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北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの父横田滋さんが6月5日に亡くなられた。いかほどに無念であったかを想像するに胸が張り裂ける思いである。謹んでご冥福をお祈りいたします。
安倍総理は、「滋さんが早紀江さんと共にその手でめぐみさんを抱きしめることができる日が来るようにという思いで今日まで全力を尽くしてきたが、そのことを首相としてもいまだに実現できなかったこと、断腸の思いであるし、本当に申し訳ない思いでいっぱいだ。なんとかめぐみさんはじめ拉致被害者のふるさとへの帰還、帰国を実現するために、あらゆるチャンスを逃すことなく果断に行動していかなければならないという思いを新たにしている」と述べたが、いったい何に全力をつくしたのか。外交により拉致問題を解決すべき立場にいながら、具体的に何をしたというのか。具体的な外交戦略もなく場当たり的な対応を口にしただけで、何も進展していないではないか。
安倍総理は、「最大限の圧力」、「対話のための対話はしない」と言っていたが、拉致問題の解決は何ら進展しなかった。どうして進展しなかったのかの十分な分析,反省もないまま、無条件で対話することへと方針を転換した。韓国が北朝鮮との首脳会談を実現しても「必要なのは対話ではない。圧力だ」と、制裁一辺倒を継続したが、米朝首脳会談や中国、ロシアの首脳が既に金正恩委員長と直接会談を行っているのを見るに及んで、「条件を付けずに金氏と向き合う」と言い出した。
しかし、この発言は、一見拉致問題の解決にと取り組む姿勢を示しているように見えるが、場当たり的な内容のない見せかけの虚言であったことは、拉致問題解決の進展が全くなかったことからも明らかである。
そして拉致被害者の家族の死という、この期に及んでも「チャンスを逃すことなく果断に行動していかなければならないという思いを新たにしている」などと口先だけのことを言っている。「チャンスを逃すことなく」ではなく、外交により「拉致問題の解決のチャンス」を自ら作るのが総理大臣の立場であろう。
安倍総理の発言は、あたかも拉致問題に取り組むように見せかけるパフォーマンであり、自らの立場も理解できない安倍総理では拉致問題の解決は不可能である。
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