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銀座・商店「大震災の時よりも人が減っている」
https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022438
2020年2月22日 17:11 田中龍作ジャーナル
21日をもって閉店したラーメン店。=22日、銀座 撮影:田中龍作=
2019年、飲食店の倒産件数は過去最多を記録した。倒産原因の8割は販売不振(東京商工リサーチ)。明らかに消費税増税の影響だ。
消費税増税によるボディーブローが効いているところに、新型コロナがアッパーカットを食らわした。
銀座を足が痛くて歩けなくなるまで歩いた。歩行者天国、小売店、飲食店・・・どこに行っても人はまばらだった。日本人は人の集まる所を避け、中国人の足は遠のいた。
甘味処のベテラン店員は「大震災(2011年)の時より人が減っている」と呆然とする。
店員は「消費税の伏線があって、これ(新型コロナ)ですからね」と説明してくれた。
和菓子の甘味処であるため中国人客の割合は4分の1に過ぎない。日本人の消費が落ち込んでいる証左だ。
中国人観光客を当て込んだ有名免税店にも人影はない。=22日、銀座 撮影:田中龍作=
銀座を“占拠”していた中国人は、新型コロナ流行後、めっきり減った。以前は中国語ばかりが耳に飛び込んできたものだが、今となっては聞くのも難しい。
週刊誌恒例だった「美味いラーメン全国ベスト10」の最上位に必ず顔を出す店は、中国人観光客が門前市をなしていた。
昨年12月ごろ店長に「消費税増税の影響はないか?」と尋ねた。店長は「ウチは金持ちの中国人客が相手ですから、影響はありませんね」と豪語していた。
きょうラーメン店の前に行ってみた。土曜の昼時にもかかわらず、順番待ちの客は一人もいなかった。門前市をなしていたかつての面影は、ひとかけらもなかった。
店長はタカをくくっていたのである。インバウンド頼みの脆さである。
昔のように地産地消の経済構造であれば、こんな事にはならなかった。グローバル化や新自由主義が国民の底力を奪ったのである。
これまでは歩くのも大変だった銀座歩行者天国。土曜午後なのに殺風景でさえある。=22日、撮影:田中龍作=
〜終わり〜
新記事『銀座・商店「大震災の時よりも人が減っている」』
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) February 22, 2020
ベテラン店員は「消費税の伏線があって、これ(新型コロナ)ですからね」と説明してくれた。https://t.co/JsO7cuCNYQ
きのう閉店したラーメン店。=22日、銀座 撮影:田中龍作= pic.twitter.com/NSVuoVEFII
【銀座商店「震災時より人少ない」】
— BLOGOS (@ld_blogos) February 22, 2020
"日本人は人の集まる所を避け、中国人の足は遠のいた。甘味処のベテラン店員は「大震災(2011年)の時より人が減っている」と呆然とする。店員は「消費税の伏線があって、これ(新型コロナ)ですからね」と説明してくれた。"https://t.co/Qgxb0QYrAA
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