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2020-02-27 09:38
昨日26日の衆院予算委員会は、立民党の枝野代表、国民党の玉木代表が続けて質問席に立つ異例のシフトで、安倍首相や諸閣僚に、かなりの勢いで迫っていたように思う。
もしTVニュースやワイドショーが、きちんと伝えてくれれば、とりわけ新型肺炎の対策に関しては、多くの国民の共感を得られるのではないだろうか?(・・)
『立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表が26日の衆院予算委員会集中審議で相次いで質問に立ち、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスをめぐる政府の対応や危機管理を追及した。世論調査で安倍晋三内閣の支持率が急落傾向にある中、野党は黒川弘務東京高検検事長の定年延長に関しても森雅子法相の不信任決議案提出をちらつかせ、攻勢を強めている。
枝野氏「厚生労働省に押し付けで、政府でやっている感覚が足りない。政府全体の危機意識の欠如だ」
玉木氏「トップとして直接、国民と世界に語るべきではないか。国家的危機を収束しようとする意思が見えない」
26日の予算委で両代表はこう訴え、首相に詰め寄った。統一会派を組む立民、国民のトップが同じ予算委に登場するのは異例。合流協議は破談となったが、政府・与党が月内の令和2年度予算案の衆院通過を視野に入れる中、「そろい踏み」でヤマ場に臨んだ。
枝野氏は、民主党政権の官房長官として東日本大震災の危機管理にあたった経験を踏まえ、省庁間の人員面の連携や自治体への応援などが不十分だと激しく批判した。これに対し、首相は全閣僚が構成員である対策本部などを開いているとして「内閣一丸となって対応しなければならないと言っている」と強調した。
玉木氏は「東京都でも400億円の補正予算案を組んでいるのに(政府の緊急対策が)153億円でどうするのか」と述べ、検査体制の充実など追加対策の必要性を主張。首相から「建設的な意見をもらった。不十分ということであれば緊急に対応していきたい」との答弁を引き出した。(産経新聞20年2月26日)』
* * * * *
枝野代表が、新型肺炎対策に関して、安倍首相のリーダーシップの欠如、対応の遅さを指摘していたのだが。国民の多くも、そう感じているはずだ。
『新型コロナで論戦 安倍首相 vs 枝野代表
26日の国会では、新型コロナウイルス対策などをめぐり、激論が交わされた。
立憲民主党・枝野代表「みんな厚生労働省に押しつけで、政府を挙げてやっているという感覚が足りないのではないか? 国民に対して、『安心してください』、『ここまでやっている』と言う責任があるのは、総理や官房長官ではないか、違うか」
安倍首相「各省庁において、対策を具体化し、速やかに実行するよう指示をした。情報発信については、対策本部の場でわたしが直接発信している」
陰性だったクルーズ船の下船者から陽性反応が出たことについては...。
枝野代表「何の手当もせずに降ろしておいて、事後的に経過観察してくださいと、明らかに後手に回ったのではないか?」
加藤厚労相「(陽性者が出た)現実は、しっかりと受け止めなければならない」(FNN20年2月26日)』
検査をしたくても受けられない検査難民が増えていることも大きな問題になっている。
厚労省は、1日当たり3800件を超える検査が可能になったと言っていたのだが。実際には、1日に900件弱しか検査を受けておらず。医療機関や保健所に相談しても断られるケースが多いという。
これに対して、加藤厚労大臣が「どこにネック(障害)があるのか、今調べています」と呑気な言い訳をしていた上に、「新たな事案が発生したときに備え、検査実施能力の余裕を持たせているというだけのこと。検査が必要な人が検査できないことはない」と述べたことには、呆れてしまった。
<新たな事案が発生したときに備え、検査実施能力の余裕を持たせているというのは、どういうことなのか。まさか国会議員や関係者、省庁の官僚が感染したときのために、検査数の枠をキープしているじゃないでしょうね。(-_-)>
『暮らしを守れ 新型コロナ 受けたくてもなぜ “検査難民"
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない日本で、深刻な課題となっているのが“検査難民”。
今、検査を受けたくても受けられない人が、全国で続出している。
