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カネ、えこひいきと脅し 安倍最長政権「力の源泉」の醜悪
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268297
2020/01/29 日刊ゲンダイ
公金私物化も悪びれず(衆議院予算委員会での安倍首相=28日)/(C)日刊ゲンダイ
災害対策や景気刺激策を柱とする補正予算案が28日、衆院を通過、参院へ送られた。30日に成立の見通しだが、2日間、13時間の衆院予算委員会の審議で改めて分かったのは、安倍晋三という首相の最低最悪のデタラメぶりだった。
「桜を見る会」問題では、安倍事務所による私物化の実態をまざまざと見せつけられた。「私が推薦するよう意見を伝えたこともあった」「妻の意見を聞くこともあった」。安倍はこう答え、自らの推薦だけでなく、昭恵夫人の要望を反映させていたことを認めた。内閣府から正式な招待状が届く前に、事務所が地元支持者に招待を事前通知していたことも認め、「プロセスを無視し、問題があった」と答弁した。
会場である新宿御苑の開門前に地元支持者を先に中に入れて、首相夫妻と一緒に写真撮影する“特別扱い”も明らかになっている。だが、安倍は悪びれない。それどころか、「鳩山由紀夫首相も早い時間に来て、30分くらい地元の後援者と写真撮影した。それは事実だ」と、毎度のごとく民主党政権時代のことを持ち出し、自己弁護なのである。
内閣府が23日に国会などに提出した資料によれば、昨年の桜を見る会の開門前に入場した一般参加者は7829人。第2次安倍政権以前は会全体が1万人規模だったことを考えれば、鳩山元首相は支持者を安倍ほど呼んでいないだろうし、昨年11月、鳩山本人も「数十人のオーダーだと思う」と答えていた。安倍とは異常さの次元が違うのだ。
長期化でタカが外れ、公平公正から逸脱
予算委初日に質問に立った首相秘書官経験者の江田憲司衆院議員の発言が、この問題の本質を示している。
「橋本(龍太郎)総理は、地元の後援会なんて一切、呼んでいない。小泉純一郎さんも、地元の人を呼ぼうなんて考えもしなかった。これが総理大臣たる人物の最低限のモラルだ」
公金で支持者を大量に招待なんて、普通の感覚ならやらない。やろうともしない。
首相は、予算規模100兆円国家の最高権力者である。その気になれば、カネも権力も自由に動かせる。しかし、何でもできるからこそ、そこに求められるのは究極の倫理観と公平公正。独裁国家ではなく民主主義国家なのだから当たり前だ。しかし、安倍にはそうした最低限のモラルがない。公金で政権の求心力を維持し、権力を掌握することを卑しいとは思っていない。
常識では考えられない大人数の支持者を公金で接待したのは、地元・下関での林芳正元農相との対立が背景にあるとされる。公職選挙法違反容疑で家宅捜索を受けた河井案里参院議員の陣営に、税金が原資の政党交付金が含まれる選挙資金を1億5000万円も投入したのも、似た構図だ。自らを「過去の人」と貶めたもう1人の自民党候補者・溝手顕正前参院議員に恨みがあったからだとされる。さすがにきのうの自民党総務会では、選挙資金について「公平性が必要ではないか」などと疑問の声が上がっていた。
安倍の国政私物化を国民が知るところとなったモリカケ問題だって、お友達優遇のえこひいき。自分を支持する愛国幼稚園や腹心の友が運営する学校法人に許認可で便宜を図った。私立学校には補助金制度があるから、それも公金の私物化だ。
「安倍首相は第1次政権でも『お友達内閣』と批判されましたよね。お坊ちゃん育ちが問題なのか、チヤホヤしてくれる仲間内ばかりを必要以上に大切にし、本来、政治に求められる公平公正から逸脱していく傾向がありました。第2次政権では最初こそ、そうした過去の汚点を意識していましたが、政権が長期化する中で、タガが外れ、おごりが出て、再び表面化した。そこに公平性や公正性はありません」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
逆らえば潰される(ライバル・石破茂元幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
正義を失い、堕落し、腐敗した政治 |
お友達優遇の一方で、自分に逆らう人間は徹底的に潰す。恐怖支配も安倍政治の特徴である。
河井案里と同一選挙区の候補者ながら、落選した溝手が選挙資金で10倍もの差をつけられていたことを知った自民党内は、ますます安倍を恐れ、おもねることだろう。そこまでやるか、という戦慄。それは溝手に対してだけではない。
