http://www.asyura2.com/20/senkyo270/msg/324.html
Tweet |
ご法度に憤る検察内部に安倍政権の暴挙を打ち砕く秘策アリ ファクトチェック・ニッポン!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269880
2020/03/04 日刊ゲンダイ
憤っている現役検事は多い(C)日刊ゲンダイ
安倍政権が東京高検の黒川弘務検事長の定年を無理やり延長させた問題。当の検察官はどう受け止めているのか。特捜検事を取材していた頃の知り合いは、「皆、大問題だと憤っている」と話した。長く特捜部に在籍し、今も現役の特捜検事と付き合いのある検察関係者だ。
ただし、「黒川さんうんぬんという話じゃない」と言った。また、「仮に黒川さんが検事総長になっても、捜査経験が乏しいので捜査に口出しはできないでしょう。誰も彼の顔を見て捜査をしない」とも言った。しかし、「定年を延長させるのは、ご法度だと皆思っている」と言い切った。
説明する。もともと、検察幹部は、黒川氏のような法務省勤務の長い赤レンガ派と、特捜検事や地方検察勤務の長い捜査派に分かれる。この「赤レンガ」の名は、霞が関にあるレンガ造りの旧法務省本館に由来する。トップの検事総長になるのは代々、赤レンガ派で、例外は不祥事などでイレギュラーな登用となった吉永祐介氏、土肥孝治氏くらいだ。だから、「赤レンガ派は必然的に永田町と関係ができる。その濃淡はあるにせよ、政権に近い黒川氏が検事総長になったとしても、検察に激震が走ることはない」と言う。
そもそも、「検察が政治から完全に中立だったということもない」とも言った。「それは、民主党政権時代だって同じだ」とも。「しかし」と続けた。
「定年延長はご法度だ。これを政権が閣議決定でやりだすと、検察の人事は根底から崩れ、検察の主体性が失われる。それは国民の検察への信頼を失墜させる。それに憤っている現役検事は多い」
実は、「黒川検事総長の誕生を阻止するという話が出ている」というのだ。検察に、安倍政権の暴挙を打ち砕く秘策あり、という。それは何か?
「稲田検事総長が慣例を破って2年以上続けるということだ。そうすると、黒川さんは延長期間が終わっても検事総長になれずに退官する」
安倍政権が黒川検事長の定年延長を閣議決定で決めたのは、黒川氏が定年を迎えるはずだった今年2月7日からの半年だ。だからこの8月7日には延長が切れる。これは2018年7月25日に就任した稲田伸夫検事総長が慣例に従って今年7月に退官することが前提となっている。しかし稲田検事総長の誕生日は8月14日。しかも、65歳になるのは来年だ。検事総長の定年である65歳ぎりぎりまで務めて退官することは可能だ。検事総長任期の2年は法解釈ではなく、ただの慣例でしかないからだ。
「稲田さんに最後まで務めてもらうという声は出ている。黒川さんの定年延長について政府は、『さまざまな問題に対処するため』としている。同じ理屈で検事総長をぎりぎりまでやってもらう」ということだ。
「稲田さん自身はそれについて何も語っていないが、誕生日退官を求める声は日に日に強くなっている」という。稲田検事総長には、ぜひとも体を張ってこの政権の横暴を止めて欲しい。否、止めるべきだ。法治国家としての日本、民主国家としての日本を守るためだ。
※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
tateiwa@infact.press
立岩陽一郎
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
【ファクトチェック・ニッポン!/立岩陽一郎】ご法度に憤る検察内部に安倍政権の暴挙を打ち砕く秘策アリ https://t.co/n3142FqrdD #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) March 3, 2020
検察に安倍政権の暴挙を打ち砕く秘策アリ
— KK (@Trapelus) March 3, 2020
「定年延長はご法度。憤っている現役検事は多い」
当の検察官はどう受け止めているのか。特捜検事を取材していた頃の知り合いは、「皆、大問題だと憤っている」と話した
「ファクトチェック・ニッポン!」立岩陽一郎(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/HI1E8pwXpT
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK270掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。