http://www.asyura2.com/20/senkyo271/msg/247.html
Tweet |
「このままでは手遅れに」iPS山中教授が強い危機感 https://t.co/Or6aU5QUyt
— テレ朝news (@tv_asahi_news) April 2, 2020
「このままでは手遅れに」iPS山中教授が強い危機感
https://www.youtube.com/watch?v=AWO-u28HhEQ
2020/04/02 ANNnewsCH
現在の日本の対策について、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が取材に応えました。「このまま終わると思えない」と強い危機感を示しています。
京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授:「私のような専門外の者であってもこれは大変だと。日本だけ例外であるはずがないと本当に強い危機感を持っております」
日本の新型コロナウイルス対策に強い危機感を持つ京都大学iPS細胞研究所の山中教授。自身の提言をインターネットで公開しています。今回、その思いをインタビューで答えてくれました。
京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授:「緊急宣言の有無にかかわらず、東京や大阪では自宅待機であったり、今、要請でもいいからできることはたくさんあると思う。法的根拠はないので、全員が守るわけではないですが、トップの方が強いメッセージを出されると影響がある。感染の拡大はずいぶんスピードは遅くなるんじゃないかと期待している」
無症状や軽症者のために施設を活用してほしいと訴えました。
京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授:「(Q.(五輪の)選手村の活用について?)可能性としては十分あると思います。僕の理解では選手村というのはこの後、五輪終了後はマンションとして契約も済んでいる。かなり契約面から難しい問題はあると思います。それよりも今、使われない色んな施設がありますので、よりハードルの少ない施設は各都道府県にあるんじゃないか」
ただ、都市をまたぐ移動についてはこれまで以上に警戒が必要だと述べました。
京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授:「残念ながらこの春休みで大阪、東京、京都といった大都市からたくさんの学生さん等が全国に帰省されています。これで残念ながら感染は広がったと考えざるを得ない。今、感染者がほとんどいない所でも1週間後くらいに調べれば必ず感染者は出てくる」
さらに山中教授は今後、アメリカのように爆発的に感染者が増える危険性を指摘し、徹底的なウイルス検査を呼び掛けました。
京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授:「感染者が出ても気付きもしない状況。ある意味、日本ではオーバーシュートは起こらないんです。気付かない。この状態を早く変えないと、気付いた時には手遅れということになりかねない。ヨーロッパの状況もリアルタイムで伝わってきます。これは大変な状況です。同じウイルスです。日本だけこのまま終わるとは到底、思えません。ですから一日も早く手を打たないと大変なことになると思います」
山中教授も抱く医療崩壊への強い疑念。1日の専門家会議では、今まで曖昧(あいまい)だったことが明らかとなってきました。まずはオーバーシュートの定義。
専門家会議・尾身茂副座長:「(Q.オーバーシュートとは?)欧米でみられるように爆発的な患者数の増加のことを示していますが、2日から3日の間に累積患者数が倍増する程度のスピードが、しかも継続してみられるというふうに我々は定義したいと思います」
爆発的に増加しているとみなすのは2、3日の間に累積の感染者数が倍以上に増えることとしました。例えば、感染者数が10人だった日から2日から3日経つことで20人に増加。さらに繰り返し経過することで40人に増加と感染者が倍増していくことだといいます。しかし、その前に医療崩壊に陥る危険性があると強調しています。
専門家会議・尾身茂副座長:「(病床が)満杯になってからでは遅い。感染症指定病院がいっぱいになるのは目に見えている」
そして、感染者数の多い東京や神奈川、愛知、大阪、兵庫の医療体制については抜本的な対策が必要だと述べ、感染者数を減らすために感染状況を3段階に分類。1番目の「感染拡大警戒地域」は直近1週間の新たな感染者や感染経路が不明の感染者がその1週間前と比べて大幅に超える地域。2番目の「感染確認地域」は新たな感染者などの増え方が一定程度の幅に収まっている地域。さらに、3番目の「感染未確認地域」は直近1週間で感染が未確認の地域です。この3段階に分類することで感染の広がりを防ぐ狙いです。
5つの提言
https://www.covid19-yamanaka.com/cont6/main.html
2020.03.31 山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
提言1 今すぐ強力な対策を開始する
ウイルスの特性や世界の状況を調べれば調べるほど、新型ウイルスが日本にだけ優しくしてくれる理由を見つけることが出来ません。検査数が世界の中でも特異的に少ないことを考えると、感染者の急増はすでに始まっていると考えるべきです。対策は先手必勝です。中国は都市封鎖をはじめとする強硬な対策をとりましたが、第1波の収束に2か月を要しました。アメリカの予想では、厳密な自宅待機、一斉休校、非必須の経済活動停止、厳格な旅行出張制限を続けたとして、第1波の収束に3か月かかると予測しています。
わが国でも、特に東京や大阪など大都市では、強力な対策を今すぐに始めるべきです。一致団結して頑張り、ウイルスに打ち克ちましょう!
