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安倍官邸vs.稲田検事総長、黒川vs.林の戦いに決着か+黒川の退職金、安倍に誤り+桜問題の告発(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/863.html
投稿者 笑坊 日時 2020 年 5 月 28 日 21:11:43: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://mewrun7.exblog.jp/29025637/
2020年 05月 28日

 まず、『「桜を見る会」めぐる首相告発不受理 東京地検」というニュースのタイトルを目にして、先週、出した告発かと思い違いして、「え〜〜〜」って驚いた人、結構いたのではないだろうか。(@@)

  今回、受理されなかったのは、今年1月に憲法学者らが告発したものだという。

『「桜を見る会」めぐる首相告発を不受理 東京地検

 首相主催の「桜を見る会」をめぐり、憲法学者らが1月に安倍晋三首相を背任の疑いで告発した問題で、東京地検が告発を不受理にしていたことが分かった。26日の衆院法務委員会で共産党の藤野保史氏が明らかにした。不受理の通知は1月31日で、「代理人による告発を受理できない」などの理由だったという。

 法務委で藤野氏は「森友問題などでも代理人による告発が行われて受理されているのに、なぜ受理しなかったのか」と質問。法務省の川原隆司刑事局長は「捜査機関の活動内容に関わる事柄なので、答えは差し控える」としつつ、「一般に、告発については刑事訴訟法の規定をもとに代理を認めないと解している」と答弁した。

 「桜を見る会」をめぐっては、首相の後援会が前日に主催した夕食会について、662人の弁護士や学者が今月21日、公職選挙法違反などの疑いで首相らに対する告発状を地検に提出している。(朝日新聞20年5月26日)』

 う〜ん。確かに、刑事訴訟法には代理人による告発の規定はないのだけど。代理人は使わず、告発者本人の名で出せばいいということ?(・・)
 
 今月、弁護士ら660人が出した告発は、しっかり受理されますように。(**)

* * * * *

 思い違いと言えば・・・。黒川氏の退職金の話を。

 安倍首相が25日の会見で「退職金については、訓告に従い、減額されていると承知している」と語っていたのだが。減額の理由が間違っていたようだ。

 森法務大臣は26日の国会で、訓告処分と関係なく「自己都合退職のため、減額される」と説明した。

 訓告で減額されたというのと、自己都合のために減額されたというのとでは、かなり印象が違うと思うんだけどな〜。(-"-)

 安倍首相は、あえて間違えたのか(=ウソを言ってだましたのか)、それとも安易に思い違いをしたのか。いずれにせよ首相の公の場の発言としては、ダメダメでしょ〜。

<あくまで一般的に試算すると、37年勤続の黒川氏の場合、満額で6700万円、減額されると5900万円ぐらいになるそうだ。

 ちなみに、退職金と関係ないけど(チョットあるかな〜?、)黒川さんち、バーニーズマウンテンドッグっていうスゴイ大きいワンちゃん飼ってるんだよね。(・・)>

 次に先日もちらっと書いたのだが。昨日、黒川東京高検検事長(63)の後任に、同期の林真琴氏(62・名古屋高検検事長)が就任することが正式に決まった。(・・)

 林氏と黒川氏は、共に優秀な人材が多いと言われる「花の35期」。同じ期には、東京地検特捜部時代に陸山会事件を担当した佐久間達哉氏、消費者庁長官を経て最高裁判事になった岡村和美氏、そして衆院議員も経験した弁護士・若狭勝氏、ネットでお馴染みの弁護士・郷原信郎氏などがいるそうだ。

 一般に検事総長などを狙うつもりがないor狙えそうにない検察官は、60歳ぐらいまでに退官して、公証人や弁護士その他に転身するとのこと。

 でも、黒川氏と林氏はライバルとして出世コースを争っており、62歳を過ぎてから、35期はこの2人しか残っていなかったという。(・o・)

 検察庁内では、早い段階から稲田氏が将来の検事総長になるのは、ほぼ決まりであったとのこと。そして、稲田氏は自分の次の総長は林氏にしたいと思い、「法務次官→東京高検検事長→検事総長」という黄金の出世コースに乗せようと考えていた。

