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(回答先: オランダ・ドイツ・オーストリアの歴史と現代史 投稿者 中川隆 日時 2021 年 1 月 02 日 13:20:04)
2021年11月12日
無敵だったドイツ経済、今は欧州のお荷物
https://www.thutmosev.com/archives/87136873.html
今後ドイツはメルケルの負の遺産と向き合う事になる
画像引用:https://jp.reuters.com/article/spain-germany-idJPKBN2H41XM メルケル独首相、EUの分断を警告 「一段の結束を」 _ ロイター
ドイツの幸福だった時代
ドイツは冷戦終結の頃は不況だったが他の欧州諸国はもっと不況だったのでEUの中心国家に指名された。
EU発起人のフランスはドイツに加盟して貰うためあらゆる譲歩をし、おかげでドイツはEUの特権国家になった。
ドイツの主張がそのままEUの意見になり、イギリスすら無視されて頭に来てEUから離脱した。
それがピークに達したのは2015年のドイツ難民騒動で、シリアなど中東から数百万人の流民が押し寄せた(難民認定されるまで難民ではない)
ある夏の日にメルケルが「EUは無制限に何人でも難民を受け入れる」と宣言し、すべてのEU加盟国が同じ政策をするよう「命令」した。
メルケルはフランスは何人、イギリスは何人と難民受け入れノルマを提示した。
イギリスは嫌々ながら受け入れたが、翌2016年の国民投票でEU離脱が多数になり実際に離脱した。
もしメルケルがあれほど傲慢でなく、イギリスに難民ノルマを課さなかったらイギリスはEU離脱しなかったでしょう。
2015年にはVW排ガス不正が発覚したが、ドイツ政府が欧州員会に不正を指示したのが分かっている
欧州委員会はVWの不正をしりながら加担し、ドイツ政府の意のままに排ガス規制を調整していた。
これらはドイツ経済が欧州の中心なので、ドイツにEUに留まってもらうため加盟国が従ってきた。
だがドイツ経済は2017年頃から徐々に停滞し始め、コロナ以降ははっきりと成長が止まっている。
ドイツの衰退が明らかに
ドイツの2021年成長率は2.4%(予想)、2020年は-4.5%、2019年は1.05%、2018年は1.09%でした。
2020年を例外としても平均1%台で、これではとても「欧州経済の機関車」などとは言えない。
ドイツは輸出に強く貿易依存度は35%と先進国でもっとも高いが、その輸出構造が変わってきている。
ドイツの輸出先の半分は実はEU域内で、EUが一つの国とするとドイツは貿易大国ではない。
もうひとつのお得意先は中国で、VWは中国にいち早く進出し、中国でドイツ車は3割のシェアを持っている。
他のアジアやアメリカではドイツ製品はそこまで強くないのが現状です。
中国は徐々に成長率が低下し最近はコロナが無くても5%を割り込み、今後は3%台が予想されています。
EU内貿易はコロナで停滞し、ドイツは輸出先がなくなっている。
コロナをきっかけに貿易構造が変化し、自由貿易は下火になり自国や域内を優遇するようになっている。
中国はドイツ製品を買わなくなり、むしろコピーしてドイツのライバルに台頭しています。
EU域内でも人件費の安い東欧に生産移転したりし、ドイツ企業は必ずしもドイツで生産していない。
コロナと無関係な2018年と19年の成長率が1%をやっと超えただけなのは、ドイツの不振の原因はコロナではないのを示している。
ドイツが得意とするのはエンジン自動車など旧時代の技術で、バッテリーやモーターは国産化を目指しているところです。
ITやインターネットやAIにも強くなく、むしろ隣のフランスや北欧がそれらを得意としている。
メルケルが前のめりだった自然エネルギーが電力価格高騰を招き、エネルギー危機でロシアから天然ガスパイプラインを引いている。
移民が増加しドイツ人の4人に1人が移民(系住民)になったのも嫌な予感がします。
ドイツ人の3割がドイツ人でないのなら、いったい彼らは「なに人」何でしょうかね?
ドイツの時代は過去のものになり、今まで強みだったことがドイツの弱点になっている
https://www.thutmosev.com/archives/87136873.html
- 無能をクビにしやすくした国の末路(ドイツの解雇規制緩和) 中川隆 2021/12/26 14:22:02
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