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2020年3月19日 朝日新聞
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朝日、当然の一面トップ。
— 国難転生ロボ (@robo7c7c_2) March 18, 2020
国・佐川氏を妻提訴 森友文書改ざん、財務局職員自殺 「佐川氏指示」主張https://t.co/gQYpxXpf5R
■<視点>究明不足、問われる政権(大阪社会部長・羽根和人) pic.twitter.com/2YyH0BP9Pb
朝日、社会面デカッ。
— 国難転生ロボ (@robo7c7c_2) March 18, 2020
改ざん苦悩、震える字 夫の手記・遺書、妻「真実知りたい」 財務局職員自殺、提訴:朝日新聞デジタルhttps://t.co/G2Mi8dG8k9
■検察も経緯把握、それでも不起訴
■公文書管理に警鐘
■赤木さんの妻のコメント(全文)
■手記の要旨 pic.twitter.com/eKBZ7BfQFL
財務局職員自殺、提訴
— houzou1947 (@houzou1947) March 18, 2020
赤木さんの妻「この裁判ですべてを明らかにしてほしいです。そのためには、まず佐川さんが話さなければならないと思います。今でも夫のように苦しんでる人を助けるためにも、どうか佐川さん、改ざんの経緯を本当のことを話してください。お願いします」 https://t.co/JNGDXsbkI5
国・佐川氏を妻提訴 森友文書改ざん、財務局職員自殺 「佐川氏指示」主張
https://www.asahi.com/articles/DA3S14408138.html
2020年3月19日 5時00分 朝日新聞
公文書改ざん問題についての財務省の報告書(2018年6月4日)のポイント
学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却と財務省の公文書改ざん問題で、同省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)が自殺したのは、公文書改ざんに加担させられたからだなどとして、赤木さんの妻が18日、国と佐川宣寿(のぶひさ)・元同省理財局長に計約1億1200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。▼2面=指示焦点、4面=国会では、39面=震える字
弁護団は同日、赤木さんが残した手記や遺書を公表した。手記では決裁文書の修正は佐川元局長の指示で、近畿財務局の現場職員の抵抗にもかかわらず行われたと説明されていた。原告側はこうした手記を証拠提出するとともに、佐川氏ら当時の関係者の尋問も求める方針で、訴訟を通じて改ざん問題の新たな事実が浮かび上がる可能性もある。
訴状によると、赤木さんは国有地売買の担当部署に所属。2017年2月に近畿財務局の上司に呼び出され、大阪府豊中市の国有地を森友学園に売却した取引の経緯を記した公文書から、学園側を優遇した記載を削除するなどの改ざんを指示された。赤木さんは強く抵抗したが、複数回改ざんを強要されたという。
赤木さんは業務のストレスなどから同7月にうつ病と診断されて仕事を休んだ。同11月に検察から任意の取り調べを打診された後は自殺願望を口にするようになった。
18年3月に公文書改ざん問題が報道された5日後、赤木さんは亡くなった。近畿財務局は19年2月、公務災害に認定している。
原告側は一連の改ざんについて、国有地売却をめぐって安倍晋三首相が「私や妻が関係していれば首相も国会議員もやめる」などとした国会答弁を受けて佐川氏が発案し、主導的立場から改ざんの指示を行ったと主張。改ざんを指示して長時間労働をさせたなどとして国に約1億700万円を請求する一方、佐川氏の職権乱用は違法性の程度が著しく、公務員本来の職務ではない個人の不法行為で、退職後も妻への経緯説明と謝罪を拒否したとして550万円の賠償を求めている。
財務省は「訴状が届いておらず、内容を確認していないことから、コメントは差し控えたい」としている。
国有地売却や公文書改ざん問題を捜査していた大阪地検特捜部は、弁護士らから告発された佐川氏ら38人を不起訴処分として捜査を終えている。(遠藤隆史、米田優人)
<視点>究明不足、問われる政権
公文書の改ざんを強いられ、命を絶った財務省職員の妻が国などを相手に提訴した。改ざんの詳しい経緯を明らかにしたいとの願いからだ。問題の発覚から2年。これまでの真相究明が不十分な証しと言える。
