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発信者:れいわ新選組 勝手連群馬 宛先:れいわ新選組
大西つねき氏の発言についての除籍処分撤回及び
れいわ 新選組に対する透明性改善の要求
れいわ 新選組 勝手連群馬
1. 大西つねき氏の発言に対する群馬の見解
1 つねき氏の発言は「優生思想」・「優生学」ではない
炎上しているTwitterや7/10の山本太郎代表の会見にも出てきた「優生思想」「優生学」と言う言葉について、群馬の見解を述べます。
これは、つねき氏の発言が「優生思想」や「優生学」に基づいているのではないか、また、近い思想を感じられると言う声に対して、私たちが疑問を抱き調べたところ、つねき氏の発言はこれらの思想に値しないと言う見解に至りました。
【優生思想】
「人類の遺伝的素質を改善することを目的とし,悪質の遺伝的形質を淘汰し,優良なものを保存することを研究する学問」である(『広辞苑 第6版』岩波書店,2008)
【優生学】
「人類の遺伝的素質を改善することを目的とし,悪質の遺伝的形質を淘汰し,優良なものを保存することを研究する学問」である(『広辞苑 第6版』岩波書店,2008)。
これらの言葉を調べると、「優良な遺伝子を残す」目的である思想であることがわかります。本当に、つねき氏が「優生思想」で語った場合、老若男女問わずと言う話になるはずです。しかし、つねき氏の発言を見ると、「高齢者に対する死」について述べているため、そもそも論点にはならないと考えられるため、つねき氏の発言は「優生思想」及び「優生学」に基づくものではないとの見解に至りました。
一方で、ここで見えてくる問題点があります。それは山本太郎代表が「優生思想」と言う言葉を用いた事が挙げられます。
我々の中から、「つねきさんの言ってる事を理解してのあの表現なのかな?」「つねきさんの動画をちゃんと見ての発言なのか?」と言う声が上がりました。これらは、山本太郎代表に対しての問題点として『3.れいわ新選組と山本太郎代表の問題点』で述べさせていただきます。
2 つねき氏の発言は「死生観」である
前項の「優生思想」ではないとすると、つねき氏の発言はどう言ったものなのかが問われます。勝手連群馬では、つねき氏の発言は「死生観」であると言う見解です。前項同様「死生観」と言うことについて調べてみました。
しせい-かん【死生観】..クワン
死と生についての考え方。生き方・死に方についての考え方。(出典『広辞苑』)
この言葉を調べると、死生観は「死に方」だけでなく、「生き方」でもあることから、人生そのものを考えることだと言えるのではないでしょうか。Twitterなどで炎上している様子を見ると、「死に方」よりも「死」そのものに対しての発言が多く感じられます。
群馬ではこの考え方をどの視点から捉えいくのかが重要であると意見が出ました。
私たちの中には介護で働いている方や知り合いに医療関係者がいる方など様々です。その方たちの意見も踏まえ、つねき氏の発言を元に「死生観」について意見交換しました。私たちがつねき氏の発言で注目したのは以下の言葉です。(出典 https://twitter.com/reiwawakamono/status/1281680237990776833
「命のためと言いながら個人の尊厳を奪っていることが多いように見えるって、僕もそんな気がしますね。難しい、そう、本当に難しい問題なんですけど、難しい問題を我々、正面切って考える必要ありますよね。」
【個人の尊重という視点】
・ 介護職の人達は既に気付いている事ですけど、「命の為と言いながら個人の尊厳を奪っている」現代の医療・介護の実態や、2025年問題に代表される社会保障費や労働人口の問題等への問題提起、つねきさん本人も言ってますが最終的に死生観につながる話ですよね。
・ ニーズが在宅で最後を迎えたいって方に移行していけば、ベッド数も増やす必要はなく違う分野からの支援を増やしていくべきなんじゃないかなぁと。決めるのはやっぱり個人。尊厳が守られる死に方、生き方が出来るって前提なら長生きする必要はないと思います。そしてそれにみんなが納得してそっちを選ぶ人が多くなって病院や介護分野の需要が減って自然にベッド数がいらなくなるなら賛成かな?
