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オーディオの音色はケーブルで殆ど決まってしまう
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/417.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 12 月 19 日 19:22:46: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 最高の音を一番安く手に入れる方法 投稿者 中川隆 日時 2020 年 12 月 19 日 16:27:31)

オーディオの音色はケーブルで殆ど決まってしまう


ゴールドムンド _ その奇跡の音色の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html

アンプはハンダで音が激変する
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/758.html

オーディオ機器の性能は「電源ケーブル」で決まる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1060.html

電源・電源ケーブルの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/121.html

ケーブル(電線)の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/757.html

ケーブルで音は変わらない? _ オーディオ・マニアのバイブル「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/543.html


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PRO CABLE - プロ用オーディオケーブル・最強のアンプ・オーディオ電源 ケーブル
https://procable.jp/

プロケーブル(ProCable)
鬼門・オーディオ編/ その泥沼的な廃退の真相を公開!
https://procable.jp/setting/index.html

プロケーブル(procable) Twitter
https://twitter.com/procablejp

プロケーブル(procable) - Facebook
https://www.facebook.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%ABprocable-508898202606895/timeline/

プロケーブル社長はパラノイアのカルト教祖なのか?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/490.html

プロケーブル社の焦点理論
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/617.html


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アナログケーブルはLANケーブルが一番良い? スピーカーケーブルは細ければ細い程良い?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1023.html


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アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265   
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

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スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 24GA (単線, 0.205 mm2, 高能率スピーカー用)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/892.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 24GA (メッキ, 単線, 0.205 mm2, 高能率スピーカー用
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/893.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 22GA (撚線、 0.326 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/894.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 16GA (撚線, 1.309 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/883.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 14GA (撚線, 2.081 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/884.html

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スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html

スピーカケーブル BELDEN 8473 (撚線, 14GA, 2.081mm2) 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/887.html

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スピーカー・パワーアンプ切り替えにはノイトリック社 スピコンを使おう
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/888.html

ケーブルに通すだけのノイズフィルター _ アモルメットコア
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/860.html

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ベルデン社の最高級LANケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1124.html

youtube を DAコンバーター無しでパソコンからアンプに直接繋いで聴くならこのケーブル
PCオーディオはオンボードで十分 USB DACは不要
アンプとはこんなケーブルでつなぐだけ

iPhone/パソコン用ベルデン88760 ラインケーブルの王者 BELDEN(8412の現代バージョン)
https://procable.jp/ipod/ipod_88760.html
 

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コメント
1. 中川隆[-9213] koaQ7Jey 2020年12月19日 19:23:53 : ksTNfNveS6 : Mzd3dWN0ZXU0dHM=[13] 報告

Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1011.html


高域用アンプやチャンデバは50年も前の代物ですが、これがレビンソンのアンプ顔負けくらいの良い音色のサウンドを出してくれます。
何も高価なアンプで無くても良いサウンドは出ます。電源ケーブルとラインケーブルにはNo1グレードのケーブルを使用しています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840


機器だけが音質アップの決め手では有りません。ケーブル類は「機器と同等」の効果が有ります。
一般にアンプの音と云われているのは「電源ケーブルの音」です。電源ケーブルを変えれば機器の性能は大きく変わります。50万円のアンプでも100万円以上のアンプと対等な音質を出して来ます。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/dee86d13e86090772b27237289cb8b35

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電源ケーブルの重要性 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年08月31日

電源ケーブルの重要性についてはパイオニアのエクスクルーシブシリーズのアンプの電源ケーブルの推移を見れば一目瞭然だと思う。このエクスクルーシブのアンプは「内部配線」も同様に進化している。

1975年以前は「ヒョロ線」(扇風機用並み)の「直出し電源ケーブル」でした。(例:C3+M4)それが、1980年代になると「やや太めの直出し電源ケーブル」に変わっています。(例:C3a+M4a)その後、電源ケーブルや内部配線(プリント基板等)の重要性に気付いて、「独自の材質・構造の直出し電源ケーブル」に進化している。(C5+M5)この時は「ヒューズ」にも対策がされている。

個人的には電源は「インレット式」にして、電源ケーブルを良いモノに交換出来る様にして欲しかった。メーカーの電源に対する拘りだったのかも知れません。

雑誌で「アンプの音」を色々と書かれている文章を読んで、その確認をした事が有るが、それは「電源ケーブル」の音であった。電源ケーブルを変えればサウンドの質感も音色も音のバランス・周波数特性も変わる。素材のケーブルが持つ音色・音のバランス・周波数特性で有る事が多い。

最近(1990年以降)は、付属する電源ケーブルは「汎用品」が付属していて、「高級電源ケーブルに交換」する事を前提にアンプが作られている。あくまでメーカーオリジナルに拘って、「汎用ケーブル」で使っている方は誤った使い方をしている可能性が有る。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6a28fa6840678648cd40a7f81d0d0bd5


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アンプの場合、コンデンサーの種類や容量の大きさで「音色」や「音数」が変わる事は承知していますが、私から言わせれば「些細な変化」です。「内部配線」の交換は「革新的変化」をもたらします。

アンプの場合、コンデンサーの種類や容量の大きさで「音色」や「音数」が変わる事は承知していますが、私から言わせれば「些細な変化」です。「内部配線」の交換は「革新的変化」をもたらします。「劇薬」にも例えられるでしょう。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1fa78a4adca12c9bde0e7323eca24fc8


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ケーブル類について - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2019年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/41081149a50ba6ffb446e36cda77ff93

皆さんは「ケーブル」(配線)についてどのようなお考えだろうか? 
かたくなにケーブルの価格は¥15000までと決めておられる方もいらっしゃいます。どんな機器をお使いか?と尋ねるとCELLOのプリ+パワーアンプを使っているとの事。CELLOのプリ+パワーアンプなら当然¥100万円は軽々と超えている。

私の考えとは相いれないお考えだ。しかしそれも個人の自由、止めたりはしない。ただ、自分がケーブル材や配線で色々実験してきた結果や、「ケーブル」は「必要条件」である事の認識をしている。

どんなに高額な機器やSPであっても、ケーブルなしでは音は出ない。(必要条件の所以) 出て来たサウンドの半分以上は「ケーブル(配線)の音」である事。機器ばかりが音に影響しているのではないと云う事。

昔、オーディオ雑誌で色々な機器(アンプ)の比較試聴記が掲載されていたが、当時は「直だし電源ケーブル」全盛時代である。アンプの音など「電源ケーブル」の音で決まっていた。

電源ケーブルの重要性に気づいたパイオニア社ではエクスクルーシブC5・M5から独自の電源ケーブルを開発し採用し始めた。海外メーカーは1980年代から電源ケーブルをインレット化して、自由に好きな電源ケーブルが使える様になっていた。国産アンプメーカーがインレット化を始めたのは1990年代に入ってから・・・。如何に国産メーカーの「音質」に対する認識が甘いかが良く分かる。バランス回路についても同じことがいえる。

ただ一般ユーザーが困る事がある。国産のケーブル材の出来は「どんぐりの背比べ」的な処が強く、8N・OFC等とネーミングは良いが、芯材の断面積がφ10mm以上ないと使い物にならない。(音数的に) 更に、周波数特性的にも下も上も物足りない。更にもう一つ、「エネルギー感」が全く不足。 (安物ケーブルを束ねてSPケーブルにして実験してみると良い)

「耳に痛い音」が飛んでくるのは大体決まって、アンプやSPが「活性化していないか、ケーブル類の質と量(断面積)が極端に不足しているからである。

オーディオマニアと云いつつ「音質」を良くすることを避けている様では本当のマニアではないと思う。小さなシステムでもオーナーが精魂込めて成長させたシステムには聴かせる所が有る。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/41081149a50ba6ffb446e36cda77ff93


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チョッと変わった実験をした事が有る - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年09月18日
オーディオシステムを組み上げる過程でチョッと変わった実験をした事が有る。それはSPケーブルとSPユニットの組み合わせの実験。

どんな発想でどんな実験をしたかと云うと、マルチアンプシステムでSPが3ウェイなら低域・中域・高域の3つのユニットが有る。そのSPケーブルを低域重視のSPケーブル・中域重視のSPケーブル・高域重視のSPケーブルとそれぞれSPケーブルに専門性を持たせて聴いて見た。その当時、パワーアンプはアキュフェーズのM-100・A20V×2台であった。マルチアンプなので専用のSPケーブルで接続できます。

結果は「惨憺たるもの」でした。予想とは裏腹に音数や音色・質感・雰囲気までがテンデンバラバラで、音のまとまりがない状況になりました。システムとしての「統一性」がまったく感じれなくなりました。各帯域毎にはかなり優秀な再現をしてくれますが、音楽を聴いてもちっとも感動は味わえません。

この結果から、ケーブルの重要性を再認識した事と、ケーブル類は1種類で「低域から高域までフラットな特性のモノを作る必要性」を感じました。同じケーブルで統一しないと音数や音色・質感・雰囲気まで揃わない事を実感しました。

SPケーブルだけではなく、ラインケーブル・電源ケーブルも同じものを使える様にする事や、SP内部配線・管球アンプ内の配線も然り、全く同一の配線で統一して作る様になりました。

SPラインだけでも、SPケーブル+ウーハー・ミッド・ハイのユニットに接続する内部配線も同じ仕様にしないと「ねじ曲がった音」になる事を体験しています。「ねじ曲がった音」でアンプ類やソース機器に超高額機器を繋いでも「ねじ曲がった音」は治りません。