財務省は一昨年6月、内部調査の結果を発表した。佐川氏が改ざんの方向性を決定づけたとする一方、指示した文言が明確に書かれていないなど、数々の疑問が残る内容だった。大阪地検も不起訴にし、詳しい捜査内容を公にしていない。
公文書は政策決定の過程を記録し、後世に残すものだ。財務省はそれを改ざんして国会にも提出した。民主主義の根幹が揺らぐ問題なのに、徹底的な検証がないまま、うやむやになりかねない情勢だ。再発を防ぐ取り組みは進むどころか、「桜を見る会」でもまた公文書の廃棄などが問題になった。「なぜ夫が自殺に追い込まれなければいけなかったのか」と究明を求める思いに共感する国民は少なくないだろう。
佐川氏は改ざん発覚後の国会の証人喚問で、改ざんの経緯についてほとんどの証言を拒否した。妻は、国や佐川氏が法廷で真摯(しんし)に説明するよう求めている。一線の職員の命が失われた重みを受け止め、どう対応するのか。これを機に国会でも説明を尽くすのか。政権の姿勢が問われている。(大阪社会部長・羽根和人)
国・佐川氏を妻提訴 森友文書改ざん、財務局職員自殺 「佐川氏指示」主張
— アルルの男・ヒロシ (@bilderberg54) March 18, 2020
佐川氏は改ざん発覚後の国会の証人喚問で、改ざんの経緯についてほとんどの証言を拒否した。妻は、国や佐川氏が法廷で真摯(しんし)に説明するよう求めている。 https://t.co/HrF9V4AkBc
《公文書は政策決定の過程を記録し、後世に残すものだ。財務省はそれを改ざんして国会にも提出した》
— プチ鹿島 (@pkashima) March 19, 2020
《徹底的な検証がないまま、うやむやになりかねない情勢だ》
国・佐川氏を妻提訴 森友文書改ざん、財務局職員自殺 「佐川氏指示」主張 https://t.co/gSq6T8BEQJ
〈民主主義の根幹が揺らぐ問題なのに、徹底検証がないままうやむやになりかねない…「夫はなぜ自殺に追い込まれたのか」と究明を求める妻に共感する国民は少なくない。一線職員の命が失われた重みをどう受け止めるのか、政権の姿勢が問われている〉1面、大阪社会部長の視点https://t.co/2AH24vNwsq
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) March 18, 2020
(時時刻刻)佐川氏の指示、再び焦点 職員遺族が提訴 森友文書改ざん
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14408120.html
2020年3月19日 5時00分 朝日新聞
官邸を出る際、記者からの質問に答える安倍晋三首相=18日午後6時50分、岩下毅撮影
公文書改ざんをめぐる経緯
森友学園をめぐる財務省の公文書改ざんが発覚してから2年。自ら命を絶った近畿財務局職員の妻が、夫の自殺は改ざんを強制されたためだとして国と佐川宣寿(のぶひさ)・元同省理財局長を提訴した。改ざんは佐川氏の指示だとする手記や遺書も公開し、裁判での真相解明を求める。野党は改ざんの経緯などについて追及を強める構えだ。▼1面参照
原告側、「主導的」と指摘 職員手記、改ざんの経緯記録
「夫が死を選ぶ原因となった改ざんは誰が誰のためにやったのか。改ざんをする原因となった土地の売り払いはどうやって行われたのか。真実を知りたい」
提訴後に大阪市内で記者会見した代理人弁護士は、赤木俊夫さん(当時54)の妻のコメントを読み上げた。
原告側は訴状の冒頭に、提訴の目的を列挙。真相解明だけでなく、「上層部の保身と忖度(そんたく)を目的とした指示で現場の職員が自殺することが二度とないようにすること」「どのような改ざんとうその答弁が行われたのか公的な場で説明すること」を求めるとした。
原告側は、佐川氏が改ざんを発案して主導的立場から指示したなどとして国とともに佐川氏個人を被告とした。訴訟で最大の焦点となるのは、14件の文書で安倍晋三首相の妻昭恵氏をめぐる記載を削除するなどした改ざんを、佐川氏が明確に指示したかどうかだ。
財務省は2018年6月に公表した調査報告書で、佐川氏が「文書を外に出すべきではなく、最低限の記載とすべきであると反応した」ことで、理財局総務課長らが「直す必要があると認識した」と記載。佐川氏が「改ざんの方向性を決定づけた」と認めたが、明確な指示については言及していない。
一方、赤木さんの手記は「元は、すべて、佐川理財局長の指示です」と断言。「学園を厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう佐川氏から指示があったと聞いた」と記されている。
