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2020年 04月 17日
前記事『二階、公明が10万一律給付を提案but公明、野党の補正組換案に自民は反対。選挙目当てか』の続報を・・・。
安倍首相は16日(午前)、公明党が提案を呑んで、新型コロナウィルス(以下、コロナV)の対策として、全国民に無条件でひとり当たり一律10万円を給付する方針を決めた。(・o・)
安倍内閣は4月初めに、公明党や野党が(&自民党の一部も)要請していた一律現金給付を拒否。条件付で一世帯あたり30万円給付する施策を閣議決定し、第一次補正予算案に組み入れていたのだが。公明党の要望に従って、この30万円給付の施策はやめて、第一次補正予算案を組み替えることになった。
閣議決定した予算案を引き下げるのは、異例なことなのだが。公明党が閣外に出ることも覚悟で(閣僚or選挙協力をやめることを臭わせて?)、かなり強引に提案を呑むことを迫ったと見られている。(~_~;)
さらに16日夕方になって、今度は「緊急事態宣言の対象を全国に拡大する」との話が出て、「あら〜」という感じに。<TVでニュース速報が出ていた。(・・)>
「あ〜、緊急を全国に拡大するから、ある種の見返りとして、全国民への一律現金給付を認めることにしたのかな?」と思ったら、むしろ順番は逆だったらしい。
どうも一律現金給付を決めたので、その大義名分(&逆の見返り?)として、全国拡大を決めたというのである。(@@)
* * * * *
それにしても、安倍首相の主張、施策は変わり過ぎだろう。(-"-)
安倍首相は、一律の現金給付案には早い段階から難色を示していたし。昨日、公明党代表と会った時点でも、第一次補正予算案は予定通り(組み替えずに)通したいと話していたのだ。
また、緊急事態宣言に関しても、経済への影響を懸念してできるだけ出したくなかったため、先月から先送りを続けていたし。宣言の対象地域をできるだけしぼりたいと考えていたため、6日にやむを得ず宣言を出した時も、対象は6都府県にとどめていたのである。
それがこんな短期間のうちに、180度と言わずとも、150度ぐらいコロッと考えを変えてしまったわけで。その点にも疑問や批判の声が出ることだろう。(-_-;)
* * * * *
安倍首相が、ここに来て方針転換をせざるを得なかった最大の要因は、1・2枚の布マスク配布、2・一部世帯への30万円給付、3・後手&ハンパな緊急事態宣言への批判が強くなっていることにある。(・・)(+星野源とのコラボ画像もかな?^^;)
布マスク配布は、今週末から順次、全ての国民に届く予定なのだが。先に配布された施設に届いたマスクは、サイズが小さい、ひもが伸びず耳に届かない、布が薄いなどなど、様々な問題が指摘されており、国民から批判が強まる可能性が大きい。<何でこの施策に466億円もかけるのかという疑問の声も増えている。>
また、条件付の一部世帯への30万円給付も、「条件や手続きの方法が、複雑でわかりにくい」「世帯単位では支援に偏りが出る」など批判が続出。<政府内でも、世帯主以外の収入減をどうするかなど、条件の変更に関してもめていたりもしたしね。^^;>
『自民党内からは「評判がすごく悪い。30万円、マスク、星野源さんとのコラボ動画は悪評3点セット。地元から何とかしてくれという声がすごく上がっていた」という声も上がっていました。(ANN4.16)』
野党や公明党は、早くから一律の現金給付を提案していたのだが・・・。
しかし、一律10万の場合、13兆円以上の予算がかかるため、財務省が難色を示していたし。また麻生財務大臣が自分の首相時代に現金給付をして失敗した(リーマン危機で1万2千円〜2万円の現金給付をしたのに「ウケなかった。記憶している人いない」)と強く反対。
<関連記事・『困窮世帯に30万、予算は1/4で済む+数字のインパクト重視&麻生がトラウマで一律給付に反対』>
また、一律現金給付は、(サヨク的な?)野党やアンチ安倍派の識者が早くから要望していた施策だし。経済力を重視する安倍首相のブレーンも「一律給付は、社会主義的な施策だ」「バラまきになる」「コロナ終息後の経済回復の方に予算をかけるべき」などの意見が出ていたようなのだが。
ただ、それらを聞き入れて、最終的に一律給付をやめたのは安倍首相なのだから、本人に責任があることは間違いない。(・・)
安倍首相は結局、「本当に困窮している人たちに出すべき」だという大義名分の下、条件付きで一世帯あたり30万円の給付を行なうことに決めたのだが、これが不評だった。
そこで、自民党の二階幹事長が、支持率や選挙への影響、議員の声などを考慮して(+岸田政務会長へのリベンジもあって)改めて一律10万円給付を提案することに。ただ、二階氏の案では、一世帯30万給付はそのまま残し、補正予算が成立した後、改めて検討するというものだった。
* * * * *
一方、公明党は以前から一律現金給付を要望していた&支持母体の創価学会にも強く言われていたのに、先月はほとんど相談もされず、勝手に決められたことに立腹していた様子。で、二階案の話をきいて「もしやるのであれば、条件付30万給付に替えて、今回の補正予算に組み入れて給付すべきだ」と主張したのである。(・o・)
しかも、今回は山口代表が官邸に乗り込んで行って、かなり強く要請した(圧力もかけた?)のではないかと見られている。(++)
