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小泉ポエム大臣に呆れ声 ゴミ袋感謝に“便乗”で底が割れた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272594
2020/04/30 日刊ゲンダイ
家庭から出すごみ袋に感謝の言葉などを書くよう呼びかける小泉環境相(C)共同通信社
新型コロナの感染拡大以降、すっかり影が薄い小泉進次郎環境相。28日の記者会見が久しぶりのニュースになった。「コロナ感染のリスクにさらされながら仕事をするゴミ収集作業員に感謝のメッセージを」と自らゴミ袋を掲げて提案したのだ。
ゴミ収集を巡っては、神戸市で作業員7人のクラスター感染が発生し、一部事業所を閉鎖する事態が起きている。マスクなど廃棄物からの感染の恐れに加え、外出自粛に伴うゴミ量の急増で現場への負担も重くなっている。そうした危険と隣り合わせの作業員に、各地で感謝の手紙が届けられていて、進次郎氏はそれに“便乗”した形だ。
芸能人や小学生じゃあるまいし |
もちろん感謝の気持ちは大事だし、進次郎氏の提案は否定されるものではないが、芸能人じゃあるまいし、大臣なら他にやるべきことがあるのではないか。ネット上には<作業員が求めているのはこれじゃない。十分な装備と人的な支援、そして付加的な手当だと思う><小学生の寄せ書きや入院したお友達に皆でお手紙書こうじゃないんだから>などと呆れる声があふれた。
ゴミ収集の現場では、防塵マスクや手指の消毒用アルコールの不足、医療施設などからの感染性廃棄物の増加で処理能力がパンクしてしまう恐れなどが懸念されているという。そうした深刻な問題への対応こそ、急務の仕事だろう。
進次郎大臣の会見に出席を続けるジャーナリストの横田一氏が言う。
「進次郎氏は次の総理候補として五本の指に入る若手改革派として注目されてきました。環境大臣の枠にとどまらない発信力に期待しましたが、現状、物足りません。日本のPCR検査の少なさから米国大使館が米国人に帰国を呼び掛けた際、会見で『国際基準に照らし、もっと検査を増やすべきではないか』と質問すると、『それは厚労省が頑張ってやって欲しい』『横須賀市ではウオークイン検査を導入した』と答えた。自身の地元選挙区の自治体が主導している話を持ち出すだけとは情けないと思いました」
大臣就任直後の国連気候行動サミットでの「セクシー」発言や原発汚染水放出に関しての「のどぐろ」発言で「ポエム大臣」と揶揄されたが、あれから半年、進次郎氏は成長していないどころか、底が割れてしまった。
小泉進次郎環境相は「コロナ感染のリスクにさらされながら仕事をするゴミ収集作業員に感謝のメッセージを」とゴミ袋を掲げて提案。提案は否定されるものではないですが、芸能人じゃあるまいし環境相ならば他にやるべきことがあるのでは。 https://t.co/rue1742vh8 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) April 30, 2020
【ゴミ収集員に「感謝のメッセージ」呼び掛け】芸能人や小学生じゃあるまいし 大臣就任直後の国連気候行動サミットでの「セクシー」発言や原発汚染水放出に関しての「のどぐろ」発言でポエム大臣と揶揄されたが、あれから半年、進次カは成長していないどころか、底が割れてしまった(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/7aX5WjoYg9
— KK (@Trapelus) April 30, 2020
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