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危機につけ込む火事場泥棒たち
人々の関心がコロナウイルス問題に占拠されつつあるのをいいことに、腹黒い連中が悪質な火事場泥棒に勤しんでいる。
■ 検察人事への介入を合法化
1月31日、安倍内閣は手下の黒川弘務東京高検検事長を検事総長にするべく、その定年を延長する違法無効な閣議決定を行った。そして今度は、それを後付けで合法化するために国家公務員法と検察庁法を「改正」しようとしている。
この黒川は、森友問題の捜査を潰した張本人である。
2年前のリテラの記事。森友問題の捜査を潰した黒幕の実名が書かれている。現在定年延長で揉めているあの男だ。こんな人物が検事総長になったら日本は終わる。
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) March 19, 2020
「佐川前理財局長ら財務省全員不起訴は最初から決まっていた!“法務省の安倍官邸代理人”黒川事務次官が捜査潰し https://t.co/eYo690P60J
この遺書を読んで不起訴にした検察長はあの黒川です。安倍が自分の悪事を免責させるために法を破り検事総長にしたがっているあの黒川です。こんな人物が日本の検察のトップになったら日本は無法国家で自滅し、廃墟の上に安倍非道政権は永続化。傍で菅、麻生、二階、岩田明子、今井尚哉らがニタニタと。 https://t.co/95D918CYld
— 澤田愛子 (@aiko33151709) March 19, 2020
いや、森友だけではない。およそ近年における検察の悪事の大半に関与してきたのがこの男だ。まともな法治国家ならとっくに懲戒免職となり逮捕起訴されていなければならない法匪である。
その前にねえ、黒川は、陸山会事件をでっち上げるための検察官の虚偽有印公文書作成を握りつぶして、検察浄化の唯一のチャンスを潰したんだよね。それで、検察も彼の意向に逆らえなくなったとともに、検察審査会をも意のままにするメソッドを構築したわけさ。ここ重要ね https://t.co/S791Ec3q05
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) March 20, 2020
安倍はこんな男を検事総長にしようとしているだけでなく、検事総長、最高次席検事、検事長などの幹部役職の再延長を「内閣が定める場合」のみ可能とすることで、検察人事への露骨な介入を可能にしようとしている。[1]
本当にこれ最悪の法案です。夫婦揃って逮捕されて牢屋にブチ込まれて当然の張本人が、コロナ禍のドサクサに紛れて検察への影響力をさらに強化し、自らに捜査の手が及ばないように必死に画策している。卑怯卑劣、火事場泥棒の誹りを免れない暴挙を、安倍はこの国難の最中に強行しようとしてるんですよ。 https://t.co/u2CeCosnEe
— きづのぶお (@jucnag) April 17, 2020
「コロナで大変な情勢の中、すごく危険な法案が来週の4月16日にも衆院で審議入りしようとしています。
— 上西充子 (@mu0283) April 13, 2020
まさに「火事場泥棒」です!
ついこの間、黒川検事長の定年延長が違法であると散々叩かれていましたが、これに端を発して、法案を改正して検察官人事に内閣が介入できるという法案です」 https://t.co/QhHc1x7nLI
どれだけ不正がバレても決して手が後ろに回らない盤石の体制を築こうというわけだ。これでは検察は単なる安倍の私兵と化してしまう。
■ よりによっていまの状況下で「憲法審査会」?
そして安倍自民党は、よりによってこの危機的状況のさなかに「改憲」を持ち出してきた。
安倍晋三首相は7日の衆院議院運営委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた憲法改正議論に関し「緊急時に国民の安全を守るため、国家や国民がどのような役割を果たし、国難を乗り越えていくべきかを憲法にどのように位置づけるかは極めて重く大切な課題だ」と述べた。日本維新の会の遠藤敬氏の質問に答えた。
首相は自民党の改憲案に緊急事態対応を盛り込んでいることを説明。「新型コロナウイルス感染症への対応も踏まえつつ、国会の憲法審査会の場で、与野党の枠を超えた活発な議論が展開されることを期待したい」と語った。
火事場泥棒、これこそ不要不急。本当にクズの集団だな自民党。https://t.co/KPxcVVPkea
— 大下賢一郎 (@kemuchiman) April 4, 2020
「緊急事態対応」などもちろん口実に過ぎない。そもそも無能集団の自民党に緊急事態に対応する能力などないことは、いま目の前で進行中の現実が証明している。なにしろ、医療機関へのマスクや手袋、防護服の供給といった、現行法の範囲内で十分可能なことさえほとんど何もできていないのだ。
「現行法の範囲内でできる最大限のこと」をほとんど何もできてねえのに「非常時に備えて緊急事態条項が必要」とかほざく無能,勉強なんかまるでしないのに高価な参考書欲しがるやつみたいでほんとうに無能感しかない
— Erscheinung44 (@Erscheinung35) April 7, 2020
安倍らがやりたいのは、緊急事態への対応能力を強化することなどではない。「緊急事態」を理由に国会での立法をすっ飛ばして好き勝手な法律を作り、人権を無視した強権発動ができるようにしたいだけだ。[2]
「正気とは思えない」 自民改憲草案に元最高裁判事
元最高裁判事の浜田邦夫さんを招き、自民党改憲草案について学ぶ憲法カフェが20日、参議院議員会館で開かれた。安倍政権が改憲の重要項目に掲げる緊急事態条項について、浜田さんは「正気の人が書いた条文とは思えない。新設されてしまえば世界に例を見ない悪法になる」と厳しく批判した。(略)
浜田さんは、条文の項目に沿って問題点を指摘。〈内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる〉と記された99条1項について、「立法府である国会の承認が全くなくても、法律を作れてしまう。緊急事態の効力の期間も定められておらず、永久に政権運営ができてしまう」と強調した。
さらに、〈緊急事態が発せられた場合、何人も公の機関の指示に従わなければならない〉とする99条3項についても「罰則付きの国民の協力義務となると、憲法上の基本的人権も全く無視される。組織が重要で、個人は組織に従わなければならない、その組織運営は『俺がやる』という発想は独裁政権そのものだ」と問題視した。
休業要請するが補償したくない。補償するにしても微々たる額にしたい。当然、国民から不平不満がでる。
— 俵 才記 (@nogutiya) April 10, 2020
そこでだ。やっぱり憲法に緊急事態条項は絶対必要だ。国民に要請じゃなく命令すればいい。補償もクソもない。不満を言う奴は即逮捕だ。これが、自民党がこの大変な時に改憲を持ち出した理由です
その上、自民党の改憲案では「緊急事態」はいくらでも延長できるのだから、選挙もなしの永久独裁が完成してしまうことになる。
愚かで無能なくせにフリーハンドの独裁権限ばかり欲しがる。こんな連中にこのまま権力を持たせておいたら日本は間違いなく破滅する。
4月までグダグダ引っ張って感染拡大を助長し国民経済を破壊しておきながら、月収8万円程度でないと現金給付しないなどと世迷言を抜かしている人間が、何の改憲議論に期待するというのか?緊急事態?寝言は寝て言えとしか言いようがない。こんな人間が緊急時に独裁権限を持ったら国が滅ぶ。 https://t.co/m8HJzZ3YmP
— 異邦人 (@Narodovlastiye) April 7, 2020
[1] 江夏大樹 『火事場泥棒を許さない 検察人事への介入を止めよう』 東京法律事務所Blog 2020/4/11
[2] 『「正気とは思えない」 自民改憲草案に元最高裁判事』 神奈川新聞 2016.1.21