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検察庁に再びペンキが投げられる日【財務省自殺職員遺書の衝撃】驚いた。政権幹部は「もう終わったことだ、何をいまさら」と黙殺の構えで、財務省は再調査の意思なし。佐川を不起訴にした大阪地検は「法律の枠内の判断」などと嘯いているらしいが野党も国民ももう黙っちゃいないだろう(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/erD9DwtMpQ
— KK (@Trapelus) March 23, 2020
財務局員遺書黙殺とは 検察庁に再びペンキが投げられる日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270793
2020/03/23 日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による
調査やり直しが筋だ(佐川急便事件で最終処分を決める検察首脳会議が開かれる検察合同庁舎に向かい、ペンキの入った瓶を次々に投げ付ける男=1992年9月)/(C)共同通信社
このまま幕引きでいいはずがない。
首相夫人が関与する森友学園への国有地払い下げをめぐって公文書が改ざんされた事件が、再び世間の耳目を集めている。
上からの指示で、意に反する公文書改ざんを強いられた財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(享年54)が自ら命を絶ったのは2年前の2018年3月7日。その遺書と手記が今般、「週刊文春」で公表された。その中身は衝撃的だ。
手記には、本省からの指示で行われた改ざんの経緯が事細かに記されていた。本省の圧力に屈し、「ぼくの契約相手は国民」が口癖だった真面目な公務員が改ざんに手を染めざるを得なくなった苦悩や、最後はトカゲの尻尾のように「下部が切られる」と、責任を押し付けられる不安もつづられている。
改ざんの一部始終を知る赤木さんは、国会で財務省幹部が平然と嘘の答弁を繰り返すことにも苦しんでいた。
「財務省は、このまま虚偽の説明を続けることで国民(議員)の信任を得られるのか」
「本省がすべて責任を負うべき事案ですが、最後は逃げて、近畿財務局の責任とするのでしょう」
「抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました」
「謝っても、気が狂うほどの怖さと、辛さこんな人生って何?」――。
思いつめた赤木さんは死を選び、その一方で佐川宣寿元国税庁長官はじめ、改ざんを指示した側はその後、ことごとく栄転していった。あまりの不条理に多くの国民が胸を痛め、怒り、やるせない気持ちを抱いている。
手記には「すべて、佐川理財局長の指示です」と書かれていた。記された経緯も、財務省が改ざんを認めて18年6月に公表した内部調査報告書とは、かなり違う。詳細な手記という新たな資料が出てきた以上、調査をやり直すのが筋だろう。
政府が再調査を頑なに拒む理由
ところが驚くことに、国会で野党議員から再調査の必要性を指摘された麻生財務相は「再調査は考えていない」とケンもホロロだった。「手記に基づいて新たな事実が判明したとは、まだ読んでいないからわからないが、大きな乖離があろうとは考えていない」というのだ。せめて、読んだ上での判断だと言ったらどうなのか。
安倍首相も「財務省で事実を徹底的に調査して明らかにした。検察当局による捜査も行われた」と、再調査に否定的。財務省幹部は頑なに再調査を拒む。多くの与党議員も「もう終わったことだ、何を今さら」とばかりに、命を賭して不正を告発した公務員の訴えを黙殺の構えだから、本当にロクなもんじゃない。
この切実な手記を読んでも、何の痛痒も感じないのか。こんなヤツらに「国民の命と安全を守る」なんて、二度と口にして欲しくないのだ。
森友問題を追及してきた神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。
「森友事件には、国有地を格安で払い下げた問題と、公文書改ざんという2つの問題があります。ところが財務省の報告書は、文書の改ざん・廃棄しか対象にしていない。それに、理財局長だった佐川氏の国会答弁が『改ざんの方向性を決定づけた』としてはいるが、明確な指示については認定していません。
佐川氏の指示を認めると、なぜ改ざんを指示したのかが焦点になる。国有地の格安売却に安倍首相か昭恵夫人の関与があったことを隠すため、佐川氏が忖度したのか。あるいは官邸から指示があったのか。これこそが核心で、再調査を拒むのは、安倍首相夫妻の“犯罪”が蒸し返されるからでしょう」
改ざんが始まったのは、安倍が国会で「私や妻が関わっていたら総理も国会議員も辞める」と発言した直後からだ。佐川ではなく安倍の答弁に合わせて、公文書が書き換えられていった可能性が高い。そこを突かれたくないから、政府・与党は全力で疑惑にフタをしようと再調査を拒み、幕引きを強調している。