『2020年度補正予算案には30万円の現金給付が盛り込まれたが、住民税非課税や収入半減といった条件が付き、「複雑で分かりにくい」「受け取れない人が多い」との批判が与野党に渦巻いた。
公明党関係者は「ごみみたいな経済対策」と酷評。支持母体の創価学会は「閣外協力も視野に入れる」と激怒し、政府への要求を強めるよう公明幹部に迫った。自民党の二階俊博幹事長が14日に「一律給付」を急きょ打ち上げたため、慌てた山口氏が首相に直談判を申し入れた。
自公の党首会談を受けた両党の幹事長、政調会長協議で、公明側は補正予算案に関して「減収世帯30万円」を「一律10万円」に変更するよう主張した。閣議決定済みの予算案の修正を与党が求めるのは極めて異例だ。(時事通信20年4月16日)』
『首相に直談判したのは、連立与党公明党の山口那津男代表。「選挙協力など、首相が方針転換に傾く『カード』を切ったのではないか」と臆測がある。一方、30万円の案を首相とともに決めた、ポスト安倍の自民党・岸田文雄政調会長のメンツは、丸つぶれだ。
3月から10万円支給を求めてきた野党は「遅きに失した」と批判。10万円給付を緊急事態宣言の全国拡大とリンクさせて発表したことに「都合の悪い話を隠すためでは」(関係者)との声もある。(日刊スポーツ20年4月16日)』
mewは以前から、一律10万円給付を提案していたので、それが実現したことは本当によかったと思うし。政府の緊急事態宣言が「遅い&ハンパだ」と不満に思ってもいたのだけど・・・。
ただ、安倍首相が、緊急事態宣言の対象を全国に拡大すると言い出したのには、チョット驚いたところがあった。各地の状況を見て、対象地域を増やした方がいいかもとは思っていたのだが。岩手県はいまだに1人も感染者がいないし。さほど感染が広がっていない地域まで、生活や経済活動を制限する必要があるのか、疑問に感じたからだ。^^;
実は、安倍内閣も、北海道や京都、愛知など、今回、重点地区に指定される地域を対象に加えることは検討していたのだが。全国拡大までは考えていなかったようだ。^^;
ただ、安倍内閣は、来週にも、5月6日までの緊急事態宣言を延長するか否かを協議する予定だった。(*1)政府は、宣言後、2週間立って、感染拡大の状況を見極めた上で、今後の施策を判断したいと考えていたのだ。
ちなみに首相は当初は、休業要請もせず、接触7〜8割減の要請&外出自粛要請だけで、どこまで感染拡大を減らせるか、状況を見たいと言っていたのだが。東京都などの都市部の感染者数がどんどん増えていたことから、休業要請を認めざるを得ないことに。
また、国がハンパな施策やもの言いしかしていないことも手伝ってか、接触7〜8割減の実現は難しい状況にあるし。対象地域になった地元では動きにくいため、他府県に出て活動する(遊びに行く)国民が増えていたりもして。(`´)
今週にはいっても、感染は拡大する一方で、早くも医療崩壊の問題が深刻になりつつあるし。このままでは、5月6日に感染のピークアウトが確認されて、宣言を解除できる見込みが立ちそうにない。(-_-;)
* * * * *
そんな時に、公明党に一律10万円給付案を呑むように迫られて、安倍陣営もとまどったことだろう。
一律10万円の給付を行なった方が、より多くの国民に評価される可能性が大きい。しかし、前日までやると言っていた条件つき30万円給付をやめて、拒否していた一律10万円給付を実施すると決めるのには、何か最もらしい理由付け、大義名分が必要だ。(・・)
そこで、安倍陣営は、一律給付の大義名分作りのために、緊急事態宣言の対象を全国に拡大することに決めた可能性があるのだ。(^_^;)
『政府高官が「決まったものをひっくり返すのは政権にとって大きなリスクだ」と話すなど、政府・自民党は当初、予算案の組み替えを拒否していました。自民党幹部が「予算を組み替えるなら理由がいる」と述べるなど、緊急事態宣言の対象を全国に拡大することで、安倍総理も整合性をはかろうとしたとみられます。
ただ、諮問委員会の専門家の中には不満を口にする人もいて、今後、政治的判断だと批判される可能性もありそうです。(NNN20年4月16日)』
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安倍首相は今日17日の午後6時から、記者会見を行なう予定なのだが。ここで急に方針変更(変節)をした経緯について、どのように説明するのかしっかりと聴いておきたいし。《上とは逆の説明・全国拡大→一律10万をするかも。)また、記者にも鋭い質問、追及をして欲しいと思う。<その前に、質問と回答が決まっているような出来レース質疑でない一般の記者の質問をどの程度受け入れてくれるかが問題なんだけどね。(-"-)>
そして、どうか国民は、安倍内閣がコロナV対策において、初期の頃からいかに迷走し続けて、コロコロと発言や方針を変えて来たのか・・・そのために、どれほど多くの国民が困惑させられたり、不安にさせられたりして、(ふだんはエラそ〜なことを言いながら)いざという時にはどれほど頼りない存在なのかよ〜く見ておいて、今後の選挙の投票にも反映させて欲しいと願うmewなのだった。(@_@。
THANKS
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