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【こうして国策捜査は正当化されていく】「産経」と「朝日」黒川とのズブズブ記事を検証 情報収集、関係強化という名の癒着が蔓延すれば、新聞に社会の木鐸など、求めるのも無理 新聞は権力に取り込まれ、それをネットがひっくり返した重大な意味とデタラメ政権・御用メディアの今後(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/EBKAmZwboq
— KK (@Trapelus) May 22, 2020
賭けマージャンの産経と朝日 黒川とのズブズブ記事を検証
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273528
2020/05/22 日刊ゲンダイ
黒川検事長は「辞表」を提出。逃げるように車に乗り込んだ(C)日刊ゲンダイ
違法な賭博行為をとがめられての辞任。検察ナンバー2にとってこれ以上ない恥ずかしい辞め方は、法曹にもかかわらず官邸ゴリ押しの無理スジ「定年延長」を受け入れた末路である。
21日、黒川弘務東京高検検事長は新聞記者との「賭けマージャン」を認めて辞表を提出。法務省は黒川氏に訓告処分を下した。訓告は「懲戒」に当たらない軽い処分だ。国家公務員法の定年延長の解釈を変更する異例の手続きで閣議決定してまで重用した“守護神”への詫びのつもりなのか。
安倍首相は「首相として当然責任がある。批判は真摯に受け止める」と発言。森法相も「黒川氏の定年延長の閣議決定を求めたのは私なので、責任を痛感している」と言った。口先政権は毎度のごとく本気で責任を取る気などさらさらないのだろうが、黒川辞任が政権に与えるダメージは計り知れない。コロナ禍で強まる国民の安倍不信の火は、さらに燃え広がることになるだろう。
「検察庁法改正案」に反対するツイッターデモに端を発した「黒川問題」は、法案の今国会成立断念でいったん先送りされた。それが一気に動いたのは、20日の週刊文春のスクープだった。産経新聞の司法担当のA記者、その元上司で司法クラブキャップだったB記者、朝日新聞の元検察担当記者で現在は経営企画室にいるC氏の3人が今月1日と13日の2度、黒川氏と卓を囲んだ。場所は東京都内のA記者の自宅マンションで、いずれも緊急事態宣言発令中のこと。黒川氏は産経側が用意したハイヤーで帰宅していた。
「取材源の秘匿」に違和感
産経と朝日は、報道のあった20日に記者らから事実を確認したはずなのに、21日の朝刊では逃げの一手。産経は<報道に必要な情報を入手するにあたって、個別の記者の取材源や取材経緯などについて、記事化された内容以外のものは取材源秘匿の原則にもとづき、一切公表しておりません>と強弁し、朝日は社員のマージャン参加を認め、お詫びしながらも、<元記者>であり、<勤務時間外の社員の個人的行動ではありますが>と言い訳がましかった。
実際、黒川氏と記者らはズブズブの関係だ。4人の賭けマージャンは月2〜3回のペースで、3年間の長きにわたって行われていたことが分かったと、21日、朝日が発表している。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。
「産経が文春報道の事実関係について答えない理由を『取材源の秘匿は報道機関にとって重い責務』としたのはトンチンカンな話です。違和感を持った国民は多いでしょう。検事長を自宅に呼んで『賭けマージャン』をすることが取材になるのでしょうか。記者が遊びの部分で取材対象に食い込んで信頼を得ようとすること自体を否定はしませんが、それは取材ではない。今回はハイヤーまで用意して、『接待』みたいなものです。緊急事態宣言の最中でもマージャンをするぐらいですから、平時から常習的だったのでしょうが、『俺たちはウイルスには感染しないから何をやってもいいんだ』という“上級国民”のようなおごりを世の中は感じ取ったことでしょう」
大新聞の政治記者らが安倍を定期的に囲んで食事会を開いているが、権力との癒着は司法記者も同じということ。いくら本人や会社が情報収集や関係強化のためだと説明しても、癒着関係が蔓延すれば、新聞に「社会の木鐸」を求めることなど無理な相談ということだ。
ゴーン事件でも検察寄りの論調(C)日刊ゲンダイ
「検察は正義」の情報操作に大マスコミが加担 |
思い返してみれば、朝日と産経は黒川氏に対して驚くような大甘記事を出していた。
検察庁法改正案に対し、ネット上の批判が頂点に達して大きなうねりとなっていた今月13日、朝日は黒川氏の人物像を伝える記事を掲載。その内容は、「官邸の守護神としてさまざまな政治案件をつぶしてきた」と世間で伝えられる悪評を否定し、黒川氏を擁護するものだった。<かつて上司だった検察OBは、黒川氏が「官邸に近い」と批判を浴びていることに「政治家の相手をやらせすぎた。我々も反省しないといけない」と話す><黒川氏は周囲に「私の知らないところで物事が動き、名前ばかり出ている」と困惑気味に話している>など、黒川氏を“被害者”扱いである。