また、ケーブルを統一すると、Tr型アンプと管球アンプとデバイスが違っても同じ質感で、ケーブルで統一出来ることも確認できました。結局出て来る音の「基本的な部分」はケーブルで支配されている事を知りました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a732b077ddf8675e60026ddb9d44fac7

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アンプの音色 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2019年07月24日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/beb50f68a6789981c2672b203f4fa1dd

漸く落ち着きだした自宅システム。サウンドも大きく変貌して来ました。その中で「アンプ」の「音色」について述べておきます。


マッキントッシュC22を模倣したこの自作プリアンプには、大きな癖や音色は有りません。ソースから入ってきた信号をそのまま即座にパワーアンプに送り出す様な非常に俊敏なプリアンプです。音色的には「ライトブルー系」の淡い色合いかとも思います。使っている球は12AX7(テレフンケン)と12AU7(フィリップス5814A)です。それぞれ試聴して、自分の耳に合格した球しか使いません。「ライトブルー系」の音色は「内部配線」の音色ですね。

プリアンプに対してパワーアンプのWE101Dの音色は確実に出ていますね。どう表現すれば良いのか?・・・・1960年代に良い映画館に行った時のサウンド(おそらくWEの球や機器を使ってある様な・・・)です。おそらく周波数特性的には上も下もあまり伸びてはいませんが、音の通りが良くて中域が非常に充実しています。内部配線の影響か?独特の音色もそう強烈ではありません。「楽音」の再現には申し分ないサウンドです。特筆すべきは音の粒立ちでしょうね。


私の7SPユニットシステム3種とも、すべてのケーブルを自作の最高峰ケーブルで接続しています。その結果、「見通しの良い音」(ベールが全くない)になっています。音数もソフトに入っている情報をすべて引き出して、且、さらに余裕をもってSPから音を出していると思っています。その為にケーブル類はとんでもない太さ(銀線で)に見えるかも知れません。一般的なケーブルの太さでないことは確かです。これは「ケーブル材の断面積」がすべての情報を引き出すために必要な「断面積」にしているからです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/beb50f68a6789981c2672b203f4fa1dd


2. 中川隆[-9140] koaQ7Jey 2020年12月21日 17:42:20 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[46] 報告
オーディオ懐古録掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/music/11602/


接続の仕方、諸々。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1298497530/l50

アンプとスピーカーの繋ぎ方(初心者)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1160710861/l50

ブリッジ接続
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1137211397/l50

YラグおよびSPケーブル
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1140882713/l50

ケーブルで音は変わる??
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1299020011/l50

スピーカーケーブル
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1121080635/l50

ベルデン社のケーブル
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1114319793/l50

ビンテージケーブルは、どうよ。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1278394778/l50

銅線の種類と音質の違いについて
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1159628402/l50

電源コンセント回りについて。ご意見ききたい。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1281319154/l50

オーディオ類の電源。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1148549996/l50

電源の強化(200V化など)について
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1144205688/l50

電源極性について
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1166309108/l50

海外製品を日本で使用するためには?
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1302066222/l50

3. 2020年12月30日 12:13:52 : wwip1cR3BF : OGYwQ28xSnhaUVk=[11] 報告
ケーブルの音は存在するのか〜スピーカーケーブル編
2020/06/25





ケーブルの音などというものは存在しない〜スピーカーケーブルの選び方 | 創造の館 音楽苦楽部
公開:2002/05/09  更新:2018/01/22
https://souzouno-yakata.com/audio/2002/05/09/2144/


ケーブルで音が変わるという話は本当だろうか。ケーブルは「太く短く」とされるが、具体的な数字になると誰も答えられない。そこでケーブルで音が変わる理屈を説明し、太さと長さに着目したケーブルの選び方ご紹介する。


音はダンピングファクターで変わる

スピーカーケーブルで音が変わる理屈を理解するためには、ダンピングファクター(DF)について知る必要がある。

パワーアンプにはダンピングファクターというスペックがあり、次式で表される。

DF=Rsp/R0              (1)

 Rsp:スピーカの公称インピーダンス、R0:アンプの出力インピーダンス

半導体アンプのDFは40以上あるのが普通で、300を超える機種もある。DFは大きいほどスピーカーの過渡応答がよくなり、振動板が信号通りに動く。

アンプにスピーカーケーブルを繋ぐと、(1)式は次のように変わる。

DF=Rsp/(R0+R1+Rc)              (1′)

R1:スピーカーケーブルのインピーダンス(往復分)、Rc:端子とケーブルの間の接触抵抗

 R1やRcが追加されたことでDFの値が下がる。するとどうなるか。次の図は、それを示した例。



スピーカー周波数特性のダンピングファクターによる変化を示したグラフ
ダンピングファクターと周波数特性の変化
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/dfctorgh.jpg

出典: 「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂(1980) P38

DFによってインピーダンス特性の山(最低共振周波数やクロスオーバーの山)の音圧が変わる。

DFが小さいとき音圧が上がるのは、Q(共振倍率)が上昇した結果。過渡応答も同時に悪化する。

要するに、音はケーブルで変わるのではなく、アンプとケーブルのセット(合成抵抗)で決まることをまず知っておきたい。




太いケーブルを使うと低音が細る

(1′)式のRcを一定とするなら、DFは繋ぐ電線の抵抗(R0)で変わる。言い換えると、電線の抵抗を変えることで、音の傾向を自由にコントロールできる。

DFは高いほど忠実再生に近づくが、あまり高いとダンピングが効きすぎて低音が不足しがちになる。

一般的には、ケーブルを含めた総合DFは20〜40あたりがよいと考えられる。

太いケーブルを使ってDFが40より上昇するとダンピングが効いて低音が細り、細いケーブルを使ってDFが1桁台になると低音が豊かに響くようになる。クラッシック音楽では、この性質が良い方向に働くことがある。




ネットワークのコイルはどうなのよ?

 ケーブルの抵抗を問題にするとき気になるのがネットワークのコイル。ここに大きな抵抗があるのに、スピーカーケーブル僅かな抵抗を気にしても意味ないのでは?そんな疑問がよぎる。

 スピーカーの特性はスピーカー端子のところで測定・規定されているので、そこから先のことは考えなくてよい。



 例えばネットワークのコイルを太いものに変えたり、マルチアンプにしてネットワークを省略してしまうと、Qが下がって低音が出なくなってしまう可能性がある(Qが高すぎる場合は、逆に好ましい方向に行くこともある)。



電線の導体純度は意味あるか

下の図はパワーアンプの出力回路を示したもの。市販のほとんどのアンプにこのような回路が入っている。実際はポップアップノイズ防止のためのリレーや過電流保護回路などがありもっと複雑だ。

R1,C1は、スピーカの高域のインピーダンス上昇を防ぐ(発振防止)回路。L1,R2 は長いスピーカケーブルを使った場合の容量性負荷(C)による高域のインピーダンス低下を防ぐ回路である。

例:R1=1Ω、C1=0.22uF



パワーアンプの出力段にあるフィルター回路の図
パワーアンプ出力段のフィルター回路
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2002/05/0001.png


なぜこんなものが必要なのかというと、ユーザーがどんな負荷(スピーカ、ケーブル)を繋ぐか、わからないから。そこで何をつながれても発振などのトラブルが起きないようにしておく必要がある。回路定数も安全サイドで設計されていると考えられる。

これらの回路定数は、電線のそれよりずっと大きいので、電線の導体純度や構造にこだわっても意味ないことがわかる。



スターカッド、ツイストは効果あるか
ケーブルのインダクタンスは高周波の減衰に関係する。市販ケーブルでは、これを低減するためスターカッドにしたり、ツイストにした商品をみかける。

ケーブルのインダクタンスや静電容量は確かにケーブルの特性に影響を与えるが、それは数十メートル伸ばして使った場合の話。屋内配線(たかだか数m)では無視できる。



そもそもボイスコイルやネットワークのところに大きな L があるのに、ケーブルのわずかな L を気にしても意味ないこと。



プロの現場ではスターカッドケーブルを、ケーブルから出るノイズがマイクのラインに乗るのを減らす目的で使われている。オーディオ用途では見た目や電線の抵抗を減らす以外のメリットはない。



スピーカーケーブルのノイズ対策は意味あるか

ケーブルの静電容量を下げるために絶縁をポリエチレンにしている例をみかける。

静電容量の影響は、パワーアンプの出力インピーダンスによって変わる。パワーアンプの出力インピーダンスは通常、数十〜数百ミリオームオーダーだから、屋内配線用にたかだか10m程度で使う場合は無視できる。

そもそも図1にC1が存在するから、ケーブルのわずかな C を気にするのは意味ないこと。



ケーブルの防振対策は意味あるか

磁場の中で導体を動かすと電流が流れる。地磁気の中でケーブルをいくら揺すったところで、音に影響するような電流は生じない。

機器の出力インピーダンスが高いと振動によって雑音電圧が発生するケースがある。出力インピーダンスの低いパワーアンプに繋ぐケースでは、これが問題になることはまずない。

どーしても関係あると思う人は、電圧波形を観察しながらケーブルで縄跳びしてみるといい。もしなにか変化が見えたら、端子の接触を疑うのが先[4]。それでも音に影響する現象が生じたら、粗悪な製品なのかもしれない。

