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【ボルトン回顧録の衝撃】世紀の俗物大統領のカモにされてきた亡国首相 日米蜜月などとほざいていたが、その実態はチンピラに毟られるだけ毟られてきたのではないか。米朝会談も政治的演出だった大統領にすがり、拉致問題も懇願してきたのも漫画のような話だ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/NHwvhVS2FB
— KK (@Trapelus) June 24, 2020
ボルトン回顧録の衝撃「日米蜜月」どころかカモじゃないか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275058
2020/06/24 日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による
ゴルフクラブを背負った“カモ”(C)JMPA
何が何でも出版を止めたかったわけだ。米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が上梓した回顧録。トランプ政権の内幕を詳細につづった“暴露本”を巡り、政権側は「機密が含まれている」とワシントン連邦地裁に出版差し止め命令を求めたが棄却され、予定通り23日(現地時間)に出版された。
2018年4月に大統領補佐官に就任した強硬派のボルトンは、トランプ大統領との意見対立から昨年9月に解任された。大統領執務室で起きた出来事を振り返った衝撃的な内容は、米国だけにとどまらず世界中に大きな波紋を広げている。
日本に関する記述にも「ギョッ」とする。592ページに及ぶ回顧録には安倍首相の名前が100回以上も登場。多くは、トランプに舐めに舐められ、従うだけの“忠犬”としての姿だ。
とりわけ情けないのは、在日米軍駐留経費の日本側負担「思いやり予算」について。ボルトンは昨年7月に訪日し、谷内正太郎国家安全保障局長(当時)と会談した際、思いやり予算の大幅増額を要求。トランプの意向として、現在の4倍以上にあたる年間80億ドル(約8500億円)の負担を求めたと記した。
帰国後、トランプはこう指示したという。
「米軍を撤収させると脅せば、非常に強力な交渉上の立場を得られる」
まるでチンピラのような言い草だ。トランプは北朝鮮のミサイル実験にも言及し、「(日韓両国に)お金を要求する良いタイミングだ」と話したというから、もう言葉も出ない。とことん、同盟軽視の「自分ファースト」大統領である。
思いやり予算に関するボルトン証言について、安倍政権は「全く承知していない」(菅官房長官)、「政府として要求があったことはない」(河野防衛相)と全面否定。しかし、どちらの言い分を信じるのか迷う人はいないだろう。
この4年、ずっと務めたパシリ役
ただでさえ、安倍政権は米国の言われるがまま。不要不急な高額兵器を言い値で“爆買い”。事実上の日米FTAでは平然と日本の農業を売り渡す。トランプが来日すれば、国賓待遇で税金を使って盛大にもてなした。今さら法外な思いやり予算を吹っ掛けられても何ら不思議ではない。
ボルトンは米国とイランの緊張激化を受け、トランプが昨年、安倍に仲介を要請した際の内情も明かしている。日本の現職首相のイラン訪問は41年ぶりで、米国とイランの緊張緩和を促す狙いも成果ナシ。そもそもトランプは仲介を要請しながら成功への期待はゼロ。案の定、失敗に終わると、安倍に米農産物の輸入拡大の方がはるかに重要だと訴え、早期の輸入増を迫ったというのだ。
いやはや、安倍はトランプに完全にカモにされ、パシリ程度にしか見られていないのである。経済アナリストの菊池英博氏はこう指摘する。
「安倍首相は『日米蜜月』を強調しますが、その実態は米国の対日貿易赤字の穴埋めに日本の富を毟られるだけ毟られてきただけ。安倍首相には思想も理念もなく、米国の言いなりになれば政権を潰されないとかたくなに信じている。まさに亡国首相です。そもそも在日米軍が日本から土地の提供を受けた上で、守っているのは主に米国です。思いやり予算の増額はあり得ません。安倍首相は4年前の大統領選直前にヒラリー候補とツーショット写真に収まったものの、トランプ氏がまさかの勝利。その負い目からトランプタワーを慌てて訪れ、ゴルフクラブを贈って以来、足元を見られている印象です」
思いやり予算の増額交渉は11月ごろから本格化する予定だが、この調子だと、安倍は法外な要求を受け入れかねない。
目立ちたかっただけ(C)聯合=共同
永遠の属国化を前提にヨイショと税金献上 |
