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堀潤氏「分断」テーマに映画 重要なのは“小さな主語”目線 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/707.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 2 月 17 日 15:25:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 




堀潤氏「分断」テーマに映画 重要なのは“小さな主語”目線 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269002
2020/02/17 日刊ゲンダイ


堀潤氏(C)日刊ゲンダイ

 与党か野党か、賛成か反対か、右か左か――。自国中心主義に傾斜するトランプ米国やEU離脱を決めた英国など、世界各国で「分断」が深刻化している。賛否が割れる原発政策や米軍基地問題を抱える日本も例外ではない。そんな「分断」について、多くの現場を取材してきたのがこの人。来月7日にはドキュメンタリー映画の公開も控える。なぜ「分断」は生まれるのか。話を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ――「分断」をテーマに映画を作ろうと思ったきっかけはなんだったのでしょう。

 2020年は東京五輪・パラリンピックが開催される年ですが、一方で11年の原発事故から10年目の節目でもあります。僕は原発事故現場の取材を継続していますが、時間が経てば経つほど、現場でもさまざまな分断が深まってきていると感じます。例えば、被災した方と、していない方、賠償金をもらった方と、もらっていない方。賠償金をもらっている方の中でも、額の大小の差がある。被災した当事者から離れれば離れるほど、意識の感度も低くなります。そういう分断を私たちはどうやって迎え入れるべきか。何かできることがあるのではと思ったのです。

 ――被災地以外にも分断は存在していますね。

「分断」というキーワードで世界を見ると、米国のトランプ現象しかり、英国のブレグジットもそう。右か左か、移民排斥か多様性か、いわゆる中道というのがなくて、極右か極左か。極端なイデオロギーのぶつかり合いが起きているように見えます。私は北朝鮮の平壌にも取材に行きましたが、そもそも北朝鮮と日本との間には大きな分断がある。イスラエルとパレスチナの緊張が続く中で、ガザ地区という壁やフェンスで囲われた地域は、まさに究極の分断が起きていますよね。

「経済発展のためなら少数派切り捨ては仕方ない」という風潮

 ――「分断」の背景には何があるのでしょう。

 ベースにあるのは、経済的に発展できるのであれば、「ある程度の少数派が切り捨てられてもしょうがない」という風潮。原発事故の現場でもそうでした。まだ震災や事故から救済されていない人の声が、「エネルギーや環境問題、経済対策を考えれば原発は必要だよね」という声にかき消されてしまう。中国の一帯一路構想の現場であるカンボジアなどでは、中国資本によって土地が強制収奪されています。香港で起きている大規模デモも、逃亡犯条例に若者たちが反発していると語られがちでしたが、その実、香港に対して中国の経済的覇権が強まっていったことへの危機感が背景にありました。

 ――経済的な格差が大きく影響しているのですね。

 より大きいのは「経済システム」かもしれない。経済的豊かさの恩恵にあずかれない人たちは、イデオロギー以前に「目の前の生活がよくなるのであれば仕方がない」と考えざるを得ない。誰だって、自らの生活を成り立たせなければいけないわけですから。しかし、その先がどうなるのか、想像力が働かなくなっているように見えます。生活が支配されてしまっていると感じます。

 ――映画で印象に残っているのは、堀さんが「大きい主語」を問題視していたことです。

 これは僕自身が大反省しながら取材してきたポイントなんです。例えば、「震災から10年近く経過。被災地では今でも多くの方が苦しんでいます」と言ったとしましょう。すると、「堀さんよく言ってくれました。私はまだ古里に戻れず、復興住宅での暮らしなんです」「もう皆忘れちゃってるかもしれないから、どんどん言って欲しい」と拍手を送ってくれる人がいる一方、「堀さん、まだ被災地のレッテルを貼るのかい」「この10年間、どんな思いで風評被害と闘ってきたか分かるだろ」と言う人もいる。これは「被災地は」という主語が大きすぎるからなんですね。

 ――「被災地」とひとくくりにしても、いろいろな思いを持った人がいると。

 じゃあ「福島」という主語はどうか。「福島は今も苦しんでいる」。これも違いますよね。福島には浜通りや中通り、他にも会津などがある。ひとくくりに「今も苦しんでいる」というのは誤りです。一部地域では帰還が始まっていたり、帰還が困難でも復旧復興に向かって何かしらの取り組みがあったり。一方で、先行きが見通せない地域もある。「大きな主語」を用いることは分断を招きます。