・ 看取り(自然死)の教育は大人にも子供にも必要。
・ 最期まで自分の思うように生きられる世の中になって欲しいと思います。
【高齢者と家族や身の回りという視点】
・ 本人の意思だけでなく家族の理解も重要だし、今後後期高齢者にシングルの人が増えてきますから問題提起自体は必要な事だと思います。参考に。https://president.jp/articles/-/15153
【医療・介護の視点からみた現状】
・ 実習をしていた時は実習生だからか、素直な気持ちを話してくれる患者さんが見受けられました。ベッドの上で腕中点滴のアザだらけ、足は壊死の状態で『殺してくれ』という高齢者とそれを看護する看護師、どっちにとってもいいことはないですね...医療介護に関わったことのある人、興味のある人にしかわからないかも。
・ 高齢者を生かす為に若者の時間と労力を奪っていいのか。って私もそう思う。延命措置してまで生きるって何?と自分は普段から思っているから。高齢者介護の現状を知っているからね。ただね色んな言葉はしょってるし、つねきの「個人の心の自由」を知らないと「高齢者は死ねっていうのか」となり兼ねない。そして街中で会う元気な高齢者しか知らない人は、施設にどんな状態でいるかまで分からないと思う。
・ 実際、戦後までは自宅での看取りが多く、老人健診が始まり、病院で死ぬ率が増えるようになった。そして世界一の長寿国に。
・ 介護業界のトップ達の研修に行くと、だからこそ日本が高齢者社会のお手本となるようにと尽力している姿が分かります。
・ 終末期は医療と介護で対応が全然違うと...。なんとなく 感じてはいましたが ハッキリ認識出来ました。この認識がある人とない人では受け止めが違って当然かも。
・ コロナが感染したら、どう対応するか。入院しても治る見込みがないなら、うちで看取る。そんな話もしています。申し訳ないけど全員助けられないのが現実です。それを現場で判断しなくてはいけない。
・ 「死生観なき医療」を見直し、治療したい人はそうする。自然な看取りを望む人もそうする。
【政治・社会という視点】
・ 社会がシステムとして制限するのはどうかなぁと。ニーズに応じてだと思います。だからまず先に政治で『制限』がくるならちょっとまずいかなと思います
・ 政治が変わって、社会が変わって、個人の生活や考えが変わって、大多数が自分らしい生き方、死に方を望む、叶えられる、それがスタンダードになってからって順番ならわかります。
・ 話し合える土壌を作るのが政治の仕事だとは思うけど。実はやんわり、寿命って政治で決められていると感じています。
・ 年金や介護保険の制度を「下の世代が支える」仕組みにしたのは誰?今の政治家は逃げ切り、子どもたちにツケが回ってきます。
・ 世界一の長寿国、良さげに聞こえてあんまり意味のない世界一。
・ 「コロナ禍における医療介護の負担が高まり、トリアージなど考慮しなければならなくなったとしても、そのような倫理的問題に『政治家が』解答を示すのは間違っている。」っていう意見をtwitterで見たけど、これがしっくりくる。
・ イタリアでは80歳以上は治療をしない等、国がトリアージを決めています。お国柄というのもあるでしょうが、実際に医療崩壊しそうになったら起こりえる事です。国が決めてくれたら、私達の心の負担は軽くなります。今の日本では、施設にコロナを持ち込んだら犯罪者扱いですから。
・ 2025年問題に着手しなければ、施設に入れない高齢者、自宅で親の介護をする子供たちが増えるでしょう。皆さんは給料が今より倍になったとして介護の仕事に就きますか?賃金UPと同時に、介護を受ける側も意識を変えて行かなくていけません。決して綺麗事では済まない問題です。
これらの意見交換をしながら、「生活を政治家任せ、医療や終末期を医者任せにしてきた結果が今、問題として浮かび上がっていて、つねき氏もそれが言いたかったのではないか。」という結果にたどり着きました。
少なからず、こう言った問題を考えさせてくれるきっかけになったつねき氏への感謝も生まれました。勝手連群馬では、このきっかけを無駄にせず、改めて命の大切さや医療・介護と言うものに目を向け、より良い社会を自分たちの手で作っていく大切さを学びました。
2. 大西つねき氏の問題点
前項の「1.大西つねき氏の発言に対する群馬の見解」では、つねき氏の本質的な部分や私たちが感じた事を主に述べてきましたが、つねき氏の発言は批判されても当然です。群馬ではつねき氏の問題点についてもしっかりと意見を交換しました。
1 「言い方の問題」
やはり、今回のつねき氏が問題になっている発言の中で「命の選別」と言う言葉がありました。これは、れいわ 新選組の網領に反していると感じさせてしまう発言です。このような発言は看過することはできません。勝手連群馬で意見の上がった言い方の問題についてみなさんにお知らせします。
・ 「合理的に」とか「冷徹に」とか「社会的な選択」とかの表現は問題招くよなぁと思います。
・ レクチャーを受けるとしたら 表現の方。
・ 伝え方、言葉っていうのもあるのかなぁ...
