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4月 19, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<厚生労働省は18日、政府が国民に配布を始めた布マスクの一部に、汚れが付着するなどの不良品が見つかったと発表した。妊婦向けのものが中心だが、学校への発送分では虫の混入なども確認されているという。同省は不良品を回収し、交換に応じる方針。
同省によると、妊婦向けの布マスクは約1000万枚の配布を予定しており、14日から各自治体に発送を開始。だが16日以降、「変色している」「髪の毛が混入していた」などの報告が相次いだ。17日現在、報告は80市区町村の1901件に上る。介護施設や小中学校、国内全戸への発送分でも確認されているという。
同省は各自治体に発送前の徹底確認を求め、メーカーには検品強化などを要請した。担当者は「不良品を見つけたら居住自治体に連絡してほしい」としている>(以上「読売新聞」より引用)
「厚生労働省は18日、政府が国民に配布を始めた布マスクの一部に、汚れが付着するなどの不良品が見つかったと発表した」他にも「学校への発送分では虫の混入なども確認されている」という。
アベノマスクはそれまでマスクを製造していた医療品メーカーではない、衣料品を製造していた複数の民間企業にマスクの製造を依頼したもののようだ。しかし厚労省が製造メーカーを明らかにしていないため、何処が製造したマスクか分からない。
他にもマスクが小さいとの苦情もあるようだ。顎が隠れるようにすると、鼻が出るという。少し話して口を動かしただけで鼻が出てしまうという。
つまりマスク製造の規格やノウハウがメーカーにしっかりと伝わってなかったのではないか。これも医療品製造の門外漢が製造した証拠ではないか。だから製造メーカーの表示が一切ないのではないか。
アベノマスクが不良品だったとはお話にならない。二ヶ月以上もかかって配布した政府御用達のマスクがこの体たらくでは日本政府の信用にかかわる。民間企業には規格や製品検査の厳しいお役所が、自身がマスクを製造すると欠陥だらけ、というのが安倍自公政権の現状を良く表している。
他者に厳しく、身内に甘い。これが「構造改革」の実態だ。何度も洗って使えばマスク不足を解消できる、という説明がそもそも医療品としてのマスクの使用要領に反する。使い捨てこそが本来のあり方だ。
感染症対策の医療物資を備蓄していなかった政府・厚労省の怠慢を叱らなければならないし、東京都が備蓄していたマスクや防護服を早々と中国に「進呈」した自民党幹事長や都知事の判断を疑わざるを得ない。日本が「進呈」する以前から、中共政府は日本国内の中国人を使って全国のドラックストアの店頭のマスクを買占めて本国へ大量に送っていたというではないか。
なぜ政府・厚労省は感染症の拡大を予期して、直ちにマスクや消毒液や防護服などの医療物資を「統制品」に指定して流通を監視しなかったのだろうか。場当たり的に右往左往していただけではなかっただろうか。
中共政府が中国でマスクなどの医療品を製造している邦人企業に製造した製品の工場からの出荷禁止措置を講じたことに対して、日本政府が公式に抗議したと寡聞にして知らないが、まさか駐日中国大使を官邸に呼びつけて叱ることすらしていない、というのではないだろう。
対等な隣国として、悪しき国家の振舞いに対しては正当に抗議し批判すべきだ。使い捨てマスクの日本国内需要の70%以上を中国で製造していたサプライチェーンが緊急時に全く機能しないと判明したからには、日本政府は中国へ進出している邦人企業のすべてに対して日本国内へ回帰すべきと勧告すべきだ。そして国内へUターンする邦人企業に対しては大胆な補助金と投資減税を実施すべきだ。
安倍自公政権が交誼親密にしようとしていた相手の方から日本を蹴飛ばした。そしてこの時期に沖縄と宮古島の間を中国のポンコツ空母と駆逐艦など六隻の中国海軍の艦隊を通過させて太平洋へ進出させた中共政府を安倍自公政権は信用できるのか。
そして中共政府は米国太平洋艦隊の空母が武漢肺炎の感染で持ち場を離れている隙に台湾近海の緊張を高めている。まさに有事は武漢肺炎の感染拡大に的確に対処できない安倍自公政権の存在そのものではないか。アベノマスクのお粗末さが、まさに象徴的ではないか。
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