ボルトンが暴いた米朝首脳会談の実態にも、あきれてしまう。トランプは自身が注目されることに執心し、中身や結果は二の次。歴史的会談は単なる政治的演出に過ぎなかった。
18年6月にシンガポールで行われた史上初の米朝首脳会談で、トランプは事前に「これは宣伝のためだ」「中身のない合意でも署名する」と発言。ボルトンは「完全な非核化」の実現よりも自らのアピールに関心があったと指摘する。
19年2月末のハノイで開かれた2回目の会談で、トランプはロシア疑惑を巡る元側近の公聴会からメディアの関心をそらすことに気を取られてばかり。金正恩・朝鮮労働党委員長が寧辺の核施設の廃棄と引き換えに国連制裁解除の提案に固執すると、側近たちに「スモールディール(部分合意)と席を立つのはどちらが大きな記事になるか」と尋ねてきたという。
昨年6月の3回目もメディアに注目されることが動機とし、ボルトンは「トランプ氏は個人の利益と国益が区別できない」と猛批判。そんな世紀の俗物大統領にすがり、拉致解決を懇願してきたのが安倍その人だ。
結局、トランプが「席を立つ」ことを選んだ2回目の会談後の昨年4月、安倍は首都ワシントンを訪問。回顧録によると、安倍は交渉決裂の判断に同意し、トランプを「交渉の場外に出ていくことができる唯一の人間だ」と持ち上げていた。必死でトランプをヨイショしながら、国民に黙って巨額のマネーを渡す準備も怠らない。北が非核化した場合、トランプは日韓両国にその対価を分担するよう希望し、日本もその意思を示していたのだ。
昨年7月、ボルトンは日本と韓国を順に訪問した際を振り返り、「私の考えでは、その時点で日本は北朝鮮に相当な金額の小切手を切る準備ができていた」と明らかにしている。
互いに「やっている感」演出の共犯関係
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言った。
「散々トランプ大統領をおだて上げ、国民には秘密の小切手を用意しながら、当のトランプ本人は目立ちたがりで、本気で北朝鮮問題を解決するつもりはない。『やっている感』の演出は安倍首相のオハコですが、上には上がいるということ。そんな相手に拉致問題の解決をお願いするとは漫画のような滑稽さですが、本気で解決する気がないのは安倍首相も同じ穴のムジナ。拉致解決をトランプ氏に頼りきっている時点で本気度はうかがえません。つまり、両者は互いに『やっている感』を演出する共犯関係で、安倍首相は被害者家族を振り回しているだけです」
ボルトン回顧録は、トランプの常軌を逸した人間性を暴くと同時に、日本のトップの裏の顔もえぐり出している。
国内では“外交のアベ”を強調する一方で、裏ではひたすらトランプにひれ伏し、こっそり巨額の税金献上すら、いとわない。そんなミジメな姿をおくびにも出さない典型的な内弁慶。ボルトン回顧録が世界に訴えるのは、日本国民を愚弄する二枚舌首相の本性でもある。政治評論家の森田実氏が言う。
「トランプ政権の報復を恐れ、日本政府は回顧録の内容を否定せざるを得ませんが、命がけの告発は全て真実と理解すべきです。特に思いやり予算の増額要求について、米国側の当事者が明確に認めたのは大きい。沖縄の世論を無視した辺野古基地建設の強行に加え、法外な税金まで差し出すつもりなのか。いつまで米国の言いなりとなるのか。国民的議論を起こす必要があります。ボルトン氏が安倍首相を『世界のリーダーでトランプ大統領と最も個人的な関係を築いている』と評したのは皮肉な話で、世界で最も尻尾を振っていることの裏返し。永遠の属国化を前提にした安倍首相の振る舞いが世界の多くの人に知られること自体、日本の国益とプライドを損ねています」
ボルトンの暴露本を機に、沖縄を中心とした倒閣運動のうねりが起こらなければ嘘である。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) June 24, 2020
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【世紀の俗物大統領のカモにされてきた亡国首相】
『ボルトン回顧録の衝撃』
「日米蜜月などとほざいていたが、その実態はチンピラに毟られるだけ毟られてきたのではないか。大統領にすがり、拉致問題を懇願してきたのも漫画のような話だ」 pic.twitter.com/kc4c1HXXW6
知ってた。トランプとプーチンには安倍晋三はカモ。
— A・M・N・O・H (@davidburgundy) June 25, 2020
@AbeShinzo
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