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菅長官「完全な形で五輪」専門家提言案そっちのけ発言の愚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272687
2020/05/01 日刊ゲンダイ
会見する菅官房長官(C)共同通信社
「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして完全な形で東京大会を実施する方針であり、国際社会からも強い支持を得ている」
1日の記者会見で、来夏に延期された東京五輪について問われた際、こう答えた菅官房長官。
新型コロナの感染拡大はいまだに終息するどころか、見通しさえ立っていない中で、東京五輪の開催の見込みを質問する記者もどうかと思うが、答える菅長官も「国際社会からも強い支持を得ている」とはよくぞ言ったものだ。
新型コロナの感染拡大防止策を検討する政府の専門家会議(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)がまとめた提言案によると、新型コロナについて、<当面、新規感染者数がゼロにはならず、1年以上は、何らかの形で持続的な対策が必要になる>という。
つまり、少なくとも「1年以上」は新型コロナ対策の継続が必要なわけで、この先、いつ、どこで感染爆発が起きても不思議じゃない。どう考えても、準備期間を考えれば東京五輪の開催は難しいと言わざるを得ないだろう。
2024年の五輪はパリで開かれることが決まっている。「何が何でも東京開催」にこだわる必要はないし、今のように五輪開催に固執して新型コロナのPCR検査体制の拡充を怠り、市中感染を広げた状況と同じ過ちを繰り返せば愚の骨頂だ。
とにかく、今は新型コロナの感染拡大の防止策に力を入れ、万が一、感染爆発が起きた場合に備えるための医療体制の整備、治療薬の開発、支援に取り組むのが先だろう。
質問した記者は安倍首相が「ウイルスとの持久戦を覚悟する必要がある」と発言したことと絡めたようだが、この発言自体もおかしな話だ。
振り返れば、安倍首相は2月下旬の段階で新型コロナの感染防止について「今後1〜2週間がヤマ場」と言っていた。それが約1カ月過ぎた3月下旬になると「瀬戸際の状況が続いている」と言い出し、今度は「持久戦を覚悟」だ。国のトップの発言がこうクルクル変わるようでは、国民が判断に迷い、右往左往するのも当たり前だ。
そもそも東京五輪が決まった際のお題目は、「東日本大震災と原発事故からの復興五輪」だった。それがなぜ、いつの間にか「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」にすり替わるのか。
ウソばかりついてきた政権だから、何を言っても平気だと思っているのかもしれないが、結局、迷惑するのは国民だ。
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— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) May 1, 2020
こりゃダメですな。 https://t.co/AVIh7JID62
— Tadashi Morishita (@gyobu2) May 2, 2020
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