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東京アラートも“政治利用” 小池都知事には尽きない疑惑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274654
2020/06/16 日刊ゲンダイ
「見栄え」が大事(右は東京アラート時の都庁)/(C)日刊ゲンダイ
東京都内の新型コロナウイルス感染者が2日連続で40人を超えた。14日が47人、15日は48人。「東京アラート」が11日に解除されてからわずか3日で感染者激増である。収束に向かっているから解除されたのではなかったのか。不安に思っている都民は少なくないはずだ。
計95人の新規感染者のうち55人は新宿界隈のホストクラブなど夜の繁華街の関係者。大半は無症状で、新宿区や都が店の協力を得て集団検査を実施し、陽性が判明したという。驚いたのは、それを理由に小池百合子都知事が、「積極的に検査を行った結果で、かつての数字とはかなり違う」と言ってのけたことだ。
感染症学が専門で、西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏が憤る。
「新宿にクラスターがあることが分かったのです。これだけ感染者が出たのですから、再び『東京アラート』を発動する事態ですよ。新宿のネオンをいったん止めて、店に補償をした上で、休業要請を出さなければおかしいでしょう。検査で感染者が急増したなら、これまでもっと検査をしていたら、もっと感染者がいたということですよね。語るに落ちるとはこのこと。小池知事はいつも都合のいい言い訳ばかりで、聞き飽きました。結局、都知事選を中心に物事を考えているだけなのでしょう。サイエンスと政治を一緒にしないで欲しい」
小池がことさら「夜の街」を強調し、今回の感染者増をレアケースのように扱うのは、都知事選に合わせて収束ムードを醸し出す、ご都合主義のスケジュールありきだからだろう。渋チン補償の安倍政権が世論の批判に耐えかね、緊急事態宣言解除を前倒しした場当たり対応や責任逃れは酷かったが、小池のコロナの選挙利用はさらに悪質だ。
知事選日程に合わせたコロナ対策
東京都のコロナ対策は、あらゆる日程が18日告示、来月5日投開票の都知事選がらみ。10日に都議会が閉幕し、11日に東京アラート解除、12日に休業要請を「ステップ3」に緩和。これを受け、小池は「コロナ対策が一段落できた」と再選出馬を表明した。そして、休業要請の全面解除は告示の翌日(19日)というオマケ付きだ。連日40人超の感染者が出ているのに、全面解除の日程を変更する気は毛頭なく、20人が目安だった東京アラートの再発動も検討すらされていない。
15日、都知事選の政策を発表した小池は、コロナ対策を前面に打ち出し、「都民の命を守る。感染拡大防止対策を強化する」と意気込んだ。まずは目の前の感染拡大を止めるのが先だろう。
5月に休業要請の緩和工程を示した「ロードマップ」を発表した際、「2週間単位をベースにして状況を評価して段階的に緩和する」としていたのに1週間でステップアップした。そのくせ、その翌日には「東京アラート」発動。都民を混乱させ、都のコロナ対策が科学的エビデンスゼロだということを白日の下にさらしたのだった。
恣意的運用が批判を浴びたからだろう。小池は東京アラートとロードマップの見直しのためのワーキングチームを都庁内に立ち上げ、15日に第1回検討会が開かれた。これまでの「7つの指標」のズサンさを自ら認めるようなもの。都のコロナ対策はこの調子で、すべてが場当たり、デタラメなのである。
「東京都以外の自治体はほとんど新規感染者がゼロ。あっても1ケタです。夜の街だからなど言い訳はいいから、早くクラスターを止めて下さい。感染拡大を食い止める努力をするのが知事の仕事でしょう。急がないと100人、200人と感染者が増えたら元のもくあみです。自分が選挙に再選できればそれでいいということですか。だいたい、このまま選挙なんてやれるのでしょうか。延期が必要な事態ではないのか。東京都は五輪を意識してコロナ対策が後手に回った時から『失敗』しているのです。それも認めず、新たな対策などできるわけがありません」(中原英臣氏=前出)
「小池さんに裏切られた」(築地女将さん会)/(C)日刊ゲンダイ
小池知事を魅力的に演出するための都政 |