 ――「小さな主語」で語ることが重要であると。

 例えば「○駅前で中華料理店を営んできた△さんは、震災から×年経った今も、元の場所で営業が再開できていません。夜、眠れない時があるといいます」――。こういう小さい主語で語ると、それは正しい正しくないではなく、「あ、そうなんだ」となりますよね。

 ――「事実」ということですね。

 例えば、今蔓延している新型コロナウイルスの話なら、「中国人は」と言った瞬間に、いろんな中国の人たちを一緒くたにしてしまいますよね。逆に、「日本人はこうだ」「日本はこういう状況だ」と言われた時に、「どこの誰のことを言っているんだ」「私は違いますけど」と思わず反論したくなることもありますよね。一緒くたにしてしまうから、差別的な表現と捉えられてしまう。主語の置き方は丁寧に考えていかないといけないと思います。「香港人は」「北朝鮮人は」と大きな主語で語ることは、怖いことだと思いますね。

デモ隊の抗議に涙を浮かべた香港の警官

 ――香港のデモ隊と警察が向き合う場面は銃撃もあり、緊迫感が伝わってきました。堀さんは「取り締まる側もまた香港人である」とナレーションしていますが、ここにも「香港人は」という「大きな主語」の弊害がありそうですね。

 僕はどちらかというと、デモ隊の若者たちを撮ろうとカメラを構えていた。デモ隊の中で向き合った警官の目元をアップでのぞいていると、ある隊員は激しく抗議されたことにくやしい思いがあったのか、涙を浮かべていました。目頭を押さえて、何も言えなくなった同僚に「おまえはもういいから下がっとけ」と声をかける警官もいた。普段は暴力的な彼らのそういう姿を見て、「誰がそうさせたのか」「背景にある仕掛けは何だろう」と想像する気になれた。そう思えるからこそ、「小さい主語」目線は重要だと思います。


ガザ地区入域直後の様子(ドキュメンタリー映画「わたしは分断を許さない」より)/(C)8bitNEWS

政治家の「分かりやすい言葉」に要注意

 ――取り締まる側と、取り締まられる側と2つに分けてしまうと、そこから先にある事実に、目が向かなくなってしまうと。

 2つに分けて語るのは、シンプルで分かりやすいですよね。ただ、その分かりやすさで、自らの陣営を一気に広げていこうとするのは、政治的プロパガンダのセオリー。それに乗っていいのか、僕がそれを助長する装置になっていいのか、と思うんです。今はスマホやSNSが普及し、誰もがメディアになれる時代です。一国の大統領がSNSで人々の心を揺さぶる世の中ですから、注意深さは体得したいと思っています。

 ――日本の政治家はどうでしょう。

 この間、討論番組で与野党の若手国会議員と一緒に議論したんですが、出てくる言葉は「大きな主語」のオンパレードでした。「社会はこうあるべき」「男性社会はこうで、女性社会はこうあるべき」とか、「政治は」「官僚っていうのは」とか……。僕は「皆さんちょっと各論で話しましょう」と持ちかけ、「こういう個別のケースがあった。他にも類似のケースがあった。どう手当てしていけばいいんですか」と聞くと、具体的な答えが返ってこない。これが国民が抱く政治への不信感のひとつかもしれません。

 ――政治に関心が薄いといわれる「若者」たちにとっても、「大きな主語」は分かりやすいのでしょうね。

 今、ご指摘の「若者」というのが大きな主語になってますよ(笑い)。

 ――つい、使ってしまいました……。

 いえいえ、僕自身もよくやっちゃうんです。「我々は」とか。いずれにせよ、「大きな主語」の先には、与野党問わず「選挙戦略」や「政治闘争への勝利」があるのでしょう。大きなビジョンへ向かっていくための「装置」かもしれない。そこをキチンと見極められる目を持ちたいですね。

(聞き手=小幡元太/日刊ゲンダイ)

▽ほり・じゅん 1977年、兵庫県生まれ。2001年、立教大学文学部卒業後、NHK入局。岡山放送局、東京アナウンス室を経て、13年4月にフリー転身。現在は、NPO法人「8bitNews」代表。監督した映画「わたしは分断を許さない」が3月7日から「ポレポレ東中野」ほか、全国で順次公開予定。