 内閣は検察幹部を任命する人事権があるものの、これまで基本的には、検察側が出して来た案をそのまま了承することが多い。

 ところが、黒川氏の方を評価していた安倍官邸は、何とか同氏を総長にしようと、稲田氏の提案を拒み、内閣の権限を用いて、黒川氏を「法務次官→東京高検検事長」の出世コースに乗せたのである。(・o・)

 もう何年も前から、安倍官邸vs.西川・稲田検事総長は火花を散らしていたのだ。(@@)

* * * * *

 Asahi Judiciary「事件記者の目・村山治」より引用

『法務省は林氏を法務事務次官→東京高検検事長という「トップ・コース」に乗せる予定だったが、官邸の介入で異変が起きる。法務事務次官だった稲田氏が16年夏、官房長の黒川氏を地方の検事長に出し、刑事局長の林氏を自らの後任にする人事案を官邸に打診したところ、黒川氏を事務次官とするよう求められ、受け入れた。

 法務省側は1年で林氏と交代させるとの約束をとりつけたと受け止めていたが、翌年、官邸は黒川氏を留任させ、18年1月には、当時の上川陽子法相が林氏を名古屋高検検事長に転出させた。結局、黒川氏は19年1月、東京高検検事長に異動するまで2年半、法務省事務方トップを務めた。

 官邸が、黒川次官を望んだのは、黒川氏が官房審議官、官房長時代に培った野党などへのロビーイング力を必要としたからだった。官邸が、今回、黒川氏を検事総長に起用したい理由は、「官房長、法務事務次官として内閣を支えた黒川氏に対する論功行賞」(官邸に近い政界関係者)との見方もあるが、「政治主導を掲げる官邸が、政治による官僚支配に聖域はないと見せつけるため、あえて検事総長人事に注文を付けたのではないか」と指摘する法曹関係者もいる。』(20年1月31日)

 出世コースで妙な動きがあったものの、稲田検事総長は、20年7月まで仕事を続け、7月に63歳の誕生日を迎える林氏に総長の座を譲ろうと考えていた。黒川氏は、20年2月に63歳の誕生日を迎え、定年退官せざるを得なくなる。

<尚、黒川氏自身は、20年2月に定年退官を迎えることを正面から受け止めており、既に民間企業での仕事も決まっていたとのこと。2月初旬には、黒川氏の送別会を行なう計画も立っていたという。>

『稲田氏は、2020年4月に京都で開く国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)で主催国の検事総長として挨拶するのを花道に、林氏が63歳になる20年7月の前に退官し、林氏に検事総長の椅子を譲る心づもりだったとみられる。

 コングレスは5年ごとに開かれ、日本での開催は1970年以来で50年ぶり。世界約150カ国から法相や検事総長級が集う。

 状況が一変したのは、2019年11月中旬。辻次官が2020年1月上旬発令に向けて、黒川検事長退官の人事案に対する官邸の感触を探ったところ、官邸側は、法務省側の意に反して黒川氏の検事総長昇格を求めていることが分かった。黒川氏を検事総長にするには、稲田氏が退官するしかない。その後、辻次官は何度か官邸の意向を探り、官邸側の「黒川総長」希望が固いことを確認。辻氏は、稲田氏に官邸側の意向を伝えたとみられ、稲田氏は官邸の事実上の退官勧奨を受け入れて退官するか、拒否して続投するか、の二者択一を迫られることになった。』

 稲田氏は結局、官邸からの要請を拒否。このままでは黒川氏は総長になることができない。

 この先は、もう何度も書いたので、ここではざっと流すが・・・。そこで、安倍官邸は法務省の一部と結託して、1月31日に黒川氏の定年を6ヶ月延長する閣議決定を行なった上、妙な法解釈変更を行なったと説明したのだが。これが、野党やメディアから問題視されることに。

 5月にはいって、検察庁改正法案を強引に通そうとした際、改めて黒川氏の定年延長のやり方が問題になって、世間から大きな抗議や反発を受けるに至った。(**)