さらに「佐川局長の指示には誰も背けない」として、手記は本省からの指示に屈した近畿財務局の対応も描いた。財務局の部長は当初は指示に応じない姿勢を見せていたが、本省理財局の総務課長らからの電話で指示を受け入れた。トップの財務局長は「本件に関して全責任を負う」と発言した、と部長から聞いた――。手記は「これが財務官僚機構の実態なのです」と訴える。
さらに手記では、佐川氏や後任の理財局長が文書管理などをめぐって虚偽答弁を重ねたとして、赤木さんが不信感を募らせた様子が記されている。
残る謎を解明するカギとして、原告側は赤木さんが改ざんの過程を記録したファイルが国側に残されているとして、提出を求めた。さらに佐川氏本人への尋問や、当時の財務省幹部らの証人尋問を求める方針だ。
佐川氏は国会の証人喚問で改ざんについて問われた際には、「捜査の対象になっている」と証言を拒否。だがその大阪地検特捜部の捜査もすでに不起訴で終結した。赤木さんの妻のコメントの結びは、佐川氏に向けられた。「佐川さん、改ざんの経緯を、本当のことを話してください」(米田優人、岡戸佑樹)
政権冷ややか「今さら」 財務省「報告書と齟齬ない」
安倍政権は、すでに財務省の調査報告書などがまとまっていることから、「今さら、という話だ」(政権幹部)とみて、再調査や国会での財務省関係者の招致などには応じない方針だ。
18日の参院財政金融委員会で麻生太郎財務相は、手記や遺書の内容が明らかになったことの受け止めを問われ、「ご遺族の気持ちを思うと言葉もなく、謹んでご冥福をお祈り申し上げる」と述べた。一方、佐川氏の国税庁長官への起用などについては「それぞれの能力や経験に照らしてポストに配置した」と述べ、問題はなかったとの認識を改めて示した。
手記の存在をめぐっては、財務省の茶谷栄治官房長が「報道を通じて初めて知った」と答弁。「手記と調査報告書は大きな齟齬(そご)はない」との認識を示し、「再調査を行うことは考えていない」と言い切った。
自民党の参院幹部も「(手記の内容で)新事実が出てきたわけではない」、参院中堅は「関係者は処分したとして、力で押し切るしかないだろう」といい、問題にフタをしてやり過ごしたい考えだ。
ただ、「桜を見る会」や東京高検検事長の定年延長問題などで政府の説明責任が厳しく問われる中、行政の公正性や中立性を揺るがす森友問題が再燃することを懸念する声も上がる。
自民党副幹事長のひとりは「安倍政権は隠蔽(いんぺい)体質と批判されている。今回のことで『やっぱりそうか』となりかねない」と漏らす。公明党の石田祝稔政調会長は18日の会見で「自ら命を絶つということは、よっぽどのことがあると率直に受け止める。今までの国会答弁との整合性は議論になるのではないか」と述べた。
立憲民主党など野党は18日、森友問題の再検証チームを発足させることを決めた。手記に記されていた佐川氏による改ざん指示の有無を国会でただすため、証人喚問なども求めていく構えだ。
さらに野党が問題視するのは、17年2月の衆院予算委員会での「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」という首相答弁だ。これをきっかけに財務省の文書改ざんが始まり、問題の隠蔽工作が行われたとかねて批判してきた。
検証チームの座長に就いた立憲の川内博史衆院議員は「手記で明らかになったことの出発点は首相の答弁だ。すべての責任は首相にあると言わざるをえない」と、いまもあいまいとなっている改ざんが始まった経緯などを厳しくただす考えを示した。
首相は18日夜、首相官邸で記者団の取材に応じ、「改めてご冥福をお祈りしたい。改ざんは二度とあってはならず、今後もしっかりと適正に対応していく」と述べた。首相の責任を問う質問も出たが、それには答えず官邸を立ち去った。(永田大、寺本大蔵)
(時時刻刻)佐川氏の指示、再び焦点 職員遺族が提訴 森友文書改ざん
— アルルの男・ヒロシ (@bilderberg54) March 18, 2020
自民党の参院幹部も「(手記の内容で)新事実が出てきたわけではない」、参院中堅は「関係者は処分したとして、力で押し切るしかないだろう」といい、問題にフタをしてやり過ごしたい考えだ。 https://t.co/1bfPfdVh8P
「手記で明らかになったことの出発点は首相の答弁だ。すべての責任は首相にあると言わざるをえない」
— Kojima Amane โกจีมะ อามาเนะ (@kojimaamane) March 19, 2020
(時時刻刻)佐川氏の指示、再び焦点 職員遺族が提訴 森友文書改ざん https://t.co/M9c2j5Q2k2
