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菅原前経産相の再選後押し 立憲・国民の不毛なメンツ争い
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268165
2020/01/28 日刊ゲンダイ
国会では針のムシロだが…(菅原一秀前経産相)/(C)日刊ゲンダイ
耳からも滴り落ちた汗だく会見から1週間。菅原一秀前経産相への追及はすっかりトーンダウンだ。ウグイス嬢への違法報酬に加え、1億5000万円もの巨額選挙資金を認めた河井夫妻の陰に隠れてしまった印象だが、菅原氏も同じく公選法違反で告発された身。地元有権者へのメロン・カニ配布や秘書が選挙区内で香典を渡した疑惑にはダンマリで、決して逃げ切りは許されない。
みそぎ知らずの“耳汗メロン男”にはいつ捜査の手が伸びてもおかしくないのに、次の総選挙でも「再選は堅い」と政界でささやかれているから、冗談ではない。その理由は「ワンチーム」になれない立憲民主と国民民主のメンツ争いというから、あきれてしまう。
有権者にメロンやカニなどを配りまくった効果か、前回2017年の衆院選で菅原氏は地元・東京9区(練馬区)で次点にほぼダブルスコアをつけ、圧勝。さすがに次は票がガタ減りしそうだが、合流協議と同様に立憲と国民の候補者調整はちっとも進んでいない。
「国民が前回の衆院選で敗れた高松智之候補(45)を公認していたところ、昨年11月末に立憲が元朝日新聞記者の山岸一生候補(38)に公認を与えました。山岸氏は昨年の参院選にも出馬。あと一歩の差で敗れた後、いきなり東京9区に割って入ってきた格好です」(政界関係者)
高松氏も山岸氏も連日、地元各駅を移動し、精力的に“朝立ち”を繰り広げている。ただ、野党候補を一本化しなければ耳汗メロン男を助けるようなものではないか。
「高松候補は松下政経塾出身で地元の練馬区議を2期務めた実績がある。ただ、前回の衆院選から6カ月後の練馬区議補選に小池都知事が率いる『都民ファーストの会』から出馬し、落選。その時の得票数は約2万票で、衆院選で勝つには名前の浸透度はイマイチ。同じことは山岸候補にも言えますが、彼は立憲の枝野代表が幹部候補と目した秘蔵っ子で、国民に一歩も譲る気配はありません」(政界関係者)
かくして旧民主党同士の“決められない政治”を象徴する選挙区で、耳汗メロン男がほくそ笑むというバカげた事態となっている。
汗だく会見から1週間。菅原前経産相への追及は河井夫妻の影に隠れ、すっかりトーンダウンです。しかし、同じく公選法違反で告発されたのですから、逃げ切りは許されません。 https://t.co/lGKQ8B62r8 #日刊ゲンダイDIGITAL #日刊ゲンダイ #日刊ゲンダイ
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) January 27, 2020
まさかの再選確実?【耳汗メロン男がほくそ笑む立憲・国民のメンツ争い】どちらも公認候補引っ込めず みそぎ知らずの耳汗メロン男≠ノはいつ捜査の手が伸びてもおかしくないのに、次の総選挙でも「再選は堅い」と政界でささやかれているから、冗談ではない(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/bfLHz7VFrU
— KK (@Trapelus) January 27, 2020
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