ケーブルで振動対策が必要な部分があるとすれば、電線の部分ではなく、両端の接続部。「ケーブルを振動対策したら音が良くなった」という話が本当なら、接触が安定した為に違いない。



ケーブルを抜いて挿し直すだけで接触抵抗が変わる
ピンケーブルを使った接続では電気接点が存在する。プラグと端子を接続した状態の等価回路を次に示す。



プラグと端子を接続した接点の等価回路
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/setten3.jpg


Rp,Rtは導体のインピーダンス、Cp,Ctは絶縁体の静電容量、Rp,Rtは絶縁体の絶縁抵抗。

これらはプラグや端子の作りによって決まるが、オーディオの帯域で問題になることはない。Ccは接点に存在する静電容量だが、これもきわめて小さいので関係しない。

Xc は、わけのわからない半導体成分。接点に存在する酸化物や異種金属との接触、汚れ等によって特性が変化する。Xcは理屈上、音色の変化を説明できる唯一の存在だ。



ケーブルの影響は出力インピーダンスで変わる

ケーブルの影響は繋ぐ機器の出力インピーダンスよって変わる。一般にオーディオ機器の出力インピーダンスが大きいほど、この影響が大きい。

アンプとCDプレーヤーや、プリアンプとパワーアンプの接続では、出力インピーダンスが高い。そのため、ピンコードやXLRケーブルはシールド構造になっている。



パワーアンプとスピーカーの接続では、出力インピーダンスが低いためノイズが乗りにくい。スピーカーケーブルにとって重要なのは、インピーダンスを上昇させないこと。

スピーカーケーブルで出力インピーダンスを上昇させる要因に、ケーブルの電気抵抗と端子の接触抵抗がある。後者は数ミリオームある[3]ので意外とバカにならない。新しいケーブルを買ってきて、古いケーブルと差し替えれば、接点の接触状態に変化が起こることは容易に想像つく。

スピーカー端子に刺していた裸銅線
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2002/05/170826_164333.png


スピーカー端子に刺していた裸銅線。時間が経つと酸化してツヤがなくなる。新しいケーブルを買って線を剥いて使えば、接触抵抗が変わるので、音が変わる可能性は十分ある。



雑誌の比較記事は参考にならない

ケーブルを比較する場合は、誤差要因となる「接触の影響」を無くさないといけない。それにはプラグを切り取って端子にハンダ付けする必要がある。

雑誌等に見られるピンケーブルの比較記事は、スピーカーの場合はケーブルの抵抗、ピンケーブルの場合はプラグとの接触の差を聞いているだけとみられる。



アンプ内蔵スピーカーのメリット

スピーカの中にアンプを内蔵して組み合わせを特定すると、図1の補正回路に「何をつながれても発振などのトラブルが起きない」ような余裕を持たせる必要がなくなり、ケーブルも最短になる。すなわち、最適設計が可能になる。良いことだらけ。

モニタースピーカーにアンプ内蔵型が多いのは、このようなメリットがある為。



「ケーブルで音が変わる」と主張する記事が多くある。「ケーブルで音が変わるのは常識」とする風潮もあるようだ。理屈上は、同じ長さ、同じ太さのケーブルを交換して聴感でわかるような音の変化が起こることはありえない。

しかし実際には、ケーブルを変えると音が変わることがある。それは、「ケーブルを変える」作業によって、ケーブル以外のところで、いろいろなものが変わる為だ。



結論〜スピーカーケーブルは抵抗だけに注目すればよい

 スピーカーケーブルの選択は簡単だ。まずダンピングファクター(DF)の目標を自分で決めて、それを実現できる長さ太さを計算で求めて、同じ長さ太さの中で最も安い商品を選べばよい。

 響きの豊かな音を好む人は10前後で計画するといい。真空管アンプのような音が好きな人は、一桁台に落とせばそっくりな音が出せるだろう※。

 DFについてよくわからない人は、DF=20〜40を目標に選べば問題ない。ただ趣味の世界では「見た目」も大事な要素。以下の要領で「太さ」を押さえた上で、お使いのコンポとデザイン的にバランスのとれたものを選べば良いだろう。



※「真空管アンプはトランジスタアンプの10倍の駆動力がある」という話は、このような理屈を知らない人の感想とみられる。



具体例

1.電線の太さを求める
 (以下の計算が面倒に感じる人は、下の方の「手っ取り早く答えを知りたい人へ」をご参照ください)

 DFが20〜40になる電線の長さを求める。これは次式で計算できる[1]。

L = 29 A (Rsp – DF・Ro)/DF (m)       (2)

A:電線の断面積(mm2)、Rsp:SPの公称インピーダンス(Ω)、DF:目標DF、Ro:AMPの出力インピーダンス(Ω)、銅線の抵抗値17.241 mΩmm2/m。

R0は(1)式で計算できるが、不明な場合はやや大きめを想定して 0.2 (DF=40)としてもよい。

電線の断面積は(スケア)には規格があり、次の中から選ぶ。

A = 0.75、1.25、2、3.5、5.5、8

AWG表記の場合は次式で電線の断面積に換算できる(AWG1〜30の範囲で誤差3%以下)。

 A ≒ 52・10ー0.1AWG      (3)

 とりあえず(2)式に適当なAを放り込むと長さが出てくる。長すぎる場合は太さを変えて再計算する。5.5スケアを超える場合は、2本以上の並列配線を検討する。



2.電線を選ぶ

同じ太さなら、できるだけ安い電線を使いたい。

グラフ1は、2004年にオーディオテクニカから発売されていたスピーカケーブルのコストパフォーマンス(CP)を計算したもの。縦軸はCPを示し、数字が大きいほど、安くて太い商品。



オーディオテクニカ スピーカケーブルのコストパフォーマンスを比較したグラフ
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/cablegraph1.jpg

 CP=1000/(単位抵抗mΩ/m×単位価格(円/m)   (4)

注:DVD専用ケーブルなど、2チャンネル分(4本)の構成になっているものは、最初からパラで使うこと前提に抵抗値を1/2とした。


オーディオテクニカ スピーカケーブルのm当たりの直流抵抗を比較したグラフ 
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/cablegraph2.jpg

グラフ2は、グラフ1の縦軸をメータあたりの抵抗値を示した物。数値が小さい商品ほど高いDFを実現しやすい。

端子の接触抵抗は10mΩオーダーになることがある[3]。この縦軸のオーダーと同じなので、端子の接触抵抗が無視できないことがわかる。


グラフ1と合わせて左から順に見ていくと、AT6139※が最も使いやすい候補になる。

※:AT6139は廃番品。2018年の同等商品は、AT6159です。

オーディオテクニカの商品はサイズ(スケア)が不明なので表を作った。



表1 スピーカーケーブルの緒元(2018年 メーカーカタログより)

導体抵抗(mΩ/m) スケア相当値 線径(mm) 適合端子サイズ
(ニチフ) 備考
AT6135(廃番) 16 1 1.55 1.25
AT6157 12.9 1.3 2.0 2
AT6158 6.8 2.5 2.5 3.5
AT6159 4.4 4 3.0 3.5〜5.5



見てくれにこだわらなければ一般的なVFF平行ビニールコードやキャブタイヤケーブル(JIS規格品)で十分。どこの規格にも準拠していないオーディオ専用ケーブルは避けた方が無難だ。

プロ用の定番ケーブルにカナレ4S8 (2.5スケア)、4S6 (1.0スケア)がある。4芯なので2パラにして使う。



手っ取り早く答えを知りたい人へ

ケーブルの「長さ」「太さ」は、もっと単純に「このくらいにしとけば十分」と判断できる基準があると便利だ。

DFはQ(共振倍率)の上昇に関係することを冒頭に書いた。そこでQの変化率に注目して、「このくらいの太さなら、Qはほとんど変わらない」(=聴感でわかる音の変化は出ない)といえる電線のサイズを求める。

DFとQには次の関係があることが知られている[5]。

Q=Q0c(1+1/DF)     (5)

 Q0cはスピーカーシステムのQ。

この式を使ってケーブルの太さとQの変化率の関係を求める。DFの計算は(1′)式を使うが、アンプのDFは比較的ローコストな機種を仮定し0.2Ω(DF=40)とした。以下はその結果。

ケーブルの単位太さ(スケア)とQの変化率の関係を計算したグラフ
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/scearparm.jpg


0.5スケア/mあたりからカーブが寝てきて、1スケア/mを超えるとそれ以上太くしてもほとんど変わらないことがわかる。




この結果からスピーカケーブルは1mあたり1スケアより太くしても音に影響しないと結論づけられる。グラフから、実用的には0.5スケア/mで十分※と判断できる。従い、

スピーカケーブルが4mまでなら2スケア(AWG14)

7mまでなら3.5スケア(AWG12)

11mまでなら5.5スケア(AWG10)

(それ以上は2パラ)

とするのが一つの基準。この条件を満たしていれば多くの場合DFを20以上にできる。

※:カナレのカタログに「スピーカケーブルの選び方」というトピックがあり、ここに「3mあたり1スケア」とある。当サイトの基準よりやや甘い。





使いこなしのポイント

端末処理する
電線の太さと長さが決まったら、線をむいて裸電線を差し込んで終わりではなく、端末処理して使う。これは接触抵抗Rcを安定させるために重要なこと[4]。

端末処理は、圧着端子(Y形)か、バナナプラグが使いやすい。それぞれ、関連記事があるので参考にしてほしい。

究極のスピーカーケーブルを作る
https://souzouno-yakata.com/audio/2003/02/22/2210/

ソルダーレスは音を悪くする〜オーディオ用バナナプラグの選び方
https://souzouno-yakata.com/audio/2008/08/12/2372/


