http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/851.html
Tweet |
永田町に流れる「5月減税解散で政権延命」という噂の真相 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270932
2020/03/26 日刊ゲンダイ
会見を避け、政府の対策会議の席上で発表(3月20日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合での安倍首相)/(C)共同通信社
安倍晋三首相は三重苦に陥っている。1つには新型コロナウイルス禍を巡る右往左往への批判、2つにはその影響もあってますます深刻なアベノミクスの破綻、3つには「森友学園事件」で自殺に追い込まれた財務省職員の妻からの反逆があって、今や記者会見を開くのも怖がるようなありさまである。
そのため、3月20日に一斉休校要請は延長しないことなど方針の微修正を行ったものの、それを記者会見を開いて直接国民に説明すべきだという周辺の進言を退け、政府の対策会議の席上で発表するだけにとどめた。21日付東京新聞は「政権幹部は『記者会見だと、コロナと関係ないことも聞かれる』と、背景に『森友』問題があることを示唆した」と書いている。
ところがそのような最中に、「5月に減税解散で政権延命、安倍4選で改憲達成へ」という噂が流され出している。「アエラ」3月30日号の中原一歩編集部員の記事がその典型で、安倍が5月に「時限的な消費税減税」を掲げて解散総選挙に打って出て、この行き詰まりを打開し、1年程度の延期が決まった東京五輪を「私の手で開催する」とブチ上げるだろうと予測している。
本当にこんな話が永田町に出回っているのか、自民党の中堅議員に尋ねると、「タワゴトですよ」と一笑に付した。
「客観的条件から言うと、5月にはコロナ禍は収まっておらず、イベント自粛勧告もたぶん解けていない状態で、国民を選挙に動員することなどあり得ない。経済面でも深刻な状態が数字になって次々と表れてパニックに陥りかねない時期で、選挙など冗談事。やっても大惨敗で、政権を失うことにもなりかねない。主体的条件から見ると、安倍はもう心身共に極限状態で、ちょっとホッペタを突っつかれただけで泣き出しかねないようなありさまで、自公両党を奮い立たせて解散総選挙に立ち向かわせていくだけの求心力など持ち合わせていない。5月にできることといえば、五輪の延期が決まったことで、内閣総辞職することくらいでしょう」と。
では、5月総選挙などというデマがどこから出てくるのか。同議員は「想像ですが、この事態を招いた張本人の今井尚哉補佐官あたりが、苦し紛れに、精いっぱいの希望的観測を束にしてしゃべったのを真に受けた記者がいたんではないですか」と述べた。たぶん真相はそんなところだろう。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
【永田町の裏を読む/高野孟】永田町に流れる「5月減税解散で政権延命」という噂の真相 https://t.co/8boB1VU6qM #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) March 25, 2020
永田町に流れる「5月に減税解散で政権延命」という噂の真相
— KK (@Trapelus) March 25, 2020
自民党中堅議員「主体的条件から見ると、安倍はもう心身共に極限状態で、自公両党を奮い立たせて解散総選挙に立ち向かわせていくだけの求心力など持ち合わせていない」
永田町の裏を読む 高野孟(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/3Z6i30AlsP
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。