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「河井さんと一緒に沈んでもらう」東京地検に恫喝された渡辺典子県議が激白 前法相夫妻の捜査大詰め
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200503-00000012-sasahi-pol
AERA dot. 5/4(月) 8:00配信 週刊朝日オンライン限定記事
参院本会議場を4月30日、出る河井案里参院議員(C)朝日新聞社
衆院本会議に出席した河井克行衆院議員(C)朝日新聞社
本誌の取材に応じた渡辺典子県議。自身のFacebookでも見解を表明する。https://www.facebook.com/watanabenoriko0725/
広島地検と東京地検特捜部が捜査している河井案里参院議員と夫で衆院議員の河井克行前法務相が地元・広島の地方議員らに現金をばら撒いたとされる公職選挙法違反の捜査が大詰めを迎えている。
とりわけ、検察側が狙いを定めているのが、広島の重鎮と呼ばれる元県会議長、檜山俊宏県議らと河井夫妻の関係だ。広島地検と東京地検特捜部は4月28日、桧山県議や渡辺典子県議、坪川竜大県議、3人の県議会控室などを家宅捜索した。
この中で最も取り調べ回数が多いとされるのは、かつて河井夫妻と親しかった渡辺県議だ。すでに10回ほど事情聴取を受けている。
しかし、渡辺県議は強引な取り調べで「自白を強要された」として同30日、最高検察庁の監察指導部に公平な取り調べを求める「要請書」を送付した。
「捜査の支障になってはと、今まで黙っていました。しかし、検察の捜査、取り調べにはもう我慢ができない」
渡辺県議は本誌にこう涙声で訴えた。県議3期目、35歳という渡辺氏。学生時代からモデルで活躍。父は地元の家電チェーングループの創業者として知られる。渡辺県議の弁護士もこう批判する。
「脅して、検察ストーリーにあう供述調書を作成したいのでしょう。村木厚子さんの冤罪事件とそっくりだ。明らかに不当な調べなので、要請書を出し抗議しました」
渡辺県議との一問一答は以下の通り――。
――現在の体調は?
「検察から強引な取り調べを何度も受け、精神的、肉体的にダメージを受け、急性胃腸炎と診断され、休んでいました。今は回復途上です」
――4月28日に県議会の控室を広島地検と東京地検特捜部が家宅捜索をしました。
「体調が悪く、議会にも出席できないと届けを出し、弁護士から検察にも連絡している。にもかかわらず、東京地検特捜部の検事は10回ほどストーカーのように、携帯電話を鳴らし続けました。そんなことも重なり、体調を崩してしまった」
――これまでに何度、取調べを受けていますか?
「案里さんや克行さんの秘書が逮捕された最初の公職選挙法違反事件で5、6回。今回、案里氏や克行氏が現金を県議らに現金を配った公職選事件では3、4回は聞かれました。最初から私が案里氏、克行氏から現金をもらっている犯人だと決めつけるようなひどい取り調べでした」
――具体的な取り調べ内容を教えてください。
「4月初めに2回続けて、東京地検特捜部の検事から取り調べがありました。その検事は私が案里氏や克行氏から現金をもらった証拠がさもあるような発言を何度もしました。しかし、その証拠は示されません。東京地検特捜部が捜査することについて『ステージが上がった』『広島地検でできるような話じゃない』と最初に言いました」
――河井夫妻から現金をもらったことはありますか?
「克行氏は衆院広島3区の選出で私の選挙区である安佐北区が地盤のひとつ。毎年、10万円を2回、政治資金として頂き、収支報告書に記載しております。それが何年以上、続いている。そんな話をすると『なんで(捜査が)東京地検かっていうと、10万円2回の他にもお金をもらっているとみている』『証拠があるかというと、率直に申し上げると実はある。それなら今のうちに言って(自供)ほしいのです』『東京地検がわざわざ来て、怪しい人に電話かけて聞いているのではない。証拠がある人をピンポイントで呼んでいる』とまで言われました。しかし、私はまったく違法なお金をもらったことはありません。『もらってないものは、もらってない』と反論すると、検事と水掛け論になりました。すると、検事はさらに踏み込み、『最終的な証拠、決定的な証拠はお見せできません。渡辺さんには裁判を受けてもらわねばならない』『お金を(河井夫妻から)もらったとお認めになられた方がいい』『裁判になってからじゃ遅い。後出しじゃんけんって司法の世界では最もやっちゃいけないこと。認めるのか、よくよく考えた方がいい』と言い、最後に『認めないなら、河井さんと一緒に沈んでもらうしかない』とまで言われました。私の声にまったく、聞く耳を持たずで取り調べは終わりました。4時間以上の事情聴取でした」
――検事は持っている証拠からストーリーにあわせた自白をさせようとしているのですか?