〈「今さら、という話だ」と政権幹部。他方、自民副幹事長の一人は「安倍政権は隠蔽体質と批判されている。今回のことで『やっぱりそうか』となりかねない」公明党の石田政調会長も「自ら命を絶つということはよっぽどのこと。国会答弁との整合性は議論になるのではないか」〉https://t.co/J0QSMnnZPt
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) March 18, 2020
(時時刻刻)佐川氏の指示、再び焦点 職員遺族が提訴 森友文書改ざん
— Koneko (@Nekonosuke6) March 19, 2020
事の発端は「妻が関係していれば総理をやめる」と国会でいっや時から改竄が始まった…
妻のために桜見る会も隠蔽など…
何一つ決着はついていない… https://t.co/hByTeKsfUp
川内博史衆院議員は「手記で明らかになったことの出発点は首相の答弁だ。すべての責任は首相にあると言わざるをえない」と、いまもあいまいとなっている改ざんが始まった経緯などを厳しくただす考え https://t.co/OgxbLgYQXV
— UEU-BI (@6211west) March 18, 2020
焦点採録 衆院内閣委など 18日
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14408062.html
2020年3月19日 5時00分 朝日新聞
国会は18日、財務省の公文書改ざん問題を苦に自殺した職員の手記や遺書が明るみに出たことで、森友学園問題が再燃した。東京高検検事長の定年延長や、新型コロナウイルスへの対応で政府がテレビの放送内容に介入できるか否かの問題も論戦が繰り広げられた。▼1面参照
職員自殺、麻生氏の責任は 立憲・那谷屋氏/信頼回復向け、職責果たす 麻生財務相
【公文書改ざん問題と財務省職員の自殺】
無所属(野党統一会派)・今井雅人衆院議員 改ざんをやらされた人が自分の命を落とし、指示した人が出世していく。こんな世の中をどう思うか。
菅義偉官房長官 遺族の気持ちを思うと言葉もなく、静かに謹んでお悔やみを申し上げたい。関与した職員には厳正な処分が行われた。その後の人事は、任命権者である(麻生太郎)財務相において適材適所の人事が行われた。
同・柚木道義衆院議員 安倍晋三首相の国会答弁を守り抜いたことが評価されて、(改ざんを主導したとされる)佐川宣寿氏は国税庁長官になったのでは。
菅氏 全く当たらないと思う。
今井氏 (週刊文春の)報道では、当時の近畿財務局長が遺族に「大臣の墓参を断ってくれてありがとう」と言ったと。事実か。
茶谷栄治・財務省官房長 報道を受けて元局長に確認したが、そのようなことを言った覚えはまったくないとのことだった。
立憲・那谷屋正義参院議員 もう一度遺族に確認する気持ちはあるか。
麻生財務相 ご遺族のもとをうかがえれば、という気持ちは変わっていない。
那谷屋氏 麻生氏の責任の所在があいまいなままだ。遺書と手記が公表されたことによって改めて責任をとるべきではないか。
麻生氏 問題発生を許した組織風土を改めないといけない。信頼回復に向け取り組んでいる。大臣としての職責を果たしたい。
国民・古賀之士参院議員 手記は本物と考えるか。
麻生氏 一読したぐらいの話で、内容を詳しく全部精査したわけではないので、全て間違っている、全て正しいと、申し上げる段階にはない。
【放送内容への干渉】
山尾志桜里衆院議員(立憲に離党届提出) (新型コロナウイルスの感染拡大で)緊急事態宣言が出た際、政府は、放送番組への干渉や規律は「したくてもできない」のか。
宮下一郎・内閣府副大臣 その通りだ。
山尾氏 将来、法解釈が変われば干渉できるのか。
宮下氏 今後も変わらないものと解釈している。
山尾氏 干渉には法改正が必要なのか。
宮下氏 法改正が望ましい。それ以上のことは仮定の話であり、答える立場にない。
【検察官定年延長】
共産・山添拓参院議員 朝日新聞の世論調査では「問題だ」が55%。弁護士らの反対声明も出た。なぜ批判が強いと思うか。
森雅子法相 勤務延長に関する法解釈変更、東京高検の黒川弘務検事長の勤務延長という個別の人事について、丁寧な説明が必要だと思った。
山添氏 社会情勢が変化し、犯罪が複雑化、多様化することはあるが、なぜ検察官は定年後も勤務を延長する必要があるのか。
森氏 国家公務員の定年引き上げの検討の一環として、検察官についても改めて検討。引き続き職務を担当させることが、公務遂行上、必要があると考えた。
