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(回答先: 騒音、パチンコ店超えの地域も 反対住民「耐えがたい」―羽田新ルート(羽田沖墜落を忘れたか?!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2020 年 2 月 17 日 09:44:00)
墜落事故はめったにないが、部品落下はどうなのか。海の上なら問題無しでも、住宅地の上ではどうなるか?
独裁状態の与党の下、大した議論も無く決められた強硬策で犠牲になるのは下層国民なのか。
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危ない羽田新ルート、飛行機から突然「黒い物体」が落ちてきた
2/15(土) 6:31配信現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200215-00070466-gendaibiz-soci&p=1
*写真:現代ビジネスhttps://gendai.ismedia.jp/mwimgs/2/5/-/img_25ddc7bb9ee0a49e17224b9c4f26001232364.jpg
ある日突然、飛行機から落下物が…
晴天の空を南に進む低空飛行の飛行機。自転車のスピードをゆるめつつ、注意深く見つめていると、突然、機体と翼の付け根(西側)から、黒くて丸い物体がポンっと勢いよく飛び出し、落下していった――。
それは2月2日日曜日、後で確認すると低空飛行の試験飛行の初日だった。この日の夕方17時1分、空は快晴で明るく、まだ日も沈んではいなかった。
練馬や板橋の区境に位置する豊島区の西端のこのエリアは、一軒家が多い閑静な住宅街。そこに複数の保育園、小学校、中学校、高校など教育機関が集中している。この一帯は晴天・南風時の低空飛行ルートとして国土交通省から指定されている。
この日、私は保育園児の息子の習い事を終えた後、二人乗り自転車で帰宅中だった。家族連れで賑わう商店街を抜けたあと、もうすぐ自宅に到着というところに明らかに大きすぎる飛行機が頭上を次々と通り過ぎていった。
「ついに、低空飛行が始まった?」そう思って頭上を走る飛行機を見上げてみると、まず大きさに圧倒された。騒音も尋常ではないが、迫力が今まで見慣れていた近隣で空を飛ぶ機体のそれとは違い、圧倒された。
「ほらほら、また来たよ! うっわあ、大きいね!」と驚く息子。「落下物、結構多いらしいんだよ。気をつけよう、怖いよね〜」と呟きながらまた見上げてみると、唖然とした。まさか、本当に……?
「え、え、落ちてきてる!? 黒くて丸いものが……」「本当だ!」子供も声をあげた。
慌てて自転車を止め、動画を撮ろうと自転車のカゴに置いていた携帯を取り出したが、黒い物体はあっという間に、隣の一軒家の屋根の向こうに消えて見えなくなった。
それまでの間、約15秒くらいだっただろうか。取り出した携帯に表示された時間は17時1分を示していた。
一瞬「カラスがぶつかったのか?」ともよぎったが、そんなはずもない。そもそも低空飛行の機体は1.2km上を飛んでいる。カラス程度の大きさの物体が、地上からくっきりと見えるはずもないし、そんな生き物のような繊細なシルエットでもなかった。
これは私の推測ではあるが、その物体が1メートル以上なければ、下からはっきり見えるはずがないのではなかろうか。落下場所はわからないが、事故が怖いので、すぐに交番に届け出て、翌日には国土交通省にも連絡した。
国交省からは「16時51分〜17時15分の間、8便がこの界隈を通っていました。すべて連絡し不具合がなかったか確認しましたが、特に報告はありませんでした。8便は、ANAが4便、JALが2便、ソラシドエア1便(すべて羽田行き)と海上保安庁1機です。また何かあれば報告します」とのことだった。
●1週間に1回は何かが落ちている
私が低空飛行を注意深く見ていたのには、理由がある。数年前のこと、国土交通省が地元住民向けに公開した新ルートの詳細地図の上に、自宅が線引されていたからだ。
いま国土交通省が公開している地図では、300メートルほど横幅を持って示されているが、当時のものは真っ直ぐな一本線。「よりによって、なんで自宅の上を?」という思いだった。それに、低空飛行の飛行機は2分に1本のペースで運行するのだという。
そこで私は「としま空を考える会」という地元の反対派説明会に参加してみると、会場は地元の人達で満員だった。元JALパイロット航空評論家での秀島一生氏の講演があり、聞いてみた。
「世界で最も危険な空港」の一つに選ばれ、危険すぎるあまりすでに廃止された香港の啓徳空港の都心走行ルートより、新ルートは危険な飛び方をするという。香港・啓徳空港で住宅の上スレスレを走る映像をみたが、会場ではどよめきが起こった。
当時から私が最も気にしていたのは「落下物が非常に多い」という情報だった。部品の落下物は以前から多く過去10年間の間に(平成20年度〜平成29年度)成田空港周辺だけで20件が確認されている。
部品が脱落したという報告は国内航空機だけ438件(平成21〜28年度)もあるというのだ。 実に、1週間に1回はどこかで落下物が落ちていた計算になる。
とはいえ、これまでの航空機は都心住宅地は避けて海上ルートを飛んでいたために人身事故には繋がった例は無かったようだが、これからは住宅密集地を走るので、その危険性が自ずと出てくる。
新宿、渋谷、品川の上も通過する
自宅に着いて空を見上げると、頭上に飛行機の腹が見える。やはり自宅の真上を走っている。2分ごとに頭上を行き交う飛行機の騒音は、部屋に入ってからも相変わらず激しい。そして、秀島氏の講演のことを思い出しさっそく連絡した。
