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政治と宗教<本澤二郎の「日本の風景」(3727)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/25313030.html
2020年06月27日 jlj0011のblog
<教団利用に長けた政治屋NO1=A級戦犯容疑者・岸信介>
昨日のネット掲示板で、河井夫妻とカルト教団の関係が話題になっていた様子を目にした。教団を利用することに長けている安倍が、広島の護憲リベラルの溝手顕正と岸田文雄・宏池会壊滅作戦に、刺客として送り込んだ、という分析は、当たらずといえども遠からずであろう。
安倍には、岸信介の頭脳はともかくとして、国粋主義遺伝子がほぼ100%入っている。国家神道を大々的に活用した財閥代理人・商工官僚(現在は経産相官僚)の岸は、戦後に韓国・文鮮明が、半島の混乱期を舞台に立ち上げた、反共右翼のカルト教団を、日本政治にこれまた利用したことは、余りにも有名な史実である。
他方、池田の前の創価学会会長・戸田が、意外や岸に接近したことは、これまた知る人ぞ知る事実だ。しかし、池田は逆に、共産党の宮本顕治と創共協定を結んで、軌道修正した。公明党を「民衆の味方」と位置づけ、護憲リベラルを貫いた。日中友好に奔走したものの、99年の自公体制下、池田が倒れると、太田ショウコウ・山口那津男・北側一雄らが、公然と裏切って安倍の配下へとのめり込んだ。あろうことか、彼らは池田理念のすべてを完全に放棄した。目下、内部に混乱の種をまきちらして、今日を迎えている。
岸の再現復活は、安倍支援の公明党創価学会の消すことのできない、巨大すぎる負の実績である。
<韓国・反共右翼教団の文鮮明と親しかった安倍の祖父>
岸と文鮮明は、同じ半島出身者という仲間関係にあったと、今朝ほども清和会OBが証言した。
「自民党議員の中には、隠れ統一教会議員が相当数いる。河井も?それは知らなかった。ともかく自民党の太い岸人脈で、統一教会信者が、議員事務所に入り浸り、選挙にも関与してきた。しかも、タダで。いずれもかわいい女の子。中には、彼女らに議員や秘書が手を出す者もいた。岸・安倍も半島出身者の反共右翼で結束していた」と打ち明けてくれた。
自民党取材をまじめにしていた政治記者であれば、事務所内で働く統一教会の若い女性の存在女を知っているだろう。筆者は30年ほど前、岸を「岸君」とよんでいた千葉三郎の事務所で、運転手をしていた統一教会の男性を記憶している。秘書のT子さんが「あの人は勝共連合の人よ」と教えてくれたからだ。
文鮮明の教団について国民の多くは、詐欺商法や異様な集団結婚式などで話題を振りまいたものだが、警察公安の取り締まりは甘かった。理由は岸以下、清和会の存在と関係している。
<ついで中曽根康弘・石原慎太郎・安倍晋三>
岸の宗教団体利用は、その後、清和会から右翼派閥に伝染してゆく。
児玉誉士夫という戦後右翼暴力団の親分は、岸や鳩山一郎、大野伴睦、河野一郎から中曽根康弘へと、右翼議員を手玉に取ったことで知られる。言論界で児玉と親しい関係を結んだ人物は、ナベツネである。日本テレビの氏家も。
彼ら右翼議員は、岸に負けず劣らず、やくざや教団利用に長けていた。中でも中曽根や石原慎太郎が突出していた。この辺の様子は反創価学会の石井一が詳しい。反対に小沢一郎は公明党の市川雄一と政治提携していた。
昨今は、統一教会だけでなく、創価学会を完ぺきに手なずけてしまった安倍である。統一教会は祖父譲りである。石原は、オウム真理教が首相に担ぎたい政治屋代表として知られた。集票組織としての教団、それもカルト教団ほど利用価値は高い。
<河井克之夫妻は熱心な統一教会(勝共連合)信者?>
そこで問題は、河井夫妻が統一教会幹部という見方は本当なのかどうか。筆者は、最近の統一教会・勝共連合に関心などなかったので、全く知らない。
ただ、安倍が河井を、溝手と宏池会壊滅作戦の刺客に送り込んだこと、彼らに1・5億円の巨費を投入したこと、さらに参院選後の内閣改造で、犯罪・違法行為のもみ消し役にもなりうる法相に起用した点などを考慮すると、何かあるな、と理解するのが相当であろう。
統一教会に詳しい御仁の指摘を待ちたい。もしそうだと仮定すると、神社本庁と創価学会に加えての、日本を代表するカルト教団によって支えられ、支配される日本政治ゆえに、政教分離の憲法違反体制そのものだから、極めて危うい日本というべきだろう。これに財閥擁護の大魔神・電通が、新聞テレビをコントロールし、血税さえも公然と抜き取って恥じない、災いをもたらすカルト企業の暴政に、善良な国民は呼吸ができなくなるだろう。
<案里担当検事の急怪死の真相は?>
それに気になる急怪死事件のことである。東京地検の若手検事の広島捜査中の急死である。しかと司法解剖をしたのか。彼は案里担当の検事だった。これもくさい臭いがしてならない。カルト跋扈の日本は、まさに腐臭列島そのものであろう。
2020年6月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
追記 昨日6月26日は母の3回忌。中曽根と同い年だが、それでいて2年前に亡くなっていて101歳と刻んだある。妹に言われて、慌てて墓参した。20基ほどの墓石を見回すと、遺族の老いを象徴するかのように、なんとなく疲れ切っている様子が目に付く。帰宅して妹がくれた、大事に保存してあった沢庵の古漬けを薄切りにして食べた。噛むほどに味わいが出てきて、舌を包んでくれる。これぞおふくろの味、発酵食品である。母の遺言「戦争だけはするな」を思い出した。そのための護憲リベラルである。戦争宗教反対だ!
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