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検察は結局、黒川氏のスキャンダルを利用して独立を守った 経済ニュース深読み(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/829.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 5 月 27 日 12:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 




検察は結局、黒川氏のスキャンダルを利用して独立を守った 経済ニュース深読み
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273620
2020/05/26 日刊ゲンダイ


賭けマージャンでナンバー2の黒川東京高検検事長は辞職したが…(C)日刊ゲンダイ

 検察の身勝手が目に余る。ナンバー2の黒川弘務前東京高検検事長が賭けマージャンをして辞任。外出自粛要請のさなか、刑法の賭博罪に相当する行為を行っていたのだから辞任は当然ながら、上級庁の最高検察庁はまともな調査を行わず、「訓告」で済ませた。しかも稲田伸夫検事総長は、簡単な謝罪コメントを発表しただけで説明責任を果たそうとしない。疑問点は多々ある。

 マージャン卓を囲んでいた新聞記者との関係はどのようなもので、何が話し合われていたか。常習性があったとしたら、検察官適格審査会にかけるべきではないか。刑事告発された場合、どう対応するつもりか――。

 さらなる問題は、後任が黒川氏と総長ポストを争っていた林真琴名古屋高検検事長であること。今回、検察庁法改正に際し、国民は小泉今日子ら著名人と一体となって「#検察庁法改正案に抗議します」というツイッターに賛同、投稿数は700万件を超えた。その声に後押しされるように、野党は国会で追及。マスメディアは反対の論陣を張り、松尾邦弘元検事総長ら検察OBは意見書の提出やメディアへの露出で世論を喚起した。

 その結果、黒川検事総長の実現を目指していた安倍政権は、今国会での成立を断念した。結局、検察は黒川スキャンダルを利用、検察人事の独立性を守ったことになる。であれば、国民に「事の経緯」を調査の上、つまびらかにすべきだろう。

 国民は、単純に「検察の正義」を信じたわけではない。長期政権が続き、「霞が関」の官僚組織を牛耳ることに成功した安倍官邸が、準司法として歯向かうことがある権力機構の検察を抑え込もうとして取り組んだのが、黒川氏の定年を延長、検事総長に据えることだった。

 検察庁法改正で「特例措置」を設け、「内閣の判断で定年を延長できる」としたのは、無理筋の延長を“後付け”で合法化するもの。国民は、そこに「森友」「加計」「桜を見る会」で安倍官邸が見せた「クロをシロ」と言いくるめる傲慢を感じた。それがSNSを通じた攻撃につながって政権は折れた。

 しかし、検察もまた怖い組織である。検事総長人事に官邸が横やりを入れると、1月15日、河井案里参院議員の公職選挙法違反事件に着手した。告発があったから受理して捜査した、という単純なものではない。案里議員は安倍首相の意を受け参院選を戦い勝利。夫の克行前法相は菅義偉官房長官の側近。検事総長人事に口を出した政権への回答が、河井夫妻への徹底捜査であり、コロナ禍のなかも続け、立件が視野に入っている。

 つまり「官邸VS検察」の構図に、国民は官邸の傲慢を感じて肩入れしたが、検察権力にも傲慢を感じている。検察主導人事が保たれたから「後は知らんぷり」が、許されるはずはない。



伊藤博敏 ジャーナリスト
1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。数多くの週刊誌、月刊誌のほか、現代ビジネスなどウェブニュースサイトにも寄稿。主な著書に「許永中『追跡15年』全データ」(小学館文庫)、「『カネ儲け』至上主義が陥った『罠』」(講談社+α文庫)、「金融偽装─米国発金融テクニックの崩壊」(講談社)、「黒幕」(小学館)などがある。





 

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コメント
1. 赤かぶ[78795] kNSCqYLU 2020年5月27日 12:30:47 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8637] 報告

2. 赤かぶ[78796] kNSCqYLU 2020年5月27日 12:31:51 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8638] 報告

3. 赤かぶ[78797] kNSCqYLU 2020年5月27日 12:32:22 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8639] 報告

4. 赤かぶ[78798] kNSCqYLU 2020年5月27日 12:33:16 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8640] 報告

5. 赤かぶ[78799] kNSCqYLU 2020年5月27日 12:36:10 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8641] 報告

6. 赤かぶ[78800] kNSCqYLU 2020年5月27日 12:36:59 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8642] 報告

7. 2020年5月27日 15:38:23 : dxkTl1vUxc : NXlNOUwyaUpSenc=[392] 報告
今回の件に関して、検察庁ひいては稲田総長に関する批判コメントは少しずれているな!!混乱、問題の根源は内閣ひいては総理大臣安倍だろうが。
8. 2020年5月27日 17:12:36 : uc7FXkTO12 : VXJNeGs4YnM5Ny4=[14] 報告
>しかし、検察もまた怖い組織である。検事総長人事に官邸が
>横やりを入れると、1月15日、河井案里参院議員の
>公職選挙法違反事件に着手した。告発があったから
>受理して捜査した、という単純なものではない。

同意。河井を擁護するとかそんなチンケな話ではなくて
郷原の説明聞いても何度も首をかしげたが
「燃える検察」それこそが恣意的な運用に他ならない。
それでも郷原も津田が企画する討論番組で
検察批判もしていた。「不起訴にしても碌に説明しない」
「捜査をしない受理しない説明も碌にしない」と。
自分達(検察)に関わることだから=動いた、では
河井は時代に翻弄されたようなもの。
そもそも安倍政権が何もなかったら
河井を穏便にしていたのか?という問いすらも出てくる。

行政論とか組織論とか出世とか手柄とか
知らないけど職業の本分を忘れず
普通に仕事をすることを求めたい。

9. 命を大切に思う者[2545] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2020年5月27日 18:16:19 : XSV3HZTobI : VmppZ25ZU3ZxVVU=[119] 報告
> つまり「官邸VS検察」の構図に、国民は官邸の傲慢を感じて肩入れしたが、
> 検察権力にも傲慢を感じている。検察主導人事が保たれたから「後は知らんぷり」が、許されるはずはない。

まさにその通り。
例えて言えば、
山口組系暴力団と、住吉会系暴力団が、縄張り争いの殺し合いをやってるとき、
住民は、もし山口組系暴力団が勝ったら殺されるから、山口組系暴力団を倒すことに力を貸しただけで、
別に、住吉会系暴力団の支配下に入って恐喝に応じることを、了承したわけではない、
住吉会系暴力団を信用してるわけではない、
というのと同じです。

国民は、検察組織を信用してるわけではないのですよ。
今回は、あくまで、目前の迫った大きな脅威の方を先に排除したというだけで、検察も脅威には違いないから。
検察は、これまでの数十年間、自民党議員どもの犯罪を不当に不起訴にして来た。国民はそのことを忘れてない。
10. 赤かぶ[78882] kNSCqYLU 2020年5月27日 19:43:36 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8724] 報告

11. 2020年5月27日 19:57:17 : eXxCjrjALg : Q0Fvc2gxWWd5b3c=[30] 報告
できるのか? 土俵際から 安倍崩し

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