意見の数的には少ないですが、「言い方が悪かった」「言葉の選び方が悪かった」この問題はそれしか言えないですが、とても大きい言葉の選択ミスだったのだと思います。
中には、ライブ配信であるから仕方ないという方もいます。ライブ配信の難しさは少なからずあると思いますし、ましてや、問題提起する側であれば尚更言葉を選ぶのが難しいのかもしれません。私たちは、つねき氏に対して、表現としてレクチャーを党に行ってもらい、つねき氏自身にもしっかりものにして欲しいと願っています。
2 社会背景と「個人の尊重」の理解という背景
次に、つねき氏の問題点として、社会背景とオーディエンス側につねき氏の「個人の尊重」主張を理解できているのかを考慮して話さなかったことが意見として挙げられました。
・ 土壌ができていない現状はありつつもどっちにしてもあの話は下地が無い人には誤解を与えるかも...
・ みんながつねきさんの深い話にスッと入れるわけじゃないから。
・ 安冨さんの学校いらないもそうだけど、話をずっと聞いていってどんな現状と考えの上での話なのか。
・ いきなりじゃわからないから、ずっと彼を見ていた人以外からしたら『高齢者は切り捨てよう!命の選別!』ってそのままに伝わるかも。
・ もっとこういった話が表に出たり、広まらないとなかなか変わらないですよね。
・ そうじゃなくても『おじいちゃん、おばあちゃん、長生きしてね』って教育なんだから...
・ 緩和ケア医の講演にも行ってるから、つねきさんの話も理解できますけど、そういった実状を知らないでかいつまんであの表現だけ聞いたら誤解しますわね。
社会背景として、高齢者を大切にする先進国としての日本がある中で、いきなり「命の選別」という言葉が出てきてしまったことは、つねき氏の考えが浅かったのではないかとも思われます。また、つねき氏が主張している「個人の尊重」を理解した上で見なければ、大いに誤解されてしまうことも考慮して発言すべきだったのではないかとも思います。
3. れいわ新選組と山本太郎代表の問題点
大きな項目としては最後になりますが、私たちれいわ 新選組支持者にとっては最大の項目とすべきかもしれません。今回の大西つねき氏の問題はつねき氏だけの問題でないことは誰もが理解していると思います。7/10の山本太郎代表の会見に不信感や違和感を覚えた支持者もいたのではないでしょうか。また、つねき氏の問題を取り上げたれいわ の候補者に対しても同じ気持ちを抱いた人がいたのはTwitterなどでも見受けられます。勝手連群馬として、今回のれいわ 新選組及び山本太郎代表の問題点とつねき氏への除籍処分撤回を述べます。
1 組織の透明性
今回の問題で騒がれている、れいわ 新選組の組織としての透明性に対する不信感があります。れいわ 新選組に対する疑問点はTwitterでも沢山見受けることができます。勝手連群馬でも、山本太郎代表の会見を見て「組織自体をクリアにしてほしい」との声も上がりました。このことから、今のれいわ は組織の透明性が薄れているのではないでしょうか。
Twitterでは
・大西つねき氏を「除籍」というが、そもそも「れいわに籍がある」のは誰?
・総会、事務局って何?誰?
・もし仮に山本太郎が失言したら誰が「除籍」させるの?
・支持者の意見は無視か?
(出典 https://twitter.com/kamomendao/status/1281844064887771137?s=20
というような意見もあげれらています。これは、れいわ の候補者が自由であることはいいですが、逆にまとまりがなさすぎるために、組織としての説明がしっかりなされていないのではないかとも捉えられかねません。勝手連群馬の中でも、今回のれいわ の対応は良くないと思う人がいます。
・ 太郎代表とつねき氏が話したとは言っていたけど、二人が腹割って話してる動画が見たい。
・ レクチャーの様子は公開するって言ってましたけどねぇ・・・
これも透明性が担保されていないことからの意見だと考えられます。
そうすると、次に出てくる問題点として、支援者の声の届き方が問題になってくるのではないかと考えられます。
2 支持者の声の届き方
支持者は自分たちの声が届いていることが支援の活力になりますが、前項のように透明性が担保されない状態だと、「自分の声が届いているのか」や「ブラックボックスでよくわからない」ということから政治への不安や不信感に繋がってしまうと思います。勝手連群馬でも「支持者の意見は聞いてほしい。個人的にが無理でも勝手連のものくらいは複数人が思っているんだから答えてほしいです。」という声もあがってきました。
これは紛れもない政治不安への初期症状なのではないでしょうか?
