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「ウインドライト」になってきた小池百合子のモメンタム それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271383
2020/04/04 日刊ゲンダイ
世の中をけむに巻く(新型コロナウィルスについてに会見をする小池都知事)/(C)日刊ゲンダイ
東京都知事小池百合子の記者会見が話題になった。
小池は世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスについて、「ロックダウン」の可能性に言及。今後3週間が「オーバーシュート」が発生するかどうかの重要な分かれ道になるとし、さらなる感染を防ぐためには、(1)換気の悪い密閉空間(2)多くの人の密集する場所(3)密接した会話を避けるという「ノー スリー密」の徹底が重要だと指摘した。
また、東京はウイルスへの感染の発見が困難な若年層の「クラスター」が発生する恐れがあると指摘。IOC(国際オリンピック委員会)によるオリンピック延期の判断については、「(大会に)関わっているステークホルダーはたくさんいる」「東京都は一番重要なステークホルダーであろうと思う」と述べた。
「ロックダウン」「オーバーシュート」「ノー スリー密」「クラスター」「ステークホルダー」……。
こうした小池の言動に対し、今のような国家の危機においては、一般人がわからないカタカナ言葉を使うべきではないとの声が広がった。
防衛相の河野太郎はツイッターでこう発言。
〈クラスター 集団感染 オーバーシュート 感染爆発 ロックダウン 都市封鎖 ではダメなのか。なんでカタカナ?〉
河野は世間に迎合したつもりだろうが、ヤボの極みである。小池からこのネタを奪ったら、なにも残らないではないか。
この手の芸は、昔からある。ボードビリアンのトニー谷は片言の英語を日本語に混ぜる芸(トニングリッシュ)を確立。赤塚不二夫はトニーをモデルにして自称フランス帰りの「イヤミ」というキャラクターをつくり上げた。自称「カイロ大学を首席で卒業」という小池のプロフィルもその系譜だろう。
「政界のルー大柴」と呼ばれる小池のリーダーシップ哲学は「コンビクション」であり、東京は「サステイナブル」な「ダイバーシティー」であるべきで、エネルギー政策は「ゼロ・エミッション」を目指すそうな。
ブルーオーシャン、スプリングボード、ワイズ・スペンディング、フィンテック、ホイッスルブロワー……。世の中をけむに巻いてきた小池だが、オリンピックも「ビヨンド2020」もコケた今、小池の「モメンタム」もウインドライト(風前の灯)といったところか。
適菜収 作家
1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体 」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
【それでもバカとは戦え/適菜収】「ウインドライト」になってきた小池百合子のモメンタム https://t.co/haIH7urarc #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) April 3, 2020
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