提言2 感染者の症状に応じた受入れ体制の整備
無症状や軽症の感染者専用施設の設置を
・省令等により、無症状や軽症の感染者は、病院でなく専用施設で経過観察できるようにする
・予約が激減しているホテルや企業の宿泊付き研修施設を活用
・施設内のジムなども利用可能としストレス軽減
・管理業務は、感染しても重症化リスクの低い方に十分な感染防御の上でお願いする
・無症状者の自治的活動や、感染後に回復した方の活用も検討
・医師が常駐し、急激な重症化に備える
・風評被害の対策を国と自治体がしっかり行う
重症者、重篤者に対する医療体制の充実
・感染病床の増床
・人工呼吸器の増産、自治体をこえた柔軟な利用
・ローテンションなど、医療従事者の過重労働の軽減
・医療機関による役割分担体制の整備
・医療従事者の感染症対策に関する教育
・緊急性の低い、他疾患に対する処置や手術の延期
提言3 検査体制の強化(提言2の実行が前提)
これまでわが国は、無症状や軽症の感染者の急増による医療崩壊を恐れ、PCR検査を限定的にしか行ってきませんでした。しかし、提言2が実行されれば、その心配は回避できます。また、このままでは医療感染者への2次感染が急増し、医療崩壊がかえって加速されます。自分が感染していることに気づかないと、家族や他の人への2次感染のリスクが高まります。また感染者数を過小評価すると、厳格な対策への協力を得ることが難しくなります。一方で、検査は検体を採取する医療関係者への2次感染の危険を伴います。検査のために多くの人が殺到すれば、感染がかえって広がる恐れもあります。
PCR検査を必要な時に必要な数だけ安全に行う体制の強化が求められています。
提言4 国民への協力要請と適切な補償
短期間の自粛要請を繰り返すと、国民は疲弊します。厳格な対応をとっても、中国では第1波の収束に2か月を要しました。アメリアでは3か月と予測しています。第1波が収束しても、対策を緩めると第2波が懸念されます。対策は、ワクチンや治療薬が開発され、十分量が供給されるまで続けなければなりません。数か月から1年にわたる長期休業の間、事業主に対しての補償、従業員に対しての給与の支払いや再開時の雇用の保証を、国と自治体が行う必要があります。
国民に対して長期戦への対応協力を要請するべきです。休業等への補償、給与や雇用の保証が必須です。
提言5 ワクチンと治療薬の開発に集中投資を
ワクチンの開発には1年は要する見込みです。アビガン等の既存薬が期待されていますが、副作用も心配されます。新型コロナウイルスの特性に応じた治療薬の開発が緊急の課題です。アメリカ等でワクチンや治療薬が開発されても、日本への供給は遅れたり、高額になる可能性もあります。
産官学が協力し、国産のワクチンと治療薬の開発に全力で取り組むべきです。
今、求められる対策は?
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html
2020.04.02 山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
ウイルスとの闘いは、有効なワクチンや治療薬が開発されるまで手を抜くことなく続ける必要があります。1年以上かかるかもしれません。マラソンと同じで、飛ばし過ぎると途中で失速します。ゆっくり過ぎると勝負になりません。新型コロナウイルスは難敵です。しかし、みんなが協力し賢く行動すれば、社会崩壊も医療崩壊も防ぐことが出来るはずです。今、私たちが新型コロナウイルスに試されています。私たちの団結力を見せつけなければなりません!
皆で知恵を出し合い、工夫しましょう
オーケストラの楽員の方の「僕たちは不要不急。要らないって、言われているみたいで悲しい」との発言が放映されていました。そんなことはありません!困難な時こそ、芸術やスポーツが人々の心の支えとなります。画面やスピーカー越しにも感動は伝わります。会場に行かずとも応援する手段があるはずです。社会経済への影響は前例が無いくらい大きいですが、それぞれの職種で何か手はあるはずです。みんなで助け合い、創意工夫で困難を乗り越えましょう。
「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」 研究所員へ送った所長メッセージ(一部抜粋)。
所長便り 2020年3月26日
「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」
例年より早く桜の開花が進んでいます。いよいよ春ですね。
皆さんにお願いがあります。今年のお花見は、人混みは避け、近くで咲いている桜の周りを散歩するだけにしてください。
多くの人が集まり、座り込んで宴会するのは、たとえ屋外であっても飛沫感染や接触感染のリスクが高まります。自粛要請があるとは言え、この週末は全国から多くの人が京都に来られるかもしれません。新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれません。感染すると、自分は症状が出なくても、周囲に広がって、リスクの高い方には生命の脅威となります。
新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれないと自覚することが大切です。桜は来年も必ず帰ってきます。もし人の命が奪われたら、二度と帰ってきません。
1人1人が油断せず、万全の対策を取って頂きますよう、お願いいたします。
山中 伸弥
新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。1年は続く可能性のある長いマラソンです。日本は2月末の安倍首相の号令により多くの国に先駆けてスタートダッシュを切りました。しかし最近、急速にペースダウンしています。ウイルスに打ち克つためには、もう一度、ペースを上げる必要があります。国民の賢い判断と行動が求められています。この情報発信が、皆様の判断基準として少しでも役立つことを願っています。なお本活動は個人の責任で行っており、その内容には京都大学やiPS細胞研究所は関与しておりません。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK271掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK271掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。