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※2020年6月29日 朝日新聞1面
小池 無党派層の「7割にも浸透」
— 夏 (@xzjps) June 29, 2020
・宇都宮、無党派層の支持1割ほど
・山本、無党派層の支持は1割近く
2つの朝日新聞社情勢調査[記事]をつなげるとhttps://t.co/SOJn8bZ3BH
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都知事選、小池氏が安定 宇都宮・山本・小野氏ら苦戦 朝日新聞社情勢調査
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14529560.html
2020年6月29日 5時00分 朝日新聞
<選挙演説、聞く側も対策> 7月5日投開票の東京都知事選で、最後の日曜日となった28日、各候補は都内各地の街頭やオンラインで支持を訴えた。新型コロナウイルスの感染が収まらない中、街頭ではマスクを着用した有権者らが周囲と距離を取りながら、候補者の訴えに耳を傾けた(長島一浩撮影)
7月5日投開票の東京都知事選について、朝日新聞社は27、28の両日、都内の有権者に電話調査し、取材で得た情報とあわせて情勢を探った。現職の小池百合子氏(67)が安定した戦いぶりで、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)らは苦戦している。▼26面=各候補の訴えは
投票態度を明らかにしていない人が3割おり、情勢は変わる可能性がある。
態度を明らかにした人を分析すると、小池氏は自民支持層の8割、公明支持層の大半を固めた。無党派層の7割にも浸透し、他候補を引き離している。
宇都宮氏は、支援を受ける立憲民主支持層への浸透は不十分で、共産支持層もまとめ切れていない。無党派層の支持も1割ほど。60代以上の支持が比較的厚い。
山本氏は、れいわ支持層に浸透し、立憲支持層の一部にも食い込む。無党派層の支持は1割近くで、伸び悩んでいる。
日本維新の会の推薦を受ける小野氏も、同様に無党派層に浸透できていない。年代別では40〜50代の支持が比較的厚い。
NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)は支持の広がりが見られない。
五輪開催は… 「来夏に」35%、「再延期」28%、「中止」31%
情勢調査と同時に実施した世論調査で、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開催についても聞いた。どのようにするのがよいか3択で聞くと、「来夏に開催」は35%、「再延期」は28%、「中止」は31%と、意見が割れた。いずれの意見の有権者も、支持する候補では小池氏が最も多かった。
新型コロナウイルスをめぐる東京都の対応については「評価する」は63%で、「評価しない」の29%を上回った。
今後のコロナ対策で、知事に、より力を入れてほしいことを選んでもらうと、「感染拡大の防止」64%が、「経済の活性化」26%より多かった。
<調査方法> 27、28の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、都内の有権者を対象に調査した。有権者がいると判明した2294世帯のうち、1326人の有効回答を得た。回答率は58%。
街頭から、ネットから コロナ対策・防災・経済・五輪…訴え終盤へ 都知事選
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14529535.html
2020年6月29日 5時00分 朝日新聞
都知事選の候補者の街頭演説に耳を傾けるマスク姿の有権者ら=28日、東京都内、瀬戸口翼撮影
7月5日投開票の東京都知事選は28日、選挙戦最後の日曜日を迎えた。新型コロナウイルスの影響が収まらない中、候補者たちは、街頭演説やライブ配信で支持を呼びかけた。終盤戦に向け、主要候補5人はこの日、何を重視し、どんな訴えをしたのか。▼1面参照
「都民の生活を底上げする」。れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)は午後、渋谷駅前で事前告知をしない「ゲリラ街宣」に臨んだ。約1時間の演説の大半を新型コロナ関連の話に充てた。コロナ禍で仕事や家を失った人々と出会った経験を語った。都債発行で15兆円の財源を捻出して都民一律10万円を給付し、事業者にも補償するなどコロナ対策の公約を説明した。