(衆院内閣委員会、参院財政金融委、衆参法務委の質疑)
焦点採録3/18
— houzou1947 (@houzou1947) March 18, 2020
那谷屋氏 麻生氏の責任の所在があいまいなままだ。遺書と手記が公表されたことによって改めて責任をとるべきではないか。
麻生氏 問題発生を許した組織風土を改めないといけない。信頼回復に向け取り組んでいる。大臣としての職責を果たしたい。
https://t.co/cCwUfIpHPH
焦点採録 衆院内閣委など 18日
— アルルの男・ヒロシ (@bilderberg54) March 18, 2020
立憲・那谷屋正義参院議員 もう一度遺族に確認する気持ちはあるか。
麻生財務相 ご遺族のもとをうかがえれば、という気持ちは変わっていない。
※麻生、今日にでも謝罪に大阪に行けよ https://t.co/MckQ9KX3gJ
改ざん苦悩、震える字 夫の手記・遺書、妻「真実知りたい」 財務局職員自殺、提訴
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14408190.html
2020年3月19日 5時00分 朝日新聞
赤木俊夫さんが残した手書きの文書
会見で、人事院から開示されたほとんどが黒塗りにされた赤木俊夫さんに関する資料を見せる代理人の松丸正弁護士(左)と生越照幸弁護士=18日、大阪市内、小川智撮影
「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」。2年前、公文書の改ざんを強いられた、とする手記と遺書を残して財務省近畿財務局の職員が自殺した。なぜ夫は死ななければならなかったのか――。妻は、すべてが法廷で明らかになることを願う。▼1面参照
「責任をどう取るか、ずっと考えてきました。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありません」
弁護団は提訴に合わせて赤木俊夫さん(当時54)の手記や遺書を報道陣に公開した。手記は、自宅のパソコンに残されたA4サイズ7枚と手書きのメモ2枚。3通が残されていた手書きの遺書には、震えるような字がつづられていた。
訴状などによると、赤木さんは明るく社交的な性格で、書道や落語、美術鑑賞などを楽しむ生活を送っていた。誠実な努力家でもあり、誇りを持って仕事に取り組んでいたという。
夫婦仲も良く、公私ともに充実した日々。しかし2017年2月26日の日曜日、その生活が暗転した。
赤木さんが休日で妻と義母の3人で公園を訪れていた時、上司から「登庁してほしい」と連絡が入った。「上司が困っているから助けに行くわ」。出勤した赤木さんを待っていたのが、改ざんの指示だった。
妻に「内閣が吹っ飛ぶようなことを命じられた」と打ち明け、手記には「私は相当抵抗しました」と記した。言葉から必死に不正にあらがった様子が浮かぶ。それでも最後は改ざんに手を染めざるを得なかった。
改ざんを重ねるうちに、赤木さんから笑顔が消えてふさぎ込むように。同年7月、うつ病と診断され、仕事に行けなくなった。同年12月に大阪地検から電話で事情を聴かれると、病状は急速に悪化していった。そして18年3月、赤木さんは命を絶った。
弁護団によると、妻は当時のことを「体の半分がちぎれて無くなったようだ」と語ったという。しかし、その後も国側の対応に苦しめられた。弁護士を通じて佐川宣寿(のぶひさ)・元同省理財局長に経緯の説明と謝罪を求めたが、面会は実現しなかった。公務災害とは認定されたが、開示された資料は大半が黒塗りでその理由もわからなかった。
弁護団の生越(おごし)照幸弁護士は会見で、妻の心情を代弁した。「手を尽くしても、知りたかったことが何もわからない。ご遺族にとって残された道は訴訟しかなかった」(遠藤隆史)
検察も経緯把握、それでも不起訴
国有地売却や財務省の公文書改ざん問題を捜査していた大阪地検特捜部も、赤木さんが残した「手記」で記された改ざんの経緯を把握していた。それでも、弁護士らから告発された佐川元理財局長ら全員を不起訴として捜査を終えた。
改ざんに関する告発容疑は(1)決裁文書から安倍晋三首相の妻昭恵氏や政治家の名前を削除するなどして改ざんした有印公文書変造・同行使容疑など(2)財務省が学園側との交渉記録などを廃棄したとする公用文書毀棄(きき)容疑などだった。
だが、(1)では改ざんされた政治家の関与などは文書の本質的な部分ではなく、国有地の売買契約などの情報は大きく変わっていない▽(2)では「1年未満」とする保存期間を過ぎた文書は廃棄しなければならないとの財務省の規則がある――などから、特捜部はいずれも「有罪判決を得られる高度な見込みがあるとは言えない」と結論づけた。(多鹿ちなみ、細見卓司)
