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2月 14, 2020 日々雑感(My impressions daily)
自称「国際政治評論家」の三宅某氏が日本国内で新型コロナウィルス感染患者が死亡したことに関して、ネットで「インフルエンザと比較すれば大したことではない」旨の発言をしていた。もちろん、不謹慎な発言であることを重々承知の上で「患者数が圧倒的に異なる」と観測的な発言をしていた。
彼らテレビなどに登場する安倍ヨイショ・コメンテータ集団は国内で新型コロナウィルス感染が拡散し蔓延しようと、インフルエンザと比較すれば大したことではない、と矮小化したいのだろう。そうすることで安倍政府が初期段階で迅速に対中空路や回路を全面封鎖しなかった怠慢ぶりを誤魔化そうと必死なのは理解できる。
しかし患者数のオーダーが異なるから「問題ない」というのは間違いだ。インフルエンザにはワクチンも特効薬も存在する。たとえ罹患してもインフルエンザであれば正しく処置し特効薬を服用すれば最悪死ぬことは免れる。
だが新型コロナウィルスの感染患者に特効薬はまだない。しかも感染を予防するワクチンもない。ただ新型コロナウィルス感染による肺炎は対処療法で自然治癒を待つしかないのが現状での治療方法だ。そこがインフルエンザと新型コロナウィルス感染症とは根本的に異なることを忘れてはならない。
そして、たとえ一人であろうと、新型コロナウィルスの感染による患者が亡くなった事実は重い。彼女は新型コロナウィルスが日本に入らなければ死ななかったであろうからだ。
安倍自公政権の新型コロナウィルスに対する感染防止策は余りに危機感の乏しいものだった。「水際作戦」など解熱剤を服用した新型コロナウィルス感染患者が空港ケートを潜り抜けたことから、当初から効果が疑問視されていた。その方法に現在も固執する安倍自公政権の新型コロナウィルス感染による肺炎への認識が能天気に過ぎると批判するしかない。
大型クルーズ船・「ダイアモンドプリンセス」の新型コロナウィルス感染地獄は連日の報道で国民の多数が知るところではないだろうか。エアルゾルによる感染拡大もある、と発表されるまでもなく、新型コロナウィルスに汚染された船内の密室空間に閉じ込められた乗客・乗員に次々と感染するのは自明の理ではなかったか。
「ダイアモンド・プリンセス」はまさに新型コロナウィルスに汚染された武漢の再現でしかなかった。当初から全力で全員の検査を実施して、陰性の乗員や乗客を陽性と区別して管理すべきだった。なぜ限定的な検査に終始して船内の感染患者を拡大させたのか。厚労省の対応を批判するしかない。
日本は数万人の武漢からの春節観光客を受け入れた。もはや日本の何処にも新型コロナウィルス感染の「安全地帯」はない。それも能天気な安倍自公政権の国民の健康と命を無視した「経済優先」の政治の結果だ。国民はもっと怒った方が良いし、こんな無能な政権を支持する有権者を叱り飛ばした方が良い。
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