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「検察官定年延長法案」は、不当極まりないだけでなく、必要性も全くない(郷原信郎が斬る)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/460.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 5 月 12 日 22:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「検察官定年延長法案」は、不当極まりないだけでなく、必要性も全くない
2020年5月11日 郷原信郎が斬る


5月8日に、反対する野党が欠席する中、自民党、公明党の与党と「疑似与党」の日本維新の会だけで、「検察庁法改正案」が強引に審議入りしたことに対して、ネットで「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグで、昨夜の段階で470万件ものツイートが行われるなど、国民が一斉に反発している。多くの芸能人や文化人が抗議の声を上げている。

今回の法案は、国家公務員法の改正と併せて、検察庁法を改正して、検事総長を除く検察官の定年を63歳から65歳に引き上げ、63歳になったら検事長・次長検事・検事正などの幹部には就けない役職定年制を導入するのに加えて、定年を迎えても、内閣や法相が必要と認めれば、最長で3年間、そのポストにとどまれるとするものだ。それによって、検察官についても、内閣が「公務の運営に著しい支障が生ずると認められる事由として内閣が定める事由がある」と認めるときは、定年前の職を占めたまま勤務させることができることになる。

これは、安倍内閣が、検察庁法に違反して、黒川検事長の定年延長を強行したことと同じことを、検察庁法上「合法に」行われるようにしようというものだ。これによって、違法な閣議決定が、その後の法改正によって事実上、正当化されることになる。

このような法案を、法務大臣も、法務省も関わらず、「内閣委員会」で審議をして、成立させようとしているのである。

このようなやり方は、検察庁法の立法趣旨に著しく反するものである。

検察庁法が定める検察官の職務と、検察庁の組織の性格は、一般の官庁とは異なる。一般の官公庁では、大臣の権限を各部局が分掌するという形で、権限が行使されるが、検察庁において、検察官は、担当する事件に関して、独立して事務を取り扱う立場にある一方で、検事総長・検事長・検事正には、各検察官に対する指揮監督権があり、各検察官の事務の引取移転権(部下が担当している事件に関する事務を自ら引き取って処理したり、他の検察官に割り替えたりできること)がある。それによって「検察官同一体の原則」が維持され、検察官が権限に基づいて行う刑事事件の処分・公判活動等について、検察全体としての統一性が図られている。

検察官の処分等について、主任検察官がその権限において行うとされる一方、上司の決裁による権限行使に対するチェックが行われており、事件の重大性によっては、主任検察官の権限行使が、主任検察官が所属する検察庁の上司だけでなく、管轄する高等検察庁や最高検察庁の了承の下に行われるようになっている。

少なくとも、検察官の職務については、常に上司が自ら引き取って処理したり、他の検察官に割り替えたりできるという意味で「属人的」なものではない。特定の職務が、特定の検察官個人の能力・識見に依存するということは、もともと予定されていないのである。

黒川弘務東京高検検事長の「閣議決定による定年延長」は、定年後の「勤務延長」を規定する現行の国家公務員法81条の3の「職員の職務の特殊性又はその職員の職務の遂行上の特別の事情からみてその退職により公務の運営に著しい支障が生ずると認められる十分な理由があるとき」という規定に基づいて行われたものだが、検察庁という組織の性格上には、そのようなことが生じることは、もともと想定されていない。それを検察庁法の改正によって法律の明文で認めようとするのであれば、検察庁法が規定する検察官や検察庁の在り方自体について議論を行うのが当然であり、国会でそれを行うのであれば、「内閣委員会」ではなく、法務大臣が出席し、法務省の事務方が関わる「法務委員会」で審議すべきである。

これに対して、いわゆるネトウヨと呼ばれる安倍首相支持者の人達が、ネット上で必死の抵抗を試みている。高橋洋一氏は、以下のようなツイートで、この法案は、国家公務員一般の定年延長に関する国家公務員法の改正案であり、それに伴って、検察官の定年延長を制度化するのは当然であるかのように言って、法案を正当化しようとしている。





