伸弥さんの「ファクターX」概念を借りるのなら、日本と較べ感染者数も死亡者数も圧倒的に少ないベトナム・タイ・台湾に共通する要因は、「電子タバコ」の輸入・販売・使用に関する厳しい禁止政策である。
(ここでいう電子タバコには、ほぼ日本でのみ愛用されている加熱式タバコを含まない)
中国も、「電子タバコ」は使用・販売を禁止していないが、輸入は禁止である。
また、中国発生源説に関連して疑念を湧かせる措置であるが、武漢での感染発生直前の11月に、若者への普及を憂慮し電子タバコ関連製品のインターネットでの販売を禁止している。
「電子タバコ」規制こそが、東アジア諸国における「新型コロナ」被害の“明暗”を決定づけたのである。
日本も、電子タバコに関して、ニコチン入りリキッドの販売禁止という葉タバコ農家に気を遣った規制があることで、西欧米諸国とのあいだで感染者や死亡者に関して“明”の実績を得られている。
欧米諸国と比較したがる山中伸弥さんの“ファクターX”の解は、「日本は、紙巻きタバコや加熱式タバコが人気のうえ、電子タバコのリキッド規制により“ウイルスに汚染されたポッド”が個人輸入レベルに限定され数量が限られていたこと」である。
そして、この電子タバコ問題は、ホストクラブで感染者が多い理由でもある。
TVCFでも一時期出ていた有名ホスト:ローランド(GACTに似た感じのひと)が、電子タバコ愛用者であり、それが、おしゃれ感やクール感を誘いホストのあいだで電子タバコ愛用者(それもガツンと効くニコチン入り輸入ポッド使用)を増加させた可能性が高い。
さらに、4月から一段と厳しくなった喫煙規制やタール成分・匂いなどで紙巻きタバコや加熱式タバコより“健康にいい”という認識も、電子タバコ愛用者増加に拍車をかけている。
この問題は、今後もいくつかの投稿に分けて説明していきたいと思っているが、「新型コロナ」感染・死者抑制の決定的な対策は、「電子タバコ」ニコチン入りポッドの個人輸入禁止(個人輸入代行業の営業禁止)である。
たぶん、政府のある部分は、電子タバコが“一次感染”の原因という事実に気づいていながら、“新型コロナウイルス散布説”を認めるものになるためか、電子タバコのポッド個人輸入禁止に踏み出せないでいるようだ。
米国でさえ、この5月12日から、無認可の電子タバコの製造、流通、販売を停止しない場合、FDAが強制措置をとることができるとの通告を出し施行している。
メキシコも、フィリピンと同じように新型コロナ感染拡大中の2月に電子タバコ禁止の法律を成立させた。
日本政府も、どういう理屈や説明でもいいから、早急に電子タバコ用ポッドの個人輸入を禁止しなければならない。国際的にカドが立つというのなら、1年などの期間限定措置でもいい。
それにより、感染拡大の抑制も可能になり、感染の原因も明らかになるだろう。
電子タバコの汚染されたポッドの輸入・使用が原因だとすれば、二次感染はともかく、一次感染は、「外出自粛」・「マスク着用」・「夜の街敬遠」などの対策をどれほど講じようとも、汚染ポッドの使用で決定的になる。
しかも、肺でのダイレクト感染なので、喉や鼻腔での防御機能も働かず、重症化する確率も高い。(症状も表に出にくいので感染に気づくのに遅れ、突然重症化というケースにもなりやすい)
確認されていない妄想だが、ヘビースモカーだったと言われている志村けんさんや岡江久美子さんも、タバコより体に良くひとに迷惑もかけないと言われる電子タバコでニコチン摂取を楽しんでいたのかもしれない。
岡江さんは感染予防に励んでいたと言われるが、コロナ騒動状況で生じるイライラを解消するために、「ホームステイ」でニコチン入りポッドを使って電子タバコを楽しんだら、どんな感染予防策も無効になってしまう。
「第二波」もそうとも言えるが、「第三波」の感染拡大は、米国の流れ弾に当たっているようなものと考えている
この辺の事情については、別の機会に説明したい。
「第三波」は、現在のところ、病院や高齢者施設での集団感染が抑えられているので救いがあるが、“一次感染者”は、「第二波」の感染拡大期よりも多いと推定している。
それは、それこそちょっとした気の緩みで老人や病人に集団感染する可能性があることを意味している。
※ 参考データ
(各国データの末尾にある*印は電子タバコの規制国:**は全面禁止国:規制内容が不明の国は無印)
[東アジア諸国の人口あたり死者数ランク(7月1日現在)]
死者数 百万人
死者数
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フィリピン:1,270人:11.6 *(今年3月15日に禁止施行)