 

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コメント
1. 赤かぶ[58343] kNSCqYLU 2020年2月17日 15:26:40 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[9631] 報告

2. 赤かぶ[58344] kNSCqYLU 2020年2月17日 15:27:48 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[9632] 報告

3. 赤かぶ[58345] kNSCqYLU 2020年2月17日 15:28:32 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[9633] 報告

4. 赤かぶ[58346] kNSCqYLU 2020年2月17日 15:29:18 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[9634] 報告

5. 赤かぶ[58347] kNSCqYLU 2020年2月17日 15:29:55 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[9635] 報告

6. 2020年2月17日 15:50:06 : zS38w4A0xs : amVzcTkuUFY5VDY=[3] 報告
良記事。れいわ新選組に欲しい人材だけど
山本太郎とは切り口が異なるので難しいか。
立憲民主との合併話の際に「中道明記」を
条件とした国民民主党に近い感じか。

ただ一点注文を付けておくと、
堀潤の左右に配慮した姿勢は結局は
何も変えない、何も出来ない、ということを
示唆していると思われる。右を見て左を見て
結局はどうしようもなく「ポツリと
一人で佇む中道」という姿が目に浮かぶ。

7. 2020年2月17日 15:54:32 : zS38w4A0xs : amVzcTkuUFY5VDY=[4] 報告
>――「小さな主語」で語ることが重要であると。

>例えば「○駅前で中華料理店を営んできた△さんは、
>震災から×年経った今も、元の場所で営業が再開できていません。
>夜、眠れない時があるといいます」――。こういう小さい主語で
>語ると、それは正しい正しくないではなく、
>「あ、そうなんだ」となりますよね。

「あ、そうなんだ」と思っても所詮は一握りが
苦労しているだけでしかないのなら「でも、
そういう人は少数だし、仕様がない面もあるのでは」
という結論を導き出されれば結局は
捨て置かれる。自分事として考えることは出来ない。
「不運でしたね」で終わってしまう。

8. 赤かぶ[58355] kNSCqYLU 2020年2月17日 16:09:20 : LSw33cvQOo : MmV2aDVmVG9pMi4=[9643] 報告

9. 2020年2月17日 16:16:01 : v8UAwomnsA : eTlaYTJDbXRBQjI=[44] 報告
>いえいえ、僕自身もよくやっちゃうんです。「我々は」とか。
>いずれにせよ、「大きな主語」の先には、与野党問わず
>「選挙戦略」や「政治闘争への勝利」があるのでしょう。
>大きなビジョンへ向かっていくための「装置」かもしれない。
>そこをキチンと見極められる目を持ちたいですね。

大きなビジョンを持ち社会変革を促すには壮大な
理念や思想が必要。オバマは「Change! Yes, we can」と
言った。weは「我々〜」という意味。

トランプとレーガンは「Make America Great Again」
(アメリカ合衆国を再び偉大な国に)を多用した。

安倍自民党は「日本をトリモロス」「政治主導」
民主党は「コンクリートから人へ」
前原は「皆が一人の為に、一人が皆の為に」

国民国家共同体という前提がありながらも
「個人主義で自由で〜」という流れになるのならば
「各々で勝手に生きてください」ということになる。
政治とは人々を束ねる装置。そこへの否定は
結局は「何もしない」を示唆していると思われる。

一見優雅に見える上を見て荒んでいる下を見て
自分の立ち位置を確認して
「世の中には色んな人が居るのだな・・・」という
結論は一般人の中では「あり」だがそれは
単なる傍観者でもあり達観(悟り)で
終わっては何も始まらない。優しいようで
優しくない。慮るようで慮ってない。良記事だと
思うけど問題点も見受けられる記事かな。

10. 2020年2月17日 16:28:41 : UohDuikM9s : Z1NRVkR3MDNjQms=[159] 報告
何度も言うけど優しい記事ではあるのだけど
「何かを語っているようで何も語ってない」記事の
典型みたいになってしまっている。

現状維持論とも言うべきかな。安倍自民党に対して
寄与してしまっているという。小泉純一郎の
「会社もいろいろ、人もいろいろ」という答弁に
お墨付きを与えてしまうような記事にも思える。