Y形圧着端子で端末処理したスピーカーケーブル 
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2002/05/180122_152332.png

圧着端子は金メッキされたオーディオ用ではなく、ごく普通のすずメッキ品(JIS規格品)を使う[3]。これとコンタクトオイル(Rational003)を併用することで端子の腐食を防ぎ、接触抵抗を考えなくてもよくなる[3]。

(2020/7/1)金と錫の組み合わせは良くないことが知られている。コンタクトオイルを使わない場合は、同じ金メッキされた端子がお勧め。


バイワイヤリングはショートして使う
バイワイヤリング用に複数の端子が用意されている場合は、付属のショート部品を使ってスピーカ側の端子をショートして使うのが正しい。バイワイヤリングの端子それぞれにケーブルを繋ぎ、ショートして使えば抵抗は一挙に半分になる。電気接点が増えることで、接触抵抗が減るメリットもある。

バイワイヤリングのメリットに「ウーファの逆起電力」を挙げる人がいる。これはDFを極端に小さく使った場合にのみ、問題になる(かもしれない)話であり通常の使い方では関係しない。



ケーブルを繋いだ後のチェックポイント
ケーブルを接続したらチェックすべきことがある。音を出した状態でプラグをひねったり、上下左右から指ではじいてみて、音に変化がないことを確認する。

少しでも雑音が出る場合は、接触に問題がある。コンタクトオイル[3]で改善できない場合は、その端子はもうダメである。


<参考購入先>
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB&_encoding=UTF8&linkCode=sl2&linkId=21c63d13ec5e2666d2aeabbf7a38fdb6&tag=asyuracom-22&ref=as_li_ss_tl

スピーカーケーブル いろいろありますが安いもので十分。ただ「見た目」も大事なので、お使いのコンポとデザイン的にバランスのとれたものを選んでください。



<参考文献>
5.「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂(絶版)
https://www.amazon.co.jp/%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E7%99%BE%E7%A7%91-%E7%84%A1%E7%B7%9A%E3%81%A8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/441617909X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&linkCode=sl1&tag=asyuracom-22&linkId=9e7c630480a47433107839d64e7fd85e


https://souzouno-yakata.com/audio/2002/05/09/2144/
4. 中川隆[-8779] koaQ7Jey 2020年12月30日 12:26:35 : wwip1cR3BF : OGYwQ28xSnhaUVk=[18] 報告
ブラインドテストの落とし穴〜アンプ、ケーブルの比較はすべて間違っていた! | 創造の館 音楽苦楽部
公開:2005/08/18  更新:-------
https://souzouno-yakata.com/audio/2005/08/18/2274/#%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AE%E9%9F%B3%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AA


 雑誌に載っているオーディオアンプやケーブルの比較記事や、一般消費者の試聴レポート(口コミ)は信頼性に乏しく参考にならないものがほとんど。この問題を取り上げて詳しくご説明する。



スピーカーケーブル比較の問題点

 スピーカーケーブルを変えるとダンピングファクタ(DF)が変わる。DFは次式で表される。

DF=Rs/(R0+R1)              (1)

Rs:スピーカの公称インピーダンス、R0:アンプの出力インピーダンス、R1:ケーブルのインピーダンス



スピーカー周波数特性のダンピングファクターによる変化を示したグラフ
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/dfctorgh.jpg

出典: 「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂(1980) P38

 グラフはDFによるスピーカの特性変動を示した物。DFによって周波数特性に大きな変化を生じる事がわかる。DFが10を超えると変化が少なくなるが、耳のいい人は過渡応答の違いを聞き分けるかもしれない。

 分母のR0とR1はどちらもミリオームオーダだから、ケーブルの音の違いを正確に知るためには、DFを一定にするためにケーブルの抵抗値R1を揃える必用があることがわかる。




 大抵の人はことのことを知らないから、スピーカーケーブルの違いはブラインドテストで明確になると考え、太さが違うケーブルを「同じ長さ」に切りそろえて、取っ替え引っ替え比較視聴をやってしまう。そして、



「これこそが、スピーカケーブルによる音の変化である」

「ケーブルで音が変わることを実証した」



と勘違いする。極端に太さが違うケーブルを「同じ長さ」に切りそろえて比較すれば、差が出るのは当たり前のこと。それはもちろん、ケーブルの音の差などではない。

 ブラインドテストを試みると統計的に「有意差」が見つかることがある。この結果から、

「オーディオは、何をやっても、音が変わるんだ」

という結論を出してしまう。

 そんな人たちに、「計測でわからないものが、なぜ聴感でわかるのか?」と質問すれば、「未だ解明されていない、未知な部分があるんだ」ということにして考えるのをやめてしまう。



「オーディオは、何をやっても、音が変わる」理由

 例えば、ピンケーブルを変えて、音が変わったという統計的な結果を得たとする。しかしそれは、ピンケーブルの音の差ではない可能性が高い。なぜかというと、「ピンケーブルを変える」という操作をすると、別のものが同時に変わってしまうため。

 この「別のもの」とは何だろう。それを理解するにはまず、比較試聴で聴く音が次の3つの総和になることを知る必要がある。



人間が聞く音=主観(心理的変動分)+ 別の変化 + 実際の変化     (2)



私たちが知りたいのは「実際の変化」。ブラインドテストは「主観」を排除するが、「別の変化」については排除できない。これが「別のもの」の正体だ。この中身には次がある。

1.出力感度(音量)の変化
2.試聴点までの伝達特性の変化(聞く位置のズレ)
3.機器の特性変化
3.接触抵抗の変化(ケーブル類の場合)
4.直流抵抗の変化(ケーブル類の場合)



出力感度(音量)の変化
 出力感度(同じソースを再生した時の耳に届く音量)は機器によって違う。チェンジのたびに校正信号を使って試聴点の音圧を正確に校正しなければならない。ボリウムにギャングエラーがある場合はこれも調整して排除しなければらなない。

試聴点までの伝達特性の変化
 人間の存在が伝達特性を乱すので、友人にチェンジをお願いして部屋から退出してもらう。テスト中は頭をできるだけ動かさないようにする。実験によると、4cm程度の耳のズレは±2dB以内に収まり、ほとんど影響しない。

機器の特性変化
 スピーカーの特性(f0、Qなど)が温度によって変わる[3]。アンプやケーブルの特性も温度の影響を受ける。これは、チェンジごとに十分な時間の「慣らし運転」で回避できる。

接触抵抗の変化と直流抵抗の変化
 ケーブル類は抵抗値を精密に測って長さを調整する。端子にはハンダ付けするか、コンタクトオイル(Rational003など)を使うなどして接触抵抗を十分小さくする(ケーブル抵抗の2桁以下)に管理しなければならない。



 このように考えると、聴感で評価するための実験環境を整えることが困難なことがわかる。ブラインドテストによって先入観を廃しても、有意な実験をすること自体、かなり難しい。



「試聴」でまともな評価は出来ない

 音楽ソースを使って人間が聴感で判断するという評価方法は、最も「曖昧」で、「不正確」で、「信頼性の低い」方法である。そもそも、耳や頭の形が個人によって違うため鼓膜に同じ音が届いていない。

 上の式2で、主観と別の変化の2つを取り除いたら、「実際の変化」が見えるだろうか。電源コード、ハンダ、トランスポートの実際の変化は、とても人間が知覚できるとは思えない。

 結局、音の違いを知るためのテストは、計測器とテスト信号を用いるやり方が一番正確だ。

 計測で変化が認められないことは、「未だ解明されていない」「未知な部分の影響」ではなくて、「聴感においても変化がないことの証」にほかならない。



アンプやスピーカーケーブルの音は存在するか

 アンプやスピーカーケーブルでは別の変化の大きな要因としてDFがある。ところが、スピーカケーブルやアンプを比較するためにDFを意識して抵抗値を揃えた例を見ない。

 従い、従来実施されきたこれらの音の比較視聴は、単にDF(抵抗)の違いを聴いていたに過ぎないと考えている。



 DFを一定にして(抵抗値を揃えて)ブラインドテストすれば、「アンプやケーブルに固有の音」などというものが存在しないことを証明できるはずだ[1][2]。



真空管アンプの音のカラクリ

 真空管アンプのDFは一般に10以下だから、グラフ1から真空管アンプは低出力の割に低音が良く出て、響きが多い(過渡応答の悪い)音と予測できる。これは一般に言われている真空管アンプの音の傾向と一致する。

 「真空管アンプは、トランジスタアンプより10倍の駆動力がある」などという論評があるが、このような性質を知らない人が解釈した結果だろう。

 半導体アンプに細いケーブルを組み合わせれば(DFを落とせば)、真空管アンプそっくりの音が、ずっと低歪で再現できる。



ブラインドテストで評価できるのはスピーカーだけ

 結局、聴感でわかる差が出る機器はスピーカーくらいである。他の機器の「実際の変化」は微妙で、別の変化の中に埋もれてしまって見えない可能性が高い。


この音の違いがわかるか〜ブラインドテストで真空管の音を聞き分ける
2020/09/13





試聴があてにならないのはなぜか
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<関連商品>

ブラインドテストの本
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5. 中川隆[-8264] koaQ7Jey 2021年1月15日 10:37:20 : 4KxyW7JbrY : NkpSMXBPdG5Hdm8=[8] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
SN比が良いとはどんな事か? 2021年01月15日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2eeadba6d18db3cbd42574dc0813561a


