2021年11月02日 大きな不幸は陰謀より大勢の無能が引き起こす ハンロンの剃刀小さな事故は不注意と無能で起きるが、大きな不幸も実は同じです 陰謀論は分かりやすい 20世紀終わりから21世紀にかけて、従来の説では説明できないような不幸が続けて発生した。 湾岸戦争や911、ソ連崩壊や日本の巨大地震、オウム事件やリーマンショック、中国の台頭などです。 環境汚染や温暖化、新型コロナに様々なウイルス騒動、航空機の欠陥、飲料水汚染など不幸な事は毎日起きています。 こうした説明できない事を簡単に説明できるのは「陰謀論」で、多くはたった一言で説明できる。 例えば911は支持率を上げたいブッシュ大統領の自作自演、東日本大震災は米軍の地震兵器だという人が居ました。 故ダイアナ妃の交通事故はイギリス王家が仕組んだものだというが、真相は運転手が泥酔していたようです。 このように「陰謀論」を使えば明確に説明できるのだが、分かりやすい事は大抵真実ではない。
宇宙の起原とか終わりについてメディアは色々言っているが、誰も証明した人は居ません。 人間には分からない事を分からないままに済ませたくないという欲求があり、そこで陰謀論に飛びつきます。 例えば東日本大震災で原発建屋を爆発させた犯人は誰だったのか、菅直人は原子炉を爆発させるほど有能ではなかった。
爆発を止めるほど有能でもなかったのだが、要するにただの無能な人でした。 吉田所長は無能ではなかったが権限がなく、水素放出や海水注入を独断でする権限がなかった。 誰が犯人なのか突き詰めると犯人はどこにもおらず、原発建設を推進した田中角栄も犯人ではない
不幸は多くの人の無能や不注意で起きる 1989年まで日本経済は不沈艦、沈まない太陽と呼ばれ、永遠にこの好景気が続くかに思われました。 だが翌1990年に経済崩壊し、以降ずっと不況のままですが原因は誰も説明できません。 始まりは消費税創設、土地投機禁止、金融締め付けで、驚くことに当時の政府は懸命に景気を悪化させようとした。 1989年の大問題はインフレで、毎年5割も地価が上昇したりめちゃくちゃな状況になっていました。
国民からは物価を下げろの大合唱で、政府と自民党は「国民の声に応えて」全力で景気悪化させようとしました。 物価は好景気で上昇し不況で下がるからで、不況にすれば自然に物価が下がるデフレになると計算しました。 この政策はツボにはまり物価は下がったが、下がった後も同じ政策を続けたため今も不況です。
このように不幸は誰か1人の犯人によってではなく、多くの人の無知や無能が引き起こします。 例えば「民主党が、自民党が悪い」と言いますが、それに投票したのはアンタだろと言いたいです。 問題は大きな不幸をもたらす行為は、ほとんどが善意で始まっているので止めるのが難しい。
例えば仕分け人のレンホーは”善意で”ダム建設やトンネル補強を辞めさせたが、そのせいで災害が起きたとか言われている。 レンホーのように善意の人を説得しても止める事は出来ず、先日バラマキ批判した財務次官もそうです。 自分たちが消費税創設したせいで30年間不況になり財政悪化したのに、「自分が努力しているから日本が持っている」と考えています。
日本財政が破綻した理由は財務省が無能で、その無能集団に政治家と国民が疑問を持たずに従ったからです。 現在多くの日本企業が欧米や中韓企業に後れを取っているが、東芝を見ると「人はここまで無能になれるのか」と驚きます。 中でも驚いたのは東芝が借金返済で社内事業を身売りした時、家電を温存して半導体を売却した事でした。
半導体はコストがかかる上に飽和状態で将来性なしと説明し、冷蔵庫や電球のほうを残しました。 今半導体不足で半導体を製造する会社はどこも大儲けしているのは、説明の必要もないでしょう。 東芝や財務省を見ていると、日本の衰退の原因は単に無能だったからではないかと思えてきます。
https://www.thutmosev.com/archives/87068298.html
|