公文書管理に警鐘
内閣府の公文書管理委員会委員を務めた三宅弘弁護士の話 公開された手記は、財務省による組織的な隠蔽(いんぺい)工作を明らかにし、中央省庁の公文書の管理実態について警鐘を鳴らすものだ。これだけの改ざんを理財局長だった佐川氏だけの判断でできたのだろうか。佐川氏個人ではなく財務省全体の問題とみて訴訟の推移を見ていくべきだろう。私たちは、民主主義の根幹を支える公文書管理のあり方に関心を持たなければならない。これは「桜を見る会」にも共通する問題だ。
赤木さんの妻のコメント(全文)
赤木俊夫さんの妻は、弁護団を通じて次のようにコメントした。
夫が亡くなって2年が経ちました。あの時どうやったら助けることができたのか。いくら考えても私には助ける方法がまだ見つかりません。
心のつかえが取れないままで夫が死を決意した本当のところを知りたいと思っています。
夫が死を選ぶ原因となった改ざんは、誰が誰のためにやったのか、改ざんをする原因となった土地の売り払いはどうやって行われたのか、真実を知りたいです。
今でも近畿財務局の中では話す機会を奪われ苦しんでいる人がいます。本当のことを話せる環境を財務省と近畿財務局にはつくっていただき、この裁判ですべてを明らかにしてほしいです。そのためには、まず佐川さん(佐川宣寿・元同省理財局長)が話さなければならないと思います。今でも夫のように苦しんでる人を助けるためにも、どうか佐川さん、改ざんの経緯を本当のことを話してください。よろしくお願いします。
手記の要旨
手記 平成30年2月(作成中)
私は昨年2月から7月までの半年間、これまで経験したことがないほど異例な事案を担当しました。世間をにぎわせている「森友学園への国有地売却問題」です。今も事案を長期化・複雑化させているのは、財務省が国会等で虚偽の答弁を貫いていることが最大の原因で、この対応に心身ともに痛み苦しんでいます。
本省は、本件が取り上げられた当初の時点では、全ての資料を議員に示して事実を説明するという姿勢でした。ところが、佐川(宣寿)理財局長の指示で資料はできるだけ開示しないこと、開示するタイミングも後送りするよう指示があったと聞いています。
国会、国会議員、会計検査院への各対応も、本省で基本的な対応のスタンスが決められました。特に会計検査院への対応では、本省から、資料は最小限とする▽できるだけ資料を示さない▽法律相談関係の検討資料は「ない」と説明する、との指示がありました。
本年3月2日の朝日新聞の(財務省による文書書き換え疑いを報じた)報道、その後国会を空転させている決裁文書の差し替えは事実です。元は、すべて、佐川局長の指示です。学園に厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう指示があったと聞きました。局長の指示を受けた本省理財局幹部らが過剰に修正箇所を決め、修正した文書を近畿局で差し替えました。
1回目は昨年2月26日です。15時30分ごろ、統括官から手伝って欲しいと連絡を受け、出勤するよう指示がありました。3月7日ごろにも修正作業の指示が複数回あり、現場として私は相当抵抗しました。管財部長に報告し、当初は応じるなとの指示でしたが、本省理財局の中村(稔)総務課長をはじめ、田村(嘉啓)国有財産審理室長などから部長に直接電話があり、部長も応じることはやむを得ないとし、美並(義人)近畿財務局長に報告したと承知しています。
美並局長は、本件に関して全責任を負うとの発言があったと部長から聞きました。本省から出向組の次長は「元の調書が書き過ぎているんだよ」と調書の修正を悪いこととも思わず、本省の補佐の指示に違い、差し替えを行ったのです。
佐川局長は修正する箇所を事細かく指示したのかどうかはわかりませんが、補佐などが過剰反応して修正範囲をどんどん拡大し、修正回数は3回ないし4回程度と認識しています。
森友事案はすべて本省が処理方針を決め、国会や会計検査院への本省の対応が社会問題を引き起こし、うそにうそを塗り重ねるという、通常ではあり得ない対応を本省(佐川)は引き起こしたのです。
この事実を知り、抵抗したとはいえ、関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。
家族(もっとも大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、本省理財局です。私の大好きな義母さん、謝っても、気が狂うほどの怖さと、辛さ。こんな人生って何?
