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不正案件に関わる官僚に「うまくやれば出世」のメッセージ あれから5年 今こそ I am not ABE
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270801
2020/03/24 日刊ゲンダイ
元経産官僚の古賀茂明氏(C)日刊ゲンダイ
元経産官僚の古賀茂明氏がテレビ朝日系「報道ステーション」で「I am not ABE」と掲げ、コメンテーター降板となったのは2015年3月27日だった。あれから5年。日本の劣化は止まらず、ネット上ではあの時の「I am not ABE」は正しかったとの声も上がる。安倍政治の病巣を古賀氏がえぐる――。
◇ ◇ ◇
森友学園事件で、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)に決裁文書の改ざんを強要された元近畿財務局職員の赤木俊夫さんの遺書が公表された。赤木さんの自死は、改ざんに加担させられた責任を感じてのものだった。この悲劇の原因は、安倍総理が自身と昭恵夫人の関与を完全否定する国会答弁をしたことにある。その答弁に合わせて、官僚が不正行為に走り、末端の官僚が切り捨てられた。
同様の案件はいくつもある。最近も、桜を見る会の招待客選定について、安倍総理が関与を否定した国会答弁に合わせて、内閣府の幹部が、安倍事務所関与の証拠資料の隠蔽、改ざんまで行った。
また安倍総理が、検察官には国家公務員法の定年延長の規定は適用されないのに、それを強引に適用して黒川東京高検検事長の定年を延長した事件も同じだ。安倍総理が、従来の法解釈を変更して検察官も定年延長できることにしたと国会で答弁したため、人事院の局長らは、でたらめ答弁を強いられた。
彼らは、総理の言葉に合わせて文書隠蔽、改ざん、捏造という違法行為まで行い、大ウソをつく。安倍総理の「奴隷」のような姿を見て、彼らが気の毒だという声もある。
人事院局長は「奴隷」答弁(松尾恵美子氏=左)/(C)日刊ゲンダイ
安倍政権の巧妙なやり口 |
しかし一方で、そこには官僚としてのしたたかな計算もある。佐川局長は国税庁長官に出世した。本来なら牢屋行きだが、検察を支配する安倍政権下ではその心配もなく無罪放免。加計学園事件で大ウソで安倍総理をかばった経産省出身の柳瀬唯夫元総理秘書官も、シャープやNTTの関連会社の社外取締役や国際協力銀行と外資コンサルのマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアアドバイザーに就任。悠々自適の生活だ。
桜事件で文書改ざんした内閣府人事課長も、刑事罰はおろか国家公務員法上の処分もなく、内規による「厳重注意」だけだ。
国公法の処分なら今夏昇進できないが、内規処分なら出世できる。安倍政権からの夏の「出世のお墨付き」だ。不正案件に関わる官僚に、「うまくやれば出世」というメッセージを発する安倍政権の巧妙なやり口。しかも、こうした「危険任務」に当たる官僚はごく一部でしかない。
一方、安倍案件以外の分野では、実は「役人天国」になっている。次回はその話をしよう。
古賀茂明 元経産官僚
1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の共謀」(角川新書)
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【あれから5年 今こそ I am not ABE】@ 古賀茂明
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崩壊する官僚機構
不正案件に「うまくやれば出世」のメッセージ
安倍政権の巧妙なやり口
彼らは、総理の言葉に合わせて文書隠蔽、改ざん、捏造という違法行為まで行い、大ウソをつく。安倍総理の「奴隷」のような姿を見て...
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