忖度か官邸の指示か(佐川宣寿元国税庁長官)/(C)日刊ゲンダイ
財務省関係者の不起訴処分も官邸の圧力か忖度か |
この政府・与党に任せていたら、真実は闇に葬られ、実直な公務員の自死さえ報われない。そんな社会でいいはずがないのだ。
自殺した赤木さんの妻は18日、国と佐川を相手に総額約1億1200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。政府の不誠実な対応に、「真相を知るには裁判しかない」と思い詰めたのである。だが、残念ながら裁判で真相が明らかになる可能性は決して高くない。
森友事件では、すでに大阪地検特捜部による捜査が行われたが、財務省関係者は全員が不起訴処分となった。当時の山本真千子特捜部長が異例の記者会見を開き、「不適切だと認定するのは困難」などと説明したが、捜査で解明した詳しい経緯は明らかになっていない。
その後、検察審査会が「不起訴不当」と議決したが、昨年8月、大阪地検は再び全員を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。報道によれば、「法律の枠内で判断」とか嘯いていたという。
「大阪地検は赤木さんが残した手記も入手していたのに、財務省関係者を立件しなかった。官邸から圧力がかかったとみられても仕方ありません。森友事件の捜査には、“官邸の守護神”と呼ばれる黒川弘務法務次官(当時)がストップをかけたという情報が流れていました」(全国紙の司法記者)
安倍は「検察による捜査も行われた」ことを大義名分に再調査を拒んでいるが、その捜査の正当性も疑われるのだ。
赤木さんの妻は、「なぜ夫が自殺に追い込まれなければならなかったのか」と、国家賠償訴訟で国や佐川が法廷で真摯に説明するよう求めているが、首尾よくいくとは限らない。
“官邸の守護神”定年延長との相関
国賠訴訟は民事だから、大阪地検が不起訴で捜査を終結させたからといって、刑事事件の一事不再理の原則は関係ない。だが、国が当事者となる国賠訴訟では、公務員個人は責任を負わないのが通例だ。被告に名を連ねていても、佐川本人が法廷に出てくる可能性は極めて低い。
そして、国の訴訟代理人を務めるのは法務省訟務局に所属する訟務検事なのである。現在は検察ナンバー2の東京高検検事長の職にある黒川弘務氏の違法な定年延長を閣議決定した異例の措置が、ここにも関わってくる。
「過去の例からいって、国賠訴訟で佐川氏を法廷に引きずりだすのは難しいでしょう。それよりは、第三者による調査委員会で公文書改ざん問題を扱った方がいいかもしれない。財務省による内部調査の報告書なんて、論外です。関西電力の問題もそうですが、第三者委員会で明らかになる事実が必ずあるはずです」(元特捜検事で弁護士の郷原信郎氏)
かつて国会の証人喚問で、佐川は「刑事訴追の恐れがある」と証言を拒み続けた。その恐れがなくなった今こそ、再喚問で真実を明らかにすべきではないのか。
「政府は幕引きに躍起で、司法にも期待できないとなれば、国会が国政調査権を発動するしかありません。与党は数の力で証人喚問を拒否するでしょうが、それで有権者の負託に応えていると言えるのか。財務省が虚偽答弁を続けているのは、国会が欺かれ、ナメられているということです。与党の議員も怒らなければおかしい。悪事をはたらいて出世する世の中を是認する自民党には自浄作用も期待できない。野党が頑張って疑惑を追及し、それを世論が後押しすれば、状況は変わるはずです」(上脇博之氏=前出)
ここで思い出すのが、1992年の佐川急便事件だ。検察は疑惑の渦中にあった自民党の金丸信副総裁から事情聴取もしないまま、罰金20万円の略式起訴で捜査を終結。世論の批判は検察に向かい、表札に黄色いペンキがかけられた。検察の威信は完全に地に落ちた。
いま、同じことが再び起こりかねない。義憤にかられ、ペンキを投げたい国民はゴマンといるはずだ。
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日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) March 23, 2020
【検察庁に再びペンキが投げられる日】
『財務省自殺職員遺書の衝撃』
「28年前の金丸事件と同じ経緯を辿りそうな“主犯”首相夫妻犯罪の行く末」
「驚いた。政権幹部は『終わったことだ』『何をいまさら』と黙殺の構えで、再調査の意思なし。野党も国民ももう黙っちゃいないだろう」 pic.twitter.com/nbXLrIcavx
財務局員遺書黙殺とは 検察庁に再びペンキが投げられる日 https://t.co/W3FgbLVyv0 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 真田清秋 (@zfIj0vhRCbFL9ty) March 23, 2020
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