しかし、高橋氏が言う、「検察官だけが定年延長できないのは不当な差別」というのは、検察官の職務の実態を全く知らない的はずれの意見だ。

そもそも、検察官には、法曹資格が必要とされており、退職しても、能力があれば、弁護士として仕事をすることが可能だ。そして、それに加えて、法務省では、従来から、退官後の処遇を行ってきた。

検察庁法上、現在の検察官の定年は、検事総長が65歳、それ以外は63歳だが、実際には、検事正以下の一般の検察官の場合は、60歳前後で、いわゆる「肩叩き」が行われ、それに従って退官すると、「公証人」のポストが与えられる。公証人の収入は、勤務する公証人役場の所在地によるが、概ね2000万円程度の年収になる。そして、認証官である最高検の次長検事、高検の検事長の職を務めた場合には、63歳の定年近くまで勤務して退官し、この場合は公証人のポストが与えられることはないが、証券取引等監視委員会委員長など、過去に検事長経験者が就任することが慣例化しているポストもあるし、検事長経験者は、弁護士となった場合、大企業の社外役員等に就任する場合が多い。

検察官の退職後の処遇については、上記のような相当な処遇が行われているのであり、一般の公務員のように、定年後、年金受給までの生活に困ることは、まずない。

だからこそ、今回、国家公務員法改正での定年延長制度の導入に併せて、検察官の定年延長を根本的に変えてしまうのであれば、従来行われてきた検察官の退職後の処遇の在り方も根本的に見直すことになる。それを、違法な定年延長を行って批判を受けたからといって拙速に行い、しかも、その審議に、法務大臣も法務省の事務方も関わらないなどということは、全くあり得ないやり方だ。

検察官の退職後の処遇の現状からしても、検察官に定年延長を導入する必要性は全くない。それを、強引に導入しようとしているのは、安倍政権が、違法な黒川検事長定年延長を閣議決定して検事総長人事に介入しようとしたことを正当化するため、事後的に国会の意思に反していないことを示そうとしているとしか思えない。

それは、どんな不当・違法なことも、国会の多数の力さえあれば、あらゆるものが正当化できるという、安倍政権の傲慢さそのものである。

このような法改正は、絶対に認めてはならない。



 

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コメント
1. 赤かぶ[76081] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:08:53 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5923] 報告

2. 赤かぶ[76082] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:12:32 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5924] 報告

3. 赤かぶ[76083] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:13:03 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5925] 報告

4. 赤かぶ[76084] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:14:43 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5926] 報告

5. 赤かぶ[76085] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:15:25 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5927] 報告

6. 赤かぶ[76086] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:16:38 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5928] 報告

7. 赤かぶ[76087] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:17:19 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5929] 報告

8. 赤かぶ[76088] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:18:23 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5930] 報告

9. 赤かぶ[76089] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:19:16 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5931] 報告

10. 赤かぶ[76090] kNSCqYLU 2020年5月12日 22:20:47 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[5932] 報告

