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“法を守る”は生命線 検察は安倍首相の番犬に甘んずるのか 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273158
2020/05/15 日刊ゲンダイ
自分の身を守るため、新たな検事総長を充てる必要がある(桜を見る会での安倍首相)/(C)共同通信社
検察官にとって「法を守る」は生命線である。検察庁法第4条は「検察官は裁判所に法の正当な適用を請求し」とある。組織的には「検事総長は全ての検察庁職員を指揮監督する」とあるから、検事総長は絶大な権力を持つ存在である。
安倍政権は今国会に、検察官の定年を延長するための検察庁法改正案を提出している。しかし、この改正案に抗議する著名人らが今週、続々とツイッターで反対声明の声を上げた。
反対運動の中心人物である海渡雄一弁護士はこうツイートした。
「#検察庁法改正案に抗議します。日本のトレンド、トップを独走。ツイート10万突破。秘密保護法や共謀罪の反対運動でも、国会を取り囲むデモをやった。しかし、10万は集められなかった。いま、市民の怒りが沸騰している」
海渡弁護士は10万超えのツイートに驚いていたが、わずか1日で180万を突破。その後も、抗議ツイートが続いた。
なぜ、このような現象が起こったのかといえば、おそらく安倍首相の政治姿勢に対する懸念だろう。
安倍政権は「森友学園問題」「加計学園問題」「桜を見る会問題」など、これまで数多くの政治の私物化疑惑が指摘されてきた。ふつうの政権であればとっくに崩壊している。中でも「桜を見る会問題」では、ひとりの政治家である安倍晋三氏が公職選挙法違反の疑いで逮捕、起訴され、有罪となっても不思議ではない、との声まで出た。
安倍首相にとっては、自分の身を守るための新たな検事総長を充てる必要がある。そこで浮上したのが、これまで数々の政治スキャンダルのもみ消しを図ってきたなどと評される黒川弘務東京高検検事長(63)だった。
しかし、この人事には問題があった。黒川氏は、検事総長に就任する前に定年退官が決まっていたからだ。そこで安倍政権は法律で決まっていた検察官の定年規定について、内閣の閣議決定で変更。それでも法律は内閣の決定に優先するため、黒川氏の定年延長を法的に正当化するために「検察庁法改正案」を提出したのである。
さらに、この改正案には別の恣意的な条項が盛り込まれている。特例により、政権の意にかなう検察幹部は63歳以降も続投させ、意に沿わない場合は役職を解くことができるようにしたのだ。
今ならまだ道はある。検察官の方々! 今、安倍首相と戦わねば、組織は政権の番犬に過ぎなくなるだろう。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
【日本外交と政治の正体/孫崎享】“法を守る”は生命線 検察は安倍首相の番犬に甘んずるのか https://t.co/wb3eU0BrIq #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) May 14, 2020
検察は安倍首相の「番犬」に甘んずるのか
— KK (@Trapelus) May 14, 2020
安倍首相にとっては、自分の身を守るための新たな検事総長を充てる必要がある。そこで浮上したのが、これまで数々の政治スキャンダルのもみ消しを図ってきたなどと評される黒川弘務東京高検検事長だった
日本外交と政治の正体 孫崎享(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/sbwvpT3LBb
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