山本氏は「コロナは多くの方にとって『自分事』で政治への関心も高まっている」。陣営は終盤へ向け、支援者によるビラ配布などにも力を入れるという。
現職の小池百合子氏(67)は午後3時すぎにフェイスブックのライブ配信で防災をテーマに語った。小池氏は、新型コロナ対策を考慮した避難所づくりに触れ、「避難者同士のソーシャルディスタンスを保つとなると、避難所の面積が足りなくなる。避難先の拡大も図っていく。避難所の確保を支援することが都の役目」と語った。
夕方には女子大学生とのテレビ会議での対話集会を中継し、「女性初の都知事として、さらに女性が輝ける東京にしたい」と強調した。今後も街頭には出ず、オンライン選挙を続ける。
午後に銀座でマイクを握った元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)。演説で最も時間を割いたのが新型コロナ対策だ。宇都宮氏は「保健所や都立・公社病院を充実強化し、PCR検査体制の抜本的な強化が必要。(営業)自粛に伴う補償を徹底する」と強調。財源については「条例を改正すれば9千億円近くある(既存の)基金を使える。道路の予算も回す」とし、「約3兆円規模のコロナ対策の基金ができる」と訴えた。支援する立憲民主、共産、社民3党の党首に加え、野田佳彦前首相も応援に駆けつけた。
元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は新宿区で重点的に街頭演説した。午後4時すぎにマイクを握った歌舞伎町では演説時間の8割近くをコロナ禍の経済対策に割いた。「経済活動の回復が他の道府県よりもかなり遅れている。油断してはいけないが、データを基に客観的に対策していくことも大事」と訴えた。副知事として遭遇した2016年の熊本地震に触れ、「観光客が全然来なくなり、消費を促進する政策を実行した」ともアピールした。
小野氏は「声をかけられる機会も増え、認知されてきた」と手応えを話す。
NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)は、新宿駅西口で街頭演説した。来夏の東京五輪・パラリンピックの開催延期と、新型コロナ対策に多くの時間を割いた。五輪・パラについては「4年後のパリも準備が遅れている。東京大会も含め、すべての五輪を2年後に移すのが一番合理的だ」と述べ、22年開催を主張した。新型コロナ対策では、「出た損害には規模に見合った補償をする。第2波が来ても、自粛していただく方と、そうじゃない方を明確に線引きして、経済を止めない」と訴えた。
■東京都知事選の候補者
山本太郎(やまもとたろう) 45 れ新 党代表
小池百合子(こいけゆりこ) 67 無現(1) 〈元〉防衛相
七海ひろこ(ななみひろこ) 35 諸新 幸福実現党役員
宇都宮健児(うつのみやけんじ) 73 無新 〈元〉日弁連会長
桜井誠(さくらいまこと) 48 諸新 日本第一党首
込山洋(こみやまひろし) 46 無新 〈元〉介護施設職員
小野泰輔(おのたいすけ) 46 無新 〈元〉熊本県副知事〈維〉〈あ〉
竹本秀之(たけもとひでゆき) 64 無新 〈元〉朝日新聞社員
西本誠(にしもとまこと) 33 諸新 歌手
関口安弘(せきぐちやすひろ) 68 無新 建物管理業
押越清悦(おしこしせいいち) 61 無新 NPO代表
服部修(はっとりおさむ) 46 諸新 ミュージシャン〈N〉
立花孝志(たちばなたかし) 52 諸新 N国党首〈N〉
斉藤健一郎(さいとうけんいちろう) 39 諸新 マネジメント業〈N〉
後藤輝樹(ごとうてるき) 37 諸新 自営業
沢しおん(さわしおん) 44 無新 作家
市川浩司(いちかわひろし) 58 諸新 イベント企画業
石井均(いしいひとし) 55 無新 〈元〉東海銀行員
長澤育弘(ながさわやすひろ) 34 無新 薬剤師
牛尾和恵(うしおかずえ) 33 無新 〈元〉会社員
平塚正幸(ひらつかまさゆき) 38 諸新 ユーチューバー
内藤久遠(ないとうひさお) 63 無新 〈元〉陸上自衛官
(届け出順、年齢は投票日現在。〈 〉内政党は推薦、〈あ〉は「あたらしい党」。カッコ内数字は当選回数。諸派の七海氏は告示後に選挙戦からの撤退を表明)
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