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4月中旬までは確かに足りなかったが、4月下旬からは医師が必要と判断したPCR検査はほぼ行われるようになったと、TV番組に出演していた忽那医師や上 昌広医師が語っていた。
二人とも、どちらかと言えば必要なことは歯に衣重ねず積極的に発言してきた。いわゆる政府御用達という人物ではないので、現状をきちんと評価したうえでの発言だと思う。
山中伸弥さんを含め、自身は意味があると思っているのかも知れないが、PCR検査を拡大しろ!というヒトは少なくない。
これもずっと書いてきたことだが、PCR検査には二つの意味(意義)しかない。
一つは、新型コロナウイルスに感染したヒトの重症化を防ぐためできるだけ早く医療的観察下に置く目的。
(これが一般国民にとって重要な役割)
もう一つは、疫学調査である。
新型コロナウイルスがどの程度の感染力があるのか、感染したヒトがどのような症状にどの程度の割合でなるのか、さらに、実効再生産数をはじくための基礎データ集めなどの目的である。
(クラスター潰しの根源的目的はこの疫学調査のためである)
多くの人がPCR検査に期待している「新型コロナウイルス感染症の全貌を知る」・「感染拡大抑止」という目的は、残念ながらほとんど達成できない。
全貌を知ることとの関係は別の機会に書くが、感染拡大抑止(ヒトに感染させない・ヒトから感染させられない)というのは、一人ひとりが、すべてのヒトが「新型コロナ」に感染していると想定して対応するほかないのだ。
PCR検査は、ある瞬間の鼻腔や喉から新型コロナウイルスのRNAを検出したということでしかない。
擬陽性や偽陰性の問題はともかく、まだ検知できるレベルの量でウイルスが産生されていないかもしれないし、次の瞬間に新たに感染するかもしれない。
幸いなことに新型コロナウイルスの感染力はそれほど強くない(インフルエンザの10分の1とも言われる。それでなければ、日本は今頃ICUに患者が満ち溢れている)。
それなりの注意で感染は防止できる。(人と接しない行為だが、加熱式はいいとしても、ニコチン入りポッドで電子タバコは使用しないようにね)
現状で必要な検査は、PCR検査・抗原検査・レントゲンないしCTの画像診断の組み合わせだと考えている。
典型的な「新型コロナ」症状が出ているヒトはPCR検査でいいだろう。
しかし、なんとなく不調というヒトは、肺にダイレクトに感染している可能性もある。この場合、ウイルスが肺内部で増殖していて喉や鼻腔でPCR検査を行っても陽性になりにくい。このケースでは、レントゲンないしCTの画像診断か、検査精度が上がっているのなら抗原検査で確認をする必要があるだろう。
最後に、これまでも現在も喫緊の課題である病院及び福祉施設の集団感染をできる限り防ぐための検査を充実させなければならない。
まず、医療スタッフが緊張感をもって感染予防に務めることを前提に、新規入院患者には短時間で結果が出る抗原検査で確認する。抗原検査で陽性だったヒトは、PCR検査の結果が出るまで暫定的に隔離病室に入ってもらうことにする。
医療スタッフや介護スタッフも、定期的に抗原検査を行ったらいいと思う。
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