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※週刊ポスト 2020年5月22・29日号 各紙面クリック拡大
〈安倍“放り出し辞任”で「公明・山口総理」が急浮上〉『週刊ポスト2020/5/22号』
— oniheiji (@oniheiji2017) May 11, 2020
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安倍首相 コロナ以降の失態続きで国を救う気概や自信喪失か
https://www.news-postseven.com/archives/20200511_1560939.html
2020.05.11 07:00 週刊ポスト2020年5月22・29日号 NEWSポストセブン
アベノマスクも評判は今ひとつ(時事通信フォト)
国家存亡の危機であるほど、政治家は自らを奮いたたせ、危機乗り切りの先頭に立つ。それが世界共通の、責任ある政治家に求められる姿勢だろう。
ところが、あれほど「一強」「独裁」と呼ばれた強気の安倍晋三首相からは、コロナ危機が深まって以来、“オレが国を救ってみせる”という気概が感じられなくなった。
緊急事態宣言の延長を発表した5月4日の記者会見では「国民の皆様におわび申し上げたい」「責任を痛感」と自らの政治的責任に言及したものの、視線は終始、演壇の左右に置かれたプロンプターに交互に向けられ、そこに映し出された官僚の作文を棒読みするばかりだった。そのため、国民の関心が高い給付金の入金時期について「早い人で8日から」と書かれていた原稿を「8月」と読み間違えても気づかない。
その前日、憲法記念日に寄せた首相のビデオメッセージの内容も与党内で話題になった。昨年まで強調していた「2020年を新憲法施行の年にしたい気持ちに変わりはない」の言葉が消えていたからだ。
自民党幹部の1人は、首相の“異変”を感じたのは4月7日の緊急事態宣言発令の頃からだと指摘する。
「2月に全国一斉休校要請を決断した頃までは、総理の言葉に力が感じられた。しかし、4月の緊急事態宣言の会見から補佐役として諮問委員会の尾身茂会長が同席するようになった。自信満々だった時の安倍さんなら、総理会見に専門家の助けを借りるなど考えられない対応だ。それだけ迷いがあったんでしょう。その後のアベノマスクの不良品問題、10万円支給のドタバタなど失態続きで、ますます自信を失っていったように見える」
「憲政史上最長の総理」となった安倍首相の花道を飾る来年の東京五輪開催に再び暗雲が垂れ込めてきたことも、大きな打撃を与えている。
「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催する」
首相は今年3月、強い意気込みで五輪の1年延期を発表したが、4月29日の国会答弁では一転、弱気をのぞかせた。
「(感染が)収束していない中では、完全な形で実施することはできない」
本人は開催に向けて努力すると言いたかったのだろうが、首相の弱音と受け止められ、海外の有力メディアは「日本の首相が開催不可能と語った」などと一斉に報じた。
このままでは改憲も五輪も厳しい安倍首相 政権投げ出すのか?
https://www.news-postseven.com/archives/20200512_1561326.html
2020.05.12 07:00 週刊ポスト2020年5月22・29日号 NEWSポストセブン
すっかり「戦意喪失」(時事通信フォト)
あれほど「一強」「独裁」と呼ばれた強気の安倍晋三・首相からは、コロナ危機が深まって以来、“オレが国を救ってみせる”という気概が感じられなくなった。
緊急事態宣言の延長を発表した5月4日の記者会見では「国民の皆様におわび申し上げたい」「責任を痛感」と自らの政治的責任に言及したものの、視線は終始、演壇の左右に置かれたプロンプターに交互に向けられ、そこに映し出された官僚の作文を棒読みするばかりだった。そのため、国民の関心が高い給付金の入金時期について「早い人で8日から」と書かれていた原稿を「8月」と読み間違えても気づかない。
自民党ベテラン議員は緊急事態延長の記者会見について、こういう。
「総理が『責任を痛感』と弱音を吐くのは珍しい。口にした以上、いずれ責任を取るつもりかもしれない。政治的に見ても、安倍政権による憲法改正はコロナで断念せざるをえない。
来年に延期した東京五輪も、米国が今の状況では開催は難しいと判断しているという情報が伝わり、総理はガックリきている。ベテラン議員の仲間たちと話をすると、このまま総理を続けてもレガシーを残せない安倍さんはある日突然、気持ちが折れて第1次内閣の再現のように政権を投げ出す可能性が出てきたという人が増えている」
13年前(2007年9月)、安倍首相は閣僚不祥事が相次いで参院選に敗北した後、臨時国会の所信表明演説で「職責を果たし全力を尽くす」と語ったが、その2日後に突然、「私がいることがマイナスになっている」と辞任を表明した。直後に、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して入院することが発表された。
果たして、現在の安倍首相の健康状態はどうなのか。精神科医で国際医療福祉大学大学院教授の和田秀樹氏はこう見る。
「安倍さんが第1次内閣で総理を辞めたとき、私は鬱病の症状だと判断しました。体重が減少していたことや、目が涙目になっていたこと。その後の情報で安倍さんが“つらい”と漏らしていたことからも鬱の条件に合致しました。現在は痩せたように見えないし、涙目でもない。しかし、コロナ対策で緊張状態が続き、休日も会議。緊急事態宣言を1か月延長しなければならなかったことは強いストレスになる。こういうときに元気を失えば、リスクが高まる」
心配なのはコロナで体調管理が難しいことだという。安倍首相の一番のストレス解消法は大好きな外遊とゴルフとされるが、いまはその外遊もゴルフもできない。
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