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(回答先: GDPでは国民所得はわからない _ 日本人の平均月収は15万円以下 投稿者 中川隆 日時 2021 年 6 月 25 日 15:43:11)
日本が30年間マイナス成長なのは、もう輸出では食えないのに輸出だけにしがみついて国内に投資していないからです。
大西つねきがやろうとしていること(第49回衆議院選挙に向けて)
2021/09/27
2022年02月24日
製造業”しかない”アジアはやがて衰退する
アジアはすべて輸出立国で、輸出立国同士で足を引っ張りあっている
アジアの衰退と欧州の復活
アジアは日本を除いて高成長で、世界経済をけん引してきたのは昔の話で、最近はコロナもあって低成長になっている。
特に東アジアは一時の勢いがまったくなく、日本は相変わらずゼロ、韓国も2%程度、中国も4%台の成長率になっている。
これはコロナのせいではなく、コロナ前から下降していた各国の成長率を延長すると、まさしく現在の成長率になる。
台湾は6%成長だがこれは国の規模が小さいからで、小さな国はひとつの分野でもうければ成長可能です。
その台湾も最近10年の平均成長率は3%前後で、今年はたまたま半導体不足で大当たりしている。
1990年以前は日本がけん引し東アジアは昇り竜の勢いで、東南アジアも活力に満ちていました。
今は日本はマイナス成長が当たり前で、韓国と台湾は人口マイナスが始まり、中国も早ければ今年から人口減少します。
対する欧州は1990年以前は世界の落ちこぼれと言われ、少子化で人口が減った国もあり活力がない地域でした。
北欧は今理想の国みたいに持ち上げられているが、昔は重税で活力のない貧困地域と考えられていました。
アメリカも1990年以前は不況期で、70年代のベトナム敗戦から活力を失い、90年湾岸戦争から再び息を吹き返した。
一体どうしてしんだ筈の欧州は生き返り、アメリカは復活してアジアは衰退したのかが、今日のテーマです。
アジアで最初に経済発展したのは日本ですが、すべてのアジアの国は今も50年以上前の「日本型成長モデル」を踏襲しています。
日本型経済モデル”しかない”アジア
日本型経済モデルとは後進国から資源を輸入し、安い人件費の国内で加工し、先進国に高い値段で売る事です。
このモデルでは輸出価格と輸入価格の差額がGDPになり、輸入が増えると面白いようにGDPも増えます。
世界の工場になると欧米先進国が投資するので、国内経済も発展し短期間で倍々ゲームのように経済成長します。
日本、韓国、中国、台湾、タイ、ベトナムなど全てのアジア諸国が「日本に倣え」と模倣した結果、アジアは輸出立国だらけになった。
するとアジアの輸出国同士の過当競争になり、最も人件費が高かった日本が最初に落ちこぼれました。
輸出立国なんてのは結局人件費が安いから成立するもので、世界一人件費が高い国が輸出立国なんてあり得ません。
韓国の1人当たりGDPはイタリア、スペインより高いので、今後は欧州の国に輸出競争で負けます。
中国の人件費は東南アジアより高くなり、特に工業地帯は高収入なので、今後中国の輸出は他のアジア諸国に負けます。
こうしてアジア諸国は全員で輸出競争をし、互いに足を引っ張りあって低成長になっていきます。
欧州の大きな国で貿易黒字なのはドイツだけで、他はすべて貿易赤字だがだれも困っていません。
そのドイツも輸出の多くは同じEU域内なので、本当の意味の輸出立国なのか疑問がある。
欧州がやっているのは輸出ではなく自国の国内に投資して国内経済を成長させる事です。
アメリカに自動車を売るのではなく、自国の国土とか国民に政府や企業が投資し、国民は消費してGDPになります。
この経済モデルでは輸出は赤字でも問題なく、国内だけで経済成長しています。
日本が30年間マイナス成長なのは、もう輸出では食えないのに輸出だけにしがみついて国内に投資していないからです。
もう「アメリカで日本車が何台売れた」とかの自慢はどうでもいいです
https://www.thutmosev.com/archives/87824476.html
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