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中国の無償援助を受け入れた国の末路
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投稿者 中川隆 日時 2020 年 6 月 15 日 08:22:34: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 「デジタル人民元」は何を目指すのか 投稿者 中川隆 日時 2020 年 5 月 28 日 09:29:56)

中国の無償援助を受け入れた国の末路

2020年06月15日
中国が新興国に融資した40兆円、コロナ危機で貸し倒れリスク


中国は「無料で鉄道を建設する」などと言い、返済できないと港湾などを差し押さえる


画像引用:1からわかる中国「一帯一路」【中】起爆剤か?債務のワナか?|NHK就活応援ニュースゼミhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji23/

新興国の対外債務問題

経済危機で新興国の対外債務問題が噴出し、最終的にタイと韓国が国家破産したのが1997年アジア通貨危機でした。

続く2008年のリーマンショックでは新興国債務問題は発生せず、むしろ危機後に新興国は成長した。

2020年コロナ危機では再び新興国の債務問題が亡霊のように登場し、その中心は中国だと言われている。

中国の債務は大部分が隠されていて、政府債務や企業債務、金融債務や家計債務がいくらなのか見えなくしている。

だが中国が一帯一路やAIIBで後進国に貸し付けた債務は「見える」わけで、貸し手の中国の債務も見えてしまっている。

コロナ危機で多くの新興国経済は停滞し、中国に債務の減免を求めているが中国は応じない姿勢を見せている。


それどころか債務を盾に後進国の権利を差し押さえたり、乗っ取りを画策している気配すらある。

中国はスリランカに無料でインフラ整備を提供したが、スリランカが債務を払えなくなると港湾権利を差し押さえた。

中国軍は公然と「空母や潜水艦基地にする」と言っており、債務の罠の悪質さが表ざたになった。


パキスタンやバングラディシュなど中国周辺の国は中国から金を借りているが、返せないと同じような目に遭う。

数年前にインドネシアの高速鉄道を中国が無料で請け負ったが、もちろん無料で高速鉄道を作れない。

実際は鉄道や開発で得た利益で債務を返済する借金なので、「予定した利益が出れば実質ゼロ円」というものです。

中国の無償援助を受け入れた国の末路

もしインドネシア高速鉄道や経済開発が失敗し債務を返済できないと、インドネシア鉄道と沿線の土地開発権は中国の物になる。

パキスタンは世界最初に中国を承認した国だが、中国人には恩を感じるという精神はなく、骨までしゃぶろうとしている。

キルギスやエチオピア、ガーナといったアフリカ諸国も中国から「無償援助」を受け、無償なのに返済不能になっている。


ラオスやミャンマーやタイなど「無料で鉄道建設します」という甘言に乗せられた国は多く、今後続々と国家破産や乗っ取りに遭う。

中国開発銀行などが2013年以降一帯一路で67カ国に融資し、金額で1350億ドル(約15兆円)に達する。

中国の融資はIMFやADBの何倍も高金利で、ばかなことに日米は中国に1%以下でお金を貸し、中国はそれを3%や5%で後進国に貸し付けている。


中国は対外債務も対外資産も不明だが、多額の対外資産があると債権国を自称している。

だが中国が借りているのは日米など先進国で、貸している相手はミャンマーやアフリカなど後進国です。

中国の対外資産は貸し倒れリスクが非常に高い国に集中しており、それらの国が「返しません」と宣言したら回収不能になります。


新興国の対中債務の総額は3840億ドル(約40兆円)に達していて、これが回収できなくと中国自身が対外債務を返済不能になる。

まさに末期のソ連と同じ状況で、ソ連は衛星国家を支える為に巨額の貸し出しをしていたが、東ドイツなどが崩壊して回収不能になった。

http://www.thutmosev.com/archives/83190320.html
 

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コメント
1. 2020年10月25日 08:16:26 : maeqeulk3U : ai5wQnR4S0NjYVU=[8] 報告

2020年10月25日
中国に取り込まれるアジア諸国、米中対立の最前線

ベトナム、インドネシアとも貿易額や投資額で日本より中国のほうが大きい

画像引用:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/500-9.php 菅首相、訪問先のインドネシアで500億円の円借款供与 ジョコ大統領と安保、医療でも協力を決めたが── | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

菅首相の初訪問国はベトナムとインドネシア

安倍首相の辞任を受けて誕生した菅首相は、10月に初の外国訪問としてベトナム、インドネシアを外遊し帰国した。

これはかり異例で自民党の首相は同盟国であるアメリカを最初に訪問するか、米大統領と会談することが多かった。

狙いはアジアで覇権を狙う中国のけん制とも言われているが、何かを合意した訳でもなく成果は不明でした。

日本は安倍首相時代から「自由で開かれたインド太平洋」「法の支配」を強調していて、これはトランプの「中国包囲網」に呼応したものです。

トランプ大統領は中国を民主主義の敵と定義し包囲網構築を呼びかけ、日本やオセアニアが関心を示している。

アジアのアセアン諸国は中国への依存度が高く、貿易額で日米より中国が多い国も少なくない。


さらに中国による投資や経済援助、債務による支配で縛られ、債務の罠と呼ぶ状況に陥っている。

スリランカは中国から「無料で港湾やインフラ整備ができる」と持ち掛けられ、うっかりサインをしてしまいました。

その無料の中身は「年10%以上高度成長すると成長分によって事実上債務が消滅する」という分かったような分からないような理論です。


例えば中国からの借金が年利10%で、経済成長が12%なら「事実上返済しなくて良い」という事です。

現実のスリランカの成長率は平均3%台で返済不能になり、港湾などを中国に差し押さえられました。

中国はインド洋の軍港として、空母や潜水艦基地に使用すると言っています。

中国の罠にはまるアジア諸国

アセアン諸国の多くは中国から何かしらこのような「援助」を受けていて、インドネシアの高速鉄道は話題になりました。

インドネシアの高速鉄道計画は日本に決まっていたが、中国が割り込んで「無料で建設する」と言って受注しました。

その無料の中身は完成した鉄道は債務を返済するまで中国の所有物で、沿線開発権や鉄道の経営権も返済までは中国のものです。


中国は沿線の土地を売り出して利益を得て、建設費用を返済し終わるとインドネシアに返還される。

だが中国がこんなのを返済する筈がないので、インドネシア高速鉄道は「中国高速鉄道」になります。

タイ、ミャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジアでも同じような事をやって、ゼロ円だの無料だの如何わしいIT企業みたいな契約をしている。


その話には全て罠があり、中国と契約した国は鉄道やインフラや国そのものを乗っ取られる事になります。

パキスタンは共産中国を世界で最初に承認した大恩人ですが、中国に食い物にされている。

パキスタンは西側から制裁されていて兵器やIT機器を中国から導入したが、金が払えないので資源で支払っている。


算出した地下資源は中国に取られてしまうので、自国で使ったり外国に売ることが出来ない。

タイは軍事政権が中国と親しく、背後で中国が操っているという噂が常にある。

日米から離脱して中国製兵器を導入しようとする動きもあり、うっかりすると中国の属国になりかねない。

http://www.thutmosev.com/archives/84213717.html

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