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獣医学権威が提言「専門家会議には獣医学の視点が必要」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271793
2020/04/13 日刊ゲンダイ
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(C)共同通信社
政府の新型コロナウイルス感染症対策の専門家会議には、もっと獣医学の視点が必要ではないか――。こう提言するのは、鳥インフルエンザ研究の世界的権威であるとともに、鶏のコロナウイルス感染症研究をライフワークとしてきた獣医学者・大槻公一鳥取大名誉教授(77)だ。
人では少ないコロナによる感染症も動物にとってはありふれた病気。コロナを使った実験を行ってきた専門家の意見を聞けば、もっと実のある議論ができると話す。
◇ ◇ ◇
新型コロナウイルスについて、人の感染が多いインフルエンザウイルスと同じような対応をしていますが、それではウイルスの本質を見抜けないと思います。新型コロナはコウモリが宿主とされています。もともと動物の病気だったものに人が感染してきているのですから、まずは動物の世界でどのような感染症だったのかを調べる必要がある。
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
もとは動物の感染症。それを調べないと病気の本質に迫れない |
いまは感染者の拡大や医療崩壊が社会問題になっていますから、もちろんその対応は重要です。しかし同時に、病気の本質を捉えて、その上でどういった対策を取るのがいいのか考えるのがサイエンティフィックです。
ワクチンひとつ取っても、動物にはさまざまなコロナウイルス感染症があり、ワクチンが存在します。それらは新型コロナのワクチン開発に参考になるはずです。例えば「鶏伝染性気管支炎」というコロナウイルスによる鶏の病気があります。感染すると養鶏産業に影響を及ぼすため、ワクチンができている。もっとも、完全なものはなく、感染を抑え込めていないのですが、こういった事例を参考に研究すれば、もっと的を絞って新型コロナの対策にあたれます。
動物のコロナウイルス感染症にはどういったものがあって、どんなワクチンが作られていて、どういう問題があるのか。それらをしっかり確認することが重要です。
政府の専門家会議には、獣医学関係の専門家が1人だけ入っていますが、コロナウイルスを取り扱ったことのある専門家が入れば、もう少し実のある議論になる。
医師は厚労省の管轄で獣医師は農水省の管轄なので仕方がないのかもしれませんが、新型コロナは人の病気だから動物は関係ない、ではなく、獣医学の視点をもっと取り入れるべきだと思います。(つづく)
(大槻公一/鳥取大名誉教授 取材・文=小塚かおる/日刊ゲンダイ)
獣医学権威が提言「専門家会議には獣医学の視点が必要」 https://t.co/V1LeKh7Yzk #日刊ゲンダイDIGITAL
— 国民こそ主権者・砂頭巾;雪組 (@553Sandhood) April 13, 2020
【コロナウイルス研究の獣医学権威が緊急提言】(上)
— KK (@Trapelus) April 13, 2020
鳥取大名誉教授 大槻公一
政府の専門家会議には獣医学の視点が欠けている
もとは動物の感染症。それを調べないと病気の本質に迫れない
コロナを使った実験を行ってきた専門家の意見を聞けばもっと実のある議論ができる
(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/iRBWgrLZof
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