音質アップの為に機器を入れ替える(上級化へ)事が一般的です。変える事でSN比が良くなり、「音質アップ」した様に感じる事がある。

そもそも、「SN比」が良くなると云う事はどんな事か? 「ベールを被った音」の「ベール」が数枚剥がれた・・・と云う様な事を経験されたはずだと思う。

自分流に「SN比が良くなる」と、「静寂感」が良くなる。機器によってSN比が良くなる事もあるが、それよりも「ケーブル」や「配線」による影響の方が大きい。本当にSN比が良くなると「ベール」が無くなり、「見通しの良い」音になる。

「ケーブル類」と云うと、「ラインケーブル」をまず挙げる方が多いと思うが、本当は「電源ケーブル」の影響の方がずぬけて大きい。ただし、2000Hrの鳴らし込みをしないと、本当の事は分からない。個人的には、すべての機器の「直出し電源ケーブル」を「インレット化」して、自作の特別な電源ケーブルを使う様にしている。

「電材」とも呼ばれる電線だが、良い電材を探し出すのは至難の業だ。国産のケーブル類も色々試したが、どれも「どんぐりの背比べ」で使い物にならない。ベルデンやWEの線も試したが、どんぐりの背比べ的で「革新的」とは言えない。「革新的な電材」を探す事が必要です。

同じケーブルを聴いても「革新的」な事に気付かない方のなんと多い事か?

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2eeadba6d18db3cbd42574dc0813561a

6. 2021年2月05日 10:09:54 : rbwCQpuSgs : eEc0YkNkUVZqY0E=[7] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
システムが増えると「ケーブル類」の数の確保も必要になる 2021年02月03日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/27df2eb2e62693a4320997c5908a8587


ステレオシステムを5〜6セットお守りをしている。すべてのシステムに最高級クラスのケーブルを使う事は、物理的な問題と金銭的な問題がある。

「ケーブルフェチ」な私にとっては、写真のベルデンのSPケーブルなどは基本的に論外(音質的に使えない)な物だと捉えている。

しかし、システム数が多くなると、そうも言っていられない。「鳴らし込み」が必要だからである。

サトリのアンプは長らく眠らせていた。白いケーブルはNo2グレードのケーブルです。電源ケーブルも。せめてこのクラスのケーブルを使いたいと考えているが、システムの数が多くなると、数を揃えるのも大変になる。当然材料代が高くつきます。現状ではNo2グレード・No3グレードのケーブルが混在します。ケーブルのグレードはすべて揃えて初めて「ケーブル」のサウンドになります。多分言っている意味がやった事のない方には理解できないと思います。

一番右側のケーブルがNo1グレード、その横がNo2グレードのケーブル、その横がNo3グレード。No1グレードのケーブルは、使う機器のソケット類がしっかりしていないと、軽く機器を壊します。サブシステムに使っている機器は、No2グレードのケーブルが使用限度です。

システム数を増やし過ぎたのでケーブル類が足りなくなっている訳で、システム数を減らせば当然その分浮いて来る訳で、思案のしどころでも有ります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/27df2eb2e62693a4320997c5908a8587

JBL #375用 内部配線 の作成 2021年02月04日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f2c71d102ae0dec9c7d9824249fa5ef1

前回シルバースターグレード(No3グレード)でJBL#375用の内部配線を作りました。その後、ゴールドスターグレード(No2グレード)でまた作りました。

これが13年前に作成し、私のJBL3大ホーンシステムの#375やLE85/175DLHの内部配線に使っているモノです。

2インチコンプレッションドライバーのダイアフラムです。2インチのコンプレッションドライバーは磁力が非常に強いので、ダイアフラムを傷つけ易いです。

そこで、上の写真の様な三角錐の治具を厚紙であらかじめ作って置き、破損や傷を防ぐのが良いでしょう。

実際に内部配線を交換する時は、上の写真の様に、ダイアフラムをカバーしてから作業に入ります。こうする事で余計なトラブルを防ぎます。夢にもこの様なカバーなしで作業しない事です。ダイアフラムは1枚(¥40000)位します。とんだ出費になります。

ゴールドスターグレードの「内部配線」にしますと、@SN比が格段に良くなる A情報量(音数)が極端に増える B明瞭度が良くなり「ヌケ・キレ・ノビ」を感じる様になります。・・・音のバランスや密度が変わり、音が面で出て来る様になります。但し、他の部位のケーブル類もグレードを上げる必要があります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f2c71d102ae0dec9c7d9824249fa5ef1

2インチコンプレッションドライバーの内部配線・・・つづき
2021年02月05日 | ピュアオーディオ
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f038c3b5c1e8f251d8d666603ddee5a7


上の写真はJBLオリジナルの内部配線です。このままでもかなり高い再生能力が有りますが、音色が「バタ臭く」感じるのは私だけでしょうか? 材質は銅線です。

その対策として私が使っているのが、自作した「特殊な銀線」です。黄色のラインのは行った方が下流側(ダイアフラム側)です。材質をスーナー社の「銀線」にした事で、繊細で有りながら、明瞭で非常にすっきりした「カルフォルニアの青い空」を感じる様なサウンドに変わります。

オリンパスシステムの#375やLE85の内部配線は既に交換済です。但し、配線自体は硬度が上がりますので、曲がりにくくなります。そうなると「応力」が出ますので、取付が悪いと「ビビリ音」が出る事も有ります。取り付けには一工夫が必要です。

今年に入り問い合わせが有り、既に2セットを出荷しました。過去13年間は「門外不出」の状態でした。欲しい方は問い合わせてください。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f038c3b5c1e8f251d8d666603ddee5a7

7. 中川隆[-7685] koaQ7Jey 2021年2月06日 09:50:00 : G6I5aLKuSU : OUx2U2EwZGdJajI=[2] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
コンプレッションドライバー内部配線-その3 2021年02月06日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/38d174e1cc058deed2b91d7c2746630e


JBL #375用の「内部配線」を作成しています。問い合わせが多く、またご注文をされる方もいらっしゃいますので作成しています。今回余分に4セット準備しています。

本来は「隠しアイテム」で門外不出にしていましたが、自分が「音質追及」して来て掴んだノウハウを、墓場まで持って行くくらいなら、欲しい方にお分けした方が良いと判断しています。但し、「取り付け」にはネジの締め具合などノウハウを要します。安直に使えるものではないので今まで商品化をしてきませんでした。

個人的には、今まで記事を読んで来られた方はご理解出来ると思いますが、「予備機」・「予備品」を必ずストックしてから、いろいろな実験や比較試聴をして来ています。壊れても直ぐにリカバリーできる様にしています。一時期でも「音楽が聴けない」状態を無くす様に常に考えています。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/38d174e1cc058deed2b91d7c2746630e

8. 中川隆[-7357] koaQ7Jey 2021年2月15日 12:37:40 : JYhYYeXb2g : TDJnVUk4OGtjaHc=[12] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
メインシステムの電源 2021年02月15日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6ae43f93214c2bb3163fdfe6fa057499


オリンパスシステム、自宅システム、RCA箱フロントロードシステムの3つのシステムには、専用電源タップを複数個使って電源を取っています。

箱の内部には、ノグチトランスのPMC-1000(100V→100V)、PMC-1001(100V→117V昇圧)の約20Kgの重量のトランスを使っています。このトランスを使っている理由は、シンプルな構造で「うなり」をほとんど感じない事です。トランスも色々試しましたが、殆どのトランスは「うなり」音がひどくて使い物になりませんでした。

初期の試作品はベニヤ板製で頑丈に作りましたが、トップの写真の様にしっかりした箱を外注して作っていただいたら、音の充実感がまるで別物になりました。
PMC-1000(or PMC-1001)のトランスは完成品ですが、私の電源タップでは、入力・出力部分を撤去して、高級品の壁コンに交換し、内部配線を当方自作の配線に交換しています。音の厚みが有り、音の安定感が非常に良くなりました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6ae43f93214c2bb3163fdfe6fa057499

9. 中川隆[-6793] koaQ7Jey 2021年3月08日 15:51:50 : tSqicI5Edc : U3czV0FueHVQeEk=[74] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
ユニット間配線も重要 2021年03月08日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6b816f5c8543aeeff030f93f710b78c1


ケーブル類も電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルは良く知られています。「SP箱内配線」や「ドライバーの中の配線」等はあまり話題になりませんが、個人的には非常に重要なポイントだと思っています。

「SP箱内配線」はBOX内(エンクロージャー内)やユニット間配線と呼ばれるものです。SPユニットに直接繋がる配線は非常に重要だと経験で学んできました。

更にもう一歩踏み込んで、「ドライバー内配線」も非常に効果の高い部分です。


JBL#375やLE85等の2インチ・1インチスロートのドライバーの中に使われている「内部配線」です。上の写真はJBLオリジナル配線です。

こちらが自作の内部配線。たった11cmぐらいの配線ですが、オリジナルの配線とはグレードが違います。オリジナル配線の「バタ臭い」サウンドから「ヌケ・キレ・ノビ」を感じるスキっとした高SNのサウンドに変わります。音数(情報量)が桁違いに多くなり、ピーキーさもなくなり、非常に聴き易く、艶やかなサウンドにもなります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6b816f5c8543aeeff030f93f710b78c1