なぜ若者は「野党嫌い」か? 政治学者・野口雅弘氏が分析
注目の人 直撃インタビュー

――野党の支持率が低い、つまり「野党嫌い」の背景に、若者が
「コミュ力」を重視している事実がある、とおっしゃっています。
コミュ力を大切にし、波風の立たない関係を優先していれば、
当然、野党の行う批判や対立を作り出す姿勢は、嫌悪の対象になる、と。

そう考えたきっかけは、政党政治がちゃんと動いていないと
思ったことです。政府が出した政策に対し、野党は質問し、
「これは危ないんじゃないか」などと指摘をする。野党の指摘が
正しければ、政府はそれを修正したり、引っ込めたりする。
その延長線上に、野党が政権を取るということも起きる。
そうした緊張感の中で、政党政治は動くはずなのですが、
どうもそうなっていない。

――政党政治が動いていない?

多くの人は、安倍首相に対し、特に森友・加計問題では批判的です。
それにもかかわらず、自民党支持だったりする。
若い世代ほど自民党の支持率が高いですよね。もちろん
「野党がだらしない」というのはありますが、野党は
何をしても評価されなくなっているのではないか、と思ったんです。

中略

――つまり社会が「コミュ力」がある若者を求める結果、野党的な
「反対」が嫌いになると。

周囲に優しく気を使うコミュニケーションは否定しないし、
それはそれで大事なことだと思います。でも、そうした
コミュニケーションの様式を政党政治やそのアクターである
政治家に投影してしまうことには、大きな問題がある。
ボクシングなら、しっかり殴るのがいいボクサー、ラグビーなら
捨て身でタックルするのがいいラグビー選手ですよね。
いい野党議員とは、政府が嫌がることをちゃんと質問して、
問題やリスクなど、考えるヒントや材料を国民に
提供してくれる人じゃないですか。ところが、「
コミュ力」的な基準からすると、そういう野党議員は
「安倍首相の足を引っ張っている」となってしまう。
だから「野党の低迷」は、野党側の問題というより、
有権者側の問題だと思います。
http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/303.html

上記は堀潤の記事に対する反面教師的な記事だと思われる。

11. 2020年2月17日 16:42:33 : f01W2E1CUK : TmRVUXFFWXozQzI=[2] 報告
此方の記述を載せた方が適切だったか。

――波風の立たない人間関係をつくることと、
政治で求められることは違う。

考えてみると、日本の学校教育で先生が教えることって、
「みんな仲良し民主主義」ですよね。そこにオポジション
(対抗勢力・対抗関係)は一切ないし、それがいいとされている。
私はドイツに留学していたのですが、ドイツの学校では
先生も党派性を明らかにするし、異なる党派的立場を
前提にして教室で議論するのが当たり前です。これに
対して日本では、「中立・公正」が掲げられ、
「思いやり」が強調されることもあり、党派性との
付き合い方について学ぶ機会がほとんどありません。

――「みんな仲良し民主主義」だと、必然的に野党が
損をする、つまり政権与党は得をするということですね。

ドイツの法学者、カール・シュミットは、「AかBかの対立が
激しければ激しいほど政治的だ」と言っています。
100人中100人がAだと言ったら、それはそのまま
実行すればいいわけです。政治的な問題とは、原発をどうするか、
米軍基地をどうするか、消費税をどうするかなど、意見が
分かれていて、どちらの方向に進むべきか頭を
悩ませなければならない問題のことです。どっちに
転ぶか分からない問題では、ガチンコの論争になれば
負ける可能性があるから、権力を持っている人ほど
対決を避けようとする。
http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/303.html

>僕はどちらかというと、デモ隊の若者たちを撮ろうと
>カメラを構えていた。デモ隊の中で向き合った警官の目元を
>アップでのぞいていると、ある隊員は激しく抗議されたことに
>くやしい思いがあったのか、涙を浮かべていました。
>目頭を押さえて、何も言えなくなった同僚に
>「おまえはもういいから下がっとけ」と声をかける
>警官もいた。普段は暴力的な彼らのそういう姿を見て
>「誰がそうさせたのか」「背景にある仕掛けは何だろう」と
>想像する気になれた。そう思えるからこそ、
>「小さい主語」目線は重要だと思います。

その「背景」と「主語」を語らなければ意味がない。
その上で自分はどう判断したのか言うべきだと思われる。
その答えが「どっちもどっち(DD論)」なら
個人的には話にならないと思っている。

12. 2020年2月17日 16:46:53 : XxzTeJc1es : TTBYbmF5RmMuRzY=[2] 報告
自分に立つべき場所がない、依るべき場所がない、
ならば何処にも立てないのではないか。違うか?