2018年の桜を見る会は、例年に比べ地方議員の出席者が多かったが、理由は同年9月の総裁選。「党員票」で圧勝し、ライバル・石破茂元幹事長に引導を渡すためだった。それでも石破が次の総裁選への出馬を諦めていないとなると、組閣人事で石破派からは派閥領袖を通さず一本釣り。各派事務総長を招いた首相公邸での食事会には、石破派だけを排除。そして昨年9月の内閣改造では、ついに石破派からは誰も入閣させず、完膚なきまでに干し上げた。
安倍は元日に放送されたテレビ番組で「ポスト安倍」について、「(ネクストバッターズサークルで)バットをぶんぶん振っている」と岸田政調会長に言及していた。岸田を推すのは、絶対に石破には渡したくないという憎悪の表れでもある。
政治評論家の野上忠興氏がこう話す。
「安倍首相が強いのは人事権とカネを持っていること。裏を返せば、統治能力が高く、公約を次々と実現させていく実力派首相ではないので、恐怖支配でしか求心力を保てないということです。長期政権の最後に、安倍首相は何らかのレガシーを残したい。見せしめ人事や公認権乱用など、これまで以上に露骨になるのではないか。政権は末期に近づいている。権力とカネという武器を使って、ますます党内掌握に遮二無二なるでしょう」
施政方針演説のウソもバレた
恐るべき破廉恥政権なのだが、そうした下劣さをウソで塗り固め、国民には口先ペテンの耳当たりのいい話をしてだましてきた。アベノミクス、雇用改善、賃金上昇……。ご自慢の政策はほとんどウソだ。
「全国津々浦々で確実に経済の好循環が生まれている」「もはやデフレではない状況をつくり出すことができた」と言うなら、異次元緩和はとうに終わり、出口戦略に向かっているはずじゃないか。「有効求人倍率が全都道府県で1倍を超えた」というのも、分母である求職者数の減少が背景にあるのに、不都合な真実には一切触れない。
28日の予算委での前原誠司衆院議員(国民民主党)の質問も核心を突いていた。安倍は施政方針演説で「公債発行は8年連続で減額」と言っていたが、真っ赤なウソだったのだ。当初予算では安倍の言う通りだが、補正予算を含む決算ベースになると、8年連続減額にはなっていない。そのうえ、本来は2分の1を借金返済に充てなければならない前年度の剰余金を、特例法で財源に繰り入れ公債発行額を減らす“粉飾”までやっていたのである。
痛いところを突かれた安倍は、「ウソは言い過ぎ。(8年連続減額は)基本姿勢だ」「決算はまだ出ていないから比べようがない」と苦しい言い訳だった。
政治評論家の森田実氏が言う。
「戦後の政治家で安倍首相ほど最低で恥知らずな人はいません。政権を私物化してやりたい放題。国会では自己弁護と偽善的発言に終始し、詭弁を弄する。ピンチになれば官僚を犠牲にし、官僚にもウソをつかせる。そして、そんな安倍首相を非難する『正義の士』が出てこない自民党も深刻です。自分の立場よりも社会正義を実現するために政治家になったはずではないのか。いま行われているのは、正義を失って、堕落し、腐敗した政治。こんなのがまかり通れば、社会全体も何が正しいのか分からなくなってしまう。この国は沈没しています」
長期政権の力の源泉は、ウソとカネと恐怖支配――。こうして憲政史上最低最悪の政権は8年目に突入し、憲政史上最長としてのさばっている。こんな醜悪政権にいつまで勝手放題されるのか。国民はもっと怒らなきゃダメだ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) January 29, 2020
【安倍長期政権『力の源泉』の醜悪】
『それはウソとカネと恐怖支配』
「権力者として最低限のモラルもない政権が、やりたい放題の8年目」
「モリカケサクラ河井ではっきりわかった口先ペテン政権が、かくも権力の座を占めている秘密」
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カネ、えこひいきと脅し 安倍最長政権「力の源泉」の醜悪https://t.co/vLPDEiuhow
— 平凡な労働者の一人™ (@macfreesoftjp) January 29, 2020
【安倍長期政権「力の源泉」の醜悪】それはウソとカネと恐怖支配 権力者として最低限のモラルもない政権がやりたい放題の8年間 モリカケサクラ河井ではっきりわかった口先ペテン政権がかくも権力の座を占めている秘密 正義を失い、堕落し、腐敗した政治(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/pggNtJjKGK
— KK (@Trapelus) January 29, 2020
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