10. 中川隆[-6709] koaQ7Jey 2021年3月09日 09:56:03 : jYfMRWGpzc : dG5QRVRuR3NmRWs=[55] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
電源部の強化は意外と「音質」に効いてくる 2021年03月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a1f68baea08d87e8398f25c0d1d24cf5


野口トランスのPMC-1000と云う電源トランス。壁コンから電源を取り、トランスで100V→100Vの等価電圧になります。PMC-1001と云う型番では100V→117Vに昇圧されます。このトランスは「電源の安定化」に貢献してくれます。重量が20Kgも有りますので、取り扱いは半端なく重いです。

電源部にトランスを使って「音質アップ」する原理がまだよく理解できませんが、有るか無いかで音質が随分違います。音数が増えて、奥行き感が出てきます。瞬発力やエネルギー感も大きく変わって来ます。

オーディオマニアの方の電源部への取り組みを見ていると、「壁コンから直接パワーアンプに取っているからロスが無い」などと云う方もいますが、実際には良く出来た「タップ」や今回紹介している「電源トランス」を使う方が音質が上がります。

スーパーマニアになると200Vから100Vへのトランスを使って有る方もいらっしゃいます。ただ、200Vは感電すると大変ですので、個人的には使いません。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a1f68baea08d87e8398f25c0d1d24cf5

11. 中川隆[-6596] koaQ7Jey 2021年3月13日 08:47:35 : F4ypLK0IXM : NHNoY1VYZEpXUXc=[7] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
同じ機器でも「音質対策」をすると別物クラスに「音質」がアップする 2021年03月13日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a48a217ddb101a7f7ae2a367ba5ad32a

サブシステムでは50年前のSONYのアンプを使っています。購入した時の価格は、プリアンプで約2万円/台、パワーアンプで0.5〜1.5万円です。でもメンテ代が1.5〜3万円がかかっています。

そのメンテ代の中には、RCAソケット・電源インレット・SP端子の交換なども一緒にやっています。その他にオーディオグレードヒューズの交換(0.5万円)やその交換費用も加算されます。

電源ケーブルをグレードの高いものに変えると機器の性能が激変します。50年前のアンプ類は殆どが「直出し電源ケーブル」です。現在の扇風機に使われている様な細いケーブルが使って有りました。しっかりした電源ケーブルに変えるだけでしっかりしたサウンドに変化します。

RCAケーブルやSPケーブルもグレードの高いものを使ってやれば、相乗効果で更に音質アップします。一般に「どんな機器を使っているか?」だけに注目しがちですが、ケーブル類のグレードやオーナーのスキルも含めた「総合力」で「音質」は決まります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a48a217ddb101a7f7ae2a367ba5ad32a

12. 2021年4月22日 18:04:30 : 4jZKq1qfzI : aS91Q1hNSlQ3d3M=[30] 報告
抵抗値が一般のケーブルの1/10 以下で SN 比が良いスーナーケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1180.html

アナログケーブルはLANケーブルが一番良い? スピーカーケーブルは細ければ細い程良い?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1081.html

13. 2021年5月09日 12:10:32 : pH7LB4YiqE : NWpMZVlHRmxRT0E=[10] 報告
ケーブル考(銀線のこと)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1184.html
14. 中川隆[-4930] koaQ7Jey 2021年5月09日 15:14:49 : pH7LB4YiqE : NWpMZVlHRmxRT0E=[19] 報告
ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(電源の場合)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1185.html
15. 2021年6月30日 18:03:34 : R2Th6U3H1M : bVIxRlc3Yk1FMTI=[3] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
ハーベス markVの思い出
2021年06月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/3963f461a1a38969ae42f6bd8e2c4379

ハーベス markVのウーハーは「透けて」います。非常に面白い素材だと思います。それでいてしっかりした低音が出て来ます。

オリジナルの内部配線の状態です。スペンドールにせよ国産のSPにせよ似たり寄ったりの内部配線です。こんな配線でも「音」は出ます。しかし、「音質は?」と云うと、個人的に「全くダメ」の一言です。

内部配線を「極太」の銀メッキ線に交換して使っていました。こちらになるとエネルギー感も音数も質感までも大幅なグレードアップを果たします。別物のスピーカーに生まれ変わります。SPユニットの潜在能力を引き出して使う事が目的です。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/3963f461a1a38969ae42f6bd8e2c4379

16. 2021年7月01日 07:49:48 : caVDg0Vgtv : Z2wxMGdxVDhidi4=[2] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
スぺンドールBC-Uの内部配線交換
2021年07月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5e9773c619cc662f45342ec1b93703f0


先日は、ハーベス MK3の内部配線交換を記しましたが、同じ事をスペンドールBC-Uにも実際にやっていました。

オリジナルの内部配線は、前日のハーベスのモノと殆ど変わらない内部配線でした。「まともに音が出ているのかな?」と云う様な音に感じました。そこで、内部配線を交換したら全く別の世界と音数・音の密度が出てきました。表現力が全く違って来ます。配線材の断面積は大きい方が良い表現力を持ちます。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5e9773c619cc662f45342ec1b93703f0

17. 2021年8月21日 16:19:37 : I2jriCFAv6 : UlhoZEVFSW9Bc3c=[26] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
SP端子を交換して見るか?
2021年08月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/73f08f01cb877c2315670cb6fb18ff23


1970年前後のSONY製のアンプのSP端子には、「音質的」に疑問を持っています。何故なら、音数や音の広がりを感じない。既にINPUT端子と電源のインレット化を終わっている。残るはSP端子のみ。

このアンプに使っているのが、フルテック製の「音質」に拘ったSP端子。このSP端子に交換しただけで、音数の多さや音のヌケ・キレ・ノビががらりと変わる。自宅システムでは、低域と高域用パワーアンプのSP端子やINPUT端子が貧弱です。この2台の端子類を交換しない限り、中域用のWE101Dppパワーアンプの音数に釣り合わない。この辺が「音のバランスがおかしい?」事に繋がっていると思う。そろそろ対策に手を付けなくては・・・。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/73f08f01cb877c2315670cb6fb18ff23

18. 2021年8月30日 07:19:39 : 8AEwqZnhmE : WlBlQUpoZDhFMHc=[1] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
自宅システムの高域用パワーアンプを交換 2021年08月29日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/7ab76c8f133404750250906948106b0b


自宅システムは3ウェイマルチアンプシステムです。「鳴らし込み」も1年半を過ぎて、アンプの活性化も終わっていますが、高域の「音の量」がどうもおかしいバランスです。その原因は、SP端子にあるのではないかと思っています。

今回交換前のTA-3120A(50W/ch)です。写真ではチャンデバの左側のアンプです。

TA-3120Aのリアパネルです。電源のインレット化とRCAソケットの交換を終わっています。SP端子はSONYオリジナルでした。このSP端子だと内側8oのYラグだとYラグの片側の点接触になります。

昨年最初に使っていたTA-3140F(35W/ch)です。この時はSP端子やRCAソケットの交換をしていませんでした。

今回はSP端子やRCAソケットを上の写真の様に交換して、8oのYラグSPケーブル対応にしています。

出てきた音は「過不足ない音」でした。高域の量感が中域との繋がりも良く、非常に滑らかな音のバランスになりました。思うに、SONYオリジナルのSP端子では、私が標準にしている8oYラグのSPケーブルに会わなかったのだと思います。この端子は、そのままフルテック製SP端子に交換できます。

次は、「フルテック製」のSP端子に交換でしょうね。こちらに交換すれば更に音数の増加や音のヌケ・キレ・ノビが大きく改善されます。一緒にディネッセンのアンプの方もRCAソケットとSP端子をフルテック製にすれば、自宅システムは「音質対策完了」になるでしょう。中々重い腰が上がりませんでした。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/7ab76c8f133404750250906948106b0b

19. 2021年12月09日 20:59:31 : jKojnsGz2s : NS5ieTFFVDVmWWc=[29] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
玉石混合のシステムの場合
2021年12月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d2ff8452a35938038d56979bd88f0eb1


以前プリアンプの内部配線を必要箇所交換して、「音出し確認」したら全くダメで、テープのINとOUTの配線のみ未交換でした。(テープは使わない予定だった)そこで、テープのINとOUTの配線も同じ配線に交換したら、狙っていた音質・質感になった。

同じ事がシステム全体にも言える。何処か1ヶ所でもグレードの低い機器やケーブルが有ると、その低いグレードに音質は引っ張られる。結局「グランドライン」でシステム全部が繋がっている。関係ない部分と思っても、結局は「見えない部分で繋がっている」訳で、すべてのケーブルのグレードと機器のグレードを合わせないと、低いグレードの機器やケーブルの音質・質感になって行く。

玉石混合の何処か1ヶ所良くしても、全体のレベルはそう簡単には上がらない。音質を追及して行くと、その辺の処まで追求する事になる。

「出ているサウンド」はシステム全体の「総合力」なのです。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d2ff8452a35938038d56979bd88f0eb1

20. 中川隆[-14206] koaQ7Jey 2022年1月14日 08:10:49 : 3RLQMSMiUk : N2l6blVKR2VGcFU=[5] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
新しいSPケーブル
2022年01月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/331b7d5a02237db90fe8651667e6d5de

