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4月 04, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<政府は、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査の必要性について、都道府県で適切に判断されているかどうか調査に乗り出した。政府筋が3日、明らかにした。相談件数に占める検査件数の割合を見ると、全国で大きなばらつきがあり、感染者が検査を受けないまま見過ごされている可能性が否定できないためだ。諸外国と比べて検査件数が少ないとの国内外の批判も意識し、実態把握を進める。
安倍晋三首相が2日の衆院本会議で、PCR検査に関し「東京都を含め、全相談件数に占める実施の報告件数が低い都道府県については、背景や事情をフォローアップする」と表明した>(以上「共同通信」より引用)
政府は新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査の必要性について、都道府県で適切に判断されているかどうか調査に乗り出した、という。なんということだろうか、政府・厚労省はこれまで全国のPVR検査実態を把握して来なかったというのだろうか。
PCR検査実態も把握していなければ、武漢肺炎の感染実態も把握していない。政府・厚労省及び専門家会議は一体何を以て「武漢肺炎の感染拡大を遅らせている」と公報していたのだろうか。
昨日の一日当たり武漢肺炎の感染患者は236人と拡大の一途を辿っている。それも「選択的」「遅延措置」を講じたPCR検査の結果がそうだから、実際は氷山の一角で判断しているに過ぎない。
山中教授がブログで警告した通り、早急にすべての人を検査すべきだ。事態を正確に把握するには検査を実施するしかない。「陽性」と判った感染患者は直ちに「隔離」すべきだ。自宅待機などと生半可な対応で処せるほど武漢肺炎は生易しいの感染力ではない、というのはこれまでの経験で充分に承知しているはずではないか。
「諸外国と比べて検査件数が少ないとの国内外の批判も意識し、実態把握を進める」とは何事だろうか。政府・厚労省はこれまでの武漢肺炎の感染拡大に対数対応を反省し、専門家会議の委員を総入れ替えさせる必要がある。
「早期検査、早期隔離」は感染症対策のイロハではないか。爆発的な武漢肺炎の感染拡大により隔離病棟が満杯になるのは発生源の中国武漢市で解っているではないか。なぜこの二ヶ月間に政府・厚労省は大都市周辺の公共施設やホテルなどに協力を仰いで「隔離病棟」を千床単位で準備して来なかったのだろうか。
武漢市で新型コロナウィルス感染している報告がなされた一月二十日前後に、政府が取るべき対中空路と海路の閉鎖という初期対応を誤り、空港の入国通路で体温感知器によるチェックというザル防疫体制で国内に大量の武漢肺炎の感染国から観光客が入国した。
そして日本国内で日本人から日本人へと感染している実態が判明した後も、政府・厚労省はダラダラと「検査遅延」の政府指針を出して、武漢肺炎の感染拡大を許してきた。全く安倍自公政権の無能・無策が現在の事態を招いているし、日本は山中氏が警告している感染爆発が起きる可能性が高い状態に直面している。
「安倍晋三首相が2日の衆院本会議で、PCR検査に関し「東京都を含め、全相談件数に占める実施の報告件数が低い都道府県については、背景や事情をフォローアップする」と表明した」というが、問題はそこではないだろう。すべての人にPCR検査を実施することこそが必要なのだ。それも「2日ないし4日の自宅で経過観察した後」に検査するなどと、市中に感染拡大させる措置を奨励しているとは何事だ。
しかも感染拡大を防止するグッズのマスクすら市中の店頭にない現状をどう見ているのか。日本が消費するマスクの供給の75%を中国での製造に依存していた対中依存体質が招いた大失態を政府もマスメディアも殆ど報じないのも不自然だ。
グローバル化は平時においてのみ機能する仕組みでしかない。何事かあれば簡単にサプライチェーンは途切れる。武漢肺炎の感染拡大はグローバル化と安倍自公政権の無能・無策の結果だ。国民は日々目撃している武漢肺炎の感染拡大と政府・厚労省のお粗末な対策をしっかりと肝に銘じることだ。
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