11. 2020年5月12日 23:55:34 : jXbiWWJBCA : Rm5WWGpiTzAwU2c=[363] 報告

定年延長自体は、当然の措置

問題は、恣意的な政治介入が行われる可能性が明確に排除できるかどうか程度だが

そもそも以前の日銀人事もそうだが、愚かな国民や野党は

かっては政治がコントロールできないことを問題視していた

これも、いかに国民が愚かかということを示す一例に過ぎないということだ


12. 2020年5月13日 01:25:01 : GXLUyYyqOc : Vi9URHo0aEY4Q3c=[2] 報告
現野党には与党になったら内閣が官僚の人事を左右することもなくマスコミにいちいち口をはさむこともなく周囲と適度な緊張感と敵対関係を維持していく方針で進んでもらいたいね。まあ現状を維持強化する方向ではそもそも終生与党自民党が生まれそうだけどな。日本自民党と呼ばれる中国共産党の始まりだ。
13. 2020年5月13日 07:37:21 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[5283] 報告
〖検事長法改正(7人の話を聴く)〗@深澤真紀さん A小西克哉さん B津田大介さん C軽部謙介さん×伊集院光さん D鶴瓶師匠 E飯尾歩さん F小田嶋隆さん
.
野菜デモラジオ役立ち情報局
2020/05/12 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=c6y3_-_v4O8
14. 2020年5月13日 07:59:24 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[5285] 報告
#検察庁法改正案に抗議します!絶対に許容できない!郷原信郎の「日本の権力を斬る!」
.
郷原信郎の「日本の権力を斬る!」
2020/05/12 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=-vdceHU-48s
15. 2020年5月13日 12:35:23 : N7GhJRVgn6 : TmIubzdubTBwWTY=[84] 報告
●「黒川氏は68歳(2025年)まで検事総長として君臨できる」法務省が公式見解
最終的に法務省が公式に多くの人の懸念が本物だったことを認めました。
この問題の渦中にある黒川検事長は「官邸の用心棒」と異名を持つほどに菅官房長官らをはじめとした現政権にベッタリで、安倍政権絡みの犯罪を片っ端から不起訴としてきた指摘される人物。
「 #検察庁法改正案に抗議します 」ハッシュタグに470万件の声、なぜここまでの炎上が起こるのか | BUZZAP!(バザップ!)
「 #検察庁法改正案に抗議します 」に沸き上がった反論の妥当性を考えてみた
https://buzzap.jp/news/20200512-kensatsucho-kurokawa-till-2025/
●<620万ツイートを超えた!>#検察庁法改正案に抗議します<コラム狙撃兵・長周新聞>
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/436.html
●安倍政権が成立急ぐ検察庁法”改悪”、現役検事も「そんなのいらん」と切り捨て!「黒川さん(と安倍総理)だけのための法案やないの?」
https://yuruneto.com/kensatutyouhoukaiaku/
●安倍総理、検察庁法改正を「今国会で成立させることが必要」と強調!急ぐ理由について「職員の職業生活設計に大きな影響がある」と意味不明な説明!
コロナ禍のどさくさに加えて、国会公務員法改正に検察庁法改正を紛れ込ませて、二重の”国民騙し”!470万もの国民の声を徹底無視して「安倍による安倍のための」検察庁法の”改悪強行”が間近に!
https://yuruneto.com/abe-kesatutyouhoukaisei/
●安倍首相が「#検察庁法改正案に抗議します」を無視して大ウソ答弁! 井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられて唖然の一言…(リテラ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/435.html
●田崎史郎が検察庁法改正問題で「黒川検事長と安倍首相は近くない」と嘘八百の政権擁護! 大谷昭宏、ラサール石井にツッコまれ馬脚(リテラ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/461.html
●デマは自民党のネット工作の基本
【検察庁法改正案】「500万件の抗議ツイートはほとんどがスパムにより水増しされたものだ」→悪質なデマ、スパム判定は約4.87%でした
http://my.shadowcity.jp/2020/05/post-18485.html
●加藤清隆、竹内久美子、百田尚樹…安倍応援団が「#検察庁法改正案に抗議します」に「中国の陰謀」「テレビ局が黒幕」とトンデモバッシング!(リテラ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/441.html
●きゃりーさん、「検察庁法改正抗議」ツイートを削除!安倍サポ工作員が総攻撃か!「コメント欄で激論が繰り広げられていて悲しくなり…」「ごめんなさい」
https://yuruneto.com/carry-sakujo/
●【卑怯】菅官房長官⇒星野源の時「過去最高の35万を超える『いいね』を頂いた」⇒今回の検察庁法改正案600万ツイート「コメントは差し控えたい」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/56148
●黒川弘務氏の正体:検察腐敗の節目で暗躍 / 森友問題や伊藤詩織さん事件の不起訴につながった可能性
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=238646
16. SHIGE[626] gnKCZ4JogmaCZA 2020年5月13日 14:05:46 : 8UP26mIKBQ : dTR6TVVwRENwWVU=[361] 報告
「これは、安倍内閣が、検察庁法に違反して、黒川検事長の定年延長を強行したことと同じことを、検察庁法上「合法に」行われるようにしようというものだ。これによって、違法な閣議決定が、その後の法改正によって事実上、正当化されることになる。」(郷原信郎)