兄、おいっ子、そして実父、みんなに迷惑をおかけしました。さようなら。
※肩書はいずれも当時。朝日新聞が森友学園の一連の問題でこれまで報じている財務省の主要幹部は実名としています
「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」。2年前、公文書の改ざんを強いられた、とする手記と遺書を残して財務省近畿財務局の職員が自殺した。なぜ夫は死ななければならなかったのか――。妻は、すべてが法廷で明らかになることを願う。#森友学園 #国家の私物化https://t.co/cWqbuOHNDh
— 自由人権保守 (@T0fgAmg7WFsVyEy) March 19, 2020
「夫婦仲も良く、公私とも充実した日々は、2017年2月26日の日曜日に暗転する。妻と義母の3人で公園を訪れていた時、上司から『登庁してほしい』と連絡。出勤した赤木さんを待っていたのが改ざんの指示だった。妻には『内閣が吹っ飛ぶようなことを命じられた』と打ち明けた」 https://t.co/MsBtWFFme4
— 吉岡正史 (@masafumi_yoshi) March 19, 2020
「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」。2年前、公文書の改ざんを強いられた、とする手記と遺書を残して財務省近畿財務局の職員が自殺した。なぜ夫は死ななければならなかったのか――。妻は、すべてが法廷で明らかになることを願う。#森友学園 #国家の私物化https://t.co/cWqbuOHNDh
— 自由人権保守 (@T0fgAmg7WFsVyEy) March 19, 2020
国に対する請求は『過労死ライン超える残業だったので因果関係あり』みたいな肩透かし判決になりかねない。佐川氏への直接請求について、どこまで真相に迫るかにかかっているよね。 改ざん苦悩、震える字 夫の手記・遺書、妻「真実知りたい」 財務局職員自殺、提訴 https://t.co/zRb74iANLh
— J (@3tachann) March 18, 2020
https://t.co/4GIBrISEwY
— ル・プチ・プランク (@Le_Petit_Planck) March 19, 2020
昨日、財務省は政府の認識と遺書の内容に齟齬はないとしていた。安倍政権は佐川氏が改ざんを指示したと知りながら栄転させている。改ざんや隠ぺいをする官僚が安倍政権の求める官僚像ということだ。腐敗した体質であることをあからさまにしてなお支持率が高い。日本スゴイ。
国会、国会議員、会計検査院への各対応も、本省で基本的な対応のスタンスが決められました。特に会計検査院への対応では、本省から、資料は最小限とする▽できるだけ資料を示さない▽法律相談関係の検討資料は「ない」と説明する、との指示。 https://t.co/RELCZg2zGJ
— アルルの男・ヒロシ (@bilderberg54) March 18, 2020
【黒川効果】改ざんされた政治家の関与などは文書の本質的な部分ではなく、国有地の売買契約などの情報は大きく変わっていない。保存期間を過ぎた文書は廃棄しなければならないとの財務省の規則がある――特捜部はいずれも「有罪判決を得られる高度な見込みがない」と結論づけ。 https://t.co/RELCZg2zGJ
— アルルの男・ヒロシ (@bilderberg54) March 18, 2020
「私は相当抵抗しました。管財部長に報告し、当初は応じるなとの指示でしたが、本省理財局…から部長に直接電話があり、部長も応じることはやむを得ないと〔なった〕」「本省から出向組の次長は…調書の修正を悪いこととも思わず、本省の補佐の指示に違い、差し替えを行った」https://t.co/kAlwL2PrVh
— sjo k. (@sjo_k) March 19, 2020
財務省の責任を一身に背負ってしまわれた。。
— bunbun (@bunbun1400gtr) March 19, 2020
真実を明らかにする事が同じ過ちを防ぐ手立てになる。
改ざん苦悩、震える字 夫の手記・遺書、妻「真実知りたい」 財務局職員自殺、提訴 https://t.co/OkuYbDo31x
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