「そうです。自白して、検察ストーリーに合わせてくれたら、悪いようにしないと暗に検事は言っているように感じました。もらっていないので、自白のしようがありません」
――その後、取り調べはどうなりましたか?
「先ほどの取り調べから2日後、再度、呼びだされました。この日は短時間で終わらせると言っていました。最初から、河井夫妻から現金をもらった、もらっていないと言い合いになりました。検事にもらっていないと何度言っても、『証拠はある』と自白を強要してくる。堂々巡りが続いて検事は『結論はどうします? もう時間ないので、はっきり言って。お認めになる?』とさらなる自白を求めてきました。私が『もらっていないというのが事実です』というと検事は『自らステージをあげるってことですね』と言い放ち、ドンと机を叩きました。次に『渡辺さんが事件の主役になるってことですね』と再度、机を叩きました。背筋がゾッとしました。まさに、冤罪はこうやって作られるんだと思った。村木厚子さんもこんな怖い経験をされたかなと、取調室で頭をよぎった」
――渡辺県議のご自宅にも家宅捜索が入りましたね?
「4月9日だったと思います。自宅と事務所に検察はきました。案里氏、克之氏の秘書が逮捕された事件でも捜索されたので、押収していったのは、ICレコーダーと手紙だけでした」
――押収されたICレコーダーや手紙に河井夫妻との重要なやり取りが記録されているという情報があります。
「検察がそんな情報を流しているなら、本当にひどい。まったくそんな会話など録音されていない。手紙はある大手マスコミの取材があまりにひどく、弁護士を通じてクレームを入れたら、謝罪の手紙を送ってきた。ただ手紙の内容がひどくて、放置していた。それを検察が見つけて押収したのです。なぜそんな手紙をもっていったのか不思議です」
――代理人の弁護士を通じて、4月30日、最高検に監察指導部に公平な取り調べを求める「要請書」を送付されました。
「私の主張は違法なお金は一切、もらっていない。それしか言いようがない。検事はもらったに違いない、自白しろ、しないなら逮捕すらにおわせて、脅すような取り調べをしています。さすがに我慢ならないと弁護士さんを通じて、送ってもらった」
――昨夏の参院選では多くの自民党県議は元参院議員の溝手顕正氏を支援。渡辺県議のように表立って案里氏を応援した人は少なかった。本当に現金授受はなかったのですか?
「全くありません。案里氏を支援したのは、県議会でも同じ会派で活動し、親しかったからです。ただ、河井夫妻と実際に選挙を戦い、『戸別訪問をやれ。2軒続けてやるな、1軒ごとにやれば、法律に触れない』などと指示され、嫌になった。法より自分たちの意思を優先させる、有名な河井ルールが存在することを痛感しました。今回の現金を配った疑惑も河井ルールからすれば大丈夫だと、思ったのでしょうかね」
――今、河井夫妻や検察に言いたいことは?
「広島の県議や市議、首長らが私と同様に検察からきつく調べを受けている。報道や私の取り調べからも、河井夫妻が現金を配っていたのは事実だと思う。河井夫妻が出てきて、説明すれば、県議会、市議会も混乱することも県民に迷惑をかけることもない。河井夫妻は国会議員という責任ある立場なので、逃げずに、早く公の場で、自らの言葉で語ってほしい。検察には勝手に思い込みでストーリーをでっちあげず、証拠と供述に基づいて捜査してほしい。河井夫妻に疑惑があるのは事実です。しっかりと真相究明をやっていただきたい。それは検察しかできないのですから」
(本誌取材班)
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