オーディオは音の入り口から出口まで、はたまた電源や機器同士を繋ぐケーブルでさえも、どこをどう代えても音は変わる。

しかも厄介なことに機器同士の相互の相性というのがあって、組み合わせともなるとほぼ無限大に近い。

その中から気に入った音を見つけ出すとなると、砂漠の中から一粒の砂粒を拾うようなものでもう溜息をつくしかないが、それでも終着駅の見えないゴールを目指して一歩一歩進んでいくのがオーディオ愛好家の「業」というものだろう。

今回は、この程我が家に到着した「新しいSPケーブル」について取り上げてみよう。

現在、我が家のSPケールは3種類ある。

「ウェスタン製の単線」「銀製の単線」「LANケーブル」で、いずれも甲乙つけ難しでそれぞれの個性に応じて使い分けている。

たとえば、「銀製」は低音域の解像力に威力を発揮するので「低音専用」に、そしてアンプからスピーカーの距離が「2m」以内ならウェスタン製を、そして2m以上の距離になるときは音の劣化がまったく感じられない「LANケーブル」の出番といった具合で、現状にほぼ満足している。

ところが、オーディオ仲間のYさんから新しいSPケーブル(長さ:2m)の情報がもたらされた。


Yさんは「オーディオアクセサリー」について、とてもこまめに情報を拾う方で、これまでの経験上その信憑度はかなり高いと踏んでいる(笑)。

実は、ネット上で、この商品のレヴューが1件あるが、それはYさんが書いたものだ。以下の通り、ご紹介しよう。

「これはいい!
今まで使ったスピーカーケーブルの中で最高のパフォーマンスでした。繊細で、情報量多く、今まで聴いたことの無い音が聞こえます。滲みがなく、クリアーで膨大な情報。単線の良さが全開です。
これで私のケーブル遍歴終わりです。
D-On Cu5 なる導体のもう少しの説明があると、より納得できるのですが。導電率110って本当なのでしょうね。という音でした。」

とまあ、絶賛としか言いようがないが、この”おまけ”としてメーカー側から「ポイント」をいただかれたようで、まずはご同慶の至り(笑)。

あの耳のいいYさんがこれほどまでにとなると、つい心を揺り動かされた。しかも、(Yさんの)友人に数十万円もする銀製のケーブルなどと合わせて3本ほど貸し出したところ、「このケーブルが一番です」との回答があったとのこと。

さらに、お値段が信じられないほど安かった!

いっちょう、試してみっか・・。

ネットで注文して一昨日(12日)の夕方に我が家に到着。

ケーブルの芯を剥いて「バナナプラグ」を装着したが、直径がかなり大きい単線なので処理に手間がかかった。しかもアンプやスピーカーに接続する時もケーブルが硬くて一苦労。けっして万人向きではなさそう。

何はともあれ、「2A3シングル」アンプとSP「AXIOM80」との間を接続して聴いてみた。

ウ〜ム、成る程・・・、これは聞きしに勝る音ですなあ!

「AXIOM80」を聴くときはこれまで常に「サブウーファー」(−6db/oct:100ヘルツ以下)を使っているのだが、このケーブルだと曲目によっては使わない方がいいケースも出てくるようだ。

「サブウーファー」なんか使わない方がいいに決まっているので大いに助かる(笑)。

想像以上に良かったので、あれこれ実験してみたくなった。

まずはアンプの交換。

「2A3シングル」にまったく不満はないが、日頃から出番の少ない「371シングル」だとどういう音が出るんだろう・・。


前段管は「A411」(独ヴァルボ:バリウム昇華型フィラメント)、出力管は「371」(トリタンフィラメント)、整流管は「80」(BRIMAR=STC)。

当初は整流管に「ナス管」を使っていたのだが、高音域が張り出したときに濁った音が出たのでほぼ新品同様の「BRIMAR」に代えたところ、見事に収まった。

いずれにしても、このアンプで聴いてみたところ、「2A3シングル」よりも生々しい音が出るように思えて、予想以上の結果に思わず胸が震えた(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/331b7d5a02237db90fe8651667e6d5de

Sir Tone の電源ケーブル・スピーカーケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1211.html

21. 中川隆[-14189] koaQ7Jey 2022年1月15日 11:48:04 : GhTxcLiTVY : UmtDRE9QTUIzckk=[2] 報告
フルテックのロジウムメッキの最高級パーツは価格に見合った音質が有る
2022年01月15日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/306d80007734fd9da5cd40f2d373a203


自分のSPやアンプ類には、フルテックのロジウムメッキの最高級パーツを使っている。何故なら「音質が良い」からだ。一般のRCAピンジャックが¥100〜200円に対し、フルテックの最高級パーツは¥1万円を超える。50倍〜100倍の価格差が有る。

「音質」に拘らなければ使う事はない。音数の多さや、ヌケ・キレ・ノビが全く異なる。一度使ってその良さを分かってしまうと、使わざるを得ない。

ヒューズもガラス管ヒューズはホームセンターでは¥50円/本で買えるが、そんな部品が100万円〜500万円のアンプにも使われている。矛盾を感じる。

ただ困るのが、パーツにはいつまでも供給が有ると思ってしまいがちだが、生産終了と云うものが有る。もう手に入らないパーツも有る。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/306d80007734fd9da5cd40f2d373a203

22. 中川隆[-13770] koaQ7Jey 2022年2月10日 07:22:30 : ZtijSkYdH2 : THNRZ3A0MEZlTEU=[2] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
管球アンプの内部配線の変更
2022年02月06日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6a6f9ff9179492f7be26d2f8012a15b7


自作管球アンプの内部配線の交換は、色々な配線を試して音質確認をして進めてきました。硬く太いケーブルですので、一般の配線なら2時間くらいで終わる作業が1ヶ月も掛かります。根気のいる作業です。

十数台も交換して来て、現在残っているのは6台になりました。写真の配線は「ブルースーナー」を使っての配線です。現在はこの配線よりもっとグレードの高い配線に代わっています。

配線の交換をしている写真です。左側がブルースーナー配線で、右側が現在も使っている配線です。違いは「音質」で分かります。映像の世界では有りませんので、「音」が良い配線を使うべきです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6a6f9ff9179492f7be26d2f8012a15b7

Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/314.html

23. 2023年8月28日 11:00:07 : nPGpX5cCvg : cExMUlJaQ1d0UzY=[1] 報告
<▽47行くらい>
Mr.トレイルのオーディオ回り道
スピーカーの「内部配線」
2023年08月28日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/240be5123df1ccc92d1206753f8535b2

上の写真はALTEC社のあるSPの内部配線の状況。

ウーハー部の配線の様子。扇風機の電源配線クラスの配線材が使われているのが良く分かる。音響品で果たしてこれで良いのだろうか? 諸兄は疑問を抱かないのだろうか? メーカーオリジナルだから・・・と云って「音質」に重大な影響力を持つ「配線材」に疑問を抱かないのだろうか?

私のオリンパスシステムでは「特殊な銀線」の極太の配線にしている。何故なら、情報の「伝送力」が極端に違い過ぎるからだ。一般のメーカーオリジナル配線ではCDの中に入っている音の何%を出しているのだろうか?自分でその辺を探って見て、このサイズになった経緯が有ります。出てくる音数や音のヌケ・キレ・ノビが根本的に違ってきます。

オーディオ雑誌では「機器の買い替え」ばかり推奨して、「必要条件」で有る「配線材」の吟味など殆どしていない。またオーディオ評論家諸氏が使ってる機器は殆どが「オリジナル状態」である。試しにSS誌のS氏の使っていたSONY TA-4300Fチャンデバを使って見たがかなりガッカリした。「直出し電源ケーブル」の貧弱さにはほとほと呆れてしまった。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/240be5123df1ccc92d1206753f8535b2


管球アンプの内部配線を良い材料で交換すると・・・
2023年08月25日

現在オリンパスシステムの高域用に使っているGE6550シングルアンプです。購入したのは2008年の事。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2284dcb4a4e3a5c53d59141fc6b3cdad


入荷当時の内部配線の様子。ごく一般的な内部配線です。いかにも管球アンプの音がしました。個人的にはとても使えない音質グレードでした。

XLRソケット仕様に変更やSP端子もフルテックの最高級グレード品に交換し、内部配線も自分で開発した「特殊な銀線」の極太なワイヤーで配線をし直しました。出てきた音は、SN比では100万円台のTr型パワーアンプを凌ぐように感じました。ノイズが全くの皆無です。音数の多さや音の厚みが大幅に改善され、「ヌケ・キレ・ノビ」が全く違う代物になりました。


このサウンドを確認して「オリンパスシステム」に採用しました。このアンプでALTECの#612銀箱や620Aをしばらく鳴らしていました。かなりの音質が確保できましたね。

本来ならば、「Tr型アンプ」もやりたかったのですが、「プリント基板」が使って有り、「回路が複雑」なのと「半田付け端子」が狭いので、(強度がない)「手配線」でするには無理が出て来ます。結論として「触らない方が良い」と判断しています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2284dcb4a4e3a5c53d59141fc6b3cdad

24. 中川隆[-12373] koaQ7Jey 2023年9月10日 06:26:32 : XbVSU8kzts : M0tqVGJEMkp0bU0=[4] 報告
<▽42行くらい>
私の使うアンプは必ずヒューズ交換をする
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14148307

