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ナベツネ会見解説<本澤二郎の「日本の風景」(3570)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/23140346.html
2020年01月20日 http://jlj0011.livedoor.blog/
<「中曽根・安倍は奥さん一筋、2号はいない」は間違い>
親切な友人が、読売グループ総帥のナベツネ・インタビュー記事をメール送信してきたので、一通り目を通した。驚いたことに冒頭からおかしなコメントだ。これは解説しないと、勘違いする学者・文化人はたまたジャーナリストが出てくるかもしれない。出しゃばり解説に辛抱していただきたい。
中曽根康弘も安倍晋三も「奥さん一筋」ということはない。中曽根の金庫番に失礼である。安倍内閣が誕生した際、一部のメディアは「安倍の女」報道に色めき立ったほどである。後者について、筆者の長年の友人は「麻生太郎が詳しい」と言い切っている。
昭恵の暴走とシンゾウの暴走に因果関係がないのだろうか。
このナベツネ会見は、質問者が鈴木宗男しか知らないためでもあったろうが、これは正しくない。新潮も文春も知っているはずだ。
<ナベツネ訪韓秘話を多田実が暴く>
ナベツネの訪韓話が出てくる。彼は二度目の訪韓に大野伴睦を案内するが、その際、同行記者に金銭を配っていることを、ナベツネの政治部長前任者の多田実が、筆者に語った。同行した読売政治部記者が、上司の多田に打ち明けていた。
このことを打ち明ければ立派だが、それはない。当時の軍人大統領の朴が夕食の後、美女のいる場所に案内してくれた。おそらく妓生観光の上等な場所に違いないのだが、そこでのお遊びについて触れていない。
不思議に面白いことは「児玉誉士夫も来ていた」と明かす。ナベツネ・中曽根・児玉の三者連合は有名である。大野訪韓と児玉訪韓を仕組んだのは誰か?明かそうとはしない。この部分で「安倍さんと菅さんの関係は微妙」と官邸の暗闘を示唆しているが、彼からすれば二人とも「小僧」であるが、「さん付け」だ。勘ぐると、金が絡んでいるのかもしれない。ここの部分を明かせば、この会見は本物なのだが。
<恩師・宇都宮徳馬を裏切った忘恩の徒>
日本軍陸軍二等兵で生還した、ナベツネの天皇の軍隊の評判はよろしくない。ここはまともである。東大に復帰するや共産党に入党する。軍隊式の共産党の組織を嫌って、そこから抜け出して敗戦5年後の1950年に読売新聞に入社したというのだが、この下りを決して口にしない。
大恩人のことを触れようとしない。平和軍縮派の戦闘的リベラリスト・宇都宮徳馬の支援よろしきを得て入社できたものだ。
安倍と同様「女たらし」のナベツネの仲人も、宇都宮である。宇都宮は共産党を飛び出したナベツネを、いたくかわいがったものの、左翼から右翼へと転向、恩師を裏切って、読売を改憲新聞にして財閥と提携してゆく。
この下りを宇都宮から直接聞いていた筆者は、宇都宮がナベツネのことを何度も「忘恩の徒」と口走ったことを記憶している。恩を忘れてしまう人間は、まともな人間ではない。
「権力に屈するな」が宇都宮の叫びだった。したがって、ジャーナリストを志す人間は金とは縁がない。
巷間伝えられるナベツネの資産200億とか300億のことに多少、興味があるのだが、蓄財した事情を国民も関心を持っている。財閥関係者も顔負けであろう。
中曽根の資産はどうか。ナベツネと安倍の資産を知りたい。国税庁と権力に屈しないジャーナリストの徹底取材を楽しみに待とうと思う。ナベツネ自身も、脛に傷を持つ政治屋と同類でないことを証明する責任があろう。
<読売新聞発行部数は700万前後か>
ナベツネは読売の発行部数800万と明かした。これは多分に、はったり部数であろうから、実際は700万前後とみられる。
読売は販売費用が新聞界随一で知られる。販売店にタダ紙を配布、それを病院や娯楽施設その他にばら撒いている部数が多い。
一時は1000万部などと宣伝していたが、怪しいものである。今も広告費は朝日に比べて安いはずだ。読売不買運動も市民レベルで活発である。
読売がジャーナリズムに戻れるか、目下、見通しは暗い。
2020年1月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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