上のように、郷原氏は今回の改正法案の非正当性と反国民性とを簡潔にまとめて、さらに解説を加えている。

いま700万人にも達しようとしているツイッターは、この郷原氏の言うことの根本部分を、理路とまっとうな感覚でとらえ、法案反対の意思表示となっているのだと思える。

例によって、高橋洋一という安倍の危機を直感する能力だけには異様に長けた評論家は、空しい安倍擁護を行っている。

郷原氏は彼のそんな性向と歪んだミッション感を十分に知ってか、彼のツイッターを取り上げ反論を加えている。
 
「どれだけの著名人が実際に法案を見たのか知りたい笑。法案を読めば、検察官だけではなく公務員全体の定年延長の話。……

著名人。一般にはサラリーマンでないから、定年には無縁だろう。となると、他人の定年なんてどうでもいいはずで、検察官の定年延長に反対という著名人のロジックは何か知りたいところ。ひょっとしたら、コロナで時間が余っていてどこかに鬱憤のはけ口を見つけているだけだったりして(失礼)」
(高橋洋一)

上の高橋の言っていることなど、ほとんどの「著名人」も反対を表明している「一般人」も、この程度の表向きの理屈はもちろんのこと、安倍政府の「隠された邪な意図」も容易に見透かして、表明行動をしているのである。

この高橋と言う御仁は、いつもながらかくも自分が普通以上の知力や見識を持った人間だと、特別扱いをされたがるのだろう。

ほんとうは、人への理解も身についた人間力も一般大衆に実は及ばないことなど、見る人が見れば直ぐにわかるのにだ。たぐいまれな幼児性とともに。

高橋の言うことの中には、彼特有といっていい「詐術」が頻繁に出ている。例えば、
「検察官だけ定年延長に反対。今は検察官などは国家公務員法ではなく特別な法律で定年が決まっているけど、これは歴史的経緯。」とまず持論として言う。

これは異論がないな、と感じられたとたん、次には、「本来は同じ法律で決めるべき」と根拠も示さず「こともなげに」先の引用の主旨を否定する。

これでは郷原氏も「唖然」とするほかないだろう。

郷原氏が問題としているのは、「検察庁法」という特別の法律で定められ、それによって固有の機能を持たせようとし、試行錯誤はあっても歴史的に妥当性が試され今に至っていること、についてのそれらの評価(歴史的)についてなのである。