ヒューズも重要な「音質改善」のアイテム
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1018.html

アンプはハンダで音が激変する
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/758.html

オーディオ機器の音色はケーブルで殆ど決まってしまう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004468

Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1011.html

オーディオの音色はケーブルで殆ど決まってしまう
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/417.html

アナログケーブルはLANケーブルが一番良い? スピーカーケーブルは細ければ細い程良い?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1023.html

ゴールドムンド _ その奇跡の音色の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html

オーディオ機器の性能は「電源ケーブル」で決まる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1060.html

電源・電源ケーブルの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/121.html

ケーブル(電線)の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/757.html

ケーブルで音は変わらない? _ オーディオ・マニアのバイブル「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/543.html

プロケーブル社長の言っていた事が本当だった _ オーディオの基本と鬼門・その真実
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004014

バランス出力をアンバランスに変換するアダプター
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118008

25. 中川隆[-10701] koaQ7Jey 2024年5月07日 13:39:50 : 3Ku7HP7b3c : MEtkNDZEQXNsc28=[14] 報告
<■78行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「音楽&オーディオ」の小部屋
オーディオ・ケーブルについて 一考
2024年05月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90277c93949d6f23aae71b70c924844c

「T」さん(静岡県)が「音の館」を4月末からオープンされるというので、「このブログで良ければ一役買わせてください・・」と、宣伝の片棒を担がせてもらってから3週間余りが経った。

ところが、どうも目立った効果がなかったみたいで、たいへん申し訳なし〜(笑)。

しかし、思わぬ収穫もあったみたいで(ブログの)文中で紹介した「ケーブル」の注文があったという・・。

そこで、追い討ちをかけるみたいだが3年ほど前に製作してもらった「T」さんの「RCAケーブル」(素材はLANケーブル)を改めてご紹介しよう。

ほかにも、4.5mのSPケーブルを作ってもらったわけだが、 こんな細い線材で大丈夫? と当初は半信半疑だったが、実際に使ってみると「ハイスピード サウンド」へと変身を遂げたのだから常識にとらわれないって大切ですね〜(笑)。

さっそく、当時 次のように「T」さんあて打電したことだった。

「素材の味をそっくりそのまま生かすというのでしょうか、楽器の音色が実に素直に聴こえますし、音の収束が早いため(音が)徒に被ることなく余韻が綺麗にそして漂うように出てきます。おそらく使用されたプラグと線材のマッチングもいいのでしょう。大いに気に入りました。」

たかがケーブルごときでサウンドが大きく変わるのだからやっぱりオーディオって「八岐大蛇」(やまたのおろち)みたいで正体不明だね・・。

それにしても、ケーブルに関する理論は諸説あるのだが、折角の機会なので、とあるメーカーの説を紹介させてもらおう。もちろん、信じる、信じないは貴方の自由なので念のため〜。

そもそも、読書にしろブログにしろ 作者と読者の「同意」と「不同意」の繰り返しによる対話 を通じて進んでいくものですからね。

☆ ケーブルについての基本的なポリシー

当社はおそらくどのメーカーよりもケーブルに対して醒めた目を持っている。オーディオシステムに置かれたケーブルは必要悪以外の何物でもなく、その存在を小さくする努力にしか進化を認めらない。当社にとってケーブルの進化とは「消滅へのプロセス」であり、(当社が製作した)〇〇〇〇は自らの存在を極限まで矮小化したケーブルシステムだ。

☆ ケーブル自重

ケーブル自重は当社にとって重要なファクターだ。ケーブルは自重によって自らを振動体(床、壁)に押しつけ、重いケーブルほど芯線が受け止める振動の衝撃は大きくなる。

芯線を振動からアイソレートするべきダンピング材がケーブル自重の増加に一役買うので、意図したほどのダンピング効果が得られないばかりか、ダンピング材に蓄えられた振動エネルギーの解放を、これまたダンピング材が妨げるため、音楽のダイナミクスの変化がケーブルに吸収され、リズムが立たない。この悪循環を断ち切るにはケーブル自重を軽くする意外に有効な手立てはない。

☆ 芯線直径

「太い芯線は重低音が出る」というのは本当だ。ただし、その重低音がソース(CDやレコード)に含まれるものかどうかは疑わしい。太いケーブルを使って重低音が出たとしても、その先にはウーファー(低域用ユニット)の“か細い”ボイスコイルが繋がっている。したがって、その重低音がソースに含まれるものであれば、ボイスコイルと同じ線径のケーブルを使っても再生されるはずだ。つまり、ケーブルによる低音の差とは固有振動数の異なるケーブルの音色の差でしかない。

太い芯線は振動エネルギーの蓄積が大きく、エネルギーの解放が遅れるため、音楽のダイナミクスの細かな変化に追従できない。いったん振動すると止まりにくく、振動(鳴き)を止めるために芯線を締め上げると逆にストレスがかかる。それは音の伸びを妨げ、周波数レンジを狭める。同様に重いケーブル自重や、きつい撚り合わせも芯線にストレスを与える。ケーブルに限らず、あらゆるコンポーネンツに与えられる「ストレス」と「ダンピング」は音楽の躍動感を殺す2大ファクターだ。

もう一度ウーファーのボイスコイルの太さに戻って考えて欲しい。質の良い低音をケーブルの太さに求めるのは本筋ではない。もっと別のところ、つまり電気の通り道の太さにではなく、振動の通り道の明快さに求めるべきだ。

☆ その他(特記事項)

・ ケーブルをひもやビニタイで縛らないこと。どうしても必要な場合はゆるゆるの状態に。また、シールド線は被せないこと。効果がないばかりか、逆にアンテナとして働く場合の方が多い。

・ +側と−側のケーブルはツィストしても、しなくてもよい。前者では音像型になり、ハムに対しても若干強くなる。後者ではレンジの広い音場型になる。当社はこちらを好む。なお、ツィストする場合はけっしてきつく撚りあわせないこと。芯線にストレスがかかり、レンジが狭く歪っぽい音になる。したがって、1ターンあたり3cm以上の緩いツィストにすること。とにかく「ケーブルにストレスをかけない」これがもっとも重要なキーワードだ。

というわけで、「T」さん製作のケーブルは、この理論にピッタリ当てはまるんですよねえ・・、今でも重宝してま〜す(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90277c93949d6f23aae71b70c924844c

26. 中川隆[-10382] koaQ7Jey 2024年5月31日 08:07:28 : 8cGEcQl3XI : bVYvVkJvdlVSL28=[4] 報告
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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」の為に、一番最初にすべき事
2024年05月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a437a0151c1e8f9b143e6eede2b2017d


どんな高価な機器を持っていても「音質」が伴わなければ「宝の持ち腐れ」だと思う。「音質アップ」を考えているなら、まず最初に手を付けるべきは「電源」だと思う。

何処の家庭でもある分電盤です。上の段に4系統、下の段に2系統になっているのが音楽部屋の分電盤です。下の2系統が遊んでいたので、「オーディオ専用」に使いました。分電盤の上に2本の電線が見えています。これが追加した電線です。

分電盤の下段の2系統を「オーディオ専用」に引き回しています。

2口壁コンを2個使っています。それぞれが分電盤から直接来ています。壁コンもフルテックのロジウム仕様の最高級品を使っています。

私の場合、壁コンから「20Kg電源トランス 100V-100V」を使っています。20mm厚の木箱に入れ、内部配線も特殊な銀線で配線しています。この電源トランスから各機器に分配しています。電源トランスの容量が1000Wなので、オリンパスシステムでは3台使っています。電源ケーブルのソケット類もフルテックのFI‐50と云うロジウム仕様の最高級品で統一しています。

ここまでしなくても、分電盤から「オーディオ専用電源」にするだけで、冷蔵庫や電子レンジ、クーラー等の電化製品が発する「ノイズ」から逃れる事が出来ます。

「オーディオ専用配線」を工事して頂く為には、電気工事士の免許を持つ方(電気屋さん)にお願いすればよいと思います。工事費用はわずか¥1万円程度で済みます。自宅では30年近く「ノイズ」に悩まされて来ましたが、「オーディオ専用電源」にした処、あっさりとノイズが消えました。もっと早くやれば良かったと思いました。なかなかこんな情報が少ないので書いて見ました。

電源の良し悪しはシステム全体の「質感向上」に寄与します。機器を買うよりこの「オーディオ専用電源工事」の方が安くて、確実に「音質アップ」します。費用対効果が素晴らしいと思います。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a437a0151c1e8f9b143e6eede2b2017d

自宅のメインシステムの電源ライン
2024年05月31日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f275a62325de28d63fa1533fc4bc8362

自宅のメインシステムの電源ラインも「オーディオ専用」に分電盤から取っています。ただ。こちらは「省エネ機器」を使っているので、「電源トランス」は1個(1000W)で済ませています。

低域用のディネッセンのパワーアンプの下の段の「赤茶色」(100V-100V)を1個使っています。右側のオーク色の木箱は500W(100V-117Vステップアップ)の電源トランス入りですが、現在使用していません。ただ、このままでは取り口が不足しますので、専用のタップを自作して機器の数に対応させています。

長らく自宅では「ノイズ」に悩まされて来ましたが、完全になくなりました。特にアナログレコードを聴く時にノイズが出やすかったです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f275a62325de28d63fa1533fc4bc8362

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