http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/144.html
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(4日ルールを説明する尾身副座長)
岡江久美子さんの死を無駄にしないために4日ルールの廃止を求めよう
岡江さんや、志村けんの件はもちろんだが、ここにきて、もっと悲惨な例がいくつも明らかになってきた。
17日には葛飾区の路上にて、19日には中野区自宅にて、いずれも80代の男性がPCR検査をうけられないまま死亡。9日には世田谷区の50代大企業社員がPCR検査が遅れたうえ結果は10日待ちとつげられた後、会社寮の個室で死亡。他にも東京で自宅待機中死亡数件。表に出ていない同様事例も多数あることが推定される。
これまでも、極端なPCR検査絞り込みは、早期発見早期治療という大原則に反するがゆえに、より重症化するなどの弊害多数あったが、
ついに、孤独死、独居死まで引き起こすこととなった。
岡江さんの場合も4日待つ間に悪化して入院、入院後PCR検査と報じられているが、具体的にはいつ検査が行われたのか、迅速になされているのだろうか。
PCR検査が絞り込まれ、なかなか受けられないことは、広く知られるようになって、一部ではあきらめと慣れさえでてきているが、とんでもないことだ。PCR検査抑制のため用意された第一関門が4日ルールだ。
4日ルールとは、「風邪の症状や37.5度以上の発熱」「強いだるさや息苦しさがある」といった症状が4日、重症化のリスクのある人は2日続いた場合という「相談・受診の目安」だ。
専門家会議が設置されたのは、国内初の感染者が確認されてから約1カ月後の2月14日、初会合同月16日。その後発表されたのが4日ルールだ。
専門家会議の尾身茂副座長はの2月27日付日経新聞にて「(新型コロナは)発熱が4〜5日続いた後に治る人がほとんどだが、悪化する人もいる。この段階ですぐに医師に相談して『PCR検査』を受ける。4日にしたのは、できるだけ早くウイルスを検出でき、トータルで効果が高いから」などと言っていた。
尾身は3月上旬には、TVモーニングに出演、「4日7.5℃以上には医学的根拠はない」と公言。この頃、宮根の番組でも同様発言のもよう。
3月11日の報道で「『(37.5℃以上)4日間は自宅で経過観察』というのは、PCR検査のキャパシティーとのバランスを現実的に考えたから(尾身茂氏)」とあり、PCR検査の数を絞る意図があったことは明白だ。とされる。
尾身は国会でも発言があり、発言内容は、国会の議事録としても収録されている。
(尾身)「一般の人はなぜ4日かというと、症状が悪くなるのは1週間を超えてということがあるので、一般の人は3日ぐらいまで少し我慢していていただいて」「PCRの検査のキャパシティーがという現実的な問題も当然考慮しました」
専門家会議副議長みずからが、微妙に言い分が変わっている。医学的根拠を解説してみたり否定したり、3日を強調したり、狡猾な二枚舌男とも言えるが、それほどあいまいな概念であり、これでもって命が左右されるという責任感皆無。
ついには、24日釜萢敏(かまやち さとし)委員が「4日間自宅待機は国民が勝手に解釈」と弁解それも国民に責任を押し付けてきた。
28日には、加藤厚労相の国会答弁「既往症のある者や、特に問題のある場合は、4日にかかわらず早めに検査を申し出るべきである」ととんでも発言を行っている。これも責任を国民押し付けるものだ。
さらに問題なのは、4日間高熱を我慢して、4日ルールをクリアしても、未だになかなか検査を受けさせてくれないのが現実だ。
一例として最近のツイートを引用する。
>ツモたろう@クラウドファンディング挑戦中 @tumotaro_idea Apr 25
娘が、熱出して6日目。 かかりつけ医行っても保健所電話してもまだPCR検査受けさせてくれない。 検査はさせてくれよ 陽性数字上げたくないのか? おい神奈川 頼むよ。<
PCR監査のための要件は4日ルールの他に多数の条件があり、保健所の素人が、現場の医師の上に位置して選別し、ほとんど検査拒否になるのだから、患者はたまったものではないし、保健所職員としても精神的疲労は大であろう。(注1)
逆に、極めて恣意的に一部の者には、非常に甘い査定がおこなわれている。
例をあげると、
西村経済再生担当相・・・・・・濃厚接触者非該当。無症状。保健所通さず、翌日検査
橋下徹元大阪府知事・・・・・・微熱(平熱か?)
海上自衛隊幹部・・・・・・無症状、かつ即日検査
藤波阪神投手・・・・・・味覚異常のみ
幕内千代丸・・・・・・蜂窩織炎判定直後
十両白鷹山・・・・・・無症状
4日ルールはクリアしても、ほとんど検査受けられない一方で、全く該当していなくても恣意的に受信できているのだ。
昨29日には赤江珠緒さんの肺炎入院が報じられた。もとはといえば、テレ朝富川アナ発症感染発覚→赤江夫発症感染発覚→赤江本人発症陽性確認の順で、赤江さんは夫の看護から、自分の発症後は陽性確認後も。自宅にて体調悪化の中、2歳児の看護を行っていたのだ。心身のつらさは想像に絶するものがある。赤江さんのケースでも、先手先手でPCR検査が受けられたら、ここまでの悲惨な状況は避けられたのではないか。
乳児・幼児をかかえた一家に対しては、より早めの検査を実施することが望まれる。
元はと言えば、PCR検査を絞るために考えられた4日ルール。撤廃して現場の医師の判断で可能とするのが、もっとも合理的、効率的だ。そして、保健所は関与しないで、報告だけ受けるようにすれば、保健所職員の多忙さも解消できる。
米ではトランプ大統領がPCR検査30万件/日を声明、
ハーバード大が終息のためには2000万件/日を提案、
英では30人の専門家が1週間に1回全員の検査を発表。
世界の潮流はさらなるPCR検査の拡充にある。依然として最大8000件/日の日本はさらに取り残されそうだ。
(注1)
阿修羅投稿(4月26日)より引用。
http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/821.html
>コロナウイルス感染相談窓口に電話しました。
次の質問事項を聞いてきました。
@ 今年、渡航歴がある
A 4日間、37.5以上の熱が続いている
B 肺に息苦しさを感じ息がしづらい
C 咳が1日中止まらない
D 呼吸器系に持病がある
E 友人や職場でコロナウイルスに感染している人がいる
@〜Eの全て当てはまっていることが条件で、全ての条件に当てはまっていればPCR検査を受けることが可能なのか?と、聞いてみたら、受けられないとのことです。
窓口担当者「政府見解としまして、全条件に当てはまっていたとしても、風邪、肺炎、インフルエンザということも大いに考えられますし、それにPCR検査を受けた人のほとんどがコロナウイルスに感染していなかった。また、頭痛、倦怠感、筋肉痛、吐き気、食欲不振、下痢、悪寒等の症状に関しても、コロナウイルスの症状ではないとの政府見解です。」<
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