また、「総会で太郎が除籍を提案して、総会参加者で決めるって言っても、れいわは太郎ありきなんだから、ただ形式的になるだけだよね。」
「その山本太郎依存のれいわを変えようっていう動画をあげてたのがつねきなんだけどね、皮肉なことに。」などの声もあがっています。
これは山本太郎代表への不信感であることに間違いありません。
3 山本太郎代表の問題点
支持者の声が届かないと感じたのは、今回の山本太郎代表のやり方に問題があるのではないかとも考えられます。
『1 つねき氏の発言は「優生思想」・「優生学」ではない』で触れた通り、山本太郎代表が「優生思想」という言葉を用いた事もその一つだと思います。
勝手連群馬では、・ 太郎さん、つねきさんの「命の選別」って表現=優生思想って捉えてる(動画をちゃんと見てない)か、「優生思想」自体を間違った解釈してるか、Twitterを中心とした今回の騒ぎに過剰に反応してる様に見えるんだよね、れいわ公式の動画を観ると。
・ 総会参加者がつねきさんの言ってる事がけして優生思想の事ではないって気付いて除籍に反対して、太郎さんもその意見を尊重してってなるといいんだけど。
・ 党首が間違った認識を広めてはだめだよね...
と言った声があがってきました。山本太郎代表がつねき氏を信頼していないのではないかとも捉えられてしまうと思います。
さらに、7/7の声明では「何度でも人生をやりなおせる社会を構築する」網領に基づき、除名は根本的な解決にならないと述べていますが、実際に太郎代表は会見の冒頭からつねき氏の除籍を訴えました。これは、あまりにも言っていることと、やっていることが違い過ぎてしまうのではないかと感じます。
これでは不信を煽ってしまうだけになり兼ねませんし、「周りの言葉に流されすぎているのではないか。」「芯がぶれているのではないか」とも思われてしまいます。
そこで、私たちは最後につねき氏に対する除籍撤回を求めます。
4 つねき氏に対する処罰と除籍撤回要求
まず、つねき氏に対する何らかの処罰云々の前に、
・つねきさんから話を聞いて欲しい。
・どんな経緯であの発言になったか。
ということの説明をまずはつねき氏本人から吐き出させてください。
今回はかばえても、いつかかばえなくなる時がきたら傷は数倍になります。こんな事が無ければ聞けない事もこの際なので聞いて欲しいです。禍根を残さないためにも。
そして、党としてはつねき氏に生命尊重の立場から取り組んでいらっしゃる方々によるレクチャーを受けてもらい、個人を処分して野放しにして終わりに出来ない、ネットで完全公開で複数回レクチャーをしっかりと実行していただきたいと思います。
その上で、れいわ新選組の決意(綱領)に「何度でもやり直せる社会を構築する」と「障害や難病を抱えていても、将来に不安を抱える事なく暮らせる社会を作る」とあるので、つねきさんにはやり直しの機会を与えてほしいし、つねきさんにも「命の選別が政治の仕事」という表現を障害を抱えている人が聞いてどう捉えるかを学んでほしいと思います。
勝手連群馬は大西つねき氏の除籍処分には断固反対、撤回を要求します。れいわ新選組が何度でもやり直せる社会を謳うのならば、次の選挙は公認見送りくらいのペナルティーにするべきだと思います。
つねき氏は、財政の考え方だけではなく、個人の尊重など良い考えを持っています。
こうした様々な人のためを思う考えを持っているつねき氏は、れいわ にとっても国民にとっても必要な人だと思います。
また、太郎さんはアンチの声もしっかり聴くことのできる人だと思いますし、その姿勢に私たちもハッとさせられたし、れいわの良さってそこだと思います。
野原さんや安冨さんのなど他のスターティングメンバーも含めて、みんなの意見をしっかり聴いてまとめて欲しいと思います。
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