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7月 06, 2020 日々雑感(My impressions daily)
今回の都知事選にとどまらず、候補者が有権者にとって良い選択肢を示しているにも拘らず、有権者がナントナク「寄らば大樹のもと」に投票する傾向が強い。都民は都知事選で小池氏を圧勝させたが、彼女の過去四年間の何を評価し、今後四年間に何を託したのか、小池氏に投票した有権者の全員に問いたい誘惑にかられる。
しかし、それは無意味なのだろう。所詮はかくたる確信も何もなく、ナントナク小池氏、という投票行動だったに過ぎないのだから。ナントナク投票した人たちに投票理由を聞いたところでマトモな回答は得られないだろう。
それは地球温暖化を叫ぶ連中にCO2悪玉説のメカニズムを聞いたところで「CO2は温暖化ガスだから」といった程度の理由しか聞けないのと同じだろう。「温暖化ガス」は何もCO2だけではなく、むしろ地球に存在する圧倒的な温暖化ガスは水蒸気だという事実すら知らないのではないだろうか。
さらに灼熱地獄の原始地球は水蒸気とCO2まみれの大気に包まれていたが、いつの間にか冷却して生命が誕生し存続できる環境になった、という事実も失念しているのだろう。そして数十億年前には地球全球凍結が起きて、地球上がすべて厚い氷に覆われた、という事実も知らないのだろう。そうした時期を経て、幾度か氷河期と間氷期を繰り返して、現在の氷河期を現代人は過ごしている、という現実すら知らないのではないだろうか。
しかし、そうした無知は能力の問題ではない。知ろうとする意欲の問題だ。現代社会は知ろうとすればネットという実に便利な知的環境が整っている。だから地球温暖化、というのなら、過去に幾度かあった間氷期をどう説明するのだろうか。断っておくが、間氷期とは地球上に一切の「氷河」が消え去った時期を指している。現在の「温暖化」など騒ぎ立てるほどのことでもない、超温暖な時期が地球に存在していたことを知らなければならない。
有料化したレジ袋はゴミ袋に使われている「塩化ビニール」よりも遥かに環境をやさしい「ポリエチレン」から出来ているし、レジ袋に消費される原油はたったの0.2%でしかない。しかも海洋汚染しているプラスティックの0.3%でしかない、という事実を国民は知っているのだろうか。そしてレジ袋のポリエチレンは塩化ビニールよりも紫外線による劣化が早い。つまり元の石油物質に戻る期間が短い。そうした利点の多いレジ袋を追放して、ゴミ袋を買わせて悦に入っている行政当局はバカの極みだ。なぜ石油化学の専門家から意見を徴取しようとしないのだろうか。
それもマスメディアによる凄まじい大宣伝の効果だろう。国民はすっかりマスメディアに騙されてしまい、洗脳されてしまった。すべては自分の頭で物事を検証しようとしない自堕落な知的探求心の欠如から生じた結果だ。
そうした自堕落な真理探究心の欠如がディープ・ステートによるマスメディアを利用した国民支配を可能にしている。その一助というより、国民洗脳機関の主役を務めているのが宣伝広告企業だ。だからディープ・ステイトに支配されている安倍官邸と広告宣伝企業はズブズブの関係にある。軍艦の発注に模せられる「持続化給付金事業」が「村の鋳掛屋」程度の団体に丸投げされ、「村の鋳掛屋」が電通という「大造船会社」に丸投げする、という造船事業のアベコベが罷り通って、国民はいささかも疑念を抱かない、という国民全体の常識の欠落を目撃させられている。
「普通の国民」とはマスメディアによって作られた国民だ。それは洗脳と思考停止が一体となった「考えることをやめた」国民だ。1670年に刊行された「パンセ」に記された「人間は考える葦である」という言葉は現代日本国民には「馬の耳に念仏」のようだ。泉下のパスカルもさぞかしお嘆きのことだろう。
日本のことを本気で考えるなら「検査と隔離」を強力に実施して、武漢肺炎を短期間で完全に収束させ、経済復活に全力を注ぐべきだ。それも外需やインバウンド頼みではなく、国内消費や国内投資に最重点を置いた経済政策を展開すべきだ。グローバル化などといった戯言に誘惑されてはならない。規制緩和こそ経済成長の源といった竹中某氏の大嘘に惑わされてはならない。国民を守るために国家は存在するし、姉程度の規制も過去に鑑みて制定された歴史を無視してはならない。
「普通の都民」が小池氏を都知事に選んで、小池氏がマッチポンプで演じる劇場の観客となって更に今後の四年間を過ごし、赤字塗れの都財政と老朽化した社会インフラの都を押し付けられるのだろう。かつて青島幸男氏がそうだったように。彼らこそが究極のポピュリズム政治家だ、という不都合な事実には気付きもしないで。
日本を立て直すためには安倍自公政権ではダメだ。彼らは亡国政権でしかないし、自公政権ではグローバル化の亡国への坂道を転がり落ちるだけだ。反・グローバル化へと政権交代しなければならないし、「国民の生活が第一」の政治を国民が選ばない限り、日本に未来はない。
そのためには小沢一郎氏を担いで、再び政権を国民の手に取り戻さなければならない。野党はチマチマとした政党ゴッコで遊んでいる暇はない。相手はマスメディアを抱え込んだ米国のディープ・ステートだ。枝野氏や玉木氏たちのようなクラスで相手できるような生半可な悪党ではない。
小沢一郎氏は政権に手が届く寸前で「政治とカネ」プロパガンダで政治の場から排除された。あの凄まじいマスメディアの朝から晩まで「政治とカネ」と叫び続けたキャンペーンを忘れてはいないだろう。あれこそがディープ・ステートの正体だ。結局、小沢氏は無罪だったが、小沢氏が排除された民主党政権はズタズタにされて政権を失った。
小沢氏は同じく米国のディープ・ステートにより政権から排除された田中角栄氏の愛弟子だ。同じく田中角栄氏も死後に最高裁で「無罪」が確定している。しかしディープ・ステートは田中氏や小沢氏の無罪など当初から分かっていた。ただ政治の場から排除して、自分たちが操れる馬鹿で軽い総理大臣を実現させるのが目的に過ぎないだけだ。
安倍氏はまさしく米国のディープ・ステイト好みの政治屋だ。政治を私物化し、ディープ・ステートが日本を買いたたく環境作りに奔走してくれた。さぞかし彼らは安倍氏を高く評価しているだろう。しかし、それは決して日本の国家と国民の未来のためにはならない。一度はディープ・ステートにやられた小沢氏なら、決然と日本を日本国民の手に取り戻すために、残りの政治家人生のすべてを傾注するに違いない。「普通の国民」にそのことを知ってもらうために、私は何度でもこのブログに書く。
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