産経は、黒川氏の定年延長が閣議決定されたことを野党が問題視し、国会での追及が激しくなっていた2月26日付の紙面で、解説記事を掲載。<黒川氏は日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡事件の指揮という重要な役割を担っていることもあり、定年延長という形を取らざるを得なかったとみられる><検事総長は内閣に任命権がある。検察の独善や暴走を防ぐため、政権の意向が反映されるのは当然だ>などと、黒川氏の定年延長が次期検事総長への起用含みであることを是認するかのような内容だった。この記事を書いたのは、黒川氏と一緒にマージャンをしていたA記者である。
さらに、ゴーン事件のために黒川氏の定年延長が必要不可欠、という解説に関して付け加えると、産経と朝日はゴーン事件でも検察寄りの姿勢が際立っていた。ゴーン逮捕をスクープしたのは朝日で、社会面で展開された舞台裏に迫る記事は、まるで“従軍記者”が執筆したかのようだった。産経も前述のB記者が、ゴーン事件をめぐる日本の検察の「人質司法」批判に反論する記事を書いていた。
つまり、こうしてメディアが当局に取り込まれ、検察にとって都合のいい記事や検察のシナリオに沿った記事が量産される。その結果、検察の情報操作にメディアが加担し、国策捜査は正当化されていくのである。
元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏が言う。
「検察とマスコミと裁判所のトライアングルです。これは私が長年主張してきたことでもありますが、検察とマスコミの癒着関係により、マスコミが検察、特に特捜部の言うことをそのまま記事にし、世間に検察が正義だと思い込ませる。こうした構図の下で裁判所は判断するので、特捜部が扱った事件で無罪判決が下されることがないのです。検察だっていろいろな人間がいる。丸ごと正義だなんてあり得ません。司法メディアと検察は運命共同体であり、利益共同体。検察幹部と付き合って重要な情報を取ってきた記者が、社会部キャップや社会部長になるなど出世する。だから決して批判は書かない。検察イコール正義をつくり上げたマスコミの罪は重い」
大新聞は周回遅れ
大手メディアと当局の癒着に、国民もうすうす気が付いている。モリカケ問題や「桜を見る会」をめぐって不正疑惑が山ほどあるのに、現状、安倍は逃げおおせている。長期政権にメディアが完全に取り込まれ、権力監視機能が弱体化した結果である。安倍政権が検察庁法改正案の今国会成立を断念したのだって、メディアの力ではなく、ネット世論が政治を動かし、ひっくり返したのだった。その意味は重大だ。
前出の角谷浩一氏は、「もはや大新聞があてにならないから、自分たちで動くしかないというのがあのネットデモだった。大新聞は周回遅れだと見限られていることを、分かっているのでしょうか」と辛辣だった。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)もこう言った。
「『桜を見る会』の問題では毎日新聞を除く、朝日、読売、産経、日経の全国紙は腰が引けていた。もっと鋭く切り込んで欲しいのに、本来の新聞の役割を果たしていないと感じている読者は少なくないと思います。今回のことで、大手新聞と当局はただのなれ合い関係だったということがバレた。そこにジャーナリズムとしての矜持は見えません。そのうえ、国民の前に出てきてきちんと謝罪することもない。そんな腐敗した新聞を誰が読むのでしょうか」
今、その正体が白日の下にさらされた御用メディアは、デタラメ政権とともに沈んでいくしかないのだろう。
というわけで、今日発売の本紙1面から 、雀鬼・黒川氏と朝日、産経のズブズブ記事を検証します。
— 日刊ゲンダイ ニュース記者 (@gendai_news) May 21, 2020
ぜひ、お近くのコンビニでお買い上げ願います!#常習賭博罪の量刑は3年以下の懲役です
「許されないこと」「極めて不適切」 産経、朝日がコメント - 毎日新聞
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賭けマージャンの産経と朝日 黒川とのズブズブ記事を検証 https://t.co/qUTq7dtjbb #日刊ゲンダイDIGITAL
— れいわ新選組🐾メディアプロモーション・チームK (@Maick_888) May 23, 2020
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