都知事選の告示が3日後に迫った15日、れいわ新選組の山本太郎代表が出馬を表明した。自民・公明が事実上、小池を支援する中で、立憲民主・共産・社民は弁護士の宇都宮健児元日弁連会長の支援を決めている。山本の出馬で野党票が割れてますます小池有利との見方があるが、都民は本当に再び小池でいいのか。しっかり考える必要がある。
カイロ大卒業をめぐる学歴詐称疑惑は、15日に小池が政策発表会見の後、突如、卒業証書と卒業証明書の原本を公開した。「今日はどうぞご自由にご覧いただきたい」と強気だったが、ならばなぜこれまでかたくなに公開を拒んできたのか。都議会の場で要求されても出さなかった。
先週9日に駐日エジプト大使館のフェイスブックを通じてカイロ大が「小池知事が卒業したことを証明する」という声明を出した。そうしたら、小池も卒業証書を公開という経緯には、依然、怪しさが漂うのである。
学歴詐称疑惑を告発した「女帝 小池百合子」の著者のノンフィクション作家・石井妙子氏は、小池の半生を「ウソにウソを重ねて魅力的な物語を作り上げてきた」ものだと日刊ゲンダイのインタビューで語っていた。
ウソを重ねる――。それは4年前に掲げた「7つのゼロ」の公約がどれも実現していないことでも分かる。本人は「ペット殺処分ゼロ」は達成したと言い張るが、環境省が老齢や攻撃性のある犬猫などは「殺処分の数から除く」と基準を変更したのをいいことに、実際は146匹を殺処分しながら、“公約達成”を装っただけだ。
そして「築地は守る」の公約の惨状。市場の豊洲移転にストップをかけ引っかき回した揚げ句、両市場を併用する基本方針を発表したものの、尻すぼみ。翻弄された築地女将さん会の女性たちは、14日、宇都宮氏の街頭演説に応援に入り、「小池さんに裏切られた」と悔しさをにじませた。
一貫したパフォーマンス政治
都政そっちのけで「女性初の総理」に野心を示して、国政政党「希望の党」を立ち上げ、「排除発言」で墓穴を掘ったこともあった。今回、コロナ禍で小池が注目されると、再び「女性初の総理」なんて持ち上げる向きには失笑しかない。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう話す。
「公約を実現させることなく、逆に頼んでいないことばかり手をつけてきたのが小池知事の4年間でした。さらに知事を続けるとしたら、築地市場の跡地を使って、公約にないカジノをブチ上げかねませんよ。一体、だれのために政治をやっているのか。小池氏の見栄えをよくするための政治はあったかもしれませんが、そこに都民のための政治はあったのでしょうか。都庁やレインボーブリッジを赤く染めた『東京アラート』がまさにその象徴でした」
しょせん、小池にとって政治や政策は中身ではなく、自分を魅力的に演出するためのもの。ファッションショーのようにとっかえひっかえするマスクと同じで、コロナ対策すらも弄んでいるようにしか見えない。感染や第2波に怯える都民を愚弄している。
法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「コロナという危機を利用して自らの売り込みを図る。小池氏のパフォーマンス政治は一貫しています。メディアに注目される中で、それを上手に利用して生き延びてきた人ですから、それは命が関わるコロナ禍においても同じなのです。先日、東京アラートを解除した際、小池氏は『自粛から自衛へ』と言いました。行政のトップが責任放棄してどうするのですか。もはや最大の自衛は、選挙でマトモな知事を選ぶことです」
今度は騙されてはいけない。
【よくもまあ東京アラート政治利用】小池都知事には他にも疑惑がいくつもある 驚いた。東京の感染者増は積極的な検査の結果だと 安倍政権の場当たり責任逃れにも呆れたが、コロナを弄んでいるとしか思えないマスクファッションショー知事の都民愚弄のその場しのぎ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/zrdzibYbTB
— KK (@Trapelus) June 16, 2020
東京アラートも“政治利用” 小池都知事には尽きない疑惑 https://t.co/0JbtFqkVpj #日刊ゲンダイDIGITAL
— なつ子☆です (@PlanetaryNatuko) June 16, 2020
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