印尼: 2,934人:10.7
日本: 974人: 7.7 *(ニコチン含有ポッドは販売禁止だが個人輸入は可能)
ブルネイ: 3人: 6.9
韓国: 282人: 5.5
星島: 26人: 4.4 **
マレーシア: 121人: 3.7
中国: 4,634人: 3.2 *輸入禁止。インターネットでの販売禁止
タイ: 58人: 0.8 **
香港: 7人: 0.9 *ニコチン入り規制。全面禁止法案がコロナ渦を理由に審議未了先送り
台湾: 7人: 0.3 **
ミャンマー: 6人: 0.1
ベトナム: 0人: 0 **
カンボジア: 0人: 0
ラオス: 0人: 0
モンゴル: 0人: 0
マカオ: 0人: 0
東チモール: 0人: 0
※星島(シンガポール):印尼(インドネシア)
※「新型コロナ」に関して情報未公開の北朝鮮は除く
[関連参照投稿]
「「恐れても怯えることなかれ!」:“正気”に戻り、世界をしっかり見てきちんと考えよう!:「医療崩壊」もこの欠如が一因」
http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/844.html
「「夜の街」従業員に定期検査 小池知事と西村氏、感染源懸念:ウイルスに夜も昼もなし、優先的な検査なら医療や介護のスタッフ」
http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/264.html
「新型コロナウイルス騒乱:発生源をめぐる米中の言い争いは手打ちで終わった模様」
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/560.html
「COVID19は米で昨年夏39人の死者を出し大騒動になった「奇妙な肺疾患」が発端の可能性:生物ではなく電子タバコが媒介?」
http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/875.html
「「武漢封鎖」の意味と意義:中国の感染症情報秘匿を非難する愚:イタリアとインドが封鎖に失敗したワケ」
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/455.html
「[コロナ]比昨年10月電子タバコで少女が肺疾患→ドゥテルテ大統領電子タバコ禁止:韓国政府も電子タバコの使用中止を勧告」
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/685.html
「世界がいよいよ首を傾げる…日本が「ヌルい対策」なのに被害が少ないワケ:対策が悪い「日本は被害が多い国」!」
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/704.html
「[PCR検査問題 1]拡大必要期にブレーキ、需要減衰期にアクセルという支離滅裂:日本の死者数が比較的少ないのは事実か?」
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/627.html
「「なぜ日本の新型コロナ死者数は少ないのか?」山中伸弥が橋下徹に語った“ファクターXの存在”:山中さん、抗体=免疫ではない!」
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/640.html
「「日本のコロナ対策は奇妙に成功」と米外交誌、日本のメディアもようやく気づき始めて……:感染ピークは3月27日:欧米と比較してもね」
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/656.html
「新型コロナウイルス騒乱1:「タチの悪い風邪」流行にうろたえパニック症状を起こした世界」
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/851.html
「新型コロナウイルス騒乱2:日本は「コロナ騒動」の“おかげ”で感染症「死亡総数」が“減少”」
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/852.html
「新型コロナウイルス騒乱3:感染確認者や感染経路不明者の増加はPCR検査の急増が要因」
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/863.html
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