高橋にかかると、その肝心なところは不問にして「本来は同じ法律で決めるべき」で済ましてしまう。これでは論理性や実証性とも無縁になってしまう。

当方にはこの流儀こそが彼の詐術の正体のように思える。

だが高橋にとっては残念なことに、700万人に垂んとする「著名人」や「一般人」に、彼のこの程度の言説などもはや通用することはなくなっている。

17. 2020年5月13日 19:11:25 : Ok1dsCNucQ : TWVYVFROaWc4QnM=[161] 報告
でっち上げ 裁きを防ぐ 守り神
18. 2020年5月13日 19:43:57 : N7GhJRVgn6 : TmIubzdubTBwWTY=[85] 報告
●検察人事の究極“えこひいき”法案ほど不要不急なものはない ファクトチェック・ニッポン!(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/466.html
●一般の国家公務員の定年延長と抱き合わせにしてゴマかす検察庁法改正 〜「チョコの詰め合わせの中にウンコが混じっている」法案
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=238734
●小渕優子・松島みどり・甘利明・下村博文・佐川宣寿を不起訴にした黒川検事総長独裁が2025年2月(68歳)まで続くことを意図した#検察庁法改正に抗議します
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=238714
●検察庁法改正案、武田大臣の答弁で審議が一時中断に!定年延長の基準が存在せず 「施行日までには発表」
https://johosokuhou.com/2020/05/13/30966/
●【粛清】検察庁法改正案「強行採決なら退席」の自民・泉田議員、さっそく内閣委員から外されることに
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/56193
●検察庁法改正案の強行採決に反対した自民党の泉田裕彦議員、即刻内閣委員から外される
https://buzzap.jp/news/20200513-izumida-kensatsucho-kurokawa/
19. 2020年5月13日 19:48:40 : N7GhJRVgn6 : TmIubzdubTBwWTY=[86] 報告
●自民党本部が公職選挙法の交付罪
元法相・河井克行と河合案里夫妻 検察当局が立件へ
これひとつでアベシンゾーのクビが穫れる事件なので、官邸も必死だ。黒川に頼るしかない。
アベ政権下で揉み消された汚職事件はすべて、黒川が揉み消している。検察内部でも嫌われている。
http://my.shadowcity.jp/2020/05/post-18491.html
20. 2020年5月14日 02:41:51 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[1250] 報告
   検事は法曹資格を要する事で、あたかも司法側で人を断罪出来る権限が検察官に与えられているような錯覚があろう。推定有罪原則を適用し刑が確定していない容疑者を受刑者の如く扱い、保釈に関しても自白と引き換えにする強引な姿勢は問題で、検察は泣く子も黙る司直との世間の認知からも、司法に準ずる権限行使可能な存在になっている。
   だが検察はあくまでも行政機構であり国権の最高機関は国会と定義する憲法からすれば、国会が起訴すべきと判断した場合には証拠を揃えて起訴し裁判所の裁定を仰ぐのが検察行政の任務である。ところが検察は準司法との勘違いは大きく、起訴か不起訴かを検察自身で決定できる事態になっており、そこから推定有罪原則や人質司法が生まれることを考えると、国民納税者が検察行政機構を準司法機関と特別視する弊害は大きい。
   これも検察官に司法試験が課され、司法研修所にて判事と共に司法の一端を担うべしとの教官の肩たたきに拠ろう。判事と検事を司法関係と一括りにすることで、判事と検事を交代で務める判検交流システムが跋扈、検事と判事が同一人物であるような仰天の法廷闘争が展開される。これでは被疑者は圧倒的に不公正な裁きに遭うと共に、逆に巨悪の告発と裁定には消極的なのは、検察行政機構と司法府が一体化している仰天構造によろう。
   本来検察はあくまでも行政機構に属する公僕として国権の最高機関たる議会の指示に服するべきで、起訴か不起訴を選択し推定有罪原則を適用するなど検察自体が司法的判断を行ってはならない。
   かつ非常に細かい階級制に彩られた検察行政がヒエラルキーの維持に汲々としているのは本件でも明らかで、議会は検察行政の妙な神格化は止めてシンプルにすべきだが、内閣の一存で定年を決めるなどの法改正は到底許されない。
   検察に携わり準司法として仰ぎ見られた経験者からすれば議会の指示に服すとは政治の軍門に下ることを意味するかもしれないが、政治とは国権の最高機関たる国会にて立法した原則に忠実な執行を行政機構に命じる手続きであり、内閣では無く議会に服する点では検察行政も例外ではない。
21. 2020年5月14日 08:03:47 : ERGQ7ZxACm : Vm9TY1ppckdHRjI=[248] 報告

>>自民党、公明党の与党と「疑似与党」の日本維新の会だけで、「検察庁法改正案」が強引に審議入りした

「森友事件」「カジノ疑惑」の爆弾💣を懐に抱えてる「日本維新の会」は

『ここは一つ「黒川検事総長」に頑張って貰わないと!』の必死さが半端ネ〜ェ!!!!!!。

22. 2020年5月14日 10:46:33 : lpxMJBnumQ : RWl4R1RHb0gvbnc=[18] 報告
>>11.
>定年延長自体は、当然の措置

馬鹿が!
分かりもしないで口だすな!
何の定年延長だか分かって言ってるのか?

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