関係各所に配慮して丁寧な政治を進めるのは
近代民主主義国では当然だと思うが
それと「決めない政治」は別。

13. 2020年2月17日 17:08:29 : 1MIqSkh9yo : V1cyMjN0WExySWM=[15] 報告
>>3
とはいえ対立軸を失くせば得をするのは誰か。
そうすることで都合が良いのは誰か。
政権を握っている側だろう。

香港警察も人の子、香港政府も人の子、
中国政府も人の子、ということで
何でも受け入れるというのか。

いやそうじゃないデモも大事です、と?

透明人間(幽霊)としか思えない。宙に浮いている。
ドキュメンタリーを撮るならば
それが求められる姿だけどね。自分達の色は
極力出さずに生身の姿を映して
「人々に考えさせる」これがあるべき姿。

とはいえ商業主義のメディアは
ネタにならない情報は極力出さない。

14. 2020年2月17日 18:07:25 : jD1xPseTMG : ZWVneHJlbk9lQnM=[7] 報告
>――「被災地」とひとくくりにしても、いろいろな思いを持った人がいると。

>じゃあ「福島」という主語はどうか。「福島は今も苦しんでいる」。
>これも違いますよね。福島には浜通りや中通り、他にも会津などがある。
>ひとくくりに「今も苦しんでいる」というのは誤りです。一部地域では
>帰還が始まっていたり、帰還が困難でも復旧復興に向かって
>何かしらの取り組みがあったり。一方で、先行きが
>見通せない地域もある。「大きな主語」を用いることは分断を招きます。

これを正しいとするならば「阿修羅住民は」とは言えないが
阿修羅住民も学ぶべきだとは思われる。
自分が怒っているのに主語を置き換えて
「人々は、国民は、安倍に対して怒っている!」と言うが
見渡せば当然の如く「いや別にそうじゃないですけど?」という
人も居るわけでね。

>例えば、今蔓延している新型コロナウイルスの話なら、
>「中国人は」と言った瞬間に、いろんな中国の人たちを
>一緒くたにしてしまいますよね。逆に、「日本人はこうだ」
>「日本はこういう状況だ」と言われた時に、
>「どこの誰のことを言っているんだ」「私は違いますけど」と
>思わず反論したくなることもありますよね。
>一緒くたにしてしまうから、差別的な表現と
>捉えられてしまう。主語の置き方は丁寧に
>考えていかないといけないと思います。「香港人は」
>「北朝鮮人は」と大きな主語で語ることは、
>怖いことだと思いますね。

では「北朝鮮人は苦しんでいる」も間違いですかね。
当然の如く「そうでない人も存在」するわけでね。
であるならば「是正を促すべき問題」ではないと。

ヒトラーはユダヤ人や障碍者を虐殺したが
それに対して反対の気持ちを持っていた人も居た。
であるから許されるべきだと?国家的な行動
一体的な行動が色濃く見受けられる中での
主語の大きさは別に問題ないと思うけど。

勿論、官僚の中にも様々な人が居るわけだけど
全体像を見渡せば組織として塊として
どういうふうに動いているのか分かるわけでね。
香港警察が暴力的で、その中にも涙していた人が
居たと言うけど職務上は香港政府に
仕える人々であり上意下達であるので
政府に暴力的排除を指示されれば
そのように動くしかない。ではそうさせている
政府は倒すべき存在というふうになるだろう。
勿論そこで政府を守る存在である治安部隊にも
残念ながら対立しなければならない。

>考えてみると、日本の学校教育で先生が教えることって、
>「みんな仲良し民主主義」ですよね。(政治学者・野口雅弘)

この主語も間違いですかね。自分はそうは思わないけど。
日教組が居る中で平和憲法が存在する中で
「皆大事に」的な教育が全体的に行われてきたのは
否めないだろう。日教組は野党支持者が多いとされるが
結局は自分の首を絞めていただけでしかない。

