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2020年 06月 18日
今回は、やや短めの記事を・・・。
日本でが欧米各国に比べて、新型コロナウィルスの感染者数、死亡者数が少なかったのは何故か?(・・)
麻生副総理の「民度」説は論外として、1・人種その他の遺伝的要因、2・靴を脱ぐ、ハグをしないなどの生活文化、3・手洗い、うがい、マスクなどの衛生概念、4・BCG接種などによる抗体の影響などなど、実に様々な説が出ている。
邪推好きなmew&周辺は、何か新しい情報を得るたびに、「やはりXXじゃないか?」「いや、OOの可能性の方が大きい」「いくつかの要因が複合、相乗しているのかも」と談義ごっこをしているのだが。
<あと、何故0〜10代の感染者、発症者、死亡者が少ないのかとかね。インフルをはじめ多くの感染症では、乳幼児や児童の方が重篤化しやすいのに、これも不思議じゃありません?(・・)>
欧米では、既に人種、血液型、生活環境など様々な観点から、感染者、死亡者などの分析が進んでいるのだけど。早く日本でも、研究、分析を行なって欲しいものだ。(++)
* * * * *
IPS細胞の研究でノーベル賞をとった、あの山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)は、日本で感染者数や死亡者数が少ない要因を「ファクターX」と呼び、その解明に期待を寄せている。
まずは山中氏が作っている新型コロナウィルスのサイトから、ファクターXの記事を。
『山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/cont11/main.html
ファクターXを探せ!
新型コロナウイルスへの対策としては、徹底的な検査に基づく感染者の同定と隔離、そして社会全体の活動縮小の2つがあります。日本は両方の対策とも、他の国と比べると緩やかでした。PCR検査数は少なく、中国や韓国のようにスマートフォンのGPS機能を用いた感染者の監視を行うこともなく、さらには社会全体の活動自粛も、ロックダウンを行った欧米諸国より緩やかでした。しかし、感染者や死亡者の数は、欧米より少なくて済んでいます。何故でしょうか?? 私は、何か理由があるはずと考えており、それをファクターXと呼んでいます。ファクターXを明らかにできれば、今後の対策戦略に活かすことが出来るはずです。
ファクターXの候補
・クラスター対策班や保健所職員等による献身的なクラスター対策
・マラソンなど大規模イベント休止、休校要請により国民が早期(2月後半)から危機感を共有
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・日本人の遺伝的要因
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響
・2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響
・ウイルスの遺伝子変異の影響
などが考えられます。遺伝的要因については、私たちもiPS細胞を使った研究を開始しています。しかしファクターXの実態が明らかになるまでには時間がかかります。今後、社会活動の制限を最小限に抑えるためには、実態不明のファクターXに頼ることなく、医療体制の整備と共に、検査体制、感染者の同定と隔離体制をしっかり整えることが重要です。』
そして、その山中氏が橋下徹氏に「ファクターX」を知る鍵となる抗体検査について話をしている記事を。
『「なぜ日本の新型コロナ死者数は少ないのか?」山中伸弥が橋下徹に語った“ファクターXの存在"
5/20(水) 6:00配信文春オンライン
「ファクターX」とは耳慣れない言葉だが、ノーベル賞受賞者の山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)は、ファクターXこそ、今後の日本人と新型コロナウイルスとの闘いの行方を左右する重要な要素だという。
「僕が今とても気になっているのは、日本の感染拡大が欧米に比べて緩やかなのは、絶対に何か理由があるはずだということです。何が理由なのかはわからないのですけれど、僕は仮に『ファクターX』と呼んでいます」(山中氏)
「ファクターX」をいかに解明するか?
山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)
日本は海外主要国と比較してPCR検査数が少ないため、感染者数を正確に比較するのは難しいが、死者数に関していえば、5月半ばの時点で700人超。アメリカの8万人超、英国の3万人超と比べると文字通りケタ違いに少ない。
「ファクターX」の解明のため、山中氏が重視しているのは、ウイルスに対する抗体(ウイルスに反応して毒素を中和する物質)を持っているかを調べる「抗体検査」だ。
厚労省は6月から、東京・大阪・宮城の3カ所で1万人規模の大規模な検査を開始すると発表したばかりだが、山中氏と元大阪府知事の橋下徹氏が、科学者と政治家それぞれの観点から、新型コロナウイルスとの闘い方について語りあった対談(「文藝春秋」6月号)でも、この抗体検査のことが話題になった。
抗体検査で「大事なのは国産でやること」
山中 僕は、PCR検査に加えて、抗体検査が重要だと考えています。実際にどの層の人が、どれくらいの割合で抗体を持っているのかがわかれば、ファクターXが見えてくる可能性もありますから。
橋下 抗体検査にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
山中 抗体検査は、ワクチンや治療薬の開発よりはるかに早くできます。コストも安い。大事なのは国産でやることで、これを外国産に頼ってしまうと、後手後手で質の悪いものを使わされてしまう恐れがあります。国産で品質管理をしっかりして検査キットを作らないといけません。これはPCR検査キットも同じで、変異した後のウイルスまでちゃんと検出しているかわからないという話も出ています。
院内感染対策にも使える
橋下 感染が広まっていない状況で抗体検査をやっても意味がないけれど、現在の東京や大阪であれば、社会がウイルスに対してどれだけ強くなっているかを見る指標の一つにもなるということですよね。
山中 そうです。抗体検査の意義をもう一つ挙げるなら、院内感染対策にも活用できます。今の日本は市中の感染爆発よりも、院内感染による医療崩壊のほうが心配な状況で、ベッドや医療機器が足りていても、医療関係者の数が足りなくなってしまう恐れが出てきました。(中略)
そういう大変な現場で頑張っている医師や看護師の抗体の有無がわかれば、抗体を持っている人だけに現場に入ってもらうこともできる。現段階でも、医療従事者はかなりの方が感染している可能性があると考えています。
◆◆◆
6月から始まる抗体検査によって、日本人の闘い方は変わるのだろうか。また、ファクターXが解明される日は来るのだろうか――。
山中氏と橋下氏が、コロナ禍における科学と政治の役割について、熱く語りあった「 ウイルスVS.日本人 」は「文藝春秋」6月号および「文藝春秋digital」に掲載されている。<※「文藝春秋」編集部は、ツイッターで記事の配信・情報発信を行っています。 @gekkan_bunshun のフォローをお願いします。「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2020年6月号』>
そして、今後のワクチン開発、予防策研究に役立てるためにも、山中氏同様、「ファクターX」が1日も早く解明されることを、アレコレ想像しつつ、興味深く待っているmewなのだった。(@_@。
THANKS
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