* * * * *

 稲田検事総長を含め、検察幹部側としては、安倍官邸が、検察の人事に関して、素直に検察側の提案を飲まずにいちいちクチを出して、強引に自分たちの意向を実現しようとする態度に、かなり立腹していただろうし。許しがたいものを感じていただろう。

 まあ、よく言えば、「行政府の都合で検察人事を決めてはいけない」「行政府の恣意で検察官の独立性、中立性を侵すべきではない」ということになるわけだが。それ以上に、安倍官邸のエラそ〜な態度、好き勝手な言動に問題を覚え(ムカつきもし)、意地でも負けるものかという感じになっていたのではないかと察する。(・・)

 一方、「安倍一強」の独裁支配状態に慣れて来た安倍官邸サイドは、相手が検察であれ、何であれ、自分たちの意向に従わないものは許せず。ここまで強引なことをしたのではないかと察する。

 安倍官邸は、その上、先日も書いたように、この黒川氏の件で、稲田検事総長に責任を押し付けて辞職させようとしたものの、稲田氏は辞職表明せず。

 せめて、黒川氏のライバルだった林氏の出世コース入りは阻止したいとして、第三者を候補に挙げてみたものの、結局、林氏の東京高検検事長就任が正式に決まることに。
 メディアの多くは、林氏が検事総長の座につく可能性が強くなったと報じている。(++)

 ・・・というわけで、安倍官邸vs.稲田検事総長の戦いは、稲田総長側がゴール前で差し切って勝利した感じがあるのだけど。<というか、黒川氏がゴール前で落馬したって感じ?>

 稲田検事総長サイドは、河井元法相夫妻の捜査もバックアップしていることから、果たしてその行方はどうなるのか。安倍官邸は、人事面では譲ることで、河井夫妻の捜査で少し配慮してくれるように望むのか。

 その辺りのことも、しっかりウォッチしておく必要があると思うmewなのだった。(@_@。

 THANKS


 

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コメント
1. 2020年5月28日 22:22:45 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[5509] 報告
安倍政権に暗雲❣️ 内閣支持率急落で解散総選挙と都知事選の情勢は?#政局ウォッチNOW❤️
.
政治アナリスト政局ウォッチNOWチャオ
2020/05/26 にライブ配信
https://www.youtube.com/watch?v=_jMNk9EkTv8
2. 2020年5月29日 05:59:33 : EO7BzZFUDQ : NUNMSUFJLkJRWE0=[410] 報告
なんとなく黒川自ら
賭けマージャンをリークしたのか
そう思えるのだが
法曹界は他より厳密な村社会
バカと心中する気のない黒川は
法曹界から村八分にならないよぽうに
自ら自爆テロを起こし
逃げたのかと思う
3. 2020年5月29日 06:58:38 : Ycp4u3CTrc : anZieXZMeWJQajY=[42] 報告
安倍政権は内閣人事局を作って官僚の人事を握ることによって長期政権を得ていたわけだがそれの度が過ぎて逆に自爆したわけだ。

当たり前だが安倍晋三に従って出世してもウソまみれの安倍に簡単に裏切られる実態をみればもう安倍晋三に従うやつはいなくなる。その時期が来たということだよ。

4. 2020年5月29日 12:44:39 : sP9qwDViLE : S3VqRUVRWUNQcWc=[188] 報告
退職金、800万円減額したからいいでしょ、という安倍の声が聞こえそうだ。

そんなんで国民の溜飲が下がるとでも考えているとすれば、安倍と国民の意識の乖離はどうにもならないほど隔たりがある。

安倍、お前がきっちり黒川のけじめをつけるんだよ、何他人事みたいに語ってるんだ。

5. 日本沈没防止委員会[2] k_qWe5K@lnaWaI5@iM@I9Ynv 2020年5月29日 16:28:39 : n0XOXmVXoM : SGJsMmRJeEZWQmc=[2] 報告
要するに安部ちゃんは、嘘でも何でもやりたい放題やって、
国民のためになることは何一つやらなかった。

それでもあきたらず、検察庁私物化をもくろんで虎の尾を
踏んじゃったということですね。

もう虎に食われるしか道はありません。

アーメン。

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