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世界の潮流と逆行する日本の新型コロナウイルス感染防止策 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270682
2020/03/20 日刊ゲンダイ
NY州でコロナウイルス検査を受ける子ども(C)ロイター
新型コロナウイルスが世界各地で猛威を振るっている。当初、危険性は低いとして平静を装っていた米国のトランプ大統領も感染拡大に対処するため国家非常事態宣言を出した。各国が感染対策として最重要視しているのは「早期発見」と「早期隔離(自宅隔離を含む)」である。
ところが日本は異なる。政府の方針は「37・5度以上の発熱が4日間以上続く時に相談し、必要に応じて検査する」というものである。検査は1日当たり約600件で、累積検査数は1万3000件程度である。
この政府方針は感染拡大の防止に対して大きな懸念がある。感染の疑いがある潜伏期間中の人でも、検査前であれば家族はもちろん、さまざまな人と接触する可能性があるからで、「どうぞ、感染を拡大してください」と言っているようなものだ。
私は新型コロナウイルスに関する資料を見ていて興味あるデータを見つけた。それは総感染者数と死者の関係である。
ドイツでは感染者数は5426人と急増している(16日時点)が、死者数は11人である。他方、イランは感染者数1万3938人に対し、死者は724人である。
つまり、総感染者数に対する死者の比率が全く違うのである。
1人の死者に対して100人以上の感染者が出ている国はドイツのほか、スイス、ノルウェーなどがあるが、これらの国は早期発見、早期隔離を実施している。
この対応は韓国も取っている。韓国では「ドライブスルー検査方式」を生み出した。検査に要する時間は10〜20分であり、韓国国内では500カ所以上の検査場があるという。この方式は今、英国、米国、ドイツなどでも採用され始めたが、なぜ、日本では「ドライブスルー検査方式」が採用されないのか。韓国発だからなのか、あるいは感染者数をでき得る限り低く見せたいためなのか。いずれにしても日本の新型コロナウイルス感染防止策は、世界の潮流と逆行しているのは間違いない。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
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— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) March 19, 2020
世界の潮流と逆行する日本のウイルス対策
— KK (@Trapelus) March 19, 2020
なぜ、日本では「ドライブスルー検査方式」が採用されないのか。韓国初だからなのか、あるいは感染者数をできる限り低く見せたいためなのか。いずれにしても日本の新型コロナウイルス感染防止策は...
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