街では、「この前、わたしも風邪をひいて検査できないし、どうなんだろう」、「検査を子どもができないのはちょっと困る」などの声が聞かれた。
新型コロナに感染しているかどうかを判定するPCR検査。
加藤厚生労働相は先週、「1日あたり3,800件を超える検査が可能になった」と明言。
しかし、26日の国会では...。
加藤厚生労働相「2月18日から24日の7日間の検査実績、合計で6,300件。平均すると、7で割ると(1日)900件です」
3,800件に到底及ばない件数の検査しかできていないことを明らかにした。
無所属・山井議員「てっきり3,000件くらい検査していると思ったが、少なすぎるじゃないですか!」
加藤厚生労働相「どこにネック(障害)があるのか、今調べています」
検査の数が増えない理由について、政府関係者は、「新たな事案が発生したときに備え、検査実施能力の余裕を持たせているというだけのこと。検査が必要な人が検査できないことはない」と説明。
必要な検査は行っているとしている。
立憲民主党・枝野代表「(感染の)疑いがある人は、しっかり検査しないといけないのではないか?」
加藤厚生労働相「能力には限界がある。この能力を上げるべく努力している。少なくとも3,800を超える能力があるわけだから、それをしっかり活用していく」(FNN20年2月26日)』
枝野代表と玉木代表は、検察官定年延長の問題も、かなり鋭く追及していた。(・・)
<枝野氏と森法務大臣は、東北大学法学部の同級生で、一緒に司法試験の勉強をしていた時期もあるらしい。>
『「自覚持て」「ファクトを」 検事長定年延長で応酬 大学同窓の枝野、森氏
26日の衆院予算委員会で、東北大学法学部の同窓生で共に弁護士の立憲民主党の枝野幸男代表と森雅子法相が、黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題をめぐり激しい応酬を演じた。
枝野氏は、これまでの森氏らの答弁をパネルを用いて時系列で示しながら、解釈変更の必要性を認識せずに黒川氏の定年延長を閣議決定した可能性を指摘した。森氏は「シナリオでなくファクトの積み上げで議論させていただきたい」とかみつき、棚橋泰文委員長(自民)が「適切でない答弁」と注意。枝野氏は「ファクトだけ集めて並べた。何の答えもしていただけていない」と反論した。
枝野氏は、首相官邸に近いとされる黒川氏の検事総長昇格含みの人事だとして、「日本の司法制度の崩壊だ。こんなことをあなたはしているという自覚を持っていただきたい」と非難。答弁を求めなかったにもかかわらず、森氏は「安倍晋三首相からも菅義偉官房長官からも指示があったことはない」と自身の判断だと強調した。
枝野氏は質問後、森氏の姿勢について記者団に「大変残念」と不快感をあらわにした。(時事通信20年2月26日)』
<安倍官邸から何の支持もなく、強引に法解釈変更までして、黒川氏の定年延長を決めるわけないでしょ〜。>
* * * * *
最も呆れたのは、森法務大臣が玉木氏に時系列で答弁が矛盾していることを指摘されて、「(19日の国会では)騒がしい中で(質問が)しっかりと聞こえなかった」ので、間違えた答弁をしたと言い訳したことだった。(゚Д゚)
『【報ステ】“定年延長"森法務大臣また答弁を修正
国会では、東京高検の黒川検事長の定年を延長した異例の人事をめぐり、野党が、定年延長の閣議決定後に“後付け”で法解釈を変更したのではないかと追及した。森法務大臣によると、従来の政府見解を知ったのは解釈変更について法務省と人事院が協議を行った後だという。しかし、法務省が人事院と協議を行う前に内閣法制局は法務省から相談を受けていたとしている。
国民民主党の玉木代表は「時系列が合わない」と追及。森大臣は「当初の政府の解釈について事務方から説明を受けたのは1月16日、または17日くらい」と述べ、19日の「1月下旬」とした答弁を修正した。ただ、撤回は行わず「(19日は)騒がしい中で(質問が)しっかりと聞こえなかった」と語った。玉木代表は、定年延長の撤回を安倍総理に迫ったが、安倍総理は「何ら問題ない」と強調した。(ANN20年2月26日)』
与党は今日にも衆院予算委員会で採決を行う予定だというが、この後の参院予算委員会でも、野党にはしっかりと諸問題を追及してもらい、安倍政権をどんどん追い詰めて欲しいと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS
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