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「東日本大震災の時、検察官が最初に逃げた」と国会で事実をねじ曲げた答弁をした森法相。与良専門編集委員は、発言の前に森氏が繰り返し「当時は民主党政権ではありますが」とわざわざ前置きしたことを「見逃せない」と指摘しています。その理由は?https://t.co/PBO2xvxd76
— 毎日新聞 (@mainichi) March 18, 2020
熱血!与良政談
「民主」持ち出す浅ましさ=与良正男
https://mainichi.jp/articles/20200318/dde/012/070/020000c
毎日新聞 2020年3月18日 東京夕刊
森雅子法相の答弁について野党議員たちから抗議を受ける棚橋泰文委員長(右)=国会内で2020年2月26日、川田雅浩撮影
「東日本大震災の時、検察官が最初に逃げた」と国会で事実をねじ曲げた答弁をした森雅子法相が発言を早々に撤回し、週明けの国会でも謝罪した。法相を辞任するのが当然の発言だと思うが、まずは、なぜこんな答弁が出てきたのかを考えてみる。
森氏は、黒川弘務東京高検検事長の定年延長に関し「社会情勢の変化」等々を理由にしてきた。そこで野党議員が「ではどんな変化か」と質問すると、およそ無関係なこの答弁が飛び出した。
安倍晋三内閣が従来の法律解釈を強引に変更して、首相らに近い黒川氏の定年延長を決めたのは、黒川氏が検事総長に就任する道を開くためだったと思われる。
政府は先週、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案を国会に提出したが、これは「黒川人事」の「後付け」「つじつま合わせ」改正案だと言っていい。
ところが、そうは正直に言えないから、森氏は無理な答弁を重ねた。で、収拾がつかなくなって、頭が混乱してしまったのでは……と解説する人も少なくない。
私はもう一つ見逃せない点があると思う。「検察官が逃げた」発言の前に、森氏が繰り返し「当時は民主党政権ではありますが」とわざわざ前置きしたことだ。
誰かと似ていないか。そう。「悪夢のような民主党政権」と言ってはばからない安倍首相だ。
「悪夢」発言には、大震災での民主党政権の不手際を国民に思い出させる狙いがあったのだろう。経済指標に関しても首相は今も民主党政権時と比較して、都合のいい数字だけを並べたてる。第2次安倍政権はもう8年目。とっくにそんな比較から卒業すべきだと思うが、改まらない。
長期政権の自負はどこへ行ったのか。かねて私は、それを「なんともさもしい」と考えてきた。
実は民主党政権を持ち出すのは、首相らが困った時に使う常とう手段なのだ。追い詰められた森氏も野党の痛いところをついて一矢報いようとしたのではないか。自分の非を認めず、やたらと他者を攻撃したがるのも首相と同じ。大変、浅はかだと思う。
「黒川人事」自体が揺らいでしまうから首相は森氏を辞任させなかったのだろう。そんな思惑が見え見えだからこそ、この際、黒川氏の定年延長は撤回すべきだ。法治国家をひっくり返すような行為こそ悪夢だ。(専門編集委員)
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