事態を報告してすぐに聞かれたのは、「その時、機体は脚を降ろしてていなかったですか?」ということ。意識していなかったのでよく見ていなかったのだが、落下物は飛行機が脚を下ろす瞬間(ギアダウン)が一番多いのだという。
「飛行機は着陸時の衝撃が激しいために、車輪のネジが緩んだり、ゴム部品がヘタりやすいのです。それがギアダウンの時に落下してくる。氷の塊もギアダウン時に落下してきます。これは部品よりも頻回に落ちてきますが、これは落下物としてカウントされていません。機内で使った水が少しでも漏れると、高高度から落ちるため、地上に落ちてくる頃には氷塊に変化します。計画ではギアダウンは豊島区より南の渋谷・恵比寿あたりで行われる予定になっていますが、パイロットが予定の場所よりも早くしてしまうケースは多いのです」(秀島氏)
実際、このエリアで脚を下ろしているのを目撃した人がいると、後で聞いた。
「現在走行している海ルートでも、航空局は陸上でのギアダウンは非常に危険なので、海上でするようパイロットに再三注意してきましたが、それを守らずギアダウンを海に入る前にしてしまうケースが多かった。それがこれからは毎回、住宅密集地の上でギアダウンをすることになるため、常に危険が伴うわけです。これがいかに危険で法外なことか、おわかりいただけるでしょうか」
過去の開示情報をみると、落下物で過去最重、過去最大の物はいずれもタイヤトレッド(タイヤのゴム)だ。最重は23kg(千歳空港、平成21年)、最大はなんと4m15cm(成田空港、平成26年)だという(平成二十八年十一月十八日受領 答弁第一三三号 航空機からの落下物に関する質問に対する答弁書より)。
こんな大きなものがもし1km上空から落ちてきたとしたら、下にいる人たちはひとたまりもない。約15秒程度で落ちてくるので、逃げる時間もほとんどないだろう。
新ルートは新宿、渋谷、品川などターミナル駅の上を通過するが、人通りの多い場所にこのようなものが頻繁に落下してくれば、人身事故も多くなるのではないだろうか。
●新ルートと横田空域
そもそも、国土交通省がこんな危険な都内の住宅密集地を新ルートとした理由はなぜか。比較的住宅が密集していないエリアを横田空域として、米軍が独占しているからだ。よって今回の新ルートは首都圏西部に横たわる横田空域のスレスレ、またはまたいだ場所に設定せざるを得なかった。
この事情によって、またもう一つ新ルートでの安全性の問題がひき起こっている。新ルートは板橋区あたり1200度の高度から国際的に異例の急角度(3.45度)でジェットコースターのように南に急降下している。国際的に、降下の角度は3度だと決まっている。
異例の急角度に「安全性が確保できない」という理由でデルタ航空は、試験飛行での同ルート走行を見送った。試験飛行に参加したのは国内便だけだという。
国土交通省は表向き、騒音対策のため高高度にしたと説明しているが、本当の理由はすぐ隣に「横田空域」があり、ルートによっては重なる空域があるためだ。低空域を走る米軍機が存在するため、衝突をさけるため高くしていると、航空会社の内部文書の存在が昨年末の報道で明らかとなっている。
世界から人の往来が増えること自体は、喜ばしいことであるようにも思う。正直なところ、私も自宅の上に航路が引かれる”当事者”にならなかったら、この問題に強い関心は持たなかっただろう。
しかし残念ながら、都心に住んでいる限り、誰もが”当事者”になる可能性は避けられそうにない。この低空飛行で新ルートは離発着・晴天・悪天候時を含め複数ルートが存在する。
航路は300メートルの横幅があり広いので、自宅に航路が引かれてしまった人は私だけでなく相当数いる。自宅上に航路がなくても、都内のターミナル駅の上を走行するために誰もが頭上に落下物が落ちてくる可能性が存在するのだ。
試験飛行の期間中、子供の保育園にお迎えに行くと、園の真上を低空飛行が通っていった。これから、本当にこれが日常になるのだろうか。子どもたちの上に落ちない保証は、どこにもないはずである。分刻みで無数の飛行機が往来することで、起こりかねない事故の不安は、かき消せそうにない。
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・関連:
■羽田新ルート、日本が管制…五輪へ増便可能に(読売新聞)-ただし特例扱い。空域の返還交渉は「行っていない」
http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/259.html
投稿者 JAXVN 日時 2018 年 11 月 04 日 09:21:22: fSuEJ1ZfVg3Og SkFYVk4
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- 実機飛行でやっぱりそうだった、国の羽田空港飛行ルート変更の本音(守られない約束?!) 戦争とはこういう物 2020/2/17 09:57:11
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- 羽田の新飛行ルート 住民置き去りではないか(五輪観光の為の犠牲はやむなし?) 戦争とはこういう物 2020/2/17 10:03:46
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- 羽田の新飛行ルート 住民置き去りではないか(五輪観光の為の犠牲はやむなし?) 戦争とはこういう物 2020/2/17 10:03:46
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