15. 2020年2月17日 18:20:45 : EgSO7jbycQ : Wi54M3NIRGNQWmc=[26] 報告
波風立たせないような教育しかしてないから
中国にもアメリカにも何も言わないのだな。
他国政府に言われた通りにしか
出来ない政府の存在意義。

他国に言われた通りに動く人間を
政治家として選んでいる日本人の民意か。

ミャンマーにも何も言わない。
カンボジアにも何も言わない。

言うのは欧米だけ。情けない限り。

16. 2020年2月17日 18:31:05 : EgSO7jbycQ : Wi54M3NIRGNQWmc=[27] 報告
サウジにも言わない。イランにも言わない。
正しくは「言えない」か。
「中東と日本は仲良し」と言う人も居るけど
冗談よしてくれと思う。一個人として見れば
〇〇人は決して悪人ではないのだろうが
政体を見て見てみれば
とても褒められるべき状態ではない。

資源も何もない中で色々なものが
牛耳られている日本。

結局、日本人の役割は「何もしない」
「我慢する」「押し黙る」がベターになる。

17. 2020年2月17日 18:48:55 : Gnc2VLFEkF : eG5ZYWpjMTdOWU0=[55] 報告
選択肢がない。ノーチョイス。それを
「平和的態度」という言葉に置き換えて
誤魔化しているだけ。

日本が人権侵害を行う国を批判した、
聞いたことがあるのだろうか。
欧米ではあるが日本では聞いたことがない。
行動しない者が何故「平和論者」と言えるのか。

では何故に欧米は波風が立つと知りつつ
特定国に言及するのか。勿論、
色々な思惑は実しやかに囁かれるが日本に
リーダーシップが存在しないのは事実だろう。

国との関係が悪化したとしても
言わなければならないこともある。
そうして放った言葉が自分達に
跳ね返ってくることもある。
それは課題=勉強だろう。そういうのすら
日本は放棄している。全て行動に移せとは
思わない。行動が更なる悪化を招くこともある。
故に静観することも一つの選択肢ではあるが
初めに述べた通り日本はノーチョイス。
静観することしか出来ない。

このような様式で国民が世界に向き合うことも
政治に向き合うことも不可能だろう。
「痛み」への拒絶。「困難」への拒絶。

主語が大きくなることで分断に向かうなら
いっそのこと何も発しなければ良いが正解になる。

18. 2020年2月17日 18:55:49 : 04T4WEKAHI : SE9EeFBicG9tLzI=[9] 報告
つまり中道とは=「透明な存在」
「関わらない」が正解になる。

その人に起きた事はその人だけのもの。
自分とは関係がない。自分は自分で他人は他人。
相手に尊重というよりも揉め事を嫌う。
引き受けたくない。精神的疲労、
時間的な無駄。それよりも
自分の幸福を追求した方が
よっぽど有意義であり気持ちが良い。

そういうことだろう。

19. 2020年2月17日 19:11:29 : ZZRN8DfbzY : NUZ3WWNSTTBLNnM=[70] 報告
山本太郎も言うように政治運動は
とにかく面倒くさいからね。

「政治に関わらなくても自分の生活は
大丈夫」これが日本人の半数の答えならば
数の論理で動く民主主義という側面に於いては
それはそれで「正解」なのだろう。

若しかしたら世界一幸せな民族なのかもしれない。
欧州のそれは「余計なこと(難民)に手を
突っ込んで大慌てになっていて滑稽だ」とでも
思っているのかもしれない。余所のこと。
引き受けたあまりの困難と課題。

見ない人に関しては実態すら知らない。
見ないようにしてくれる政治なのかもしれない。
それが政治に於いて世界と関わることを
拒絶した平和憲法が齎したものか。

20. 2020年2月17日 19:24:03 : 9bMyZ018DM : UjBsem83bTBRTkk=[20] 報告
勇ましい 口調で誘う 分断に
21. 2020年2月17日 23:40:58 : DI36rmNiRU : WVhPSjBQTkRtL0k=[105] 報告
>>10
その記事は見たけど難しいな
有権者の意識なんて簡単には変えようがないし
てかこうやって見るとやはり日本人はあまり賢くないと言いたくなるな
22. 2020年3月14日 19:46:39 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[4632] 報告
堀潤氏「分断」テーマに映画 重要なのは“小さな主語”目線
.
日刊ゲンダイ
2020/03/13 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=AF9XhnE9fKQ

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