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河井前法相・案里夫妻が繰り返す「捜査中なのでお話しできません」とは、その疑惑が事実の場合にしか起こり得ない状況ではないのか。松尾貴史さんの指摘です。https://t.co/EWkSof9PbW
— 毎日新聞 (@mainichi) January 26, 2020
松尾貴史のちょっと違和感
河井前法相・案里夫妻 潔白なら「捜査中」でも説明可能
https://mainichi.jp/articles/20200126/ddv/010/070/019000c
2020年1月26日 02時12分(最終更新 1月26日 04時12分) 毎日新聞
=松尾貴史さん作
自民党の河井克行前法務大臣と、妻で同党の案里参院議員が、2カ月半の雲隠れののちに、刑事捜査の対象となった途端、夫婦別々に記者会見した。双方何を聞かれても「捜査中なので回答を控える」と言い張るのみだった。正直に事実を話すことが、捜査にどのような支障をきたすというのか。「捜査中なのでお話しできません」とは、その疑惑が事実の場合にしか起こり得ない状況ではないのか。
全く働いていない期間の給料をもらい続けることに、何の反省もない。いったい税金を何だと思っているのか。歳費の返納システムが整備されていないのだから、議員辞職するのが人の筋だろう。
「どのような思いで国会議員を続けるのか」と問われ、案里氏は「日本を変えるためです」と大きく出た。自分でよく噴き出さなかったものだ。自分の行動にも責任を取れない人物に、大切な国の姿を変えられてたまるものか。雲隠れの言い訳は「適応障害」だという。全国でこの病気に苦しむ人は多数おられるが、彼女のこの言い草と、記者会見後に建物の中に入ったあとのニヤニヤとした笑い顔をどう受け止めただろうか。
同じく自民党の菅原一秀前経済産業大臣も、河井夫婦に便乗するかのようなタイミングで姿を現し、「睡眠障害」を言い訳にした。同じく自民党の甘利明衆院議員もそうだった。都市再生機構(UR)の口利き疑惑で「適切な時期に全容の説明をしていきたい」と言うが、「していきたい」というのは先延ばしにしたい自分の希望である。これでは質問した側が「不適切な時期に質問をした」ということになってしまう。「適切な時期」は、疑問を持たれた瞬間だ。隠せば隠すほど、延ばせば延ばすほど「不適切」の度は増す。
同じく自民党の下村博文元文部科学大臣も、加計学園からの不正献金疑惑で東京都議選が終わったら説明すると言っていたのに、もうほとぼりも冷めたからいいだろうと言わんばかりの振る舞いだ。同じく自民党の谷川弥一元文部科学副大臣も、選挙終了後に運動員へ報酬として現金を渡していた疑惑を「調査中」としながら進捗(しんちょく)を伝えていないのではないか。
適応障害や睡眠障害などで苦しんでいる深刻な状況の人たちにどう顔向けをするのか。ましてや国会議員はそういうことも言い訳にできない責を負う部分もあろう。逃げ口上に使うのはあまりにも下劣だ。「桜を見る会」の招待者名簿が破棄された問題で、安倍晋三総理大臣が障害を持つ職員のせいにした時と似た心根の悪さを感じる。
安倍氏が、20日の施政方針演説で桜を見る会の名簿破棄・隠蔽(いんぺい)や、自らの公職選挙法違反の疑いなどには一切触れずに、何か輝かしい実績を作り上げているかのようなまやかしの高説をぶっていた。その中で、自分の政権が何かをやっている感を演出するために、実名まで挙げて盛り込んだ地方移住の「成功例」の人物が、実はすでに島根県江津市から転出して東京に戻っていることがわかった。実績があるかのように強調する好例が見つからず、ちゃんと確認もせずに演説に盛り込まれてしまったのだろう。「◎◎さんはパクチー栽培を行うため、東京から移住してきました」「若者のチャレンジを後押しする環境が◎◎さんの移住の決め手となりました」とたたえたけれども、なかなかにむなしい。桜を見る会の名簿は、「功績のあった方々」という前提でも名前を公表しないのに、もう転出してしまった農家の男性は実名を演説でさらされるという、その線引きはどこなのだろう。
菅義偉官房長官は毎度のように「問題無い」で片付けようとしている。「本人に確認した上で原稿に記載した」と言うが、江津市には知らされていなかった。なぜそれをわかった上で人口増の例として出したのだろう。継続して成功している事例が他に見当たらないということなのか。(放送タレント、イラストも)
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