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慎重な枝野、動く前原…野党戦線の混迷で安泰の安倍政権 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268645
2020/02/06 日刊ゲンダイ
野党戦線ますます混迷(C)日刊ゲンダイ
2月2日の京都市長選は、国民・立憲・社民が自民・公明との旧態依然の相乗りで現職の門川大作を支持したのに対し、共産とれいわ新選組という“新鮮”な取り合わせの支援を受けた福山和人がどこまで肉薄するかが注目された。が、結果は、21万票対16万票の差で現職の勝利。
ベテラン政治記者に聞くと、「勝たないまでも、もう少し迫って大接戦になると、この共産とれいわという取り合わせが今後の野党再編を整理していくひとつの柱になり得たのだが、この票差ではちょっとそういうことにならない。となると、立憲と国民の合流協議がいったん頓挫した後の野党戦線はますます混迷して、てんでんばらばらの様相が深まるのではないか」と予測する。
同記者によると、立憲の枝野幸男代表が安易な組織合併に慎重なのは、ある意味で当然で、2017年の総選挙目前に民進党を解党して希望の党に合流し小池百合子を担いで政権取りに突き進もうという、バカげたとしか言いようのない前原誠司の仕掛けに、コロリと騙されて乗っていったのが国民民主の人たちである。
この理念も政策も抜きの単なる政局ドタバタ騒ぎの無意味さを瞬時に見抜き、旧民主党以来の保守VSリベラルの構図を何とか守ろうとして、徒手空拳、立憲を立ち上げたのが枝野で、だから理念・政策抜きに立憲・国民が合流して「数」を増やせば自公と対抗して政権交代することができるかのような考えを「甘い」と思っている。立憲の中では、一応、そういう枝野の姿勢が是とされているのではないか、と彼は言う。その見方には私も賛成だ。
ところが、それで立憲・国民の合流がままならないでいる間に、国民やそれに近い無所属の間には我慢しきれない人たちがいろいろ出てきて、前出のベテラン政治記者によれば「飛び出して自分らで新党をつくろうかと画策している人が5人も6人もいる」のだという。
国民の参院議員の中には自民党の石破茂を引き出してポスト安倍政権を目指すという構想があり、また前原が数人をかき集めて日本維新の会と連携しようと思うがどうだという話をしていたりする。国民を離党した桜井充参院議員は国民から何人かを引き連れて自民党に行きたい。無所属の馬淵澄夫はれいわとの連携を探っている。連合ヒモ付きの参院議員の中には「原発推進」で別党をつくるという工作もある。世も末の状態で、これでは安倍政権がいくら衰退しても転換の機会は訪れない。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) February 5, 2020
野党戦線の混迷で安泰の安倍政権
— KK (@Trapelus) February 5, 2020
国民の参議院の中には自民党の石破茂氏を引き出してポスト安倍政権を目指すという構想があり、また前原が数人をかき集めて日本維新の会と連携しようと思うがどうだという話をしていたりする。
世も末状態で、これでは...
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